小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月5日

 

 

 

 


粋「んー。久々にいい天気 気持ち良い朝だなー」伸びっ


こつんっ。

粋「ん? え?誰か居  Σっ!?」

 

 

 

 

 


小太郎「Σぎゃいん!? なんだなんだ!?」

シロ「Σ絶叫!?誰だ何処だ何事だ!?」

 

 


間。

 

 


石燕「で、 朝起きたら突然

オバケが見える様になってたと」おやまあ。

粋「そそそそそう 何これめちゃめちゃ居 Σひっ! こっち見んなああ!!」布団かぶりうわああっ

 


石燕「目合わしちゃダメっす。
まれに襲って来るのも居るんすよ
見ないで見ないで」はいはいっ

粋「Σ無茶言うなよ!」


石燕「オバケが怖いんなら見なきゃ良いんすよ はい気にしない「Σこんだけうじゃうじゃ居たら気になってしゃーねえわ!異常過ぎんだろ!!」 

 


石燕「あっしは物心ついた時から こんな環境だったんすけど
もちろん談できる相手も無しっす。」

粋「Σなんかごめん!」

 

彬羽「俺等は普段 あえてコイツ等に焦点合わさん様にしてるから問題ないが

朝起きたら突然てのはどういう事だ?」

白「わからない」むう。

 

テオドール「そもそも 妖怪の血が入っておられるのに 基本見えていなかった今までがおかしいのでは?

朝の爽やかな目覚めと共にそっちも覚醒したとかでは?」

粋「Σうおおスッキリ目覚めたせいでっ!!」

 


石燕「確かに いつもより妖気が染み出てる感じはするっすがねえ?」

カイコぱたぱたうろうろっ


与一「早く生体エネルギー食わせろと言わんばかりだな」

石燕「カイコちゃんにとっちゃ 本日食べ放題みたいなもんっしょからねえ」

 

 

 

粋「え?つまり 俺妖怪として覚醒したの?」

カイコ食事ずぞぞぞっ


彬羽「それだけ吸われて平然としてる時点で とっくに覚醒はしてると思うんだが」引。

 

 


粋「つかこの家の中 こんなに居たのかよ
石燕が霊感有るとプライバシーも何も無いって言ってたのこう言う Σあ」

 


白「だから 目が合ったら襲ってくるのも居るって言われてるのに。」オバケぎりぎり締め上げっ

粋「Σ助かったけど 霊相手にどうやってんの!?」ひえっ

白「気合いと気迫。」ぎりぎりっ

 

 

 

与一「冗談はさておき

やはり覚醒的な物なのか?」

石燕「どうなんしょかねえ?
体調の問題じゃないっすか?
熟練の霊能者なんかでも その日の体調で能力発揮しにくいとか有るみたいっすし。」うーん。

 

テオドール「石燕さんもで御座いますか?」おや。


石燕「あっしもまれに霊視しにくい日は有るっすよ?」

彬羽「お前のは疲れ目と徹夜明けとかじゃないのか?」

石燕「・・かもしんないっす」うん。

 


粋「あの、そう言う誤差じゃない感じ Σだああこっち来んなああ!!」ひえっ

白「逐一反応するからからかわれるんだぞ」

粋「Σ何それオバケって 兄貴並に性格悪 Σうおおたんまたんま!すんませんした!!」床ばんばんっ

 

テオドール「流れるような三角締めに御座います!」おおっ

 

彬羽「お前 柔術とか使えたのか」

白「家康が覚えてると便利って
粋「Σあんの野郎 とんでもないのにとんでもない事教え あああ普通に千切れるうあああっ!!」

 


与一「おお。凄い 霊共が引いておる」

石燕「はいはい。魔避けにゃ良いいっすが  弟さんの腕取れちゃうっすよー
その辺にしときやしょ」どうどうっ

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 


シロ「で、解決せずか」ふむ。

粋「あの もし何か憑いてるなら お前の鬼切でスパッとしてくんね?」びくびくっ

シロ「見る限り何も憑いとらんので無理だ すまんな。」


粋「Σじゃあ俺は 今後このオバケパラダイスで生きてくしかねえと!?」ひいっ

シロ「いや 俺も相当強いの以外は見える方では無いが

お前の兄やらその辺は自力で見えん様に出来るのであろう?
お前もそれをマスターすれば良かろうが」


粋「俺に出来ると思うか?」真顔。

シロ「いつものパターンなら無理だな」うむ。

 


