小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月20日

 

 

 

 

挿音「あー。ダッリい。
家康居るかー?暇なら表の大根の泥落としといてくれやー。」裏口がららっ

 


酒呑童子「うーーっす」酒ぐびーっ

挿音「人ん家で真っ昼間から何やってんだ お前はよ」

 

酒呑童子「お宅の魔王の弟が駆け込んできて引っ張り出されたんだよ
んで、迷惑料にって良いの貰ってよ」ほろ酔いごきげんっ

 

挿音(粋の野郎、毎度京までよく走れんな)

酒呑童子「つかお前 仮にも主君に大根の泥って「俺はここの家主の息子。家康はここじゃただ飯食らいの居候だぞ?問題ねえだろ」


酒呑童子(Σ問題ねえの!?)えええっ


家康「あーごめんごめんっ

今 彬羽も出てるからちょっとしたツマミつくっててさ」へらっ

挿音「まーた何トラブル起こしてんだ妖怪共はよ。」

家康「いやー。粋が酒呑童子呼んできてくれてて良かったよ 手が足りなかったらしくてさー。

暴れててくれたおかげで、町1個助かりました」南無っ

酒呑童子「殿が鬼を拝むな」


挿音「京まで行かねえでも 人足りねえなら俺呼び出せよ

裏庭に居んだぞ?」はあ?

 


家康(お前 作業の邪魔すると一々怖いんだもん)

挿音「なんだよ?」あ?

 


酒呑童子「あー面倒くせえ 結果オーライで良いじゃねえかよ」察し。

 

 

玄関ばんっ!


粋「あー 疲れたっ」どしゃっ!

テオドール「玄関で倒れてると踏まれま  あ。」


白「なんか踏んだ」あれっ?
粋「ぐえっ」

彬羽「入り口で突っかえるな
何やってんださっさと行け」


粋「ぐええええっ」


千様「お帰り 足元見たげてねー?」

白「ん?」

彬羽「Σげ!」ぎょっ

 


挿音「なんか アレ見ただけでもしょっちゅうお前にヘルプ行くの解る気するわ」ああうん。

酒呑童子「つーか。何で俺?」

白「お人好しだからだろ
今回助かったけどな」うん。

酒呑童子「Σお人好し!?」えええっ


家康「あ、自覚無かったんだね」

 

 

彬羽「すまん。大丈夫か?」

粋「つか兄貴 躊躇無くそのまんま踏んで通ってったなあ」ふっ。

テオドール「1度踏んじゃったから もう良いや感満載に御座いますねえ」

 

酒呑童子(Σそりゃコイツに比べりゃ何でもお人好しだろ!)

 

 

白「あ。良いもの見っけ」ぱくっ

家康「Σあ。それ酒呑童子のオツマミ!」

酒呑童子「あー俺はもう良いわ
つか バテバテの奴の方どうにかしてやれよ」げんなりっ

 

挿音「ああ。こりゃ京まで呼びに行くわ」納得

酒呑童子「お前等どんだけスパルタなんだよ」引っ

 

 

 

間。

 

 

 

白「正直 しょっちゅう加勢呼びに行くより
自分でどうにか出来る様になれって思うんだけどな」酒ぐびーっ

酒呑童子「なんで保護者目線なんだよ」

家康「あはは 歳はさほど違わないのにねー」ほろ酔いへらへらっ

 

 


シロ「昼間から飲んべ軍団めが」けっ。

千様「てか白君 全く酔わない体質なのに御酒飲んで楽しいのかしら?」はて?

石燕「ノリじゃないっすか?」

 

 


挿音「自分の手に負えねえと判断したら 意地はんねえで即加勢呼ぶって判断も大事だぞ?
つっぱって無駄死にする程、救い様のねえもんはねえわ」ぷはーっ

 

家康「そうそう
己の力を見極めるのも 時には無力さを受け入れるのも大事」うんうんっ

白「そう言う物か。

あ、しまった 猫に餌やって無かった」すたすたっ

 

 

 

酒呑童子「・・なあ。前から思ってたけど
あの魔王 常に偉そうだけど

自分が負けるとかってのは頭にねえの?」真顔っ


家康「んー。 最悪他の全てがダメになっても生き残れる子では有るからねえ」


挿音「あの野郎がその気になりゃあ この辺一帯瞬時に焦土よ
それが可能だから魔王なんだろ?」あ?

酒呑童子「Σいや知らねえよ! 初耳だし見た事ねえわそんなん!!」えええっ

挿音「だから 見た事有るなら生きてねえって」酒ぐびーっ

 

酒呑童子(最悪 あのまんま喧嘩売り続けてたらマジで鬼族滅んでたんじゃ!?)背筋ぞわっ

 

家康「てか 本気でやれば焼けたのか解んないレベルらしいよ
本気で一瞬らしいし

晴明さんの分析だと だけどねー。」

酒呑童子「お前等 よくそんなのと仲良く居候仲間やってられるな」ドン引きっ


挿音「やんねーだろ
あいつは何だかんだで今のこの世が気に入ってるしよ
むしろ壊さねえ為に魔王やってんじゃね?」

酒呑童子「Σんな理由!?」ええっ

 

家康「んー それなんだけどねえ
私さ、たまーに思うんだけど。

もしあの魔王が本気で怒るとしたら 絶対この世から消えるの人間だよねえ?

