小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月25日

 

 

 


小太郎「お?何だ何だ 勉強か」わおんっ

シロ「うむ。
鍛練ばかりで勉学をおろそかにすると ああなってしまうのではと思わなくも無いのでな」


一二三「白さんそれ違うべ
かちかち山には杵と臼出てこねえだよ。」

白「あれ?」はて?

 

 

小太郎「あれは単に 話知らないだけなんじゃ?」わおんっ

シロ「かちかち山など一般常識で有ろうが
聞いておったら 更に桃太郎と一寸法師も混同しておるし

いくら腕っぷしが強くても脳がカラではな。」ふんっ


千様「てかそれ 全部一緒の話だと思ってんの?あの子」ええー。

小太郎「脳内で物凄い大長編になってそうだなあ」うわあ

 

 

テオドール「それはそれで才だと思われます」真顔。

粋「つか兄貴 毎度説明めんどいからまず漢字覚えようか

そして本を読もう」習字道具っ

白「無茶言うな」即答。

 

 


シロ「俺はああはなりたくないのでな。」ふっ

家康「なりたくてもなれないと思うよ」苦笑。

 


シロ「と言う事で お前は何だかんだで将軍であるし
それなりの教育は受けておるよな?
俺は人間の世の事も一応はあの里で学んでおるが 詳しくは解らんのだ。」むう

家康「まさかと思うけど 私に何か習う気じゃ無いよね?」冷や汗っ

 

 

シロ「やる気になったと言うのに タイミング悪く彬羽はバイトで有るしな
後そこそこ頭の良いのとなると蒼月だが こっちは性格の悪さが頭脳上回っておるので平気で嘘を教えよるし 」ぶつくさっ


千様「そういや蒼月君が居ない」はっ!

小太郎「Σうおマジで居ない!とうとう駆除された!?」ぎゃいいんっ

 

 


家康「Σ粗相したら駆除されるって私も嫌なんですけど!?」ひええっ

白「ごめん。俺等も絶対教えられないし
頑張れ御武家サマ」しれっ

 

 

 

間。

 

 


シロ「ふむ。算学は後で彬羽に習うとして

歴史なら問題無いな?」

家康「そっちなら何とか行けますお坊っちゃま」へへー。

 

 

石燕「何で殿様がへりくだってるんすか?」

テオドール「シロさんの方が計算出来たので御座いますよ。」苦笑

 

石燕「・・家康さん」

家康「Σ憐れみの目やめて!
オッサンだから頭の鈍くなってるんだよ!!」

 

粋「あれ?そいや石燕って商人の家に生まれたって
そんならソロバンとか

石燕「万年寝不足脳ミソオーバーヒートの浮世絵師にんなもん期待出来ると思ってんすか」

 


与一「ちなみに私は足し算しか出来ん!」どやあっ

小太郎「動物の俺でも引き算まで出来るぞ」ええー。

千様「まあ与一さんだし。」うん

 

石燕「つー事で家康さんがんばっす
あっしはちょい仮眠を

ん?粋さんも一緒に教わるんすか?」おや。


粋「考えたら俺も歴史なんてまともに学んだ事ねえなーって 
良い機会だし」

石燕「向上心っすねえ。

フォローがんばっす。」襖ぱたん すたすたっ

粋(Σモロバレえっ!!)

 

 

 

白「こんな感じで 家康の命に関わるから 静かにな」しーっ。


一二三「はーい。だ」挙手っ

コマ『了解しました。』カタタッ

鏡子「この時代のお勉強って命がけなんですねー。」へー。

 

 


間。

 

 


家康「と言う事で こんな感じで模様がついてるのが縄文式土器
こっちのシンプルなのが弥生式土器だよー」

シロ「すまん。土器石器シリーズはもう良いのだが」困惑っ

 


粋(この辺の歴史って 年号とか細かい暗記系ねえからなあ。)察し

 

シロ「そろそろ奈良時代にでも突入せんか?」

家康「Σうっ
奈良かあ えっと。そのー

(やばっ 勉強なんて何十年もしてないからっ!

