小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月7日

 

 


テオドール「おおっ見事な笹に御座いますっ」おおおおっ

家康「あー七夕かあ」

 

千様「助かるわー
うちやたら竹生えてるのに 良いのが見つかんなくてー」

小太郎「皆やたら発育良いって言うかゴツイんだよなあ」わんっ

 

茨木童子「いや竹と笹は似てるけど別種だから

ゴツイのはしゃーないかと」

千様・小太郎「Σそうなの!?」

 


茨木童子「見分け方は色々あるけど
簡単なのだとほら 葉脈、葉っぱのスジな これが竹は格子状、笹は並行に着いてる」笹がさっ。


小太郎「あー確かに縦に」わんっ。

千様「へー。毎年そこらのゴツイの無理やり使ってたわ」あらまあ。

 

茨木童子「笹竹って言うくらいだし厳密に言えば だけどな

それで良いと思えるなら気にしなくて良い事だろ

ぶっちゃけ こうして年に1回使うか使わないかって雑学だし」ふっ。

小太郎「まあ、お前みたいに植物属性でもなきゃ あんま気にしないよな」わおんっ

 

 

茨木童子「ちなみに 竹は無口だけど 笹は大概口数多いぞ。」

小太郎「Σ喋んの!?」


茨木童子「一般の哺乳類には解らない言葉ってのが有るんだよ」

 

 

 

テオドール「あのー、あの方確かベジタリアンに御座いますよね?」

家康「まあ。人間も逃げる動物シメて食べてるし
感覚的には同じ?  かなあ。」冷や汗っ

 

 


一二三「ほんとの意味で『いのちをいただきます』してるんだべな

尊い事だべな」南無。


茨木童子「お。さすが嬢ちゃん
そこらの大人より理解してるなあ
そうそうそんな尊い命だ。ちゃんと七夕祭りに活用してやってな。」一二三なでなでっ

一二三「んだべ!笹さんの犠牲は無駄にしねえだ!おら全力で七夕祭するだよ!!」くわっ

 


一同(Σいや七夕重っ!!) ひえっ

 

 

一二三「Σくっ! 用意してた飾り全部つけたら 笹さんがぐんにゃりするだっ」

笹みししっ

 

茨木童子「・・色んな意味で重かったなあ」うーん。

一二三「Σええ!手を抜いたら笹さんに失礼だべ!?「いや全力過ぎて折れる折れる」

 

 

 

白「ん?茨木来てたのか
笹助かっ・・

一二三 笹可哀想だそれ」


一二三「Σ手を抜く方が可哀想だべ!!」涙目っ

白「うん。意味解らないけど 俺なら胴体真っ二つのが多分嫌だ」


一二三「Σあ」はっ

 

 

茨木童子「お。さすが
いや命の尊さからの流れだったもんで イマイチ止め辛くてさ。

てかお宅の副官殿は?
笹と竹の差くらい知ってると思ってたけど  
まさかの嬢ちゃんイベントに保護者が留守とか?」きょろっ

 


白「バカラスは今ちょっと

 

大丈夫だ。夕方までにはカタがつく」

茨木童子「まーた何かあったのか」あーはいはい。

 

 

 


粋「Σうおおおまた出た!
石燕頼 Σちょ待て待てぎゃあああ!!!」

どかしゃーん。


石燕「あ。すんません
あっしのガシャドクロでかいんで小回り効かねえんす」ありゃ


与一「Σだから細かいのは私に任せろと 
とか言ってる間にほら逃げた!」弓びすっ!

 

 

茨木童子「ん? あれって」おや。

白「うん。

鬼門が壊れた。」困惑っ

茨木童子「いや、何したんだよ魔王様。
てか壊れられる物?」ええー。

 

白「言っとくけど俺は何もしてないぞ

なんでか何も無い所にぼこぼこ穴が開いて
鬼門の中の奴等がなだれ込んで来るんだ」むう。

 

 


彬羽「普通なら向こうから開けるの無理なはずなんだけどな

ふんっ!!」ずばきゃっ


茨木童子「いや普通なら 馬鹿力で穴潰すのも無理無理」わお。

 

 

粋「普通の鬼門なら俺でも空いたの閉めれるけど
今回門じゃねえから 力ずくで塞ぐしか無くてさ」よれれっ

 

テオドール「結構根性でどうにかなる物に御座います

私はいい加減暑さで倒れそうなので休憩中に御座いました。」はーやれやれっ

茨木童子「いやそれ 原因究明して処置しないと終わらない奴じゃ」

 

 


彬羽「それはそうだが手が足りん。」


魄哉「大嶽君!出力弱まってますよ!!
ほら 僕らがぶっ倒れたら 何処其処構わず穴空くんですっ気張って下さい!!」

大嶽丸「Σいやそんな言われても俺はスタミナ無いぞ!
あああっこんな所ウロついてるんじゃなかった!!」ふにゃーっ!

 

蒼月「出力って そもそも俺術師じゃなく単発呪い系なんだけど
聞いてんのちょっと」ぶつくさっ

晴明「Σ話しかけるな! 原因不明の穴ボコ案件此処に集中する様誘導するのキッツイのだぞ!!」うがあっ!

