小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月23日

 

 

 

 

【閻魔殿】

 

閻魔「と言う事で 地獄の信長とやりあって怪我人続出でね
1日で良いから死神やってくんないかなー?と」

粋「うん。なんで俺?」

 

閻魔「他の子だと亡者が泣かされそうで」とほほっ

粋(Σ否定出来ない!!)

 


閻魔「頼むよ。
地獄の内側に現世の人を関わらせるワケに行かないから 死神を地獄に回すでしょ?
そしたらお迎え足りたくなって迷子の亡者が溢れ返っちゃうし」ね?ね?

粋「そうは言われても 人の生き死にに関わんのはちょっと」

 

閻魔「あ。亡者は見た目生きてる人と変わんないよ
つい数時間前までは生きてたんだし おどろおどろしくなり様無いから」

粋「しゃーねえ。手伝ってやるわ」即答っ

 

閻魔(あの魔王君の弟なのに 本当オバケ駄目なんだなあ) しみじみ

 


テオドール「しかし大丈夫なので御座いますか?

粋さんにトドメを刺して魂引っこ抜きとか 絶対日和る気が致しますが。」お茶こぽこぽっ

閻魔の孫娘「わーい。アッサムー」きゃほーっ

 

閻魔「Σ死神を何だと思ってんの吸血鬼君!
召された人は勝手に魂出てその辺漂っちゃうから此処に連れてくるのが死神の仕事です!」

テオドール「おや? この前のノルマ達成の為に まだまだ生きそうな人の魂引っこ抜いてたのは「Σうちの監督不行き届きですごめんなさい!」

 

粋「つかお前 なんで来てんの?」

テオドール「我が主に お目付け役を命じられまして御座います」

粋「俺はそんな不安かよ。

ま、いいや
えっと。ここの名簿に有る人等を連れてくれば良いんだよな?」名簿がさっ

閻魔「そうそう 頼んだよー」ほっ。

閻魔の孫娘「お土産よろしく」紅茶ずずーっ

 

 


テオドール「てか 鎌なら私も出せますのに 
何故に粋さんご指名なので御座いましょうね?」

粋「・・うっかりムカつく奴の命も刈り取りそうだから  かなあ。」

 

 


ーーーーーーーーーーーー

 

 

 


爺さんの霊「嫌じゃー!ワシはまだ逝きたくないいっ!」しゅばっ!

粋「Σうおお爺速い!」ひいっ


爺さんの霊「Σワシもびっくり!
体が無いとこんなに楽なのか!!」おおっ

テオドール「はいはい。では 体と言う枷が無くなりました所で あの世に参りましょうね」

爺さんの霊「Σうっお もう1匹おったか!
おのれ死神 追い込み漁とは

粋「Σしてねえし 何この元気な幽霊!」

 


爺さんの霊「地獄になんぞ行ってたま Σぶっ!?」

 

テオドール「次は首に御座います。
もうくたばってるなら 斬首の一回二回問題御座いませんね?」

鎌じゃきんっ!


爺さんの霊「Σうおお!死神じゃ死神鎌持っとる!暴力反対!!」両手上げっ

 

 

粋「爺さん相手に 血液ブーストしなくても」ひええっ

テオドール「甘う御座います。
これで逃げられ放置されれば 悪霊化して其処らの人を襲うようになるので御座いますよ。」

粋「Σそうなの!?」えええっ

 

テオドール「そうなれば マジで霊を無に返すしか無くなるそうで

あ。無になりたいタイプに御座いましたか?」

爺さんの霊「閻魔様の元へ連れてって下さい」しゃきっ。

 

テオドール「よし。
では参りましょう」コウモリ羽ばさっ!


粋「あれ?結局お前のが向いてねえ?」えー。

 

 

 

間。

 

 

 

粋「・・マジで 人手たんねえんだな」ぐったり

テオドール「こうしてる間にも
人はポクポク亡くなっておられるのでしょうね」遠い目。

粋「やめろ。色んな意味で辛いから
つか名簿の分終わるのかコレ」うええっ

 


テオドール「ん?まさかこれ 1日分なので御座いますか?」

粋「そう聞いてるけど?」へ?

