小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月20日

 

 


江戸城

 


家老「時に天海様 寺社奉行谷川様の所の娘殿との見合いを断られたそうで

魄哉「仮にも坊主ですんで。」冷ややかな眼差しっ

家老「Σうおっ! 確かに」冷や汗どぱっ

 

 

魄哉「それに寺社奉行とか
ヤバいでしょうどう考えてもヤバいでしょう 坊主が坊主関連のお偉方と繋がり持ったら周り的にどうなんですそれ
あ。あそこでパイプが云々とかって詮索されて 金銭とか優遇してんだろうなとかこれまた要らん詮索されて 公金の使い方にうんちゃらとか またいちゃもんつけられてですね

家老「Σすみませぬ! 確かにせめて顔くらい見てやればと思いましたがそこまで考えておられたとは
てか息継ぎして下され どんだけ見合い嫌だったんですか!!」ひいいっ

 

 

魄哉「言って もういい歳ですし
今更見合いとかまっったく興味有りません」真顔っ

家老「失礼ながら、私にはうちの孫と同じくらいに見えるのですが」困惑っ

魄哉「お孫さん老眼ですか?」

家老(・・Σひょっとしてワシより歳上!?
確かに年齢不詳だけど!! )えええっ

 

 

魄哉「そもそも 元からあまりそう言うのに興味ないんですよ

既婚者ですし」しれっ。

家老「Σあ。そうだったので!?」えええっ

 


魄哉「かなり昔に先立たれましたが もう色恋沙汰は勘弁です」南無。

家老「Σそれはっ 大変申し訳御座いませんでした!!」土下座っ

 

 

 

【物陰】

 

女中A「Σえ。奥様亡くなってたの!?」こそっ

女中B「息子さん達がかなり大きいし
別に不思議じゃないんじゃ?」

女中C「ん?でも 息子さん達皆似てないよね?
奥様 複数居ると思ってたけど?」あれっ?

 


女中トリオ「どっちにしろ 難攻不落か。」ちいっ!


挿音(親父 ほんっとモテやがんな。)天井裏こそっ

 

 


魄哉「あ、そうそう
本日 部分的に太陽が欠けますんで
万一民衆がパニック起こしたりしたら 即元戻るんで問題ないです。と伝達お願いします
忘れてました」

家老「Σだから何でそう言うの解ってしまわれるのですか!!

そう言う万能なせいで あっちこっちから あ、いえ何でも有りませんっ」

魄哉「元陰陽師だからですかねえ?」はて。

家老「Σ陰陽師凄っ!!」おおっ

 

 


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白「じゃ 日食の間は気を付けた方が良いのか」ふーん。

彬羽「だな。

今回は少し欠けるか?ってくらいだが
昼であるのに 昼の象徴である太陽が欠ける
これは本来夜の住人である妖怪達に影響が出ると見て間違いないだろ」


テオドール「10文字以内にまとめますと?」

彬羽「変なのが増える。」きっぱり。

テオドール「成る程に御座います」おおっ

 

 

 

白「妖怪なんて皆元から変だろ」

粋「いや 人間も大概変だし。

日食でおかしくはなんない    ・・よな?」

 

石燕「なんであっしに言うんすか?」

与一(妖怪より妖怪だからだろうなあ。)うん

 

 

白「別にちょこっと欠けるくらいなら大した事無いだろ

なんかしたらどつけば良いし」すたすたっ


彬羽「皆が皆お前くらい適当なら 有る意味平和なんだがな」うーん。

粋「いやそれ、それこそこの世終わんだろ。」

テオドール「我が主は唯一の存在ゆえに尊いのであり
他の者が真似などしても出来るはず等無く 無駄なので御座いますよ」ふっ。


石燕「テオさん。別にコスプレ祭するわけじゃないっすよ」

 

 

 


間。

 

 

 


白「・・・あれ?」 黒髪っ


一同「おい。」

 

 

粋「魔王が率先して モロ影響受けてんじゃねえかよ!!!」えええっ

白「今までこんなの無かったのにな?」首かしげっ

 

彬羽「Σ他の奴等は!血に飢えて人を襲ったりしてねえか!?」はっ。


一二三「確かめるだ!
煮干しとうっ!!」ばららっ

 

大嶽丸「にゃーっ!!」しゅばっ!

九尾「おやつじゃー!!」こーん!


一二三「いつもどおりだべ。」キリッ。

 

 

小太郎「お前等・・」わおんっ。


九尾「お?犬 お前は食わんのか?」煮干しぼりぼりっ

大嶽丸「Σあっ! せっかくさっき茶碗をもらったと言うのに
こんな野良猫みたいな真似を」はっ。

小太郎「あ。茶碗貰ったんだ
よかったな」ああうん。

 

 

家康「千ちゃんが 『これだけうちに来るなら家族よねー』って
で、なんかあったの?」

粋「日食のせいで兄貴がこんなん。」ほれ。

家康「Σわお お手軽イメチェン!」ひえっ

 


白「困ったな。俺これから芝居小屋出だぞ」むう。

粋「問題そこ!?」

テオドール「大問題に御座います!
舞台に穴開けたら 我が主が皐月さんにマジギレされるので御座いますよ!?」


粋「えーと。それは確かに大問題なんだけど
あの、他に問題起きてるかも知れないのに そこいいの?」えー。

 

 

石燕「いんや。テオさんに影響出てない時点で問題ないっしょ」ほれ。

テオドール「Σあ。私は月に左右される生き物っ
その対となる太陽が欠けていると言うのに まっったく影響御座いません!」はっ

 