 

 


茨木童子「・・七夕やってる暇あるか?これ」うわ。

 

一二三「んだべ。だから今回諦めててだよ

けんど、笹さんの尊い犠牲を無駄にしない為にも おら七夕頑張るだ!
て事で魄哉さん ハサミどこだべ?」


魄哉「Σすみません!今手が離せません!!」ひええっ

 

茨木童子(Σひょっとして俺要らないお節介しちゃった!?)

 


テオドール「ハサミでしたら

えーと ヒルデ?」きょろっ

呪い人形ブリュンヒルデ桃子「グガッ!?」うぞぞっ


テオドール「あ、居た居た
ほらヒルデの両手はハサミで御座いますから ほら、お手伝い差し上げて下さい」

ブリュンヒルデ桃子「ギギッ!」ハサミしゃきんっ!

一二三「Σおお。さすがの切れ味だべー!」おおおっ

 

 


粋「Σうおおごめん! 1匹逃した!!」

餓鬼カサカサっ


家康「Σぎゃっこっち来た!!」ひえっ

 

 

じゃきんっ!!!


一同「」

 


ヒルデ「・・グガッ!」びしっ


テオドール「『 またつまらぬ物を斬ってしまった』
だそうで御座います」


粋「Σ助かったけど 怖っええええ!!」ひええっ

 


白「大丈夫だ
餓鬼は鬼門のぶんしん?とかってのらしいから

消えても鬼門の中で復活するぽい」


家康「どんなシステムなの。鬼門って」ええー。

 

 

 

石燕「つまりは手加減無用って事っすよ

て事でガンガン行くっすよ!ガシャドクロっ!!」


どかめしゃーっ!!!


彬羽「Σ鬼門以外も壊れてるぞおい!!」

石燕「すんません!うちのガシャドクロぶきっきょさんなんで!!」

 

千様「石燕さん閉め切り終わって テンション高いわー」あらあらっ

 

 


一二三「これ。ホントに終わるんだか?

てか 終わる前におうち無くなりそうだべよ」うーん。

茨木童子「・・あー。

まあ。子供にとっちゃ1年って長いしなあ
こんだけ楽しみに飾り作ってたくらいだし」ちらっ


笹めりめりっ。

 

蒼月「しんみりは良いけど 笹限界向かえてない?」

 

 

 

茨木童子「良し。

ちょっと七夕前に 笹に1仕事して貰うか」

一二三「Σへ? どうにかなるんだか!?」おおっ

 

蒼月「つか先に飾り取ってやった方が良くない?」ねえ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

【鬼門内】

 


死神A「やっべ 有給使いきったし
うわ。全然今期ノルマ達成してないわー」

死神B「だから 後回し後回しにすんなって言ったのに 
つか年甲斐も無く オールでどんちゃんやって風邪ひくって何?
死神が芸者に風邪貰うとか聞いた事無いわ ー」


死神A「こんな辛気臭い仕事 サボりつつじゃないとやってらんな

・・ふぇっ Σぶへっくしゅ!!!」


 ざくん!!

 


死神B「ちょっ。うわお前 まーた鎌刺さってる刺さってる
あーあ。鬼門内ボッコボコだこれ

バレたら怖いぞー。」あちゃー。

死神A「あー。西洋の真似して鎌とか持ったけど これ扱い難しいわ

けど、 こう言うのあった方が格好良くね?」鼻ずびっ

 


死神B「お前ねー。

仕事道具に拘るのは仕事してから ん?
今の穴から何か出て来   葉っぱ?」おや。

死神A「は?なんでんな所から


Σん? 何だこれ 生き物みたいに這って Σっぎゃあああああーーーっ!!!」

 

笹の枝しゅるるるるんっ!

 

 

 

死神A「Σだあああっ! なんだこれ!!」ひいいっ


テオドール「ほうほうほうほう そう言う事で」

よっこらずぼっ。


死神B「Σ無理矢理穴拡げて入ってきた!!」ひえっ

テオドール「ガシャドクロさんが無理矢理こじ開けて下さいました

さて、ツッコミ所多数に御座いますが


まず 鎌の使い方を教えて差し上げましょう」

血の鎌じゃきんっ!!


死神AB「Σ本物の死神っ!!?」ひえええっ

 

 

 

 

 

 


茨木童子「だそうだ。死神泣いてるってさ。

笹は話好きだからなあ
いや罵詈雑言凄いや」わははっ

 

 


粋「いや それをぶった切って持ってくるお前が1番怖い」冷や汗っ

茨木童子「植物は根で繋がってるから
枝の1振りくらいなら 別に大した事ないない」しれっ

 

 


白「たまーに 茨木怖いよな。」うわ

彬羽「植物属性が言うんなら大丈夫なんだろ

さて。急いで七夕の準備するか」すたすたっ

粋「ん?準備って?」

彬羽「七夕と言えばそうめんだ。」

 


茨木童子「よしゃ。片付いたし 改めて飾り付けな。」にこっ

笹よれ!っ

一二三「はーい だ!」わーいっ。

 

 

 

蒼月「ねえ。お前さ
それ笹の骨までしゃぶりつくしてない? 気のせい?ねえ」引。

 

 

 

 

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