小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月15日

 

 


【花街】

 


サタン「ほう、此処がジャパニーズ花街

Σあっ、ゲイシャだ」おおっ

 

 

粋「何がどうなってこうなったの?」おい。

魄哉「どうも、観光地か何かと勘違いされてるみたいで
接待的な?」苦笑

粋「Σいや説明しろよ!
後からややこしい事になっても知らねえぞ!!」えええっ

 


サタン「ある程度は理解しているよ?
アレだろう?
コルティジャーナとかクルティザンヌ」真顔

粋「いや 合ってるかどうか解んねえんだけど。」困惑っ

 


白「ん?
解ってるなら そう言う目的で来たのか?」あれっ

一同「Σえ゛」

 


彬羽(そう言えば 西洋の悪魔はそう言う面で やたらと緩いと聞いたようなっ)

 


お付きのスケープ「いえ御安心下さい。
サタン様は近頃流行りの 日本の絵巻物にハマっておられまして

いわゆる聖地巡礼に御座います。」絵草紙ゴソッ


粋「ん? コレ近頃流行り?」えーと。

彬羽(見た事のない絵草紙だな。)

 

 

テオドール「日本土産に適当にお渡ししたら 西洋でめちゃウケた様で御座いまして」いやはやっ

彬羽「お前の仕業か。」


白「よく解らないけど
外国で売れたんなら 良かったな作者」うんうん

 

 

サタン「そんなこんなで あくまで観光だから何も心配する事は

おお あれはゲイシャ?ゲイコ?」

 

彬羽「いや、 芸子や舞子とは若干生息地が違うな」困惑っ

魄哉(こりゃ 京にお連れすべきでしたねえ。)

 

 

地獄太夫「おんや 主さん
お待ちしておりんした

その御方が 件の西洋からのお客様で?」しゃなりっ

 

サタン「おお。これはこれは
此方が花魁さん と」ほー。

 

粋(黙ってりゃ綺麗な姉ちゃんで良かった)ほっ。

魄哉(忘れてましたが この人最高位の太夫でしたね。

ならば 接客はプロ中のプロ。
お任せしても大丈夫なのでは)おおっ。

 

 

滝夜叉姫「安心した所で どーん!!」

サタン「おや元気な」ひょいっ

粋「Σまた厄介なの出たああ!!」ひいいっ

 

 

魄哉「Σななななんで こんな所にっ!!」あわわっ

滝夜叉姫「ちょっと客引きのバイトぞ。

お坊さん 此処に良い子がおるが?」くすくすくすっ

魄哉「Σすみません!僕客じゃ無いんで!!」

 

 

スケープ「日本式のおもてなしですかな?」

白「ジャパニーズどっきりだ。
びっくりしたろ」しれっ


サタン「ああそう言う。

で、何かあの二人は特殊な関係で?」


白「うん。かなり特殊だから聞かないでやってくれ
男と女は色々面倒臭いんだ」真顔っ

 


魄哉(Σ国際問題全力回避はありがたいんですけど
誤解を招く言い方はやめてくれませんかね!)ひええっ

 


滝夜叉姫「あああ 思った通り
すっごい嫌がられてるうっ」ぞくぞくっ


地獄太夫「あんたさん、
いい加減 お客さんに怪我させたらクビに御座んすからね?」

 

地獄太夫「了解した。
妾的には 生ゴミ見る目で見下され、罵られれば良いので
嫌がらせは もうちょいピンポイントで行く事にするわ」しゃきっ

地獄太夫「何でもようござんすが、勤務時間外にしてくりんせん?」

 

 

サタン「成る程 確かに特殊な。」おおっ

魄哉「Σすみません!この手の事案で 悪魔にドン引きされるのキツいんですけど!」

 


スケープ「日本の僧侶は案外自由なのですな」ほうほうっ

魄哉「Σいえ僕ただの被害者ですから!」

 

 

白「こら、お客さん居るんだぞ。
あんまり暴れるとさすがに怒るぞ」

滝夜叉姫「ふっ。知っておるぞ魔王

お前は普段から 副官に『女はヤワくてすぐくたばるから 殴ってはいかん。』と躾られてるので女は殴れん」どやっ


白「滝夜叉姫は強いから 多少無茶しても大丈夫って
その副官が言ってるんだけどな」

滝夜叉姫「Σえ゛」

 


彬羽「更に言うと 俺自身
、度を越えるなら女でも容赦せんが?」指ばきっ

 


白「あいつに殴られるとミンチだから
まだ俺にどつかれた方がマシだと思う」ひそっ

 

滝夜叉姫「Σ・・くっ!


