小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月26日

 

 

 


魄哉「見合い話?
今度は誰のですか」げんなりっ

飛天「うわ。解りやすく迷惑そうこの保護者」

 

魄哉「毎度すっぽかしたり逃げたり
こっちが相手に謝る事になりますからねえ

で、誰のなんです?」はーやれやれっ

 

 

テオドール「Σお見合いって=結婚を前提にってのではないので御座いますか!?
何故手慣れた感じに!?」

粋「外国ってそうなの?
つか向こうでもお偉いさんくらいじゃそういうの
ちゃんと断れるから大丈夫だって」苦笑

 

 

 

魄哉「・・・Σはぁ?」

 

粋「何で声裏返ってんの?」あれっ

 

 

 


ーーーーーーーーー

 

 

 

 

飛天「えー 本日はお日柄も良く」えーと。

千様(話持ってきて 即日見合いって何?)ええー。

 

 


魄哉「大雨ですがね」ぼそっ。

見合い相手「Σなんかすみません!」びくっ

 

 


シロ「何がどうしてこうなった?」襖の影っ

 

テオドール「何でも 千様さんの良く行く小間物屋の息子さんだとかで」ひそひそっ

シロ「そういう事か。
しかしまた難儀な女を」眉ひそめっ

粋「見た目に騙されたんだろうなあ」苦笑。


家康「てかさ。話持ってきて即日お見合いもだけど
見合い相手の自宅で見合いってどうなの?」困惑っ

 

彬羽「仲介が飛天だぞ。

普通なわけあるか」すたすたっ

一二三「彬羽さん。イトコにどんだけ苦労かけられて来たんだべ」

彬羽「聞くな 思い出したくもない
ほれ、子供は奥で遊んでろ」

 

 


飛天「いやー あの店結構な大手な上 この人長男だからさ
いきなり常連客捕まえて この女が良いわ言っても中々通らないだろってことで

そんならまとまりそうなはまとめてから ゴリ押しのが良くねって話になってさ」わははっ

見合い相手「Σあのっ!本人の前でそう言う話はっ」ひえっ

 

 

粋「うん。見事に普通じゃねえわ」ああうん。

 

 

千様「飛天君 デリカシー無いわよ。
ただでさえ いきなり相手の家に単身乗り込むとか冷や汗ダラダラ物なんだから 察してあげて」

飛天「Σ言われてみれば 確かに!」はっ

魄哉「君 医者なんですから もうちょい思慮深くなった方が良くありませんか?」

 

飛天「そっかそっか
お嬢さんを下さい並にキッツイよな
考えて無くてごめ


見合い相手(気を遣ってかばってくれた
優しいっ )おおおっ

 


飛天「あの、なんか 大丈夫そうです。」

魄哉「中々にキャラの濃い人の様ですね」ほう。

 


千様(てか こんな店員さん居たかしら?)うーん。

 

 

テオドール「何で御座いましょう?
ちょい変ですが悪い方では無さそうな」ふむ。

家康「千ちゃん全く興味無さそうだけどね」

 

 

見合い相手「で、あの
そちらの方は」えーと。

飛天「あ。グダッてて紹介して無かった

えーと。

此処の世帯主でその、  ・・・弟さん?」チラッ

 

 

一同(Σ見た目確実に国籍違うだろ!!
それで行くの!?)えええっ

 

 

魄哉「どうも。姉がお世話になります。」ぺこりっ

見合い相手「Σあ!いえいえこちらこそっ

いきなり押し掛けて大変失礼をっ」土下座っ

 

 

シロ「人間は出来とる様だな」ふむ。

粋「明らかにおかしいのに 
人の家の事根掘り葉掘りしねえ 凄え。」おおっ

 

 

魄哉「それでそのー。
いわゆる公務に着いている身では有りますが 職種が若干特殊な為
身内以外には明かせない事となっております

その点ご了承ください」

見合い相手「Σあ!はい 存じておりますっ
その様なお家で有りますのに 今回この様な席を儲けて頂いて」ぺこぺこっ

 

 

粋「凄え。ヤバい家感満載なの微塵もビビんねえよ」おおっ

テオドール「まあ、天海大僧正やってますとか言えるわけが御座いませんしね」ふむ。


シロ「確かに口外出来んが
あやつも何もあんな言い方せんでも」うーん。

 

家康「と言うか 天海
まさかと思うけど」あれれっ?

 

 

 

かたんっ。

 

一同「ん?」

 


白「あれ。客か?」

千様「Σぎゃっ!白君 頭あたまっ!!」

白「ん? Σあ。」ツノッ

 


粋「Σげ! 朝から居なかったから説明してねえよ!」ひえっ

 

 

見合い相手「え。どうし

 

鏡子「必殺 木漏れ日フラッシュ!!」反射ていっ!


奥の部屋からピカッ!!


見合い相手「Σ目がああああーーっ!!」うわああっ!

