小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月30日

 

 

 

 

鏡子「あら?」どろんっ

魄哉「はい?」


鏡子「髪の毛、偉く伸びられましたねえ」あらー。

魄哉「そうですか?
あー夏の間 1度も切ってませんでしたね。そういや」前髪引っ張りっ

 


鏡子「散髪します?
あ。私をお使い下さい。」鏡きらーん

魄哉「ですねえ。
ではちょっと失礼しまして
えーとハサミハサミ」きょろっ

 


呪い人形ブリュンヒルデ桃子「グガッ?」ずるりっ

魄哉「おや。ヒルデさん

ちょうど良かった。
その手のハサミちょっと貸して頂けませんか?」


ブリュンヒルデ桃子「ガガッ?」じっと手を見る

魄哉「・・あー
ひょっとして取り外し不可ですかそれ
散髪に使いたかったんですが」

 


ブリュンヒルデ桃子「ガガガッ!?」 ハサミしゃきしゃきんっ!!

魄哉「Σいえいえ結構です!
自分で切れますので!!」ひええっ

 


ブリュンヒルデ桃子「・・・グガ?」首かしげっ


魄哉「いえその
ヒルデさんの腕を疑ってるワケでは無くてですね」えーと。


鏡子(毎度何故 普通に会話が出来るのでしょう?)うーん。

 

 

 

ブリュンヒルデ桃子「ギギッ」引き出しよっこいしょ

魄哉「ですね。ハサミくらいその辺に有るの使いますよ

てか、良くハサミの手でよじ登れますねえ」

 


ブリュンヒルデ桃子「ギガっ!」よじよじっ

魄哉「Σあ!ちょっ
解りました!案外器用なのは解りましたから!!
危ないので降りてください  ちょっと!」

 

 

コマ『何を騒いでるのパピー。』

襖がらっ!

どんっ


魄哉「Σどわっ!!」

ぐらっ


コマ『あ。 襖開けた途端に居るとは』

 

 

 

魄哉「Σだあああーーっ!!」

どっしゃああーーっ!!


鏡子「Σちょ タンス倒れましたよ!?大丈夫ですか!!」ひええっ

 

 


魄哉「あだだだ 何とか

コマあの 突っ込む前に前方を確認 Σうおわ!?」


ヒルデひゅるるるるっ


ハサミざっくん!!

 


コマ『おお。さすが甲賀忍の始祖 
あの体制から避けました。』ぱちぱちっ

 

魄哉「あ、あぶなっ」心臓ばくばくっ

ブリュンヒルデ桃子「グガッ」畳に突き刺さり困惑っ

 

 


鏡子「あー ケガが無くて良かった」ほっ。

魄哉「本当ですよ

あーびっくりした」ほっ

コマ『あ。』


魄哉「?

何です コマ?」


コマ『え。えーと』カタカタ目そらしっ

 

 

挿音「なーにガタガタやってんだよ親父

なんだ またギックリ腰でも

 

・・・前髪どしたよ」

魄哉「Σ鏡子さん!ちょっと急に何も写さなくなったんですけど!!
何です 僕の頭に何が起きてるんです!!」あわあわっ

鏡子「すみませーん。曇りましたー。」どんよりっ

 

魄哉「Σ騙す気有るんですか!?」

 

 

 

コマ『ごめんちゃい。』

挿音「お前 また何かしたのかよ。」あーあ。

 

 

 

 

間。

 

 

 

 

粋(ほっかむりだ。) えっと。

テオドール(ほっかむりに御座いますね。) おや

 

 

白「とうとうハゲたのか。」

魄哉「Σハゲてません!!」くわっ

 


白「? ?」 びっくり。


彬羽「冗談のつもりだったぽいが。」

魄哉「Σえ」

 

千様「え?アンタまさかホントに」あらー。

魄哉「Σ違います!ハゲては居ません!決して!!」

 

家康「あの。
生き物で有る以上 皆多少はね。」そっ

魄哉「Σそっと袖の下で育毛剤を渡すな!!

