小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月30日

 

 

魄哉「いい加減 人が風呂入ってる時に いきなり戸開けるのやめて貰えませんかね!!」くわっ!

千様「うっさいわねー
アンタやったら長いから沈んでんじゃないかって心配になんのよ
若い子じゃ有るまいし ギャーギャー言うんじゃないわよ」

 

魄哉「Σいや言いますよ!?

非常識にも程が有りません!?」えええっ

 

 


白「千年の腐れ縁って凄いな」

家康「ちょいちょい天海 悲鳴あげてるもんね」うん。

粋「・・姉ちゃん つっええええ」引。

 


魄哉「うう 朝まで仕事してこの扱い」ずーん。

千様「だからポックリいってんじゃと心配したげたんでしょー?」もー。


魄哉「いえポックリ逝ってるなら もうそこ大人しく休ませて下さい」

蒼月「どんだけダメージ受けてんだよ。
むしろご褒美だろ 喜べよクソジジ「黙れ 小僧。」

 

 

テオドール「千様さん 基本ノックしない方に御座いますからねえ」おやおや

家康「だねえ。
私が風呂入ろうとしてる時も思いっきり開けられて 舌打ちされたよ」ふっ

テオドール「・・・それは」うわ。

家康「うん。湯船で泣いた」

 

 


白「さてはワザとだろ」

千様「若い子が入ってたらラッキー 的な?」ふっ


魄哉「Σアンタそろそろ本気で叩き出しますよ!!」

 

シロ「そう言いながら四桁腐れ縁か」

小太郎「こいつ等 一生こんな感じなんだろな」わんっ

 

 


茨木童子「あのー。そろそろ落ち着いた?」茶ずずーっ

魄哉「Σあ。いらっしゃい
お早かったですね」はっ


茨木童子「いやホントに風呂長いから 見てきた方が良いんじゃって言ったの俺で」えーと。


魄哉「Σえ。そこまで長かったですか?」えええっ

家康「天海 ひょっとして湯船で意識飛んでたんじゃない?」


蒼月「千ちゃん行って正解じゃないかよ」うわ。

 

 


白「ん?茨木 魄哉に呼ばれて来たのか

大嶽丸も?」あれっ

茨木童子「いや 大嶽はそこで構って欲しそうにしてから拾ってきたんだけど」

 

大嶽丸「冷えるっ」ううっ

 


家康「そろそろコタツ出す?」ありゃ

大嶽丸「Σコタツ! この家はコタツ出すのか!?」ぱああっ


千様「あらあら にゃんこがはしゃいでるわー。」のほほん

 

粋「何?お前の家は出さねえの?
あんな冷えそうな山奥なのに」

大嶽丸「あーいや

出そうと思えば出せるんだが」えっと

白「?」

 

大嶽丸「その、1度出すと母上がコタツから出なくなってな

寝っ転がったまんま 菓子食うわ其処らにゴミ捨てるわ
そこそこ温かくなっても出ようとせんので 衛生面が気になると言うか」そのー。

家康「化け猫の息子より コタツ大好きなんだね 鈴鹿さん」ああうん。

 

千様「あらあらー。大嶽君も大変ねえ」


彬羽「というか

ほぼ冬場のお前だな」ジト目っ

千様「Σうっ」

 

白「バカラス 何かあったのか?」

テオドール「話の流れ的に 千様さんのノック無しの被害に遇われたのかと」


千様「やーね。彬羽君 せんさーい」あははっ

粋「うん、追撃やめたげて」

 

 

家康「で、茨木童子に用事って?」

魄哉「いえね。
春に此処に植えた この木なんですが」

中庭よいしょっ

 

 

白「あ。いつの間にか増えてたでかい木だ」


彬羽「南天か?」ふむ。

粋「えー、南天ってこの時期赤い実がつくんじゃねえの?」


魄哉「そのはずなんですがねえ。

この大きさの南天って珍しいですし
サイズ的に問題でも有るのかと悩みまして

で、植物の専門家の茨木君に診て貰おうかと」

 

蒼月「えー。もう枯れてんじゃないのー?」

 

茨木童子「いや枯れてない枯れてない
ちょっと失礼

あー これは」ふむ。


千様「Σえ。触っただけで解るの!?」

 