 

 


どろんっ。

 

 

白「ごめん。ひっこませた」ひそっ


飛天「あ、うん。医者でよかった
大丈夫かー?」

 

 

見合い相手「だ、大丈夫です
日光が何かに反射したみたいで お騒がせを

えっとこちらの方はっ」くらくらっ

 

魄哉「息子です。」真顔っ

見合い相手「Σえ。

あ、となると
甥っ子さんで?」はっ

 

 

粋「Σいや普段から 我が子みたいなものとか言ってるけど!!」

テオドール「Σ魄哉さんが弟で 我が主が甥っ子って 
千様さんいくつの設定にする気に御座いますか!!」ええっ

 

 

家康「あ。やっぱり
この見合いぶち壊す気だ 天海」わおー。

シロ「Σはああ!?」

 

 

家康「考えてもみてよ
何歳設定ってその時点でおかしいでしょ
最初から騙す気でしょ?
そもそも千ちゃん 天海と同じで人ですら無いんだよ?」

粋「あ、そっか。
はなから上手く行くわけねえんだ」はっ

 

シロ「え?だから早めにぶち壊そうとしとるのか?
そんな物 見合いが終わってから断れば良いのでは?」

挿音「解ってねえなお前ら」キセルぷはーっ

テオドール「Σげ。」

 


挿音「げって何だよ」あ?

 

粋「いやあの
普段あんま帰って来ねえのに このタイミングでってその」冷や汗っ

挿音「どのタイミングだよ?」ああんっ?

テオドール「案の定キゲン最悪では御座いませんか」ひええっ

 

 

シロ(こいつ等の関係性 とことん解らんのよなあ。
結局デキとるのか?)うーん

挿音「んだコラ 何ジロジロ見てんだ
眉間にチャクラこしらえられてえのか?」キセルすちゃっ

シロ「うむ。少なくとも面白くは無さそうだな」

 


粋(まあ。物心ついた時から 常にベタベタされてたらしいし) 

テオドール「普通にポッと出の奴に持ってかれたら シスコン型でも拗らせおねショタ型でもムカつくのは解る気が致しますねえ」


家康「Σテオちゃん 声に出てるよ!」ひいっ

 

 

 


魄哉「ほらほら縁側から上がっちゃ駄目といつも言ってるでしょう

お見合いの席なんですよ。
奥行っててください」

白「見合い?

Σえ」ぎょっ

千様「なんでアタシ見てビビるの?ねえ」


白「世の中色々居るんだなって

そうか。 そりゃ大変だな」すたすたっ

 

 

襖すっ

ぱたんっ。

 

 

 

白「ぶち壊すなら得意だし
気軽に言え」にやっ。

挿音「手前はなんで 常に無表情な癖に そう言う邪悪な笑いだけは表情豊かなんだよ」

 

白「面白いから」くっくっく。

シロ「そう言う所は 心底魔王なのだな」

粋「むしろ悪魔だろ。」

 

 


家康「どっちにしても天海が潰す気の時点でねえ

あの人も可哀想に」襖の隙間から覗きっ

 

 


魄哉「あのー

正直に言って良いですよ?

あなた実年齢いくつなんですかって ほんとはめちゃ気になってるでしょう?

ほら段階踏んだお見合いじゃないんで前情報とか無いでしょうし。
すんごい化粧で誤魔化してる大年増だったらどうしようとか めちゃ気になってるんでしょう?」ほらほらっ

 

千様「Σアンタ何抜かしてんの!!」むかっ!

 


見合い相手「あ!いえ
そこは別に

失礼ながら 年齢なんて平均とか目安的な物ですし
御本人がこれだけお綺麗ならと Σうお失礼しました!」照れっ


千様「・・・あらー。」おほほっ

 

 

 

蒼月「凄いな あそこから逆に好感度爆上がりだよ
勉強になるな」へー。

 

粋「いきなり生えて状況把握いなお前」

蒼月「お宅のお兄ちゃんが 面白い事やってるって「Σ兄貴こら! 壊せって頼まれてねえんだから端迷惑なの呼ばない!!」

 

挿音「ほっといても あの女の本性知りゃ裸足で逃げ出すだろよ
アホらしい」けっ。

 

 

千様「あのー アタシすっごいだらしなくてー。
家事とか出来ないし
1日中ゴロゴロだらだらしてるしー

イメージと違うと思うんだけど その辺よろしいのかしらー?」


シロ「聞こえておった様だな。」うわ。

 

 

見合い相手「Σなんて正直な人だ!!
正直は何よりの美徳ですっ」じーん!

粋「Σ相手も強い!!」おおっ

 

 

魄哉「ちっ」


飛天「Σえ。あの

・・弟さん?」びくっ。

 

 

見合い相手「貴女は素晴らしい!
店の女将さんになんて思わなくて良い
私を支える 私のおかみさんになってくださいっ!!」ぐぐっ


千様「え?え? 早くない?
どうしましょ 思ってたよりずっといい人だわー」きゃっ


飛天「Σうお 展開はやっ!」ええっ

 

 

魄哉「まあまあ 落ち着いて。
そう結論を焦らなくても 

ああほら 良い天気になって来ましたねえ」

見合い相手「え? ああはい良い天気

Σうお何このデカイ犬!」ひえっ

 

犬神「おんっ!」尻尾ふりふりっ

 


飛天「ていっ!!」 せんべいぽいっ!

