小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月17日

 

 

 


晴明「ふははは稀代の陰陽師をなめるでないわっ

見よ我が必殺のっ

魄哉「いやアンタ 防御特化型でしょうが

変な絵草紙でも見ました?」

 

 


白「此処等で悪さすると たちの悪い陰陽師に絡まれるから 程ほどにしとけよ」な?

小妖怪びくびくこくこく頷きっ

 


晴明「いやコレ巷で流行りの絵草紙らしくての

はじめは多少こっ恥ずかしいが ノリが良くて引き込まれると言うかの」絵草紙がさっ。


家康「この手のノリって 思春期特有のじゃないんだよねえ」うんうんっ

晴明「お?お前も読んどるのか将軍。

これは大人も惹き付ける何かのある名作よの」

 


魄哉「いえ ハマるのは結構ですが
影響受けてんのモロ出しにするのやめて下さい 
おっさんどころか爺さんがガチで技名叫ぼうとするのとか言語道断です。 こっちが恥ずかしい」ジト目っ。

 

 

玄関がらすぱんっ!


粋「Σ兄貴ヘルプヘルプ!!
ここの所の異常気象で 某黒くてカサカサした家庭内害虫が急成長して妖怪化したああ!!」ひええっ


一同「Σ!!!!」鳥肌後ずさりっ

 

 

 

白「虫ってすぐ妖怪化するんだっけ
えーと。普通に潰せば良いな」すたすたっ


魄哉「Σ君ちょっと豪胆すぎやしませんかね!?」ひええっ

 

晴明「いや。人を盾にして後ろで腰抜かしそうになっとるお前が行き過ぎじゃ」引。

家康「天海 あの虫本気でダメだからねえ」苦笑。

 

 

テオドール「そのような物でお手を汚されずとも

その程度 私の 
ブラッドステインド・デスサイズで

家康「Σ年齢的にストライクな子が居たよそういや!!」

 


粋「Σえ。お前の鎌って そんな名前!?」

テオドール「名前があった方が便利かと
考えまして御座います」にこにこっ

 

粋「Σその名はやめよう!数年後にマジでやめときゃ良かったってなるから!
途中で我に帰ってその設定無くしても ある日唐突に寝る前とかうわあああってなるから!!」ひええっ

 

 

晴明「お前も読んでおるのか コレ?」絵草紙っ

テオドール「彬羽さんに頼んだら 渋々ながらドイツ語訳してくれまして御座います」


白「バカラス ホントに断る事覚えた方がいいな」うん。

 

 

 

千様「ちょっとおおお!粋君助けまだ!?
巨大ゴキが Σひっ来たあああ!!」ぎゃあああっ

粋「Σしまっ 姉ちゃんごめ

Σうおおまたデカくなってる!!」鳥肌ぶわっ

 

魄哉「Σ!!!」

家康「Σ天海落ち着いて!暴走しないで 此処が爆心地になっちゃう!!」ひいっ

 

 


ぐしゃっ。

 


白「でかいから踏むのは無理だけど

カカト落としで普通に倒せるな」うん。

 

テオドール「まあ、大きくなって機動力落ちておりますし

Σはっ!向こうにもう1匹
失礼して血液アンプル1本使わせて頂きます!

出でよ我が愛鎌 ブラッドえー ・・ デスサイズ!!」血の鎌ひゅんっ!


粋「Σ名前忘れてんじゃねえかよ!!」

 

 

晴明「中二病あるある

頑張って考えた必殺技の名前を忘れがちじゃの。」

家康「気張って普段使わない言葉捻り出すからねえ。」うんうんっ

 


千様「てか テオ君のあの鎌って血でしょ?

今回倒してるのゴキなのに 何処からあの血出てきたの?
アンプル内の白君の血?」

 

 

粋「いや本人の血。

あいつどんくさいから 常に何処か軽くケガしてるし
そこからずももって出してんだって」


晴明「存在が中二であったか。」ふむ。

家康「んなどんくさい中二 居るかなあ」うーん。

 

 


テオドール「任務完了に御座います。

いやー駆逐してスッキリに御座いますよ」にこにこっ


千様「Σ血の鎌大きくなってるけど 何吸ったの!?」いやああああっ

 

テオドール「虫は体液が血液の役割を担っておりますゆえ」

粋「Σいやキメえから!そこ吸わなくて良いから!!」

 

テオドール「いえしかし 私吸血鬼
粋「Σお前普段 吸血鬼な事に全く執着してないだろ!汚いから捨てなさいそれ!!」うがあっ

 

 

魄哉「あの 白君からも何とか言って貰えませんかね

僕本気でアレ苦手なんで 結構キッツイんですが

あれ?」

 

白「うんごめんな
ちょっとそれどころじゃないから

なんか何処かの古狸が人間に化けて人間相手に結婚詐欺してるらしくて」

納豆小僧こくこくっ


千様「あら、納豆ちゃんお久しぶり。
悪さしてる妖怪の情報ありがとねー」あらあらっ

 


テオドール「成る程 親人派の我が主に逆らう性悪狸に御座いますね

軽くぶった切って参ります」コウモリ羽ばさっ!

 

粋「Σ待て待て待て待てその鎌でやんの!?
うおさすが吸血鬼はやっ!!」ひいっ

 

 


白「相手病気になってちょうど良いんじゃないかな?」真顔。

粋「Σどんな中2よりも恐ろしい!!」ひいっ

 

 

 

魄哉「あの、テオ君て ゾンビで怖くて灰になったり 
お化け見て灰になったりする メンタルハムスターじゃ有りませんでした?」困惑っ

 

家康「成長したんじゃない?

