小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月16日

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千様「うっわー 冷えて来たわねー」ぶるっ

家康「よしゃ 施錠施錠。
門の鍵よろしくねー」

挿音「へいへい」どっこらせっ



テオドール「あの、何故につっかえ棒なので御座いますか?」

蒼月「一気に攻め込まれるの防止だよ」きっぱり。

石燕「あんま意味ない気もするんすがねー」苦笑。



魄哉「すみませんねえ こうやらないと安心出来ない物で」

一同(戦国時代の爪痕か) なるほど。



粋「兄貴こら其処らで寝るなってのに。」ほんとにもー

白「ぐう。」すやー

彬羽「お前ら平和だな」




シロ「ん?挿音の奴戻ってこんな?」

小太郎「どうしたのかな? 風邪ひいちゃうぞー」わんわんっ



むくっ。

粋「Σうおう!珍しく寝起きが良い!!」びくっ




白「釜玉うどん頼んだのに玉子入ってない夢見た」むすーっ


魄哉「ああ、成る程。」

酒呑童子「それのどの辺が成る程なんだよ」むかっ

家康「珍しい時間にいらっしゃい」わお。



挿音「一瞬追い返すべきか悩んでよ」キセルすぱーっ

千様「何もしてないのに酷くない?」えー。

小太郎「そうだぞ。今日はちゃんと服着てるしっ!」わんっ

挿音「いや夜だからなんだけどな?」

彬羽「すまん。バケモノは夜動く奴も多くてな」




酒呑童子「活動時間以前に不審者扱いなのか 俺は。」ええー

家康「まあまあまあ 先ずはかけつけ一杯。」お酒とぷとぷっ

酒呑童子「おおっ!」


蒼月「馬鹿殿 めんどいのの相手慣れてるよねー」




テオドール「で、また茨木童子さんに叩き出されたので御座いますか?」

酒呑童子「Σいつも叩き出されてるみたいに言うなよ!
わざとだろお前!!」

家康「あーもう せっかくなだめたのに」あちゃー


粋・蒼月・小太郎「んじゃ何?」ええっ

酒呑童子「Σ満場一致でそう思われてんのかよ!!」



石燕「ああちょっとシロさん! 眠いんなら部屋戻って寝ないと風邪ひくっす!」わたわたっ

シロ「む?すまん
夜更かしには慣れておらんのでな」うとうとっ

一二三「ごはん食べると眠くなるだ」目こすりっ



魄哉「すみません お話は子供が寝てからで良いですか?」しーっ

酒呑童子「Σあ。声でかくて悪いっ」あたふたっ





間。






家康「で、何があったの?」

酒呑童子「いやその前にだ

なんかコイツも目付きがすっげえヤバいんだけど」えー。

彬羽「元からだ。」即答。

白「日が暮れると眠くなるんだからお前も寝て良いぞ「誰がガキだ」



酒呑童子(こんなデケえガキ居ねえだろ。)


千様「カラスってほら 夕方にねぐらに帰るでしょー?」

酒呑童子「Σ思ってた数倍早えな!!」えええっ




彬羽「いやコイツは友好的に見えて何するか解らん
安心して寝てられんっ」ぐーらぐらっ

粋「寝てられんつか なんか揺れてるけど大丈夫かよ」うわー。



家康「ごめん。生真面目の目付きがホントにヤバい人になってるから手短にお願い」

酒呑童子「だな。

えーとだ 手短にか 言いにくいんだけどな」うーん。

蒼月「なんだよ 勿体つけんなよ」




酒呑童子「その、俺見てなんか違和感ねえ?」

一同「服着てる。」きっぱり。


酒呑童子「Σお前らが人里来る時半裸はやめろってうっさいからだろが!いい加減キレるぞ!!」イラアアッ!



