小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月7日

 

 


遊郭

 


滝夜叉姫「ふふふ、今日も物く嫌がられたわっ」満足っ


遊女A「何があったの?」

遊女B「あの呼び込みバイトちゃんが またやらかしたらしくてねえ」

遊女C「目当ての男に嫌われて喜ぶって どんな趣味してんだろ」引。

 


滝夜叉姫「そなた等には解らんのか?

正体無くすくらいブチギレておると言う事は
その時、相手の頭の中は妾でいっぱい
喜ばしい事この上無く、ぞくぞくするであろう?」思い出しぞくぞくっ

遊女A「いやー。頭いっぱいって 憎悪でそれはちょっとなあ」


遊女B「てか、この子 なんでこんな偉そうなの?」

遊女C「没落した何処かのお嬢様なんでしょ」

 


滝夜叉姫「アレはどうせどの女の物にもならぬ者。

それなら 憎悪でも何でも良いから 脳みその割合多くしめた方が得と言う物であろ?」真顔っ

遊女A「Σう!まさかの純愛!?」ぐっ


遊女B「いや わからんわからん。」手ふりふりっ

遊女C「てか、どんだけ相手難攻不落なの
誰のもんにもなんないって どんな男よ?」

 


地獄太夫「頭カッチカチの坊主にござんすな
頑固爺と風紀委員がタッグ組んだみたいなのにありんす。」

遊女トリオ「あー。」納得

 

 

遊女A「あの、それの何処が良いの?」

滝夜叉姫「顔?」はて?


遊女C「うん、この娘 やっぱ良く解んないわ」

 

 


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魄哉「ったく あの場所苦手なのに
地獄太夫さんが 火急の用と言うから訪ねてったらコレですよ!」ぷんすかっ

 


粋「滝夜叉姫の奴 今度は何したんだよ」

家康「それが、豊臣の残党に 今遊郭に天海がいるぞってリークしたらしくてさ」苦笑

 

魄哉「魔王としてなんとかなりませんかね
仕事になりません!」ぷんすかっ

白「下僕の妖怪引き連れて、 お前の休みの日狙って家に攻めこんで来てた時よりは マシになったとは思うけどな」うーん。

 

テオドール「あの時は あなた様に

いい加減ブッ●すぞ の圧かけられまして御座いますからねえ」うん。

 

白「俺等も毎度巻き添え食うしな」

 

彬羽「いや、今のもダメだろ
下手すりゃ暗殺いや未遂 ・・未遂にもならんか」ふむ。

魄哉「雑兵に負けるつもりはありませんが
仕事しにくいのは困りますねえ」ため息っ


千様「で、今回のって 結局地獄ちゃんと話出来なかったの?」

魄哉「そこは報告を受け取った途端 襲撃されましたんで

ギリセーフですよ。」やれやれっ

 


一同(それ、ギリ仕事はこなせる様に タイミング見計らってやってるんでは。)


彬羽「さすがに器用過ぎるか」ボソッ

白「滝夜叉姫ならそれくらいすると思う」

 

テオドール「まあ、ただ嫌がられたいだけの特殊性癖の方に御座いますからね。

暗殺する気はないし、仕事の邪魔もする気はないしで 今ならオッケーてタイミングで仕掛けて来るので御座いましょう。」

 

粋「女って怖えな。」ひええっ

 


白「ギリギリ怒られない所狙ってるんだろうけど
普通に迷惑だから地獄太夫にチクっとく。」

魄哉「へ?チクるとは?」


彬羽「ん?知らなかったか?

