小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月29日

 

 


テオドール「お!今日は満月なので御座いますねっ」縁側うきうきっ


粋「人噛みたいとかねえの?」おそるおそるっ

テオドール「はい! 意味もなくワクワクは致しますがっ」にこにこっ

 

 

白「今回も助かった」ふー。

彬羽「手前 ホントに餌扱いはダメなんだな「誰でも嫌だろこんなの」

 

 


蒼月「ひょっとして毎月ハラハラしてんの?
うちの魔王様。」

千様「みたいよー

テオ君が荒っぽい子なら問題無いんだけどー」

 


テオドール「おや?お顔の色が優れられない様に御座いますね?

お好きな御紅茶お入れしましょう。
お砂糖タップリに御座いますねー」砂糖どざざざっ

粋「うん。兄貴が糖尿病になるそれ」

 


千様「基本良い子で懐いてる分 ぶん殴れないから余計怖いらしくって」あらあらー。

蒼月「懐き過ぎて成人病にされそうだけどね」ああうん。

 

 

家康「吸血鬼ってんな 満月だと自我吹っ飛ぶ物なの?」ひそっ

彬羽「そこは個体差が大きいらしくてな。
体調なんかにも左右されるらしく 判断が難しいんで毎度戦々恐々だ。」うーん。

 


蒼月「いや別に 襲ってきたらカウンターで良いじゃん
あの人なら出来るでしょ?」

 

彬羽「あのアホは『脊髄反射』で 襲われたら相手を叩き潰すタイプだぞ」

千様「そうなったらテオ君灰も残んないわねー。」あらあらっ

 

 

家康「不意のやり過ぎ事故防止の為に皆で警戒してるんだね」成る程っ

蒼月「もう満月の日は鎖つけて地下牢にでも放り込んどけば?」 

 

テオドール「何で御座いますか藪から棒に

その気になれば霧にもなれるので無意味に御座いますよ」紅茶じょぼぼぼっ

 

 

 


白「厄介だ」ボソッ。

石燕「せめてシロさんくらい 面と向かって隙有りかましてくる子なら良かったんすがねえ」苦笑。


シロ(さすがに本日はやめといてやるか。)ふんっ


彬羽「思ったより気は使えるみたいだがな。」

 

 

 

テオドール「皆さん何を心配されておられるので?

だいたい満月の夜に人襲うとか それ元々変態気味の吸血鬼に御座いましょうに」ほんとにもー。

粋「そなの?」へ?

 

テオドール「考えてみて下さいませ

その手のシチュエーション。大概若い女の方が襲われてるで御座いましょう?
しかもセクシー系の。

自我無くしてるって割に 相手選んでおりますよね?

下心丸出しに御座いましょうが」

粋「Σ確かに!!」はっ

 


テオドール「つまり、その手のは満月のせいにしてるだけの変質者に御座います。

吸血鬼は昼間外に出られないので陰湿なのが多くて」やれやれっ

彬羽「お前が言うか。」

テオドール「Σえ。私陰湿に御座いますか!?」


蒼月「ムカつくと本人の前で藁人形ぶっ叩く辺りね」うん。

家康「むしろカラッとしてない?それ」

 


テオドール「ええー・・
私、陰湿だったので御座いますか

くっ!しかし変質者共とは違うので御座います!

何より血が欲しい時には お茶碗用意してお願いして それに入れていただいておりますし!!」どやっ

千様「結構ごくごく行く気満々ね」うわ。

 

シロ「大概出血量多くないか?」冷や汗っ

白「毎度かなり痛い」きっぱり。

 

 

家康「まあ 定期的に餌やりしてるならそんな過敏になんなくても良さそうだね

白は大変だろけど」苦笑。

 

白「でも、満月の夜はテンション上がるんだよな?」

テオドール「はい!そこは吸血鬼に御座います故!」にこっ


彬羽(いつかタガが外れそうで信用出来ないな。)うーん。

粋(メンタル不安定なのがテオだしなあ) 困惑っ

 

 

 


テオドール「皆様 あまり信用されない様で

吸血鬼差別に御座います。」ううっ

 

蒼月「言ってる傍から不快な言い方すんなよ人聞き悪いだろ 陰湿だなー」

テオドール「Σ蛇に言われるくらいに御座いますか!?」がーん。

蒼月「お前に比べたら俺のがよっぽど素直で可愛い生き物だよ」けっ

 

石燕「それだけはねえっす」きっぱり。

 


蒼月「Σはああ!?店のお姉ちゃん達にはいつも可愛い可愛い言われてんだけど!
節穴かよ この糸目!!」むかっ

石燕「Σ人の事言える目付きっすか三白眼!!