正直 見逃されてる感は有るもん」ため息っ

酒呑童子「おい。殿サマよ
えらく酔ってねえ?」

家康「酔ってなきゃこんな事吐けませーん

戦国で 山程人の汚さ見てきたしー」ぶつぶつっ

挿音「もうやめとけー。思い出したらまた凹むぞ」ひっく。

 

酒呑童子(酒癖面倒臭いな 人間共)うわ。

 


家康「思うにね

勾陣化した粋の炎は 焼かれた相手の罪が重ければ重いほど苦痛を与えて その分地獄での罪は軽くなるって
有る意味刑罰その物なんだよね。
凄いレアだけど」

挿音「そもそも最近じゃ自分じゃ化けれねえしな」酒ぐびっ

 

家康「でね。白のは 神様方にも認められてる全部を公平に無にしちゃう破壊特化の炎だ

なーんか。この兄弟って生まれるべくして産まれたって言うかねえ

この子等に裁かれるくらいになる日が来るなら 
その時はもう 私達人間はホント救い様の無いくらいに墜ちちゃってるんだろうなーって」ため息っ

 


酒呑童子「ん?つまりアンタ等も あのアホの信者って事か?」

テオドール「お仲間ですか?」ひょこっ

酒呑童子(Σ何処から生えた!?)きょろっ

 


家康「Σだって!
普段ボケボケフワフワしてるくせにちょいちょい真理ザクって突き刺してくんだもん あの子!!」


秋羽「それは 餌食ってる時か、場所を選ばす其処らでだらしなく寝こけてる時か、
それとも地元で迷子の時の事か」

家康「お前がそう言う扱いしてる時の全部。」きっぱり。

 


白「ほとんどだな。」うん。


酒呑童子「あ、そりゃビビり様がねえわ」納得。

 

 


家康「だってだって! 天海が言ってたし!

別種族間に産まれる子供は激レアだって!化け物と人の間に2人も産まれるとかほぼ有り得ないって

激レアベビーは色んな意味で優れた子が産まれる物だけど お前達のはまるで堕落した人間に引導を渡す為に有 Σうぷっ」


挿音「飲みすぎだ。全員離れろ」


一同「Σ!!」ずざざざ後ずさりっっ

 


千様「えーと。つまり
軍師の独り言とかを間に受けて 真面目に考えちゃったのねー」背中さすりっ

家康「だって言われてみたらそうだし 人間ってホント歯止め利かなくなったら Σうおえっ!」
千様「ぶっかけたら殴るわよ」

 

 

白「歯止め利かせる為に幕府が有るんじゃないのか?」ん?

彬羽「だな。」うむ。

挿音「だから思い出すなっつったのによー。」やれやれっ

 

家康「でもお前 八百万の神様にも認められてるでしょ?
本気で 救い様の無い物は一存で無に帰せるんだよね?」うぷっ

白「うん。汚い

今の所やる気は無いから気にするな
全然仕方無いとか思ってないだろお前」

家康「Σいつから聞いてたの!?」ええっ

 

 

酒呑童子「あー そっか

今でこそ 我が物顔で其処らに居る人間共も ひょっとしたら俺等より先に居なくなるかもしんねーのか。」ふむ

彬羽「まあな。
これに関しては 妖怪は個々がアホなのが居るくらいで 人間の堕落とはまた話が違って来るしな。」


酒呑童子「ふーん。

まあ、もうしばらくは のさばってても良いんじゃねえの?」

 

 

一同「Σえ゛」

酒呑童子「Σえ!?」

 

 


石燕「酒呑童子さん

あの、数ヶ月前まで真逆の事言ってたっすよ?」えーと。

酒呑童子「え。 Σあっ!」そう言えばっ

 

テオドール「アルコールの取り過ぎで脳が「Σうっせえよ!!」

 


粋「あーやっべアホみたいに寝てた
あっれ。何モメてんの?」ん?

挿音「あー 毎度嫌でも関わらせられてたら鬼でも情も沸くか」ああうん。

粋「へ?」

 

 

白「じゃ堕落しない様に頑張れ
俺も人間の事なんて深く考えてないけどな」適当っ

家康「あいあいさー!」びしっ


千様「真面目な話してるのにべろんっべろんねー。」あーもう

 

 

酒呑童子(だんだんこっちが心配になってきた」 うーん。

テオドール「ホントにお人好しに御座いますねえ」

 

 

 

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