小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月12日

 

 

シロ「む?早いな」玄関前掃き掃きっ

茨木童子「家主に許可は取ってるんで

ちょい書庫借りるな」あくびっ

シロ「勤勉だな
此処の奴等にも見習って欲しいものだ」うんうんっ

 

彬羽「こら! 休みだからってダラダラいつまで寝て Σあだだ寝ぼけるな 噛むなこら!!」

粋「Σ兄貴ちょ発火はやめて発火は!!」ひいいっ

千様「今朝暖かったからー。
春眠かしらねえ 
寝かせといた方が安全よー?」あらあらっ

 


茨木童子「・・資料借りるだけだし静かにしとくわ」うわ。

シロ「気を遣わせてすまん。」はーやれやれっ

 

 

 

【書庫 (別名図書室)】

 


茨木童子「あれ?大嶽丸
お前も来てたの?」

大嶽丸「此処なら 何ぞ質問が有れば晴明に聞きに行けるしな」巻物ぺらりっ

茨木童子「あの陰陽師の家行くには此処の押し入れ通る様な まあいっか
成る程 陰陽道学び出したのか」ふーん。

大嶽丸「俺にも色々とな」ふっ

茨木童子(多分色々と凄いんだけど コイツ不器用なんだよなあ) 察し。

 

 


一二三「お勉強はかどってるだかー?
根詰めると頭どーんてなるだよ お団子でも あれ?」


茨木童子「あー違う違う
基本が大事基本が。
この辺はフル暗記! 考えるでなく手足を動かすくらいに自然に出てくる様に
大嶽丸「Σこれを全部か!?
え。陰陽師って頭おかしくないか!?」

茨木童子「むしろ基本フワッとしてて 何で今まであんなワケ解らん術使えてたのお前」ええー。

 

 

 

石燕「あれ? 差し入れ持ってってあげたんじゃ無かったんすか?」

一二三「今ノリノリみたいだから邪魔しちゃいけない気がしたべ」

与一「勉強でノリノリ?」ええっ

石燕「あーまあ 茨木さんも鬼なのに わざわざレア文献読みに来るヒトっすからねえ」成る程っ

 

 

 

間。

 

 

 

魄哉「いやーすみません
昨日遅かったもんで爆睡こいてました

で、はかどりました?」


茨木童子「結構?
教えてると色々復習になって俺も得る物有ったし」うんうん。

 


大嶽丸「基本は暗記かっ」ぐったり。

魄哉(この子、暗記しないで何をどうしてたんですか) ※元陰陽師

 


茨木童子「そう考えるとあの晴明は心底化け物だな
大技いくつ同時発動させられるんだか」 

魄哉「人間的にはアレですが
陰陽道では僕の師匠ですからねえ」苦笑。

 

茨木・大嶽「Σえ」

 

魄哉「認めたくは無いですがね
基本から教わりました と言うか人間社会に引きずりこまれましたよ」遠い目っ

大嶽丸「Σそんな大恩有る奴を蹴るわ罵倒するわ 何様だお前!」ひええっ

魄哉「強いて言うなら天海様です」キリッ。

茨木童子「Σあ。今のこの国の人間の実質最高権力者だ そういや」

魄哉「一応恩が有るから あんだけサボり癖の有る人でも 幕府の金であれやこれや依頼してるわけです
能力はお墨付きですしね」

大嶽丸「いや なんで上から目線なんだ」引。


魄哉「恩もですが迷惑も山ほどかけられましたんで 妥当だと思いますよ?

てか今の流れで思い出したんですが

君等スキルアップを目指してるんですよね?
いっちょやってみます?」

茨木童子「Σえ。いや俺は別にそこまでは」

 

大嶽丸「・・スキルアップとは?」ふむ。

茨木童子(Σ食いついちゃった!
どう考えても ダメな流れだろこれ!!)ひいっ

 

 

魄哉「至って簡単な事です

まずはおそらく今暇してる晴明さんに頼んで 人と変わらない様になる呪いをかけて貰い
茨木童子「初っぱなから無茶にも程が有る」

 

大嶽丸「あの、それはいわゆる能力無効化と言う奴では?」挙手っ

魄哉「違いますね
この場合は無効ではなく
一定期間 力付くで押さえ付けるって感じです」にっこり。

 

茨木童子(Σつまりあのキツネ 俺等を軽々封印出来るのか!)背筋ぞわっ


大嶽丸「ん?どうした?


ふむ。聞くだけ聞くが
その能力封印状態で何をどうするんだ?」

 


魄哉「そうですね。まずは1週間程 その無力状態で晴明さんの作り出した激ヤバ結界内でサバイバルして貰います。
もちろん 結界内でブーストかかった式神モドキの襲撃有り。
人間と変わらないんで陰陽道のあれやこれやで的確に対処しないと8割死にます

それを無事生き伸びれば無事レベルアップと

大嶽丸「Σ生き延びれるかそんな物!!」

 


魄哉「僕はこれで陰陽師の免許取りましたよ?」えー。

大嶽丸「Σやったのか!?」ひえっ

魄哉「はい。ただ 防御より来る物全て倒した方が早いと思っちゃったんで 攻撃特化陰陽師と言う ワケ解らん存在になって 今に至る感じです

最初って肝心ですよねえ」しみじみっ


茨木童子「アンタのは単純に性格の問題だろ」引。

 


魄哉「て事でやります?
やるなら僕から頼みますが

茨木童子・大嶽丸「結構です。」

 

 

魄哉「最近の子は冒険しませんねえ」おやおや。


大嶽丸(惑わされるな俺!コイツはベースが千年妖怪だ!
じゃなきゃそんなん生き残れん!!)くっ

茨木童子(別に大嶽みたいに上昇志向無いしな
もうヤンチャする歳でもないし 山の安全さえ確保出来りゃ良いし)  うん。

 

 

大嶽丸「でも俺は いい加減母上の庇護の元から出たい」ぼそっ

魄哉・茨木童子(Σ切実っ!!)