千様「怖がりの粋君には辛いわよねー

えーとね。コツは オバケを無視して後ろの壁を見るみたいにしてー」

粋「その感覚が解んねえよ」とほほっ

 


シロ「考え様によっては 兄に1歩近づいたと言えるがな
目標なのであろう?」

粋「いや こう言うのは近付きたくなかったつか
兄貴そもそもオバケに絞め技かけるタイプだし」

 

シロ「その、あやつも水は苦手だが
なんだかんだで生きておるぞ」えーっと。

 

千様「シロ君がフォローに苦労してるわー」あらあらっ

 

 

 

石燕「あんま気にしないで良いと思うんすがね

ホント 今日何か頭痛いとか、そんなレベルの話じゃないかと思うんすよねえ」

テオドール「苦手なオバケが見えてるってだけで 絶望してそこら考える余裕なさそうに御座ますがね」苦笑。

 

白「頭痛い? 
じゃ寝れば治るのか?」はて。

石燕「んー。場合に寄っては?
生き物にはそう言うのあるあるっすから


例えるなら 満月の日のテオさんとか月イチでイラつく千様さんみたいな物っす。」ずばりっ


千様「石燕さん。さすがに橫っ面蹴り倒すわよ」

テオドール(Σとんでもないのと一緒にされっ  ああしかしツッコみ辛い!!)ひえっ

 

 


与一「すまん。石燕はそのっ

人間の中で浮いておったんで ちょいちょい距離感がだなっ」フォローあわあわっ

シロ「浮いてたのは 霊感だけでなく性格も有ると思うのだが」ずばりっ

石燕「Σぐはっ!」クリーンヒット


与一「Σまた拗ねて引きこもるううっー!」うわああっ

 

 

彬羽「三十路男が逐一拗ねるな。

出てこなくなったら 片っ端から襖撤去するからな」

 


粋「えっと。

寝れば治る のかな?」おそるおそるっ

千様「なんでアタシに聞くの?

まあ 寝ればある程度はマシになると 「おやすみー!!」だだっ

 

シロ「Σ早い!」


白「ん?でもあいつ
霊から視点ずらせないまんまだから」えーと

 

 

粋「Σぎっやあああーーっ!!!!!」

 

 

 

テオドール「まあ 部屋にもぎっちりおられますよね」あーあ。

彬羽「寝られんだろうな これは。」ああうん。

 

 


家康「大変そうだから
飛天に速効性の睡眠薬作ってもらって来たよ。」はいっ

粋「Σ家康うううっ!」きらきらっ


家康「私もオバケ駄目だからねえ

見えなくなると良いね。 とにかくおやすみ」

粋「おう!ありがとよっ えっと1回1錠 


すやっ」ぱたんっ

 

テオドール「相変わらず効き目の恐ろしい」


家康「Σん!? て事は見えないだけで 此処に今めためた怖いの居るんだよね!?
目に入っただけで絶叫クラスのこの辺に居るんだよね!?
ちょ石燕さん 大丈夫なのこれうわ嫌だ怖

石燕「家康さん、うっさいっす。」しー。

 

 

 

 

間。

 

 

 

小太郎「で、


駄目だったんだ。」わおんっ

粋「・・俺の人生終わった」隅っこで体育座りっ

 

 

千様「そんな隅っこでへこまなくても

ほらほら 美味しいお菓子有るわよー?」おいでおいでっ

粋「良い。後ろ向くと怖えの見えるし」どよよーん。

 

シロ「どうした物か」 やれやれっ

家康「自分だったらと思うとキツ過ぎて何も言えないよ」苦笑。

 

 

テオドール「何も見ないなら いっそ目玉潰されますか?」五寸釘すちゃっ

粋「Σうおおストーップ!
それオバケ以外も見えなくなっちゃ
テオドール「心眼でも開けばオッケーに御座いますよ」

粋「Σんなカッパカパ開くもんじゃねえええ!!」五寸釘白羽取りっ

 

 

白「それ 心眼ての開いても
今のこいつなら オバケも何処に居るかとか解っちゃうんじゃないか?」

石燕「あり得るっすね」うん。

 

