小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月22日

 

 

 

江戸城

 

 

家老「天海様ああ!ご無事でっ!?」

だだだだ襖すぱーん!!

 


挿音「爺さん危ねえぞ」キセルすぱーっ

家老「Σ忍!?


え。うちの忍か!? なら天海様を

 


魄哉「で、今回は何の御用ですか?」

壁1面棒手裏剣 ぐっさぐさっ。


刺客「Σすすすすんませんでしたああっ!!」ひいいっ

 

 

挿音「護衛の仕事しようとしたんだかよ
デスクワークの合間の運動に調度良いってアレよ。」はーやれやれっ

家老「Σいやお前じゃないんか!

天海様いったい何処でその様な「副業で忍もやってた時期が有りまして」

家老「Σ『も』って何!?」えええっ

 

 

 


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家康「やほー。また襲撃食らったんだって?」ひょこっ

魄哉「家の方にも行ったみたいですね」おや。

白「うん、ちゃんと捕まえて来たぞ」


刺客どっちゃりぐるぐる巻きっ

刺客B「Σお助けえええっ!」うわああっ

 

魄哉「助かりますが  正門から引っ張ってくるのはやめて貰えませんか?
ほら野次馬が。」


女中ひそひそっ

 

 

家康「良いんじゃない?
私等 お前の親族って認識されてるし
また天海様の自宅にまで不届き者がーっで済む話

あ、どもー 毎度お邪魔してます
天海のハトコでーす」へらっ。

家老「おやイトコ様では?

これは失礼しました。ボケましたかのう。
あの、それよりどこかでお目に「しょっちゅう此処遊びに来てるからかな?」しれっ

 


白(あれ? 影武者置いては居るけど
そこそこ古い家来って 家康の顔知ってるんじゃ無かったっけ?) ん?

魄哉(こんだけ堂々としてると
意外とバレない物なんですよねえ) しみじみっ

 

 

家老「ああ!そうか
我が殿のお若い頃に生き写しですな! これは奇遇なっ」おおっ

家康「えー ホントに? お顔拝見した事ないやあ。
先祖遡ってたったらどこかで繋がり有ったりしてー。」いけしゃあしゃあっ

 

魄哉(いや アンタもなんで歳食ってないんですか。)

白(そもそもいくつなんだ 家康。)むう

 

 

間。

 

 


白「けど ホント毎度毎度大変だな」お茶ずずーっ

 

魄哉「ですよ。
この前まとめてシメた所だと言うのに 学ばない学ばない
いい加減まとめて全部無くなれとか思っちゃいますね」ふかーいため息っ

 

家康「うん。御前が言うと洒落にならない
物騒すぎるからやめて」冷や汗っ

白「俺より頭が破壊神なのどうかと思うぞ」

 

 

魄哉「いえ出来るんですよ物理的に
あ、せっかくだからお見せしましょう」すたすたっ

白「?」

家康「ん?アレ見せるの?」おや。

 


粋「Σあ!居た兄貴!
また場内で迷子になってると思って探してたのに!」ぜーぜーっ

テオドール「Σ今回は普通に迷子無し到達に御座いましたかっ」

 

 

白「調度良い お前等も来い
なんか怖いし」真面目っ

 

粋「Σ鬼の霍乱!?」ひいっ

 

テオドール「Σおおおお御怖いとはいったいどういう!?」ひええっ

 


白「解らないけど 嫌な予感がする」

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 


江戸城地下】

 


魄哉「君達も聞いた事が有るかも知れませんが
此処は昔 町こそ有れど此処まで発展してはいない土地でした。
そこに幕府の拠点を置いたのには理由が有りまして」


家康「ぶっちゃけ 何処拠点にしよーってしてたら 喧嘩売られて天海がシバき倒した古の妖怪の体で 江戸城の基盤作ったよ」へらっ

粋「微塵も聞いた事ねえわ」即答っ

 

テオドール「えっと つまり此処の土台のでっかい石は」足元おそるおそるっ

魄哉「九尾さんと同じく 強いダメージを受けたりすると石になるタイプの妖怪だった様で。
まあ 見た目から西洋のゴーレムかな?ってのだったので普通に鉱石系だったのかも知れませんがね」


粋「普通って何だよ」えー。

家康「あれ?思ったよりリアクション薄い?」おや。

粋「Σもう無茶苦茶過ぎて リアクション取れねえわ!」

 

 

魄哉「ほら 城作るのにも石運ぶのも大変ですし
これから町作りましょう言ってんですから 少しでもそっちに回したいじゃ有りませんか
で、 あ コレ使っちゃえと」

テオドール「Σ首都決めの決め手がそれなので御座いますか!?」
魄哉「はい。」にっこり。

 

白「思ってた数倍出だしからおかしかった。

やっぱ人間怖いな」うん。

家康「使える物は使わなきゃ損でしょ?」

白「それはそう  ・・ん?」足元じっ。

 

 


粋「おい。 まさかと思うけど
その岩妖怪 動いて復活したりとかしねえよな?」

魄哉「ははは。まさか」

テオドール「有事には江戸城が動いて立ち上がって 砲台生えたり合体変形したりとかっ」はっ


魄哉「いいですねそれ」ほう。

家康「Σやめて!変な 創作意欲ムクムクしないで!!」ひええっ

 


魄哉「で、あの
白君? 何をそんなに足元気にしてるんです?

物凄い気になるんですが」

白「んー。お前が言うんなら 二度と復活出来ないくらいボコボコにしたんだろうけど


なんか 栄養吸われてるみたいな変な感じがする」

一同「・・・・。」

 

 


家康「・・あの、 絶命じゃなく
『封印』なんだよね?これ」えーと?

