小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月13日

 

 

 

魄哉「・・・。」


家康「あ。天海 おかえりー」ごろーん

 


魄哉「汚い  ですね」チラッ

 

千様「えーそう?
多少散らかってた方が物取りやすいしー
あ。ゴミ箱に入んなかった」

ミカンの皮ぽすころんっ

 

魄哉「立って捨てに行きなさい
ったく食べ散らかして 虫沸きますよっ」

ミカンの皮拾いっ


ぱきゃっ。

 

魄哉「ん?」

 


畳に落ちてたせんべいの欠片 (そこそこ大きい)

 

 

 

 

 


粋「Σうおお!?何々!?」びくっ

テオドール「Σ魄哉さんの怒声で御座います!!うお怖っ!離れてるのに鼓膜がっ!」ひええっ

白「坊主って 意外と腹から声出るよな」うわ。

 

 

一二三「皆なんでコタツ入らねえのかと思ったら
ド汚かったんだべな」ああうん。

彬羽「Σだからと言って なんで俺の部屋に溜まるんだ手前等は!」机だんっ!


白「瓦版のコラム書けたか?
お。 坊主が揃った俺の勝ち」どやっ

彬羽「Σ書けるか!

どんな百人一首してんだ手前等は!」

 

粋「捲ってって絵柄が揃ったら勝ち

的な?」

テオドール「男性、姫、坊主等
奇跡的に全て集まった者の勝ちと言う 我が主オリジナルルールに御座います」ふっ

一二三「上がる方がムズそうだべ」うわ。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

魄哉「全く だらしない事この上ないっ」ぷんすかっ

蒼月「Σだからってコタツ撤去はないだろ!!」ひええっ


魄哉「てか君 中に居たんですね」

蒼月「Σ蛇だからね!死活問題だよ!!」

 

魄哉「とは言っても コタツ置くとまただらしない虫が沸きますし」うーん。

 

千様「やーね。人を虫呼ばわりよー?」えー

家康「きったなかったのは否定しないけど
そこまでしなくても ほら蒼月も可哀想だしさ」ね?


魄哉「蒼月君、そういえば君
僕の部屋から持ち出した本返してませんよね?」

蒼月「Σう あれはそのっ」ぎくっ

 


魄哉「まさか 遊ぶ金欲しさに売っぱらってたりしませんよね?」

蒼月「Σいいいい一時的に質に入れただけだし!
今すぐ引き出して来るからっ!」すたこらっ

 


千様「あ。しばらくコタツ無理そう」うわー。

家康「あの子 どんどんろくでなしになってくなあ」


魄哉「アンタが言うか」イラッ。

 

 

 

大嶽丸「Σえ。コタツ無いのか!」がーん!


千様「あら 大嶽君」

家康「ごめんねー。あんまり散らかしてたから取り上げられちゃって」

大嶽丸「Σなんて勿体無い事を!」ふにゃああっ

 

魄哉「え?あの」えーと。

 


大嶽丸「そうか。コタツ無いのか」しょぼんっ

魄哉「今回だけですからね
二人共!」どっこらしょおっ!

 


千様(よっしゃ 天然にゃんこさすがよ大嶽君!) 

家康(天海、女子供と動物に弱いからなあ) 苦笑。

 

 

 

間。

 

 


大嶽丸「ほっ。」ぬくぬくっ

 

粋「コタツ戻って良かったなー」ほっこり。

テオドール「確かに ダメになるのも解る気が致しますがね。
お布団と暖房の二段構えとは ダメになるしか御座いません」ぬくぬくっ


白「ぐう。」すやー

一二三「白さんは年中同じだべな」ああうん。

 


魄哉「彬羽君 次皆がだらしない真似をしたら容赦なく取っ払って下さいね」

彬羽「いや俺に押し付けるな。

確かに汚かったが そこまでピリピリせんでもな」困惑っ


魄哉「ああ言うの嫌いなんですよ
特にその 千様がだらしないのは既に諦めましたが

千様「さりげに失礼ね。」ごーろごろっ

 


魄哉「アンタ仮にも将軍なのに 仕事もしないで毎日毎日ゴロゴロと恥ずかしいと思わないんですか」

家康「Σあああコタツに入ってるのに絶対零度の視線がっ!

寒い 寒いよっ」ひええっ

 

 

白「雪女も真っ青のひんやり感だ 
な?猫」目こすりっ

猫「にゃっ」コタツからずぼっ


千様「あら。猫ちゃんも入ってたの?」あらあらー

粋「つか こんな大人数入れるコタツ 何処で買ったんだよ」ええー。


千様「人増えたから 挿音が秋に作ってたわー」

テオドール「御本人はほぼ自宅におりませんのに。
バリバリ働いて お家でレア扱いされてるお父さんみたいに御座いますねえ」

 

 


挿音「いや。居んだけど。」えーと。

一同「おかえり」気まずっ

 

 

挿音「おう。団欒ムードが凍りつく辺り 見事に家に居場所のねえ父ちゃんの気分だわ

ほれそっち詰めろ」しっしっ

テオドール「Σこ、言葉のアヤに御座いますよっ」ううっ

 

挿音「しっかし汚ねえなあ

ん?ジャリッつったぞ?」


魄哉「Σえ、もうですか!?」ぎょっ

粋「Σさっき1回撤去した所なのに!?」えええっ

 


千様「この人数ならしゃーないわよお

あー ぬっくい」ごろーん。

挿音「ジャリッつったって言ってる直後に どんな神経してんだ手前」 うわ

千様「アンタ忍でしょー
野でも山でも潜むのが仕事じゃない
それなのに潔癖症ー?」えー。


挿音「だから家でくらい清潔な所で寛ぎてえんだよ。」

 


魄哉「ジャリって何処ですか?