最近反抗期みたいだし」

魄哉「Σ何をどう成長したら ハムスターが殺る気満々鎌ぶん回しコウモリに進化するんですか!!」


晴明「じゃから反抗期じゃろ

大人しい子供程 反抗期はヤバイと言うしの
むしろ反抗期があるのは正常に成長しとる証拠と言うし良いではないか」

 

魄哉「・・・・・正  常  ?」じーっ

白「答えづらいな。」うん。

 

 

 


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【その頃 診療所】

 

飛天「あー ダルい
なんか原価安くて食いやすくて普通に上手い献立ないかなー」だるーん。

彬羽「いや 相談内容がざっくりし過ぎだろ
せめて材料を言え材料を」


飛天「そこの田んぼで採ったカニとか?」

彬羽「・・・俺等カラスだし食えない事は無いと思うが。
消化に良いってお前
そもそも医者が食中毒リスクの高い物食うな」引。


飛天「そっか。まあお前でも無理な事は有るよな
板前って結局市場に並んでるのの中でアレコレ弄って

彬羽「どうしても食いたいなら火を通せ

ただし食材はよく洗い 鍋に入れてダシを取るだけの物と思え
そこに庭の謎野菜でも突っ込んで米入れて煮ろ。
エビカニの類いは良いダシが出るんで 後は適当に醤油やなんやで味整えろ。」

 


飛天「うん。即座に出るの凄いけど
もちょい肩の力抜いて生きて良いと思うぞお前。

そろそろ頓服の胃薬追加要る?」

彬羽「そうだな。

あ、最近肩凝りも「本気で肩の力抜けよ。」

 


彬羽「・・世話の焼けるガキがわさわさ居るんでな」遠い目。


飛天「確実にガキに分類してるだろけど
あの魔王はお前より年上だかんな?」

彬羽「Σあ。」はっ


飛天「昔は テロ起こすわ、キャラじゃねえセリフ吐くわでかなーりはしゃいでたのになお前。

すっかり変な奴等を諌める立場になっちゃって」あーあ。

 

彬羽「Σありゃ仕方ないだろ!

そのっ ありゃそう言う時期だ!!」くわっ

 


飛天(それだと 中二病のテロで俺等とガチバトルした事になるの解ってんのかな。)薬ごりごり調合っ

 

 


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テオドール「いやー ちょっと派手にやって仕舞いまして御座います」ドロッドロッ


粋「Σなんでこんなずず黒いの!?」ひえっ
テオドール「返り血「Σごめん聞きたくない 風呂で流してきて頼むから!!」

 

 

家康「昔を思い出すねえ」しみじみっ

魄哉「まあ 戦場は人のパーツやなんやが飛び交ってましたし」遠い目

 

千様「戦国組が怖いわ」引。

 

家康「あの頃は私達も若かったからねえ
今あんな環境なら頭おかしくなりそうだけど

まあ 若かったし」ふっ。

晴明「なんでもかんでもそれで片付けるのはいかがな物か。」

 

 

魄哉「まあ 若い内は荒ぶる物です。

番所の壁板壊して回ったり 盗んだカゴで走り出すより良いじゃないですか」

白「何がしたいんだそれ。」

魄哉「さあ?」

 


家康「ま なんか怖いのは一時的な物で トシ取れば落ち着くよ」へらっ

魄哉「挿音は 10歳くらいからずーーーーっとあんなんですがね」ボソッ。


晴明「そら特殊な例じゃろ。」

 

 


テオドール「あー スッキリに御座います

血液って乾くとバリバリになるので嫌で御座いますね」髪の毛ふきふきっ

千様「バリバリだったのね」ああうん。

 

 

粋(ホントにコイツ 落ち着くのかなあ) 一抹の不安っ

白「このまんまでもそんな問題ないけどな

怖いと灰になるのとか 基本はあんま変わってないし」

 

 

 

 

小太郎「こらテオ!
湯船にアヒル浮かべたまんま!!

オモチャはちゃんと片付けなきゃダメだろ!」わんっ

テオドール「Σあ。これは失礼致しましたっ!!」

 

一同「Σアヒル!?」えええっ

 

 


晴明「のう、精神年齢 むしろ低くなっておらんかの?」

白「だから あんま変わってないって」な?

晴明「いや 変わって無いと言うか 退行をだの」ええー

 

 

 


魄哉「ひょっとして
さっきまでのは子供のごっこ遊び 的な?」

家康「Σいや子供あるあるだけど!

テオちゃんてそこまで精神年齢低いの!?」えええっ


小太郎「何の話か解らないけど

普通に考えたら 反抗期バリバリのトシの奴が 素直に歳上崇拝して神扱いまでするのかな?」わおんっ


魄哉・家康「Σ確かに!!」

千様「小太郎君 見た目わんわんなのに 見事に真理突いてくるわね」うわ。

 

 

テオドール「ん?私、精神年齢低いので御座いますか?

確かに未熟な自覚はございますが」きょとんっ。

粋「この変な冷静さが子供ぽくねえんだけど

いや素直な子供?」うーん。

 

 

白「そう言えば この前欲しそうに見てた 空想怪獣大決戦て本」ほれ。 

テオドール「Σえええ!良いので御座いますか!?」きらきらっ!


白「良し。子供だ」うん。

 

 


晴明(ん? 待てそれ

つまりは私等 んなお子様と同程度って事か!?) はっ

家康「・・・もちょっと落ち着こうか。」うん。

 

千様「こう言うこっ恥ずかしいのって

客観的に見ると冷めるのよねー」

 

 

 

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