茨木童子「結論。ストレス」

一同「Σ木が!?」えええっ

 

茨木童子「考えてもみろよ
此処まで大事に育てられた 箱入り樹木が

こんないつ うっかり燃やされるか解らん家に植えられてみろよ」

白「Σあ。俺のせいか」ありゃ

 

 

茨木童子「そんな気の休まらない所で実なんかつけられないよなあ

うんうん。解る解る そんな気力出ないよなあ

よし。俺で良いなら話聞こっか」よっこらしょ

 


彬羽「そういや茨木は 植物属性の鬼か
草木と会話も可能だったな」ほう。

蒼月「端から見たらただのヤバい人なんだけど。」引。

 

 

茨木童子「あーうんうん

それはキッツイ
そうかそんなの見ちゃったらなあ
あー。雑草はな 仕方無無い
アンタの栄養も取られて枯れちゃうしなあ」うんうんっ

 

家康「草むしりについても文句有ったみたいだねえ」おやまあ。

テオドール「次は自分 的な話に御座いましょうか」

彬羽「ノイローゼの木か。」困惑っ

 


茨木童子「んー。うんうん


あ、ちょい長くなりそうだから 向こう行ってて」しっしっ

 

シロ「立て込んだ話になって来たようだな。」

小太郎「根っこ埋まって動けないし ストレス溜まりそうだもんなあ」わおんっ

 

 

大嶽丸「で、あのコタツは」そわそわっ

魄哉「んー。まだ早い気もしますが
冷えてから焦るのも何ですし 出しますかねえ」苦笑

大嶽丸「やたっ!」ぱああっ

 

千様「あらあら。よかったわねー」

家康「千ちゃんもね。」

 

 

 

白「あ、今出せないな」

粋「へ?」


襖ガラッ。


コマ『センサーに反応有り

侵入者。 動きが人の物ではありません』カタタッ

 

テオドール「Σまたややこしい時に!!」

 

 

小太郎「あ。しかもややこしい奴だ」わんっ

 

 

滝夜叉姫「ほほほほほほ!今日は居ったな!
夜勤明けでの襲撃 さぞかしムカつくであろう!
さあ 妾を憎み蔑み怒るが良いっ!!」おほほほほっ

 

 

襖ぴしゃん!

家康「Σ天海がまさかの敵前逃亡!!」えええっ

 

滝夜叉姫「ああっ無言で拒絶っ!
凄い 妾凄い嫌われてるっ!」ぞくぞくっ

 

 

白「めちゃ疲れてる所に変態はキツいな」うん。

粋「俺でも嫌だよ あの姉ちゃん」うっわー。

 

 

滝夜叉姫「さて、ぞくぞくした所でそこの露出狂の変態女!!」びしっ

千様「何よ ド変態」むっ

 

 

滝夜叉姫「妾より先に変態な真似をしおって 更にあげに嫌がれるとは!
腐れ縁か何かしらんが 羨ましすぎるぞ 身の程をわきまえよ!!」ぷんすかっ

千様「羨ましがられる事1個も無いんだけど

何かムカつくから、やーい アタシの勝ちー!」へっへっーん

 

粋「Σ何の戦い!?」

彬羽「Σ煽るな馬鹿野郎!!」

 


滝夜叉姫「Σくっ! やっぱこの女いけ好かん

皆の者 身の程を思い知らせてやるが良い!!」


ぼぼんっ!!

 


家康「Σ滝夜叉姫と契約した妖怪達が!」ひええっ

シロ「変態行為に軍勢まで引き連れ 大した物だ。」刀ちゃきっ

 

滝夜叉姫「後、やっぱ
生で嫌がる顔見たいから 家壊せ。」

粋「Σ傍迷惑極まりねええ!!」ひええっ

 

 

魄哉『悪鬼退散 急急如律令!』

ぱきんっ!

 

家康「Σああ! まさかの苦手な防御結界を!!」

小太郎「Σそういや元陰陽師だった!」ぎゃいんっ

 

テオドール「あれこれ 私達も中に入れないのでは?」おや。

大嶽丸「Σうわああ寒いいい!!」ふにゃああっ!