ほらそこ退いて」しっしっ

千様「えー。掃除なんて後でもいいじゃない
今使ってんだし「アンタ等常に誰か居るでしょうが いつ掃除出来るんですか」

 


晴明「さむさむさむ。
お!コタツか ちょっとそこ詰めろっ」おおおっ

大嶽丸「俺が言うのも何だが
お前もはや自宅感覚だな」ゴロゴロっ

 

 

白「掃除 出来なさそうだな。」

魄哉「・・・」イラッ

 

 


ーーーーーーーーー

 

 

千様「あー。
なんもしたくない 


殿、御手洗い代わりに行ってきてー」だらーん。

家康「えー。むしろ私の分も二人分してきて

挿音「踏むぞ手前等。」

 


大嶽丸「すやすや」ゴロゴロッ

 

テオドール「皆さんダメになってしまわれましたね」うとうとっ

粋「だなー。
あれ?カラスは」

白「こんなのになりたくないって 部屋戻ったぞ」ごろーん。


晴明「寒いであろうに
生真面目な奴よのー

あ、いかん。ミカン食い過ぎた」よいせっと

 

千様・家康「じゃ三人分で」

 

晴明「己等 膀胱破裂しても知らんぞ Σうお寒っ」

すたすたっ

 

 

粋「急に冷え込んだもんな」うん。

テオドール「で御座いますねえ

あ。お風邪等召されませんように」どてらよいしょっ

白「重い。」ずしっ

 


千様「白君偉い事になってるわねー」あらあらっ

家康「大事にされ過ぎて どてらの枚数が偉い事に」苦笑。

 


粋「突っ込み居ねえからやりたい放題だなあ」うわあ。

挿音「親父も拗ねて奥で読経してるしよ。
つか石燕生きてんのかよ?
部屋で凍死とかしてねえだろな? 

見てくるか」よいせっと。

 

 

千様「もしくたばってても この冷えじゃ簡単に腐んないから良かったわねー」だらーん。

家康「うわ酷い。
けど、何かこう暇だねえ

ん?」

 

 

粋「家康、何かロックオン って顔してるけど
それどう見ても 晴明の持ち物だからな?」

家康「んー。大丈夫大丈夫
オバケ関係だと怖いし

あ。風呂敷めくれてるね」ふむ。

千様「ちょっとー やめときなさいよー?」

 

 

家康「ん?何これ
何かの絵図かな?」覗きっ


テオドール「見たら呪われるのでは御座いませんか?」

家康「えー?
いや触ってもないし
セーフじゃない?」


粋「暇だと人間って大胆になんだなあ」ああうん。

 


家康「そーっと もちょっとだけ捲ってみようか?」にししっ

千様「やめた方が良くない?」


家康「ちょっと ちょっとだけね?」しーっ

テオドール「後で怒れるのでは御座いませんか?」あーもうっ

 

ぴらっ

 

 


ぼんっ!!

 

ぶるぶる「我が名はぶるぶる!
よくぞ隙間を空けてくれたっ

礼としてこの場の全ての者の体温を奪いぶるぶるさせてやろうっ!!」わははははっ


一同「Σまた嫌な時期に嫌なのが!!」ひええっ!

 

 

 

襖ばんっ!


魄哉「何ですかこの妖気!!」数珠じゃらっ!

晴明「急急如律りょ  ・・ん?」

 

 


白「ぶるぶるしてるんじゃないのか?」


どてらこんもりっ。

ぶるぶる「」

 

 

粋「Σどんだけ重いの そのどてら!!」ひええっ

千様「もー!殿が要らない事するからっ
皆凍えちゃうじゃないっ!!」ああもうっ


家康「ごめーん
白 助かったよ

Σあ。天海」はっ!

 

 

 

ーーーーーーーーー
ーーーーーー

 

 


蒼月「あー やっと買い戻せたよ
さむさむっ

ん?あれ なんかやたら綺麗じゃない?」床触りっ

 

小太郎「やっぱ解るか?」わんっ

蒼月「だね。ケダモノのお前が入ってるのに そこらに毛も落ちてないし
何?掃除頑張っ


うおお馬鹿殿汚っ!!」ひえっ

 

家康「天海がね。そんなゴロゴロ要らん事しかしないなら
少しでも有益にゴロゴロしてろって。」しくしくっ

彬羽「静電気と 細かいホコリを絡めとる目の細かい特殊な繊維で作った着物らしいが」うーん。


蒼月「また変な所で 何変な技術披露してんだよ あのジジイは。」うわー

 


家康「静電気でパリパリするうう」ううっ

 

 


石燕「いや マジであの生地ホコリ取れるんすよ。
あっしの部屋 紙山積みでマジ汚いんで テストしてくれって試供品試してたらいや取れる取れる

おもろくて止まんなくなっちゃったんすよ  Σべくしっ!」


挿音「おう。冷えきるまでやんなや。」

 

 


魄哉「と言う事で
忍って摺り足で歩く癖が有るじゃないですか?

足袋作るんで履いてくれません?」

挿音「親父悪い 俺冬でも裸足派。」


魄哉「Σあ」

 


小太郎「お掃除系便利グッズに目覚めた お母さんが居るな」わんっ

 

 


千様「皆 コタツは綺麗に使いましょうね?」真顔っ

大嶽丸「あんなの着せられたくないしな」うんうんっ

 


白「汚くしても家康転がしとけば片付くけどな」

ごろんっ

家康「Σやめてえええ」ひええっ

 


魄哉「お好きなだけゴロゴロどうぞ
面倒くさい徳川の政務は『全部』僕がやりますから」ふっ

彬羽「まだそこ ムカついてたのか。」

 


魄哉「家に居るならせめて家事やれ デクの坊!」けっ

白「落ち着け お母さん」どうどうっ



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