犬神「わおーん!!」てててっ

 

 

飛天「あれも公儀のトップシークレット。
南蛮渡来の超大型犬です。」しーっ

見合い相手「Σあ、喋っちゃ駄目な奴ですか」成る程っ

 


シロ「柔軟な奴だな」もはや感心っ

 

 

見合い相手「いや大変なお仕事をされておられる様で

Σうおお今度は更にデカイ狐が鼻歌歌いながらっ」

 


九尾「ふんふーん。」てくてくっ

 

 

彬羽「せいっ!!」

ぶんっ!

ごちんっ!


白「痛い。」


九尾「お。だーり Σこーんんんっ!?」

がしっ!だだだだだだっ!!

 

 


飛天「ここの裏山 獣が多いんでやたらと動物が良く育ってて「いえあの 尻尾が沢山あって歌ってたようなあの」

飛天「そう言うレア品種で、歌っぽいのは鳴き声です」真顔


見合い相手「Σそうなんですか!?」えええっ

 


飛天「そうそう
いやー ホントこんな山の高い所
普通の人は住まないからビックリしちゃうよなー

(俺ひょっとして 凄くヤバい話持ってきた?)」冷や汗っ

 


魄哉「あーまあ
住む世界が違うと色々と

おや大嶽丸君 いらっしゃい」


大嶽丸「Σにゃっ!? 客か しまった!!」顔隠しっ

見合い相手「Σえ?」

 

 

彬羽「取ってこい」びしっ。


犬神「わおおおおーん!!」どたばたっ!!

見合い相手「Σさっきのデカ犬ーっ!」


大嶽丸「Σぎゃああ何をす 犬臭うわあああっ!!」


どどどどどっ

 


しーん。

 

 

 

千様「・・皆して何なの?」


魄哉「さあ?」眼鏡きらーん。

 

飛天「Σ大丈夫かああっ!?」

見合い相手「だ、大丈夫っ」よろろっ

 


飛天「今日は何なんだいったい

いやアンタも。 ちょっと見えてるから」


石燕「Σうお。バレたっす!」

縁側の隅で具現化うにょうにょっ

 

見合い相手「あの、床から百鬼夜行生えてませんか?」困惑っ

 

 

 

 

 

彬羽「手前は何をちまちまちまちま小細工してんだ。」ぎりぎりぎりっ

白「潰れる潰れる。

だってほら ぶっ壊して欲しそうだったから」


挿音「誰もんな事言ってねえだろ
何アホ抜かして「お前じゃないぞ。
何だ やっぱ壊して欲しかったのか?」

挿音「へ?」

 

 

 

家康「あ、やっぱ天海

違う意味でぶっ壊したかったんだね」成る程っ


九尾「有る意味 『弟』なのはマジでじゃろ?
同じ奴等に作られたホムンクルスじゃしのう」こんっ

 

蒼月「揃って世話のかかる姉ちゃん取られるのが嫌なのかよ!
何この厄介親子 面倒臭っ!!」うっわ!

挿音「Σ俺は何も言ってねえだろがあっ!!」うがあっ

 

 

 


飛天「いやもう モロ聞こえてんだけど!!」ひええっ


魄哉「Σ違います!違いますからねっ
僕としてはとっとと片付いて貰いたいてか いつまでうちに居座る気かとっ
良い機会ですけど そこは相手の為にもホイホイさあどうぞってわけには聞いてますっ!?」

 

 

千様「そのー
そんなこんなで アタシ人間じゃないんでー

ごめんなさいパスだわ」きっぱり

飛天・魄哉「Σ!?」

 

粋「Σ姉ちゃん 面倒臭がんないでええ!!」ああもうっ

 

 


見合い相手「そんな気はしてました。  が、それでも良いかと

しかし、貴女はめちゃめちゃご家族に愛されておられますし 無理に連れ出すとバチが当たりそうですね」ううっ


シロ「なんだこの聖人は。」引。

 

 

 

見合い相手「その。また買い物に来てください
心よりお待ちしておりますので」

千様「なんか物凄くごめんなさい。
来世は是非人外になって来てね」

 

粋「さりげに酷え。」うわ

 

 


見合い相手「うう!私も天人なら良かった!」くうっ

千様「そんな良いのじゃ無いんだけど

やだ。ちょっと惜しい事したかしら」うっ

 

 

 

 


一二三「あの人で駄目なら どんな人ならOK出るんだべかな?」折り紙おりおりっ

コマ『千様さん。一生お嫁に行けなさそうですね』カタタッ

 

 

 

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