あれ?奈良って平安の前だよね? 後だった気もしないでも 
流れ的に前!?)」冷や汗っ

 


白「なんかこっちチラチラ見てるけど
奈良時代って何だ?」

テオドール「さあ?」首かしげっ

 

粋「えっと。あ!奈良って言えば大仏だよな大仏!」ほらほらっ


シロ「ん? ああ、あれが作られたのは奈良時代

それで奈良の大仏」ふむ。


家康(Σうおお滅茶解りやすいの忘れてた加齢怖っ! 
粋ありがとおおっ!!)

 

 


シロ「他には?」真顔。

家康「目立つ事柄は以上です」


粋「Σえ゛」

 


シロ「Σ待てい!
大仏出来ました はい終わり!なんて時代が有るのか!?」ええっ

家康「Σいや大仏なめちゃダメだよ!?
ちょっと前まで石器や土器の時代だったのに いきなり大仏だよ!?どんだけ大変だと思ってるの
そりゃ1時代かかるよ!大工事だよ!?」必死っ

 

シロ「・・それもそうか。
大変な時代だな」ふむ。

粋(Σいや納得すんのかよ!!)

 


白「合ってるのかどうなのか良く解らないけど
これ バカラスに後でまとめて頼んだ方が良くないか?」

テオドール「しかし、信じちゃってる感満載に御座いますし
此処で下手にストップかけたら 家康さんが斬られかねないのでは」うーん。

白「やっぱ躾間違ったな」うーん。

 

小太郎「Σ凄い他人事感!」ぎゃいんっ

 

 


千様「はーい。この辺で休憩にしない?
お姉さんの耳かきサービス付きよー

もちろん膝枕でっ」おほほほっ

シロ「いらん。
まだ全然進んどらんので休憩も必要ない」きっぱり。

 

テオドール「あ。助け船 速攻玉砕沈没に御座います」

 

 


千様「Σ思春期なのにドライ!

少しくらい動じてもバチ当たんないわよおおっ
あ!大嶽君 耳かきしたげるから来なさいほらほらっ!」膝ぱんぱんっ!

大嶽丸「Σうおお何だ何だ Σふぎゃあああっ!!」

 


粋「大嶽丸ごめん。
姉ちゃんの女のプライドの為に耳かきされてやって」

大嶽丸「Σどういう事だ!?」えええっ

 

テオドール「うわー。解りやすくあわあわして
やはり綺麗なお姉さんがお好きなタイプに御座いますね」はいはいっ

白「嫌じゃないのが丸解りだな。」うん。

 

大嶽丸(Σ有る意味天国で地獄!!)

 

 

 

家康「えー。と言う事で

平安時代に行きます。


(平安なら天海に聞いてたし 何とか行ける多分!!)」

 

シロ「うむ。奈良と違い平安時代
遷都に天台宗真言宗の始まり
古今和歌集が作られ遣唐使の廃止。
色々と盛り沢山だな」

家康「Σお前もう平安時代飛ばして良くない!?」


シロ「いや 魄哉やら晴明やらに色々聞いておるので何となく知っとる程度でしかないしな」

家康(Σお爺ちゃん組余計な事を!!)


シロ「ん?遣唐使の廃止?

遣唐使はいつ始まっておったのだ?」あれっ


家康「ああ、大仏でアワアワしてる時代だったから影薄かったんだよね 可哀想に。」

シロ「成る程。奈良時代
石器時代のわけはないわな。」うむ


粋(合ってるけど 絶対影薄くねえだろ。)

 

 


家康「で。えー

あ。ちょっと待って 平安時代盛り沢山だから順次説明の為に年表持ってくるね!!」だだっ


シロ「年表?
ふむ。 この家なら有りそうだな」

 

 

テオドール「てか始めから年表用意して こんなの有りましたと適当に流せば良かったのでは?」

粋(家康ひょっとして 若い頃全然勉強してなかった?)察し。

 

 

 

家康「はい!年表っ

まずはこちらをご覧ください!」ほいっ

シロ「ん?そっちの古い書物は「講師用の教科書です。」


シロ「Σそんな物まで用意して
すまんな!」おおっ

 

 


白「教科書?ん?これって」

家康「しーっ!
天海の日記 平安時代の分だよ。
持ち出したの内緒ね」ひそひそっ


テオドール「それこそバレたらぶっ飛ばされるで御座いますよ」

 

 

家康「(よっしゃ!さすが天海。
8割くらい晴明さんとやんごとなき方々への愚痴だけど
その日の出来事めちゃ細かく書いてる)

えーでは 平安時代は細かく行くよー」よっしゃあっ!