つかお姉さん等は褒めるのも仕事っす!
毎度毎度騙されてカモられてアホじゃないんすか!」カチンッ


蒼月「はっ!これだからモテない奴は
そんなの解った上で騙されてやるのが良い男って「いやただの良い財布っすね」

 


与一「似たような目付きでしょーもない喧嘩するな お前等。」引。


石燕・蒼月「Σ黙れ パッチリ二重!!」くわっ

与一「Σ私が悪いのか!?」えええっ

 

 


コマ『場外乱闘が始まってしまいました。』カタタッ


テオドール「えーと。これ私のせいに御座いましょうか?」

 

コマ『この御2人は 根本的に合わないので気にする事ありません
筋金入りの遊び人と 筋金入りの引きこもりが合うわけないないっ』カタタッ

 

蒼月「Σ何言ってるか解んないけど 酷い事言われてない!?」

石燕「Σ最近3日にいっぺんは散歩頑張ってんすけど!?」

 

 

コマ『はい。冗談は此処まで

毎度お馴染み侵入者です。』カタタッ

 

 

畳ばふっ!

 

刺客A「Σうお!畳がえしっ!」ひいっ


粋「Σカラスさすが!
よっしゃああ!!」せいっ

千様「きゃー連携攻撃ー。」わーい。

 

シロ「此処にも1人!!」ふんっ!

刺客B「Σぐはあ!」


家康「あー。脳天に木刀モロは痛い痛い」うわあ。

 


白「満月の夜って 明るいから見やすくて良いな。」

ぶらりんっ。


粋「兄上 目光ってる光ってる。
動物丸出し怖い怖い

それで首掴んでブランはやめて。」

 

 

蒼月「つか 動物系の俺等は月夜関係なく見えるよね?」

白「あれ?」うっかり。

 

彬羽「普通に見づらい」むすっ

粋「お前 鳥だもんなあ」うん。

 

 

コマ『とか言ってる間に 生体反応1つ、 逃走しました。

追いかけますか?』センサーキュイーン。

 


家康「Σえ。何処に居た!?」きょろっ

千様「殿でも殺気わかんないなんて 手練れが居たのねー」あらあらっ


シロ「ならば尚の事捕縛しておかねばなるまい
可能な限り 後々の憂いは絶たねばな」シャキンッ

白「鬼切抜くな。
相手人間な」


シロ「正当防衛なら問題なかろう」真顔。

 

 

テオドール「追跡に御座いますか?
ならばお任せ下さいっ」

シロ「ん?
いやお前は確かに速さは有るが」えーと。


テオドール「ではなく。

相手の行き先に御座います!
先ほど視界を掠めましたので 仕掛けておきまして御座いますっ」

赤い糸しゅるるるるるっ

 

千様「あ!コレって

テオ君の血で出来てるって奴?」

テオドール「咄嗟に指先をちょちょっと切りまして

糸を辿れば 相手の行き先、もしくはアジトも突き止められまして御座います」どやっ!


シロ「Σおお!さすが満月の吸血鬼!
今日は冴えておるなっ」おおおっ

 

彬羽「ん?ちょっと待て

その糸は お前の血で出来てるんだな?
100パーセント」

テオドール「はい!」どやあっ


家康「Σえ。ちょっと待って

他の人達コレ忍ぽいよね?
でもってテオちゃんの視界を横切るレベルって それ移動速度半端ないんじゃ」

 

 


ばったーん!!!


粋「Σあああ吸血鬼が貧血で倒れたああ!!!」ひええっ


蒼月「Σそりゃガンガン血抜けてってんだからそうなるよバカ!!」ひいいっ

 

 

 

石燕「しゃーねえす
コマさん センサーでナビお願いするっす

ガシャドクロなら 忍も刃がたたんっしょ
与一さん 援護射撃よろしくっす。」

ガシャドクロ具現化ずもももっ


コマ『心得た。』カタタッ

与一「まあ。いつものパターンが無難よなあ」うん。

 

 

千様「えっと。
お医者呼ぶべき?」おろおろっ

粋「Σ吸血鬼に輸血!?」えええっ

白「ん?それならもっと早いのが」

彬羽「・・Σん!?」嫌な予感っ

 

 

 

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飛天「ちわーす。往診来たぞー


うっわ 毎度毎度 大騒ぎだなあこの家は」あーあ。

 


テオドール「Σがっは!げふっ!!」びくんっ


千様「Σちょ!白君血の量多すぎ!!
溺れてる溺れてる!」

家康「もうちょい流血の量加減したげて!!」ひええっ

 

 

白「流血の量って。
ザクッとやるのも大概痛いんだぞ 難しいな」むう。


粋「あの、さすがに伸びてる相手に ダイレクト輸血は無理が有るんじゃ」冷や汗っ

白「直接飲んだ方が早いだろ?」真顔っ


蒼月「うん。飲めてないからね
拷問かトドメだね」

 

 

 

彬羽「すまん。早くマトモな治療をしてやってくれ」げんなりっ

飛天「頭の?」


彬羽「いや白髪の方じゃなくてだな。」

 

 

 


小太郎(満月の日は いつもより変なの多いなあ) わんっ。

 

 

コマ『あ。番犬に仕留められてました』カタタッ

石燕「Σおお!小太郎さんさすがっす!!」

 

 

 

 

千様「あら遠吠え

満月に映えるわねー」あらあらっ

一二三「お家が血まみれ惨劇館みたいになってるべ。」うわ

 

 

畳べっちょり真っ赤っ赤。

 

 

 

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