小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月25日

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千様「何これ」うわ

シロ「早朝既にこんな状況だったらしい」




台所にじゃがいもぎっしり。


彬羽「おい。」

白「さんたくろーすにも色々あって
芋と石炭置ける限界まで置いてく奴も居るらし「そりゃ悪さしたクソガキへの嫌がらせバージョンだ」



粋「うわ すっげ
こんだけあったらしばらく買い出ししなくて良くね?」おおー

シロ「三食芋のつもりか?」

粋「食い物有るなら充分じゃね?」※スラム育ち

テオドール「味付け変えれば色々楽しめるのでは御座いませんか?
和食は作れませんがクリスマスですし」腕まくりっ



白「な?喜んだ」どやっ

彬羽「Σ手前らまとめてどんな思考回路してんだ!!」




テオドール「Σあっ そもそも台所に入れないっ」芋の海。

粋「台所が使えないなら外の釜でやりゃ良くね?」

家康「ポジティブなアントワさんみたいになってるねえ」うーん。




一二三「うわああ!これ見てけろっ
欲しかったお人形さんだべっ」とたたたっ

千様「あらあら 良かったわねー」


一同(またデカいのを。)うわあ



彬羽「もっと捻りを利かせるべきだったか」ちっ

家康「いや 普通で良いと思うよ?」


一二三「他にも枕元とか部屋の前とか色々置かれてただっ」山盛りっ

蒼月「皆ホント貢ぐよねー」あははっ

家康「Σこら!蒼月しーっ」


一二三「あと、
『年越したらこれを持って保護者の所いけ』て手紙と一緒に ポチ袋置いてあっただ」

一同「おい。」

蒼月「へー。変わった贈り物だね」そっぽ見。



シロ(金が無かったのだな)うむ。

蒼月「さーて。じゃ夜まで一眠りするかな
あ、味見ならしたげるから気軽に声かけてよ?」

テオドール「心底自由に御座いますね」芋剥き剥きっ

蒼月「今更?
つか犬煩いな 何吠えてんだろ」むっ




小太郎「侵入者ーっ!!この前の不審者仕留めたぞ!!」ずるずるわんわんっ

ダミアン「Σあだだ何をするこの犬!!」じたばたっ

一同「Σげ」



芋びすっ!!

ダミアン「Σだっ!食べ物を投げるな!!」

※小さい頃テオドールを虐め倒してた吸血鬼。
不幸な事故により帰国出来ずに年越し中



白「テオ落ち着け。どうどう。」


粋「何?お前 寂しかったとか?」

ダミアン「Σだだだ断じてその様な事はない!!」

千様「あー 外国の人ってクリスマス集まって祝うのよね」納得。

ダミアン「Σだから違うと言うに!
単に雨なり雪なり降りそうだから雨宿りと言うか
ちょっと軒先にぶら下がって居たら犬に襲われてだな!」

蒼月「え。ぶら下がってったって?」


ダミアン「ん?普通にコウモリに化けてだが?」

一二三「普通なんだべか?それ」

ダミアン「普通だろう
Σ待て テオドールお前まさか出来んのか!?」はっ


白「そう言う言い方がダメなんだと思うぞ」きっぱり。

彬羽「悪気云々の前に 性格合わなさそうだな」納得。

ダミアン「へ?」





すっく。


ダミアン「Σ!」びくっ



すたすたすた



千様「あら テオ君奥行っちゃった。」あーあ

粋「お前 昔の事悪いと思ってんならもうちょい言い方考えろよ」むう

ダミアン「う。確かに思いやりの心を持てとは良く通知簿に書かれたな」うーん。

蒼月「吸血鬼でそれ言われるって大概じゃないの?」



石燕「Σだああテオさん 何持ち出してんすかああ!!」
テオドール「これが銀の銃弾に御座いますか
確かに利きそうな重みが」銃じゃこんっ

家康「Σメンテ中の私の銃ーーっ!!!」ひいいっ






間。






コマ『暴発したら危険です』筆談っ

テオドール「申し訳ありません。脳天チョップは痛いです」頭ずきずき。




彬羽「昔はどうか知らんが
今のあいつは何するか解らん分恐ろしいぞ
上から目線はやめとけ。 お前の為だ」

ダミアン「Σなんでお前ら平然としとんのだ!!」心臓ばくばくっ

粋「いや大概ビビったけど」

石燕「基本変な事する人しか居ないっすからねえ
慣れてるっちゃ慣れてんでしょね」あははー

蒼月「お前が言う?それ」




ダミアン「いや、どんな家だ。
これだから東洋は好かん 邪魔したな」ふんっ

粋「あれ? お前仲間に入りたくて来たんじゃ「Σ犬に狩られて引きずられて来ただけだ!!」


小太郎「そんなダメだったか?」わおんっ

彬羽「いや。番犬として正解だ」


千様「えー帰っちゃうの? 面白かったのに」

ダミアン「何が面白いのだ?

だいたい 家人が嫌がるのならさっさと退散するべきだろう
吸血鬼は招かれ無ければ家には入れん。その点わきまえておるわ」ふっ


テオドール「それだと私がぼっち放り出したみたいでどちらが虐めっ子か解らなくなりますので帰らないで頂けますか
ほら 招待状。
招かれてガン無視とかそれこそ無礼に御座いますよね?」殴り書きっ

ダミアン「お前 ほんっといい性格になったな」イラアアッ




彬羽「じゃあ俺は多分今日はそこそこ遅くなるが 任せておいて大丈夫なんだな?」

テオドール「はい。芋剥き係も調達しましたし
飲食店 頑張って下さいませ」にっこり。

ダミアン「Σ芋ー!?」えええっ

小太郎「逆らわない方がいいぞ」わおんっ




白「安心しろ
夕方までは テオも俺らの手伝いで芝居小屋居るから怖くないぞ」

ダミアン「Σうっ こいつに気を遣われるとは」

テオドール「帰るまでに芋剥き全てお願い致しますね」台所指差しっ


蒼月「誰が食うんだよ んな量」



白「絶対皆今日遅いし 色々頼んだぞ」

石燕「なんであっしに言うんすか?」

白「最悪がしゃどくろで脅してどうにかしろ」

石燕「脅すって 何を想定してんすか」えー。


ダミアン(Σ東洋恐ろしい!!)ひいっ





一二三「帰るまでおら起きてるだからな
皆さんお仕事いってらっしゃいだー」

粋「よしゃ年末公演頑張ろー」おー!










コマ『で、中に入らず何をしてるんですパピー。』筆談っ


魄哉「年末は暴漢が多いもので。」死屍累々の中でキセルすぱーっ

挿音「家康の銃もそりゃ劣化するってんだよなー」はーやれやれっ


コマ『僧侶が喫煙して良いのですか?』カタタッ

魄哉「年末激務の中の息抜きくらい良くありません?」すぱーっ


挿音「お シロ どした」

シロ「いや不良僧侶がおるなと」うわあ。

魄哉「おや?その竹刀は」


シロ「新しい物 の様だな」ふっ


コマ『部屋にあったパターンですか』カタタッ

魄哉「君にとっては一番嬉しいプレゼントでしょうね」おやまあ


小太郎(殺伐としたクリスマスだな)わおんっ





千様「ちょっとー そんな薄着で土間でお芋剥きは冷えるでしょ」どてらぼふっ

ダミアン「おお。あったかい」じーん。



挿音「いや誰お前。」






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