 

 

クナイすとんっ。

 


粋「Σ家康うううう!!」

シロ「Σおい かすったぞ大丈夫か!?」

 


千様「Σあ」手元狂いっ

大嶽丸「Σふっぎゃあああーーっ!!」

 

 


白「暑くなると沸くな。」扇子でびしっ!

豊臣忍「Σぐはあっ!」げふっ

 

テオドール「Σちょコマさん!?センサーは!」

コマ『静かにしろと言われたので』カタタッ

テオドール「Σすみません!
不審者侵入者アラートは別でお願いします!!」

 

 

 

ズドン!ズガンッ!!

 

銃口から煙しゅうううっ

 

家康「授業を続けます。」ギロッ

シロ「う。うむ」引。


粋(Σ めちゃ意地になってる!!)怖っ

 

 

 

白「家康怒ると怖いから
軽い気持ちで命とか狙わない方が良いぞ?」な?


頭の真横に着弾しゅうううっ。

忍「」こくこくこくこくっ

 

 

家康「全く 軌道に乗んないねえ

えーと。まずは
ん?何この臭い

Σはっ!!」


粋「Σ家康 古本の山に火薬の粉飛んで燃えてる!」

 

 

忍「Σあのっ すんません!
さっき クナイと一緒に投げた火薬玉がイマイチ不発でそのっ」あわあわっ

 


不発火薬玉ころんっ。


粋「Σ皆逃げろおおおおお!!」うわああっ

 

 

 


ーーーーーーーーー
ーーーーーーー

 

 


彬羽「で。
なんで歴史の勉強で こんなになるんだ?」困惑っ

 


家康「私もう2度と講師はしません ごめんなさい」ううっ。

彬羽「いや 何でお前が講師だとこうなるんだ?」


焦げ焦げ居間大破っ。

 

 

 

白「とっさに火の壁作って全員ガードだ」どやっ

シロ「Σくっ! アホなのに こう言う頭は回るっ」

 


晴明「うお何じゃ!
また何ぞやらかしたのかお前ら」ぎょっ

粋「お。晴明
調度良いや

ものすごーく簡単に平安時代の出来事シロに教えてやって
で、もう終わりにしよう今回は」

晴明「は?」


シロ「すまん。居間吹っ飛ばしたからには 少しは何か学んで無駄にはしたくないのだ」

晴明「意味が解らんが
平安時代の出来事? 平安遷都辺りで良いかの?」


粋「お!それそれ
平安のメインっ」おおっ

 

 

晴明「ありゃー 汚部屋の片付けの出来んおじゃる達が
ゴミを置き去りにして大移動。
しかし 片付けられんので結局移動した先も汚部屋と化し
ゴミ屋敷でなんやかんや揉めたようなのが平安時代よ。」

シロ「・・学ぶ価値があるのかそれは「むしろ昨今の若い者はこれの何処学んどんじゃ」

 

 


白「見てきた奴が言うと違うな」へー。

 

シロ「後ろは振り向かずに行くか。」ふむ。

粋「うん。そうしよ
つか汚部屋なのかよ 平安京」ええー。

 

 

 

魄哉「あのー 居間焦げてるのも気になるんですが
誰か僕の日記知りません?」

家康「Σ!!」

 

 

白「忍者が暴れて火事で燃えた」しれっ

魄哉「Σえ。皆大丈夫でした!?」ぎょっ

 

家康(Σよっしゃセーフ!!)

粋「兄貴 さすがに躾てなくてごめんとは思ってんだなあ」

 

 

 

 

蒼月「つか 誰か捜しに来いよ!!」うがあっ

石燕「うっさいっすよー。
こちとら寝不足なのにブチ切れシロさんから匿ってやってんすから 静かにしやがれってんすよ」ほんとにもー

 



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