 

 

ガタゴトっ!
がたんっ!

がたたたっ

 

彬羽「更に中でタンスや何かでバリケード作ってるぽいな」

家康「Σ天海落ち着いて!
ちゃんと追っ払うから!」ひええっ

 

 

白「仕方無い。まとめて燃やすか」炎ぼぼっ

 

 

ぐいっ!

白「Σ!?」


茨木童子南天の カウンセリング中。」しーっ!

白「忘れてた 怖いぞお前。」

 

 

粋「え?火ダメ?」えええっ

小太郎「やったら茨木に怒られるぞ」わんっ


家康「けど この数

Σあ!蒼月 お前の静御前の笛なら 格下はまとめて行動不能に出来るんじゃ!!


蒼月?」あれっ

 


テオドール「この様なメモが。」

小太郎「『女の子と喧嘩したくないから 後よろしく)』

何考えてんだあいつ」がうっ


粋「Σ最後にハートマーク付けてんのが最高に腹立つ!!」ああもうっ

 

 


彬羽「と、なると 地道に殴り倒すしかないか」指ばきっ

妖怪軍団「Σ!!」びくっ


粋「Σお!さすが
やり合う前から相手びびってる!」おおおっ

 

 

 

茨木童子「へー ああそうか
急に冷え込んだもんなあ
そりゃ末端冷え性になるなあ」うんうんっ

白「木も寒いのか」へー。

茨木童子「そりゃなあ

ん?何?見も心も寒い?
あー何かホッコリ出来る物があればなあ」

白「あ。温泉の湯根っこにかけたらどうだ?」

茨木童子「Σいいなそれ!」おおっ

 

 

彬羽「いや 手前もこっち手伝え」首根っこひっ掴みっ

白「でも南天の具合が悪いの俺のせいだし」むう


シロ「思ったより気にしておったのだな」


千様「でもねー。今滝夜叉姫のお付きさん達に暴れられたら
南天ちゃんも折れちゃうかもよ?」

白「それ良くないな」ふむ。

 

テオドール「とりあえず 露払い致します」血液アンプルぐびーっ

コウモリ羽ばささっ!

 


妖怪A「Σちょ!姫様!!あれ西洋の高位魔族じゃ Σっぎゃー!!」ひえええっ

 

 


一同(モロ血の雨だ。)ひええっ


白「あ。実なってないのに南天真っ赤だ」

粋「Σテオおおお!ちょっと加減しろおおお!」ひええっ


彬羽「あいつは加減出来る程 場数を踏んでないからな」うーん。

 

 


滝夜叉姫「意外とやるな あのヘタレ吸血鬼。
これ以上兵隊減らされては叶わぬ

来やれ。手長足長」

 


ずずんっ!


テオドール「Σへ!?」

 


べちんっ!!

 

小太郎「Σあああ ハエ叩くみたいに!!」ぎゃいいんっ

粋「Σテオおおおお!!」うわああっ

 

 


茨木童子「え?温泉で癒された所にストレス?
だよなあ 傍迷惑だよなあ」うんうんっ


大嶽丸「Σすまんが少し手伝ってくれんか!?
数が多くて手に負え

 Σだああ鬱陶しい!!」シャアアアッ!

妖怪B「Σあだだだだだ!!」

 

 

白「大嶽丸って 術より普通に噛んだり引っ掻いたりのが強いんじゃないか?」あれっ

彬羽「化け猫だしな」

ぶちっ

妖怪C「Σぎゃーー!!」


白「何引きちぎったそれ」うわ。

 

粋「ひええええ」がくぶるっ

 

 


滝夜叉姫「あの鬼 さっきから何だ?

妾をガン無視して 何やら枯れ木にブツブツと
面白くない やってしまえ」指差しびっ!


手長足長ずずんっ

 

小太郎「Σでかいの行ったぞ!」わんっ


茨木童子「あーもう 面倒なお姫様だなあっ」イラッ

 

 

シロ「だおりゃあああ!!!」

氷パキペキパキーーンン!!!

