小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月24日

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小太郎「そう言えば 22日は猫の日だったらしいなあ」わおんっ


テオドール「クールジャパン有る有るですね 猫耳とか付ければよろしかったのでしょうか?」はて。

小太郎「無理に乗らなくて良いんだぞ?
ジャンル変わるからな」わんっ


与一「猫の日 とは?
なんだこの時代はそんなのが有るのか」ふわふわっ

粋「あれ? お前外物騒だから 結局石燕に取り憑いたまんまになっとくんじゃ無かったの?」

与一「外出しなければ何ぞ問題は無いと判断した」キリッ

シロ「お前はそれでもモノノフか。」むう

与一「元々弓兵なので問題ない
むしろ 敵地に突っ込む弓兵のが問題有り有りだ」どやっ

テオドール「あのーさりげにヘタレ暴露しておりますが宜しいので御座いますか?」

与一「Σヘタレではない! 用心深いのだ!!」うがあっ



玄関がららっ!

小太郎「お?誰か来た?」ぴくっ


白「うち来る途中の石段で茨木童子埋まってたぞー」よいせっと。

茨木童子「」雪まみれっ


小太郎「Σぎゃいん! そういや雪めっさ降ってた!!」

粋「Σ何 雪で滑って転んで埋まってたの!?
おーい頼むから返事しろ 鬼だろ強いんだろおおーーっっ!!」がっくんがっくんっ





間。





茨木童子「あー。人生終わったかと思った」火鉢あたりがくぶるっ

シロ「気がついてよかったが その、大丈夫か?」ちらっ



白「気付けには軽くぶん殴るのが良いんだろ?」

粋「兄貴は軽くの意味 1度調べようか?」


千様「生きてて良かったわねー」のほほんっ

茨木童子「・・だな。」左頬にでっかい絆創膏(薬草入り。)