滝夜叉姫の奴は 最近あそこで呼び込みのバイトをしているんだが」

 

 

魄哉「魔王権限でどうにかならないんですか!!」くわっ

白「嫌いだからって
権力使って バイトクビにして放り出せって それ上の奴が言っちゃ駄目だろ」

魄哉「Σあああド正論!!」くううっ

 


家康「遊郭は各種情報が集まる所だからねえ

そこで邪魔されるとなると辛いなあ。
て、事できっちり地獄太夫さんに話つけといてね。」

彬羽「雇っても構わんが 躾はしておけと言う事だな」うむ。

 

魄哉「あの、次から 代理お願いして良いですかね」ずーん。

挿音「政務関係は マジで伝書鳩にしかなれねえからパス」キセルすぱーっ

 


千様「ここまでこいつにダメージ与えられる滝夜叉姫ちゃんて 
やだ信長さんより怖い?」あらー。

 

 

家康(天海が既婚者なの知ったら 
あの世に戦しかけそうだなあ。)背筋ぞわりっ


コマ『はいはい。
物騒な話はそこまでにして お茶ですよー。』お茶汲みカタカタっ

 

 

間。

 

 


家康「と言う事で 地獄太夫ちゃんから 
前回渡した資料について 補足の説明。書面じゃ不安だから口頭で伝えたいって 御手紙来てるけど?」

魄哉「嫌です。」きっぱり

 

挿音「即答かよ」

 

魄哉「手紙で良いじゃないですか
証拠が残るとまずい物なら 読んだら燃やせば良いでしょう
嫌です絶対また何かされる行きたくありません」 


家康「うん。どんどん早口になるのが 心情現してるねえ」苦笑。


魄哉「手紙の移動は 忍の皆さんにお願いすれば大丈夫でしょうし」

挿音「うちの皆さんの殉職フラグ立てんなや」おい。

 

 

彬羽「思った以上に深刻な事になってるな」うーん。

テオドール「頭脳が売りの魄哉さんが

冷静さを失ってポンコツになられておりますねえ」おやまあ

 

白「女は怖いからな

仕方ない」よいせっ。

 

 

粋「ん?兄貴 どこ行くの?」

白「芝居小屋。」

粋「へ?
仕事終わったら寄りたくねえって毎度言ってんのに?

忘れ物かよ」

 

白「女には女かな?って。」

粋「うん。全く解んねえ」

 

 

千様「ほらほら 白君が何か思い付いたみたいだから 拗ねないのよー?」

コマ『パピー、人をビシビシ打つ癖に 打たれ弱いはどうかと思います』カタタッ

 

 

 

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娘A「ちょっと聞いたー?

今日此処等に幕府のお偉いさんが 来てるらしいよ!」

 

町人「Σええ。マジで!?
何処のどちらさんがよ」

娘A「何でも すっごい偉いお坊さんで

あ、ほら 目安箱で下々の意見聞いてくれてるのも その人らしいよ」

町人「Σマジか!」おおおっ

 

 

 

粋「なんか 凄いデマ出回ってんだけど。」ええー

テオドール「お話の現場は遊郭であって、此処では御座いませんよね?」おや。

 


彬羽「成る程 揺動か。」ほう

白「先にデマ流しといた。
これなら 滝夜叉姫もこっちだと思って遊郭から目離すだろ?」


家康「さっすが! ちょいちょい頭キレるねえっ」おおっ

挿音「つか 短時間でどうやってここまで噂流したんだよ?
忍なら そこらの町人に成り済まして 世間話のていでー、とかやるけどよ?」

 


白「芝居小屋には俺の追っかけの女達が居るからな

そこで 聞いた話なんだけどって『此処だけの話』しといた。」どやっ

彬羽「Σ忍よりえげつないな!」うげっ

 

 

テオドール「成る程。
女性の『此処だけの話』は 確実に拡まりまして御座います」

粋「兄上、 なんでこう言う嫌な事ばっか頭回んの。」ドン引きっ

 

 

 

 

遊郭

 

 


滝夜叉姫「あれっ?
町の方に居るって聞いたんじゃが!?

うわ 姿見れてラッキー」

お説教後の廊下で正座っ。

 

 


遊女A「普通に可愛い所もあんのか。」

遊女B「ややこしい娘だねえ」うーん。

 

 

 

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