 

手長足長「」カチーン。

 


滝夜叉姫「Σ嘘っ!」ひえっ

 

 


シロ「湯治直後にすまん。
これが1番手っ取り早かったのでな。」ふっ

小太郎(冬近くて調子良いから調子に乗ってるな) わおんっ

 

大嶽丸「Σ寒いいいいっ!」ふにゃあああっ

粋「Σあ。大嶽丸も戦闘不能!」テオ灰ざかざかかき集めっ

家康「Σお坊ちゃん育ちは打たれ弱い!!」ああもうっ

 

 


茨木童子「あーあ 無茶苦茶だ。

ん?何?」

南天がささっ

 

 

 

 

コマ『火がダメなら私のランチャーもダメですね

これは困った。

ん?なんです 茨木さん』カタタッ

 

 

 

滝夜叉姫(んー。 軽くちょっかいかけるつもりが長引いたし

こ奴等本気で怒らせるのも怖いな
そろそろ切りの良い所で


ん?)

 

 


コマ『ふぁいや!』

ロケットアームどひゅん!!

 

滝夜叉姫「Σっきゃーー!!」


 

コマ『ちっ!かわされました!』

しゅるるるる がこんっ!!

 


妖怪一同「Σ姫様!」ひえっ


家康「Σいきなり大将狙い!?
コマちゃんこわっ!」


コマ『いえ。囮です

茨木さん』カタタッ


茨木童子「そーれ  枯れ木に花を咲かせましょうっ!!」

 

南天の枝しゅるるるるざわわっ!!

 


千様「Σ植物操作!?」ひえっ

彬羽「いや違う あれはっ」

 


白「物凄い良く効く肥料か?」うわ。

茨木童子「そそ。
俺の植物属性の妖力でブースト」へらっ

シロ「待て。それはもしや」

 


枝の先 ばかんっ!!

妖怪一同「Σえ」

白「ひょっとして 花か。あれ」

 

 

ばっくん!

もぐもぐっ

妖怪一同「Σぎゃあああ!!」ひええええっ

 


粋「Σ元気になりすぎだろ!!」ひいっ

家康「Σ南天ってこんなだっけ!?」

 

 

小太郎「うわ。妖怪達必死に逃げ惑ってる」わお

 


滝夜叉姫「え。えーと」冷や汗っ

 

茨木童子「で、どうするお姫様
今ならまだ飲み込んだ奴等も消化前で吐き出せるけど?」

南天の口くわっ!


滝夜叉姫「Σだああ退く退く!
この辺にしといてやるわっ

者共 退けいっ」どろんっ

妖怪軍団「Σ姫様 お待ちををを!!」ひえええっ

 


南天「ぺっ!」

妖怪どちゃどちゃっ!

 

 

 

茨木童子「よっしゃ!追っ払い完了っ」わははっ


一同(いや 時間経ったら消化すんのかよ。)ドン引。

 

 

 

ーーーーーーーーー
ーーーーーー

 

 

魄哉「いやー 元気になったとは聞きましたが
此処までとは」にこにこっ

南天「♪」ご機嫌お散歩っ

 

粋「Σ納得して良いの!?」えええっ

魄哉「はあ。まあ枯れられるよりは?」

 

彬羽「おい。アレ元に戻るのか?」冷や汗っ

茨木童子「んー。
今はギリ合法な薬大量投与したみたいな物だから

冬の間にエネルギー使い果たせば春には?」

小太郎「冬の間 アレなのか」うわ。

 


テオドール「私、夜中に顔合わせたら 灰になる自信が御座いますよ」うわ

家康「あんま言うとまたストレスためちゃうよ?

ま、まあ 元気になって良かったんじゃないかな」冷や汗っ

 

 

 


【夜】

 


石燕「あー 昼間煩かったっすねえ
やっぱ仕事するなら夜っす」廊下てくてく

与一「人間の発言としてどうかと思うがな

ん?何だあれ」

 


石燕「ん?」

南天「Σ!」はっ!

 


石燕「・・・。」じーっ

南天「・・・。」どきどきっ

 

 

 

石燕「そこの造形素晴らしいヒト

ちょいスケッチ良いっすか?」真顔っ

南天「Σ!!」ぱああっ

 

 

与一「Σえ。ちょ スケッチって
誰いや何だこれ!!」ひえええっ

 

 

 

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