彬羽「確かに。
バロメーターとしては 若干ガバガバな気もするが」ふむ。

テオドール「まあ 夜中熟睡で昼間ウロついてる吸血鬼に御座いますからねえ」へらっ

 

粋「ん?じゃあ兄貴はなんでモロ影響受けてんの?」


白「Σあ。昨日の夜
猫が夜遊びに出掛けよう出掛けようとするから ほとんど寝てない」はっ。

一二三「まさかの寝不足だべか」わおっ


白「普段めちゃめちゃ寝るからな俺
道理で眠いと思った」あくびっ。

 

彬羽「成る程。
猫は春先アクティブになるからな」

大嶽丸「Σ茶碗で飯を食えば良いんだろ!?」煮干しぽりぽりっ

彬羽「お前の話じゃない」

 


粋「えっと。じゃあ兄問題ねえの?ホントに?」えええっ

 

 

千様「大丈夫じゃなあい?

ほら 納豆小僧さんも いつも通り気さくよー?」

納豆小僧ぺこりっ。


粋(Σうちの兄上 寝不足だと納豆小僧以下!?) 

 

 


一二三「じゃ。黒い髪の毛きっちり結って 白いヅラかぶんねーとだべな。
んー。この長さだとくくるの大変だべな」むう。

 

白「いっそお前 ヅラかぶって代打やるか?」

粋「Σ無理無理無理無理!頼むからそこ面倒臭がんないで!!」ひいいっ

 


彬羽「それはプロとしてダメだろ」

テオドール「我が主の芸風は 『何するか解らん』に御座います故
実は替え玉で 弟さんが代打してましたでも そう来たか!と喜ぶ方が主なファン層なので御座いますよ」

彬羽「普段どんだけ無茶苦茶やってんだ」冷や汗っ

 


白「面倒いからこのまんまやるか」ふむ。

粋「Σ黒髪で!?」ええっ


大嶽丸「実は別人でした。よりは マトモ    か?」うーん。

 

 


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【再び江戸城

 

 

家康「て、事でね

今の所 白にしか影響出てないぽいけど
万一何かやらかす妖怪いたら ぶん殴っといてってさ」

魄哉「妖怪殴っとけって 人間側に言うのも何ですがねえ」苦笑。


家康「まあ大丈夫でしょ
他の子には特には・・・ ん?」

魄哉「何か?」


家康「あ、いや

千ちゃんが 今日やたら優しかったなあとかって
キゲン良いのかなって思ってたけど 確かに女の人ってさ」

魄哉「ああ 女性は月の影響を受けやすいとか言いますねえ

けど、優しいなら良いじゃないですか。普段自堕落でワガママで物欲の塊ですよ あの人」

家康「うわ容赦ない。

まあ そう言えばそうなんだけど
それなら女妖怪には気を付けた方が良いかもねえ」ふむ。

 

 

ずずんっ!


家康「ん?」

魄哉「Σこの揺れは!?」ばっ!


家康「天海!? 何か覚えが

Σあ!この感じ! 私も覚え有る有る!!」ひええっ

 

 


滝夜叉姫「まだ日が高いが 迎えに来たぞ
今日こそは妾と共に参ろうぞ」障子すすーっ。


魄哉・家康(Σ曇って薄暗いのがまた怖っ!!)

 

 

滝夜叉姫「先日 しょうもない事で呼び出しを食らって近くに来たのでな
前回はいきなり過ぎた しかし、今度こそは そろそろ覚悟は出来たじゃろ?」

魄哉「Σいいいえ!僕は僧侶ですし そもそも既婚者「問題ない略奪する」

魄哉「Σそんなキャラでしたっけ!?」えええっ

 


家康(Σあ。日食の影響!?
女妖怪だから影響受けまくってるの!?)


滝夜叉姫「そなたが近くに居るなと思ったら 妾は昨夜眠れんかったぞ」きゃっ

魄哉「あの。ホントそう言うキャラでしたか?」引。


家康(しかも寝不足プラス

モロ影響受けてる) わおー。

 


滝夜叉姫「と言う事で 大人しく我が居城にて婿となれ!
なんだ無骨な城に住みおって
あ、家柄か!?家柄が気になるなら 妾の父上は「Σだああストップストップ! 父君のお名前アウトです!名前言った時点でエッグい呪い発動する御方ですから!!」ひええっ

 


家老「て、天海様

その様なおなごがおられますなら 言って下さりますれば この年寄りも見合い云々等 無粋な言動は控えますのに」

魄哉「Σ物陰から家政婦みたいに覗かんで下さい!
てかどう見ても襲われてるでしょうが!!」くわっ!

 

 

家康「もう全部 日食のせいにして流れに身を委ねるって手も  Σ ぐはあっ!!」

魄哉「Σ出来るか!!」


滝夜叉姫「おお!意外とワイルド!」きゃっ

魄哉「Σこの人今何を言ってもダメな気がっ
ちょ 誰かああ!!」うわああっ

 

 

女中トリオ「Σ天海様に何さらすこんの痴女!!」襖すぱーん!!

滝夜叉姫「Σんなっ! 下賤な芋やカボチャが失礼な」むかっ!

 

 

家老「ほんにおモテになりますなあ」おおっ


魄哉「あの今日 早退して良いですか」ぜーぜー。

 

 

 

 


徳川忍「あの お頭?
バラす手伝いは良いんですが 何バラしたんですか これ」えーっと。

滝夜叉姫のがしゃどくろ バッラバラッ


挿音「気にすんな。
城内は乗り物禁止だっての」キセルふー。

 

 

 

 

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