今日はこの辺にしといてやる!!」

しゅぱっ!

 

 

サタン「日本の花魁は身軽だねえ」ほう。

地獄太夫「いえ、あの娘はただのバイトにござんす。」

 

 

粋・テオドール(そもそも
どっちが加減しても即死だと思うけどなあ。)


白「よし。追っ払えた
お前もそろそろ 自分でどうにか出来る様になれ」

魄哉「Σあんな嫌がれば嫌がる程 喜ぶ変態をどうしたら良いんですか!!」

 


サタン「さすが、日本は変態の国だなあ」しみじみっ

粋「Σこの国そんな認識されてんの!?」えええっ


サタン「結構。
だからこの絵草紙もウケてるみたいだし」絵草紙ぽんっ

テオドール「あの、気になってはいたので御座いますが
花魁とか芸者とか
どんな内容なので御座いますか?それ」

 

サタン「子供には見せられません」 真顔っ

粋「Σお前何て物を 輸出してんだよ!!」

テオドール「Σ中身日本語なので読めなかったので御座います!
だから適当だと申したで御座いましょうが!!」

 

サタン「いや。読まなくて正解正解」あっはっは。

スケープ「我々は耐性があって良う御座いましたなあ」

 


地獄太夫「コホン。
あの、いつまでも立ち話は何でござんすし

皆さん ささ、中へ」にこっ

魄哉(Σ話を変えようとしてくれている!
さすがプロ!!)おおっ

 

 

サタン「あ、ジャパニーズおもてなしも良いんだけど

つまる所 此処は歓楽街だよね?
なら 少し頼みが有るんだけど」

 

地獄太夫「はい?」

 


スケープ「あ、また要らん事を思い付かれましたな
アレは」

粋「Σえ」

 

サタン「思うんだけどね。
本来嫌がるだろう事をすると喜ぶ者が相手なら
その逆をやれば良いんじゃ無いかな?って」にこっ

魄哉「Σえ。あの
嫌な予感しかしないんですが 「まあまあ、ほら 仕事仕事。
外国からの客への接待だと思って 『天海大僧正』。」


魄哉「Σぐ!!」くうっ

 

 

 


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ーーーーーーー

 

 

サタン「そこ行く花魁さん方

うちの店で 疲れを取って行かれてはいかがですか?」

遊女A「Σへ?花魁!?」ぎょっ

 

サタン「おや これは失礼。お綺麗なのでてっきり何処かの見世の花魁様かと

日本に来てまだ間もない物で 御無礼でしたらお恥ずかしい

ね?同僚」くるーり

魄哉「Σえ。あのっ 「おやまだ日本語が咄嗟に出ないか
駄目だなー」あっはっは

 

 

 

粋「あの、なんでこんななってんの?」困惑っ

スケープ「一言で言うと
サタン様がやってみたかった。だけですな」きっぱり。


彬羽「確かに 嫌がる事をすると喜ぶ奴は 丁寧にもてなせば退くかも知れんが」うーん。

白「店でこんなんやったら
滝夜叉姫 店荒らすだけだろ。」

 

一同「確かに。」うん。

 

 


地獄太夫「お二人共 金髪なんで外国人キャラは良いのでごさんすが

また新しいジャンルの店を出すのかと そこらの子から問い合わせが」うーん。


白「建物まで借りて悪かったな」

地獄太夫「いえいえ 
主さんの頼みとあらば。

と言うか サタン様?
あの御方 偉く慣れてござんすなあ」

スケープ「天性の才でしょうな」

 

 


テオドール「国に居る間は 私、我が子の様に面倒を見て頂きましたが

アレ見ると 血縁で無かったと しみじみ思ってしまいまして御座います」ふっ


白・彬羽(いや、 お前の実の親父だ。) 目そらしっ

 

 

サタン「さあ。今日は仕事を忘れて楽しんで言ってね 御姫様」にこにこっ

遊女B「やだもー。日本人なら真顔で言えないってー」あははっ

 

魄哉(アレを 

アレを言えと?)冷や汗だらだらっ

 

 


滝夜叉姫「今 乱入したら
さすがにグーで殴られるじゃろなあ。」ちぇー。

 

 

 

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