テオドール「あの、私日本語の読み書きはほぼ出来ませんが

これナンバー 4桁まで御座いますよ?
始めから無理なのでは?」名簿がさっ

粋「Σマジでかああ!
閻魔のオッサン どういうつもりだよ!!」えええっ

 


テオドール「1件でも多く回収してね と言う事に御座いましょうか

ん?よく考えたら 私、極力ヘタレのお守りは嫌だと申しましたのに
何故に今回はピンポイントで 強めに行けと言われたので御座いましょう」はて?


粋「今サラッと酷え事言わなかった?」

テオドール「気のせいに御座います」しれっ

 

 


粋「いやヘタレって 
え? 俺ってお前に言われちゃうくらい? うっそ」え?え?

テオドール(何かお考えがあっての事に御座いましょうか

本日の役者業は夕方までに御座いますし お仕事が終わった頃にお話してみ  Σん?) はっ

 

粋「あの お前人の話聞いてる?」

テオドール「聞いてる場合では御座いません!

あちら! あそこの池の中!」

粋「ん?何か水が変な動き「Σまた見えてないので御座いますか!!」ああもうっ

 


大嶽丸「ならば見れる目を持て。」『目』の文字 呪符ぺたりっ

粋「Σうお何処から

Σってなんじゃありゃあああ!!」ひええっ


テオドール「水中に巨大な目に御座いますね 」ひええっ

粋「Σキショいいい!!!」うわああっ

 

 

酒呑童子「大嶽 こっちも頼むわ!
山の外で大技使ったら茨木死んじまう」

大嶽丸「Σだああ待て待て!順番だ順番っ!」

茨木童子「急ぎでよろしく
よし。水の中でも葉や茎は元気と。」


水生植物成長ずももももっ


粋「Σえ。まさか」

 


茨木童子「ダイレクト目潰し。」親指びっ!

ドシュシュシュぶしゃああっ!!

 

粋・テオドール「Σいったあああ!!」ひいいっ

 


酒呑童子(いつ見てもエグい。)うわ

 


茨木童子「追撃追撃追撃追撃。」

蓮の根ズドドドッドガガガッ!!

 

大嶽丸「Σレンコンの弾幕!」びくっ

酒呑童子(味方で良かった) しみじみっ

 


粋「Σ突っ込みどころしかねえけど
何!?お前等揃って何してんの
つか何が起きてんの あの目玉は Σうおお池真っ赤!」ひいいっ

 

茨木童子「一言で言うと 地獄の人手不足の尻拭い?」

粋「Σごめん意味解らない!」

テオドール「あ!まさか あの目玉はっ」


大嶽丸「だな。
回収が間に合わなかった奴等がよりによって固まって悪霊化したらしい
この辺は魔の者が多いんで その辺も影響したのか見た目もエグい」はーやれやれっ


茨木童子「エグいのは見た目だけじゃないけどな」

粋「Σへ?」嫌な予感っ

 


目玉ぎょろりっ!

 

茨木童子「再生した。

亡者だから どれだけ刻んでも生きてる奴にはどうしようも無いんだよなあ」あーあ。


粋「Σうっそ どうすんの!?」えええっ


テオドール「操作した植物ではなく
妖怪の1撃でも無理なんで御座いますか?」

酒呑童子「やめとけ 近寄ると取り込まれんぞ」

粋「Σいやじゃあマジでどうすんの!」あたふたっ


大嶽丸「落ち着け。俺等の役目は時間稼ぎだ
再生する度刻んでれば問題ない」


粋「時間稼ぎ?」ん?

大嶽丸「主砲が来るまでのな」

テオドール「Σあ、そう言う」

 

酒呑童子「にしても遅え
ダミアンの奴 どっかで灰にでもなってんのか
Σあ、やべあいつ動くぞ茨木」はっ

大嶽丸「Σ目玉だけの癖にどうやって!? あ、視神経を足代わりにとか!?」ええっ

 

茨木童子「・・あの高台の木の根っこ 片っ端から引っこ抜いて地滑り起こさせたらどうな
粋「Σあの上民家有るからやめたげて!!」ひええっ


酒呑童子「しゃーねえ。投石っ!!」岩ぬおおおっ

テオドール「Σおお!さすがは筋肉自慢露出狂!!」

酒呑童子「Σお前本気でいっぺん泣かすぞ!!」


大嶽丸(なぜ持ち上がるんだ) うーん。

茨木童子「頑張ってる所ごめん。俺の呪い返し頑張って貰える?」皮膚ぴりぴりっ

大嶽丸「Σあ」はっ

 

 


ぱたぱたっ

どろんっ!

