小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月23日

 

 

 

 

野良猫「にゃあーん。」首かしかしっ

 

大嶽丸「あれ 野良ちゃん?

おいでおいでー 煮干しあげるよー」へらっ


大嶽丸「Σやめろ!そいつに触るな!!」ひいっ

家康「へ? なんで?」きょとんっ

 


大嶽丸「コイツは人間アレルギーなんだ。

お前が触ったら首の後ろなんかにブツブツが出て可哀想な事にっ」


家康「人間アレルギーなんてあるの?」ええー。

大嶽丸「お前も羽毛アレルギーで花粉症だろが。

なんで人間のみが アレルギーの元にならんと思えるんだ」

家康「Σ確かに!!」はっ

 

 

 

千様「けどー
人間でって何に反応してそんなかゆかゆになるのー?

猫アレルギーなら 毛がダメとか色々あるみたいだけどー」

 

大嶽丸「人間も 猫の抜け毛と同じく
古くなった皮膚の欠片がウロコ状になって落ちるんだとか

で、コイツはそれに反応してしまうと言う」

野良猫「へぷしっ!!」


大嶽丸「Σう、すまん

人間の家に連れて来たらこうなるわな」ううっ

 

 

家康「うん。何で連れて来ちゃったの?」苦笑。

 

 

大嶽丸「動物の事なら そこらの医者より詳しい奴が居るからだ」大真面目っ

彬羽「いや、そこまでではないんだがな。」困惑っ

 

大嶽丸「?

お前は人の世で 生物についての指南書を出したりしてる大先生だと、
母上が行っていたのだが?」あれっ


彬羽「Σ尾びれ背鰭着きすぎだろ!
俺が出したのはせいぜい犬猫の飼い方初級編だぞ!?」

大嶽丸「Σ神じゃないのか!?」ええっ

 


千様「まあ、にゃんこの大嶽君から見たらそうなのかもねえ」あらー。

家康「拾った犬猫の育児書とか 江戸の人間もそうそう出版しないだろしねえ」

 

 

大嶽丸「そうか。お前は人の世に住まう四つ足の救世主か。
猫達の生活水準の向上はありがたい

あの魔王はいまいち何考えてるか解らんが
副官のお前はやはり信用出来

 

蒼月「なんか。懐かれちゃってない?お前」うわー。

彬羽「全く予期してない事態なんだが
良い事なのかコレは?」困惑っ

 

千様「嫌われるより良いんじゃない?
妖怪世界が平和になるわよー」

 

 

 

間。

 

 

 

テオドール「古くなって剥がれた人間の皮膚がダメと言うなら

ダメなのは人間のみの細胞と言う事に御座いますかね?」えーと。

彬羽「だな。つまりは」

 

白「俺等なら問題無いんだな。」猫撫でくり撫でくりっ

野良猫「にゃあーん」ゴロゴロっ


大嶽丸「浮気したら また飼い猫に偉い目に遭わされるぞ」おい。

 


粋「そっか。人間と妖怪って全然細胞違うって言うもんな。

・・細胞違うのに よく混ざったな俺等」じっと手を見る。

 

家康「そう考えると
存在が奇跡だよね この子等」しみじみっ


蒼月「奇跡の片っ方 
飼い猫に早速めためた怒られてるけどね」ああうん。

テオドール「Σお猫様!落ち着いてくださいませ!!
我が主が削れます!削れまして御座いますっ!!」ひええっ

 


白「めちゃめちゃ怒られたから
他所猫からは離れとく」ぼろっ

粋「うん。
兄貴を、ここまでボロボロに出来るのあの猫くらいだよな」引。


猫「カッ!」威嚇っ

野良猫「Σにやっ!!」びくっ

 


大嶽丸「何があってもアレには逆らうなよ」うん。

 

 