テオドール「おや。逃げ場なしに御座いますか」ありゃ

粋「Σ言うなよ!トドメ刺すな馬鹿野郎おおっ!!」ちくしょおおおっ

 

 

晴明「全く 様子を見に来てみれば 情けない。」

家康「お?晴明さん?」

 

コマ『専門家に相談が1番と判断しました。』カタタッ

シロ「成る程 さすがだな」おおっ

 

 


粋「え。あの どう?」おそるおそるっ

 

晴明「ふむ。

確かに半端に妖怪成分多くなっとる気はするがのう

半端過ぎて 霊感が強めの人間状態。
しかもそこな絵師と違い 対処法を知らんので下手すりゃ命取りになりかねんのう」むう。

粋「Σえ」


晴明「本来 このレベルだと妖怪なのだ。
しかしまれに人間にも桁違いの霊力を持つのが生まれてくる

その場合、己で学びその道で強くなるか

食われるかのどちらかよ。」

粋「」

 


石燕「まあ、粋さんの場合 食われる事は無いと思うっすがね」

彬羽(命が危うくなれば勾陣の封印解けるしな) ふむ。

 

 


晴明「正直育成出来る気がせんが

最低限 自分の身を護る術を身に付けるか? 」

粋「それはつまり陰陽師になれ。と?」ええっ


晴明「そこまでは言わん
ぶっちゃけそっちの才能無いわお主」きっぱり。

粋「Σうっせえよ!!」

 

 

千様「粋君 裏方系はめちゃ向いてるけど主役張る系はことごとく駄目なのよねえ」あらあらっ

家康「んー。でも

元から人間成分の多い子だし
こっちのがまだ向いてるのかもねえ」

 

晴明「やるとなれば善は急げぞ。
一刻も早く身に付けんとお主の身が危ない

やるならさっさと始めるぞ」

粋「Σえ。今から!?」

晴明「ぼさっとしとる間に食われるぞ」ほれっ

粋「Σは、はい 先生!」ひええっ

 

 


テオドール「何か大事になってしまいまして御座います」うわ。

白「そうか。陰陽師もどきになるのか あいつ」へー。

 

シロ「お前は呑気だな

そうだ。さっきから気になっておったのだが」

白「ん?」


シロ「弟もだが
お前も今日やたら 妖気漏れておらんか?」鬼切近付けっ


鬼切しゃんしゃんしゃんっ


テオドール「めちゃ鳴っておりますね?」おや。

 


白「・・・ん?」あれっ

彬羽「・・・Σまさか!」はっ

 

 


袖めくりっ!


白「Σあ。 あいつの封印 ちょっと解けちゃってる」

腕に赤い紋様っ

テオドール「Σ封印が地味に逆流しております!!」ひええっ

 

 


千様「え?て 事はー?」あら。

石燕「なんとなく具合悪かったのは白さんの方だったみたいっすねえ」おやまあ

 


家康「Σえ。それってつまり
何か間違ったらいきなり勾陣降臨してたって事!?」ひえっ


白「そうなるな。

えーと あれ?封印てどうやってたっけ?」

彬羽「Σ俺に聞くな!
ったく だから夜の墓場の宴会は丑三つ時までにしろとっ」

 

シロ「化物共の集まりのせいで 寝不足であったか」成る程っ

 

 

 

白「えーと。 あれ?
どうだったかな
いつもは」うーん。


テオドール「Σはっ!これ 今晴明さんの術式の真似とかしたら
それこそ封印が全て逆流して解放されるのでは!?」

彬羽「Σしまっ

晴明ちょっと待て!教えるなあああ!!」

 

 


白「あ。」

全身に駆け巡る 紋様ずわわわっ!

一同「Σあ」

 

 

 


一二三「Σ母屋から火柱が!!」ひいっ!

鏡子「Σいやああ火事ー!!」きゃああっ

 

蒼月「2人共 避難避難!二発目が来るよ!!」大鏡担ぎどっこらせっ

 

一二三「Σ二発目って何だべ!?」

蒼月「もう1匹の破壊神が暴走してんの!ほら逃げるよっ」ほらほらっ

鏡子「え? それ この世終わりません?」ひええっ

 

 

 

 

 

晴明「どっち封じれば良い?」えーと。

白「俺   かなあ?」うーん。

 

 

 

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