 


茨木童子「・・まあうん あの母上はなあ」うん。

魄哉「鈴鹿御前さんですか。
確かに強力と言うか パワフル過ぎて、相当頑張らないと一生息子さんの人生に影響与えまくって来そうな」

大嶽丸「言うな 既に常に引きずり回されてるんだ」ふっ


茨木童子「男としちゃ キツいよなそりゃ」ああうん。

 

魄哉「しかし晴明さんの特訓は嫌なんですよね?

てか 息子さんがそんなのやろうとしたらさすがに鈴鹿さんが怒りますか」ふむ。

大嶽丸「甘いな。
むしろ大喜びで 頑張って逝ってこいとか言うのがうちの母上だ」

茨木童子「どんな母ちゃんだよ」引。

 

魄哉「・・特訓より泣けますね それは」うわ。

大嶽丸「だろ?」ずーん。

 

茨木童子(もうどう言葉をかけて良いか解らない) 困惑っ

 

 

 

白「あれ? お前等こんな所でな何やってるんだ。」寝ぼけっ

茨木童子「Σお!さすがは空気読まないフリーダム魔王!!」おおっ

 

白「ん? 誉められてるのか?」はて。

 

魄哉「えーとその

大嶽丸君と茨木君のお勉強会  みたいな?」

大嶽丸「その言い方やめろ。」

茨木童子「でも間違ってはない」うん。


白「勉強?お前等根性あるな」ふーん。

 

魄哉「白君も一般常識ちょっとは勉強して下さいね

で、まあ どうしたら更に上に行けるかなー?的なお話をしてたんです」

白「ん? 無茶苦茶な所でサバイバルしたら嫌でも強くなるだろ」真顔。

 

茨木童子「Σあ。そういやこの魔王もそうか」はっ

大嶽丸「Σそう言えば 子供の頃は近場には化け物敵視の人間共しかおらん様な山の中でサバイバルしていたとか何とか」

 

白「周り全部敵で生き抜ければ 勝手に結構強くなってるもんだぞ?」真顔っ

魄哉「うわこの説得力の差」苦笑。

 


大嶽丸「・・やはり晴明に
茨木童子「Σいややめよう! ノリでやるのはやめよう!せめてお前は基本暗記出来てからにしよう!
無謀と勇気は別もんだから!!」ひいっ

 

大嶽丸「しかし漠然と強くなりないと思っていた所で コイツ等とはエネルギー量が違うと言うか何と言うか」むすっ

魄哉「まあ 具体的な目的は要るかもしれませんね」ふむ。

 

 


白「じゃとりあえず 敵視されてる人間に奉られるくらいを目指せ」しれっ

大嶽丸「Σとりあえずのハードル高すぎるだろ!!」

 

白「俺も一応カミサマだぞ
壊す方だけど。
目の前に居る偉そうなのを追い越せって思ったらやる気出るだろ?」

茨木童子「Σう。 そう言われると」

 

 

 

魄哉(いや君 破壊神で有ると同時に魔王ですよね?) えー。

 

大嶽丸「確かに
こんなのに負けたくない感はハンパないが」ふむ。

白「実際今負けてるけどな」ふっ

大嶽丸「Σうっさい!だああ何が何でも追い抜いてやる!」むかっ

茨木童子「単純か。大嶽」

 

 

 


魄哉「この子等全員 奉られるくらいになったら 人間側も偉い脅威なんですがねえ」苦笑。

家康「ん?なになに?何の話? 
てか、そろそろお勉強休憩しない?」団子っ


一二三「さすが家康さん。 お勉強の邪魔するのに遠慮無いべ」

家康「あはは歳の功だよー」へらっ

 

魄哉「ですねえ。一先ず休憩しましょう
ほらほら暗記の前に甘い物摂った方が効率良いですよー」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー

 

 

テオドール「それで お二方やる気になられたので御座いますか」紅茶こぽこぽっ。

白「うん。どっちも負けず嫌いだからな」団子もぐもぐっ


粋「うん。煽りはさすが

でもよ」えーと。

 


大嶽丸「Σうおお間違えた!
すまん茨木 術式暴走した!!」ひいっ

茨木童子「Σぎゃっ!義手が勝手にっ」
木の枝にょろにょろにょろにょろうぞうぞっ!

 

千様「あの義手アンタのお手製でしょ?
変な呪いこもってない?」うわ。

魄哉「Σそうかもしれません!
茨木君義手外して早く! 生体エネルギー吸い取られて干からびますよ!!」


茨木童子「Σふん!」義手ばきゃ!

大嶽丸「Σ思い切りが良すぎる!!」ひいっ

 

 


彬羽「下手に煽らん方が良かった気がするな」ふむ。

石燕「大嶽丸さん 才能あんのに壊滅的にどんくさいタイプっすねえ」あちゃー。

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る