白「じゃ冗談は置いといて

お前 ツノどうした?」

粋「へ? Σああああ!?」


酒呑童子「Σマジで気がついてなかったのかよ!!」


挿音「あー。 半裸じゃねえだけで偉く雰囲気変わんなあくらいにしか思わなかったな」うんうん

酒呑童子「Σどんだけ半裸引っ張んだよ!」

千様「めちゃ寒そうだからよ」きっぱり。





魄哉「では 何処かに落としたツノが見つからないので お山に帰れないとかそんなのですかね?」

酒呑童子「ツノが着脱式だとでも思ってんのか?」イラッ

家康「誰?天海に酒飲ましたの?」

テオドール「冷えますねーとかって手酌されておられましたよ?」

千様「あーこりゃ今日使い物になんないわ」うん。




粋「えっと。なんでツノねえの?」ええー

酒呑童子「こっちが聞きてえよ!!
ちっと、其処らで居眠りしてた気がついたら何か違和感有ってよ
俺が一番知りてえわ!!」うがあっ

蒼月「で、みっともなくて帰れないのか

えー まさか生えて来るまで居候でもする気?」

家康「露骨に嫌な顔すんじゃないの
お前も居候でしょ」ほんとにもー

蒼月「だからじゃん。
同じ立場とか嫌だ」ふんっ



粋「つかさ。 抜けたツノって生えんの?」どずばっ

白「抜けた事無いからわからない」うーん。


テオドール「悪気ゼロの言葉が一番刺さるので御座いますよね」うんうん。

挿音「顔色悪いぞ。」

酒呑童子「・・おう。 冷えるからな」どよーん。



石燕「そもそも白さんとじゃツノのタイプ違うんじゃないっすか?
動物も種類でツノ抜けたり抜けなかったりするじゃないっすか

少し様子を見てからでも良いんじゃないっすかね?」

千様「ツノにタイプとか有るの?」

石燕「鬼は大概 額からツノ生えてるんす。例外もちょいちょい有りっすが。
白さんのは 動物系のツノなんで耳の上からっすね」

家康「あ、言われて見れば確かに」おおっ



千様「じゃ 別に気にしなくて良いのかしら?
動物でもシカなんかだとツノ生え変わってるけど

彬羽君 その辺どう

彬羽「ぐう。」

テオドール「先ほど力尽きられました。」

千様「あらー・・」


挿音「こっちもだな。」

魄哉「すやー。」


家康「あーあ。もう非常識なのしか起きてないや」あっはっは

酒呑童子「Σ俺はどうすりゃ良いんだあああ!!」頭かかえっ


テオドール「いえ 服さえ着てればそっちの違和感で ツノが無いの気付かれないと思いますよ?」

酒呑童子「Σそれはそれで悲しいわ!!」

挿音「最悪作り物でも張り付けるか?」

酒呑童子「そ、それはそれで悲しい物がっ」うっ



千様「困ったわねー」うーん。



白「本当に 玉子の無い釜玉うどんだな。」うん

酒呑童子「Σうっせえよ!!」




襖すぱーん!

焔「呼ばれて無いけど爺ちゃん参上!
いやー冷えるな」わははははっ

酒呑童子「Σ!?」びくっ


粋「Σまた面倒なのが!!」ひいいっ


焔「残念だったな
爺ちゃんにゃ施錠は通用しねえぞ」ふふんっ

白「門、開かなかったんだな」ああうん。

千様「それでマヨイガ使っていきなり室内来たのね」成る程


焔「そう言う事だ

て、事で そこのでかいの!辛気臭えな
おら飲め飲めっ」酒持参っ

酒呑童子「Σおおっ また珍しいもんをっ」おおおっ

焔「お?行けるクチか?」




小太郎「嫌な意気投合しちゃったな」うわあ。

粋「凹まれるよりはマシ かなあ?」うーん。





白「けど いきなり抜けたのに ツノの跡、ケガとか穴開いてるみたいにならないんだな」へー。

千様「あ。言われてみれば」ふむ

挿音「聞いた話じゃアイツよ ガキの頃の成長もめちゃ速かったんだろ?
代謝めちゃめちゃ良いんじゃね?」







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茨木童子「えー ホントにお手数おかけして申し訳無い」げんなり。

家康「あーいやいや面白かったし。
お宅も大変だねえ」苦笑




粋「で、なんで 酔いつぶれて起きたら元通り生えてんの?お前」ええええっ

酒呑童子「俺が聞きたい」鏡見困惑っ


白「やっぱ放っといたら生えたんだな」ほうほう


茨木童子「お前も人様に迷惑かける前に相談すりゃ良いのに」はーやれやれ

酒呑童子「Σんな事相談出来るかよ!
他の奴ら抜けてねえだろ!!」

茨木童子「そりゃとっくに生え代わってるからだよ」

酒呑童子「Σはああ!?」


石燕「ん?
あの 鬼のツノって生えかわるもんなんすか?」


茨木童子「ああ、永久歯みたいなもん。」あっさり。

石燕「いや何に使うんすかんなもん。」ええー



酒呑童子「・・頭突きで岩割れるけど?」えーと。

粋「それツノ大して要らなくねえ?」

挿音「つーか やったのかよ」




茨木童子「いやー良かったな
まさかまだ生え代わってないとか思ってなかったけどさ」わははっ

酒呑童子「Σうるせえよ!!」





白「歯っていくつくらいで生え変わるんだっけ?」はて。

家康「人に寄るけど 一二三ちゃんくらいじゃない?」えーと

小太郎「でっかい幼児だなあ」うわ。





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