蒼月「びしょ濡れのまんまだと何時までも冷えるよ?
さっさと乾いたのに着替えて つかうち温泉引いてんじゃん? そっちで解凍して来た方がよくない?」

石燕「お。さすが日常的に凍死しかかってる人」

蒼月「うるさい お前は違う方向でくたばりかけるだろ」けっ




家康「て、事でお風呂どうぞ。
着替えはタンスの肥やしを適当に置いとくね」手拭い渡しっ

茨木童子「何から何まですんません。」会釈っ



テオドール「鬼なのにキッチリした方に御座いますねえ」しみじみ。

石燕「話聞く限り結構高齢のヒトみたいっすしね
さすがに魄哉さんには及ばないみたいっすけど」



一同(あ。こりゃ風呂長いな) うん。

千様「彬羽くーん。 ちょちょっと体の暖まる物 簡単に作っといてあげてー」

彬羽「簡単にか 材料何かあったか?」うーん。


家康「家に料理人居ると助かるねえ」しみじみ。



茨木童子「あの ホントに良いの?」ええー。

白「年寄り扱いだ。 気にするな」





間。





茨木童子「あー生き返った。
えーと お風呂ゴチになりま
何してんの?」

粋「いや 言われてみたら猫の日って何する日なんだろなーって」困惑っ

白「母の日とか その日大事にしろよってのが名前になるなら 猫を大事にする日なのかな?って。」


茨木童子「いや知らない知らない
お宅の吸血鬼猫崇めてるけど それも違う気がするし」うーん。

テオドール「お猫様。」ははーっ

ねこ「にゃんっ」ふんぞり返りっ




与一「時代変われば色々と変わるものだ」うーん。

茨木童子「あれ?また新顔?」

千様「与一さんは前から居たわよ?」にこにこなでなで

与一「Σモノノフの頭を撫でるな!!」くわっ




蒼月「つかお前に取り憑いてたら考え筒抜けなんだろ?なんで猫の日知らないの?」

石燕「そもそもあっしも興味ないっすからね」きっぱり。



家康「はいはいはい。にゃんこも退いてねー
熱いの通るよ危ないよ」

テオドール「お猫様 ささ此方へっ」丁重に抱っこ移動っ

ねこ「にゃん?」


蒼月「そろそろ誰か違うって教えてやれよ。」





彬羽「すまん。本来鯛やそこで作るのでな。
皮付き炙りのタラの茶漬け 木の芽添えだ。」

どんっと一品っ


石燕「どの辺がちょちょっとなんすか」わお


茨木童子「あの、有りがたいんだけど 勝手に行き倒れて勝手に埋まって そこまでされると心苦しいと言うか
その、御構い無く」苦笑。

彬羽「安心しろ そこまでと言う事もない
この家じゃ魚焼くのも片付けその他要らないしな。」

白「炭にしたら怒られるから 手加減頑張ったぞ」えへんもぐもぐっ

一同(エサ貰って全面協力したか) 納得。





彬羽「Σあ。そう言えばお前菜食主義か!」はっ

茨木童子「いやいや極力獣肉は食べないってだけで。
ほら生前 好みの子だったらと考えるとどうしても食欲がなあ」※重度のケモノ専

一同(全く理解できない)うーん。



彬羽「ちなみに魚類は専門外か?」真顔。

蒼月「時々お前凄いよね」




小太郎「良いからちゃっちゃと食べちゃえって
冷めたら勿体無いぞ
美味しく食べないと獲物に失礼だ」わんっ

茨木童子「Σそれもそうかっ
では有りがたく久々のたんぱく質頂きます」手合わせっ




千様「彬羽君 あれアタシもー」
家康「あ、作るなら私も私もっ」
粋「Σあ!俺も食べたい」はいっはいっ

彬羽「Σ集るな袖放せ解ったから!!」だあもうっ


一二三「皆食欲旺盛だべ」鱈茶漬けずずー。

茨木童子「嬢ちゃんの分は問答無用で用意してる辺りあのカラスらしいと言うか何と言うか うわダシが効いててうまっ」ずぞぞっ

一二三「ちなみに白さんも台所で手伝う代わりに貰ってたべ」

茨木童子「あ。さすが 抜け目無い」ぷはーっ



白「よし、落ち着いたな
そもそもお前なんで 雪の中埋まってたんだ?」

茨木童子「へ?

Σあ!忘れてた 確か買い出しついでに前貸りてた本返しに あれ?何処だ!?」きょろっ

石燕「あー 雪の中で落としたんならもう無理っすね
此処高所っすし 春には残骸見つかるっすよ」苦笑

茨木童子「うっわマジか どうしよ」ええー

家康「貸りてたって天海のでしょ?
持ち出しOKの時点で希少な物じゃないから ワケ話せば許してくれるよ」のほほーん。

茨木童子「そりゃ助かるんだけど
うわ。悪い事したな」うーん。


粋「ちなみに持ち出し不可のって?」


家康「国宝とか文化遺産レベル。」

蒼月「なんで自宅に置いとくかな あのジジイ」うっわー。


白「そっちじゃなくて良かったな」

茨木童子「・・そうだな」しみじみ。



茨木童子「さて。人心地もついたし
もう夕方か 俺どんだけ埋まってたんだろ」

粋「ん? 何時までの記憶あんの?「朝。」


石燕「よく生きてたっすねえ」わお。

茨木童子「いやー鬼で良かった」あっはっは



千様「えーそれ大丈夫なの?
行方不明だとかって山の方騒ぎになってたりしない?」

茨木童子「いやー 無いって。
こっちも大人だし そんな1日くらい居場所解らないくらいでそんな


酒呑童子「あの 茨木来てねえ?」雪こんもりっ

小太郎「めちゃ心配されてるぞ」 わおんっ



家康「Σちょ 外ブリザードになってるんだけど!? 此処歩いてきたの!?」えええっ

酒呑童子「Σ前もあいつ山で猪に跳ねられて埋まってたんだよ!
しぶといから良かったけど雪の日うろつかれると怖えの!!」うがあっ



粋「何してんのお前」わお。

茨木童子「いやその 植物と同化してるから ある意味雪の下でも結構春を待てると言うか何と言うか」あっはっは。

酒呑童子「Σあ。やっぱ居た!!」



白「今日も埋まってたぞ」

酒呑童子「Σお頭命令!雪降ったら徘徊禁止!!」

茨木童子「Σええー!!」がーん。



石燕「そのヒトに言われちゃう時点でその方が良いと思うっす」うん。

酒呑童子「手前 人間の癖に喧嘩売ってんのか?」イラッ



千様「まあまあまあ ほら酒呑童子君も寒かったでしょー
火鉢当たってほら」座布団っ

酒呑童子「寒いより腹減ったっての

お。 良いもん見っけ もーらいっ!」ぱくっ

ねこ「Σにゃっ!?」





テオドール「Σちょっ!それ ねこ様への貢ぎ物で御座いますよ!!」

酒呑童子「Σぶっ!」吐き出しっ

与一「Σうおうむこう向け汚いっ!」ぎゃああっ




蒼月「アンタ等まだやってたの?」えー。

与一「理解したぞ。要は雛祭りのノリだな」どやっ

蒼月「全然違うよバカ。」きっぱり。



酒呑童子「え?え?猫の餌って
俺よか良いもん食ってね!?」えええっ

テオドール「猫の日に御座いますから」きっぱり

酒呑童子「Σえ。んなもん有んの!?」カルチャーショックっ!

粋「そもそも今日じゃねえけどな。」

酒呑童子「へ?」混乱っ






シロ「もう数秒待てばマトモな物が出てくると言うのにな。いじましい真似を」台所手伝いっ

彬羽「まーた増えてやがるし。」鱈茶漬けほかほかため息っ





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