魄哉「ええ、まあほぼ永久的な封印ですけど
え?あれっ うわこの可能性については考えてませんでしたね」わお。

粋「えっとごめん。
ひょっとして ひょっとしてなんだけど コレって」おそるおそるっ

 

 


テオドール「我が主の有り余るエネルギーを吸い取って ただの石と化した妖怪が復活しようとしております?


干からびたはずの吸血鬼の骸に 血液ぶっかけたら復活するみたいな物に御座いますね」ふむ。

家康「Σやっぱそう!?」ひええっ

粋「Σつか吸血鬼凄えな!!」ひいっ

 

 


白「俺 此処離れた方が良いかな?」

魄哉「ですね。
被害は最小限で   Σあ。」

 

 


ミシッみししっ

岩盤ぴしっ!

 

岩ずぼっ!! 


家康「Σなんか生えた!!」ひいっ


魄哉「大丈夫ですまだ1部!

白君ちょっと高い所上ってください!
出来るだけ地面から離れて!」くわっ

 

白「いつもつるんでるの天守閣でよかったな」屋根すたたたっ

粋「Σだああ復活だけさせて冷静にとんずらっ!」


テオドール「Σうっお番傘忘れまして御座います!
普通に階段上りませんと!」ひええっ

 

魄哉「落ち着いて下さい!復活してるとは言えまだ1部。
地面から城をひっくり返す程の力は有りませんっ」くわっ

 

粋「Σえ。全復活したら そんなんなるの? 」

魄哉「そりゃ この城の土台全部この方ですから」

テオドール「Σどんだけ特大サイズのゴーレムしばき倒したんで御座いますか!?」ひええっ

 


家康「・・私 思うんだ

どんな時でも地盤作りは大切だって。そこでケチっちゃダメだって「Σいやアンタも同調したでしょうが!
つか今も常に公費カッツカツなんですからしゃーないでしょう!!」

 

粋「Σこの状況で喧嘩すんな!
揺れてる!城揺れてる!!」ひええっ

テオドール「魄哉さん 元陰陽師で御座いましょう!?
沈静化とか出来ないので御座いますか!?」柱にしがみつきっ

 

魄哉「いえ僕はどっちかと言うと攻撃型でしたんで

下手に鎮圧すると地盤が砕けて城崩れます」真顔。

粋「Σ武力鎮圧にも程がある!!」ひいいっ

 

 

挿音「親父何してんだ 揺れてんの城だけ Σうっお」ぎょっ。

家康「Σおお!良いところにっ」

 

魄哉「すみません 鎮圧頼みます!」

粋・テオドール「Σえ。」

 

挿音「はああ?つか何だよコレ
城の下にこんなの居るとか聞いてねえぞ」うええっ


地盤ぴしぴしうごうごっ

 

 

テオドール「あの、あの方人間に御座いますよね?

でもって これ。ベースが岩なので御座いますけどっ」冷や汗っ

粋「正直 これに対抗出来るの兄貴とカラスぐらいじゃねえのって気分なんだけど」うんうんっ

 

魄哉「それは破壊しようとするなら
でしょう?

大丈夫です。あの子にはこう言う時の為に 対妖怪用のアイテムを渡してますんで。」

 

挿音「お。アレ使って良いのかよ」

 

テオドール「Σおお!さすがは国の要っ
準備万端に御座いますね」さすがっ


家康「Σん?ちょっと待って
私の記憶が確かなら」はっ!

 

挿音「じゃあ。余波でまっぷたつにならねえ様に自力で避けろよお前等。
全員避けながらとか無理だわ」

対妖怪合成金属ワイヤーひゅおんっ!

 

 

スパッ。


粋「Σいきなり壁逝ったああ!!」ひいっ

 


どしゃっ


がらがらがらっ!

 

 


魄哉「悪手だったかもしれません。」

 

家康「だよね!?室内で使うもんじゃないよね!?」ひええっ


テオドール「これこそ城大丈夫に御座いますかああっ!?」ひええっ

 

 

挿音「心配いらねーわ
相手が蠢くだけならすぐ終わる」


ぱししゅるるんっ!

 

粋「あの まさかと思うんだけど」

 

挿音「親父よ? 動いてる部分もぎ取りゃオッケー?」

魄哉「多分オッケーです
その辺にしかエネルギー浸透して無いと思うんで。」

 

粋(Σもぎ取る気だ!!)ひええっ

 


家康「前に見た時も確かに切れ味抜群だったけど
相手鉱物だよ?いける?」

挿音「いや無理だろ。
さすがに切断はいけねーわ」くいくいっ


テオドール「と 申しますと?」おや。

 

 

挿音「徳川特製の合成金属なめんじゃねえぞ
コイツは忍仕様に 縛り上げた相手ごと爆発可能ってシロモノで

家康「Σだっから室内だって言ってんでしょ!!」ああもうっ

 


挿音「お? ダメかよ。

じゃあどうしろって

あ。」

キセルの灰ぽろり


一同「あ。」

 

 

 

 


ずずんっ!!


煙もくもくっ

 

 

 


しーん。

 

 


家老「地震か?」ふむ。

 

 

 

白(俺が降りたら城ひっくり返るし。

大丈夫 なのかな?) 困惑っ

 

 

 

 

 

 

 

 

魄哉「晴明さん印の1枚30両の護り符
念の為 買っといて正解でした」けほっ

粋「助かったけど たっけええ」ひええっ

 

 

挿音「つかよ
今から建て直し出来ねえだろコレ。
危なくてやってらんねえし、その晴明に頼んで 封印しまくって貰うしかなくね? 」

家康「だよねえ。
白が場内で迷子になったらまた危険だあ。」冷や汗っ

 


テオドール「これは、まためちゃめちゃお金がかかるのでは?」

魄哉「くっ!初期投資ケチるんじゃありませんでしたっ」くううっ

 

 

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