つか何で持ってんですか! アンタ使ってんですか!?」えええっ

家康「Σお前が最近ヤバくない?って言うから気になったの!!
けど結局まだ大丈夫かなって使わないで居たの!」

粋「Σ意外と気にしてた!!」えええっ

 

テオドール「ハゲ気にするならポニテやめた方が良いのでは御座いませんかね?
生え際に負担が。」うーん。

家康「いや一応侍だし そこはね。」

 

 

 

白「で、何が有ったんだ?」


挿音「コマに跳ねられてタンスに突っ込んで

その弾みでタンスに登ってた桃子が降って来て 大胆に散髪されちまったんだとよ。」キセルふーっ


彬羽「成る程 不運な事故か。」

粋「いや、成る程出来ねーだろ」えー。

 


テオドール「前にそれで粋さん出血多量で召されかけたで御座いましょう

だからあんなに高い所に登るなともうしましたのに」めっ。

ブリュンヒルデ桃子「グガッ」反省っ

 

 

千様「散髪失敗したような物なのは解ったけどー

何?アンタ 髪伸びるまでずっとほっかむりしとく気?」

魄哉「Σうっ!

仕事、どうしましょうかねえ」うううっ


白「落ち着け。
お前天海だから いっつも頭巾被ってるだろ」

魄哉「Σあ」


白「アレならカッパハゲでも隠せるから大丈夫だ。
ちょっと落ち着け」な?

魄哉「Σ君絶対ホントはハゲたと思ってますよね!?」

 

 


蒼月「あーもうハゲハゲうっさいなハゲ。
人が昼寝してんだよ 少しは気を使えよクソハゲ」頭ぼりぼりあくびっ

魄哉「Σだからハゲてませんてば!!」むかっ


蒼月「うっさいなー。
仮にも坊主が毛に執着すんなよ
いい機会だし もう丸坊主にしちゃえよ生臭坊主。」

魄哉「Σ何がどういい機会だと言うんですか!!」うがあっ

 

 

 

千様「またここぞとばかりに煽ってるわねー。」

白「指差して若い転げない辺り 少しは気は使ってると思う」

彬羽「アレで 気を使ってるのか」困惑っ

 


蒼月(俺が下手に優しくしたら  それはそれでキレ散らかしそうだしな
このクソ坊主。)はーやれやれっ

魄哉「Σ何哀れみの目で見てんですか!!」


蒼月「哀れにもなるだろ ほっかむりってどんだけ必死だよ」めんどくさっ

 

 


千様「はい。どうどう
蒼月君に八つ当たりしても髪は生えないわよー

ほらアンタ 元々髪くりんくりんしてるんだから 1ヵ所くらい短くても 周りに慣らせば解らないわよー
整えたげるから ちょっと見せてみなさいって。」


魄哉「Σえ。」ほっかむりおさえっ

千様「良いから見せなさいっての。
事故なんだから誰も笑わないわよ」イラッ

魄哉「し、しかしっ」たじっ

 

 

白「そんなに必死になるって事は
やっぱりホントにハゲてるのか」ボソッ


魄哉「よろしくお願いします!!」

ほっかむりばさあっ

 

 

粋「兄貴、煽り慣れてんなあ」うわ。

テオドール「真面目な方をからかうのが趣味の御方に御座います故。」

 

 

 

家康「・・・あの

これ 周りに馴染むかな?」えっと。

千様「あー・・


えっと。 あ、こっちから
あーうん 待って待って 大丈夫。大丈夫よおー? 全然問題ないわあー」

 

 

 

 

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遊郭

 

 

どだだだだだっ


襖すぱーん!

 

 


魄哉「地獄太夫さん!
毛女郎さんより伝授された 髪の毛操作の術教えて下さい!!!」必死っ

 

 

地獄太夫「・・・よござんすが

あの、袈裟姿で 遊郭の廊下全力疾走って 坊様的に良いのでありんすか?」えっと。

魄哉「御安心下さい

ほっかむりしてます」真顔っ


地獄太夫「何を安心しろと?」

 

 

 

白「地獄太夫もアレ
にょろにょろ髪伸びるの 毛女郎に教えて貰ったの覚えただけだしな。」うん。

彬羽「そういや元々はただの死人だったな。あの女」ほう。

 

 


魄哉「Σあああ!伸びすぎたっ」

髪の毛にょろにょろうぞうぞっ

地獄太夫「Σ飲み込みが早すぎる!
さすが鳳凰!!」ひええっ

 

 

 


テオドール「あれ、本気で毛根力尽きるのでは御座いませんか?」

粋「Σぎゃ!こっちまで髪の毛の洪水が!!」ひえっ

 


白「やっぱ こっちのが良かったかも知れない」家康の育毛剤

 

 

 

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