彬羽「しかし人間アレルギーか

人間の食べ物を下手に漁れんとなると、野良がこの冬越すのは難儀だな」ふむ。

大嶽丸「だな。
冬場は虫すら居なくなるし どうしたものか」うーん。


彬羽「飛天に相談してみるか。
確か 何ぞ投薬すれば症状は抑えられる筈だしな」

大嶽丸「Σそうなのか!?」おおおっ

 

 

千様「彬羽君 ホントなんでそんなの知ってんのって知識まみれよねえ」わお。

家康「てか、治療法有るんだ」感心っ

 


大嶽丸「やはり神かっ」キラキラっ

野良猫「にゃあんっ!」

 


蒼月「何これ。
化け猫がカラス信仰みたいになってるよ」引。

 

 


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江戸城 天守閣】

 

 

魄哉「へー。人間アレルギーですか

世の中には色々ありますねえ」ほー。

 

家康「だねえ、
てか大丈夫?もう3日くらい城に泊まりで仕事しっぱなしだよね?」

魄哉「あー大丈夫ですよ
調度ランナーズハイ状態なんで むしろ楽しくなってきた所です。

けど家老さんに偉く心配されましたんで ちょこっと休憩してるだけで
家老が過労の心配とはあっはっは

家康「うんごめん。
少しでも良いから仮眠して」


魄哉「大丈夫ですよお。
こう見えて ゴリゴリの化物ですから。

アレルギーどころか苦手な物すら有りませんし」へらっ


家康「いやそれが
飛天の話じゃ 妖怪にもアレルギーって有るらしいよ?」

魄哉「そうなんですか?」おや。

 


家康「何でも 妖怪の場合は
人より適応力があって 食べ物や接触で拒絶反応出にくい分、心因性が多いんだって

つまりー。凄いストレス溜まってる時に
物凄い嫌な事が起きたら 以降体がそれを拒否する様に

 

 

壁どむっ!!

 


滝夜叉姫「久方ぶりよな。
そろそろ妾の事を忘れてたったか?忘れておったな?

嫌な事と言うのは忘れた事が1番効く!!
さあ! 嫌な顔を見せておくれっ!」おほほほほほっ

 

 

 

家康「撃ちますよ?」銃じゃこっ!

滝夜叉姫「Σうお女相手に容赦ない!」ひえっ

 

家康「いや話の流れ呼んでね?
お宅が嫌われて喜ぶ変態なのはどうでもいいけどと言うか
人間なめたらケガするよ?

城に傷つけるてのは 誇りに傷付ける様な物なの。
万死に値するよ?お嬢ちゃん?」ゴゴゴゴゴゴゴっ


滝夜叉姫「え。あの
何コイツ 今日こわっ!!

ちいっ!妾も年末は忙しいのじゃ
今回は退いてやる!!」

 

どろんっ!!

 

 

 


家康「・・あー。 こっわ

戦国でハッタリ鍛えてて良かった」ほっ。


家老「天海様ああ!!何事です 今の物音は!

Σ天海様!?」ひえっ

 


家康「えっとね。
案の定 変態アレルギー発症したみたい

医者呼んだげて」

家老「Σはいい!?」

 


魄哉「さ、寒気と 呼吸困難がっ!」ぜーぜーっ

家老「Σうおマジですか!
ま、まずは水ををを!!」どたばたっ

 


家康「さて、 滝夜叉姫にはバレてないと思うけど
くれぐれも 更に天海の拒絶反応がキッツクなったのは知られない様にね。
あの娘 喜ぶから」

挿音「おう。俺が出てくる暇なかったわ」天井からぶらんっ


家康「じゃ、とりあえず 年末年始は忙しいから絶対変態入れないでね

で、忍軍の配置だけど」城の見取り図べらっ!

 

 

家老「あの、お宅 何者なんですか」ええー。

 


魄哉「こんなので生涯初のアレルギー。

トシはとりたく有りませんねえ」ううっ

挿音「いやー。


アレは無理だろ」うん。

 

 

 

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