 

ダミアン「茨木殿酒呑殿 遅くなって申し訳ない!
例に寄ってまさかの迷子
粋「兄貴が毎度ホントにごめんなさい」

 

どどどどどどどっ!!

 


テオドール「おや。あの足音は」

茨木童子「副官殿。毎度大変だな」察し。

 

 


彬羽「おらとっとと行けいアホ魔王!
一撃で仕留めろよ!!」ぶんっ!!


一同(Σ魔王投げたーーっ!!!)

 

 

白「加減が難しいのに」炎ぼぼぼぼっ!!

 

大嶽丸「Σうお茨木!池の周りの印ついた所全部に木の根這わせろ!!」

茨木童子「Σへ!? こ、こう!?」あたふたにょろろろっ

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

 

 


酒呑童子「すっげ。 マジで外爆風漏れてねえわ」けほっ

粋「俺等食らったけどな」よろろっ

 

白「加減できたろ?」ずぶ濡れっ

彬羽「当社比でな」うむ。

 

茨木童子「成る程。 全部に届かないから何かで繋げて防御結界発動か
賢いな大嶽」へー。

大嶽丸「晴明の受け売りだ

しかし 何ヵ所かは間に合わんので終わったかと思ったんだが?」えーと。

テオドール「とっさに鎌を血液化に戻してびしゃーっと。」

茨木童子「・・また凄い物で繋げたな」うわ。

テオドール「妖気が通る道が繋がれば問題無さそうに御座いましたので」

彬羽「お前 観察眼は有るんだったな そういや」

 

 

粋「Σん? ひょっとして
死神頼まれた俺が1番役に立って無くない?」はっ

 

白「また始まった」うわ。

粋「Σえ だって!
結局は 兄貴等が全部やったし!」

テオドール「その前のお爺さんとかは粋さんのお手柄に御座いますよ?」

粋「Σアレはほとんどお前の脅し!」


茨木童子「また弟君 ネガティブ入っちゃったか」あーあ。

酒呑童子(いや、今回俺のが役に立ってねえわ) 


彬羽「何故にあそこまで自己評価低いんだろうな」頭痛っ

 


大嶽丸「いや お前は今から大仕事が有るんだろ?」

粋「へ?」


酒呑童子「あ?話聞いて無かったのかよ。

生きてる俺等じゃ ああなった亡者には決定的なダメージは与えられねえんだよ」

粋「え、でも兄貴なら消滅させられるんじゃ?」


彬羽「ありゃ地獄の都合で 望まず墜ちた亡者だぞ?
消滅までさせる必要が有るか?」

粋「それはそうだけど

・・えーと?」困惑っ

 

テオドール「あ、とか言ってたら また動いておりますね」おや。

 

目玉ずももももっ


粋「Σだああ本気でしぶとい!!」ひいっ


白「あんだけ焼いたら動けないだろうけどな

じゃ、後は任せた

大嶽丸の結界有るしな」肩ぽんっ

粋「Σへ」髪の毛ざわわっ

 

 

 


ーーーーーーーーーーーー

 

 


【閻魔殿】

 


閻魔の孫娘「勾神の炎は浄化の炎だからねー

半人前だから1人でやらせるの怖すぎるけどさ」ごーろごろっ

 

閻魔「だねえ。
お兄ちゃんの破壊の炎で弱った所を浄化すれば早いよね 

さすがだあのカラス君。」うん。

 

閻魔の孫娘「でも爺ちゃん

なんで始めにそう教えてやんないの?
絶対パニクってるよね? あいつ等」

閻魔「それが
粋君には 自分が変化できるの秘密らしくて」困惑っ

閻魔の孫娘「Σなんで!?」えええっ

閻魔「あの子変化すると理性飛ぶし記憶飛ぶから
その、

罪悪感で泣いちゃうでしょ?」


閻魔の孫娘「伝説の神獣がそんなので良いの?」えー。

 

 

 

 

 

白「で、今一気に地獄に送られた奴で だいたい亡者1000匹らしい」

テオドール「Σ成る程!
ノルマ達成に御座います!!」おおおっ

 

茨木童子「地獄って偉くどんぶり勘定なんだなあ」しみじみっ

彬羽「手伝わせてすまん。
後で何ぞ奢
酒呑童子「よし。酒くれ」

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る