小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月6日

 

 

 

白「あー暑かった」ふう。

 

千様「あら。白君暑い中 どこにお出掛けしてたのー?」あらあらっ

 

 

白「妖怪横丁の二丁目。」

千様「・・・そう。」ああうん

 

 

粋「Σえ。『ふぇにっくす』に用事!?

いったい何しに!?」

 


テオドール「そんなにドン引かれませんでも
皆様明るい良い方に御座いますよ」

粋「Σいやお前もかよ 何処までお供してんの!?」ひえっ


テオドール「問題御座いません。
ちゃんと未成年ですと申しましたら 『子供に酒勧めたの誰だテメェ』とかって 絡んで来られてた方がブッ飛ばされまして
粋「Σあんま問題無くねえ!!」

 


白「あそこの奴等テンション高くて面白いぞ
テンション高過ぎてオールでどんちゃん付き合うのは辛いけど」

千様「慣れてんのね」ああうん。

 


家康「確かにオネエの人って陽気だどね
お前ホント顔広いなあ」苦笑。

粋「つか 何でまた」

 

白「酔っぱらって女で問題起こす馬鹿を 問題起こさずに好きなだけ飲ませてやれって 頼まれたからだな。」

家康「Σまた何かしたの蒼月!
つか頼まれたって誰に!?」

白「生臭坊主に。」さらりっ。

 

 


彬羽「魄哉の奴 生臭の極みの癖に 
その辺に関してはスポ根修行僧並に厳格だからな」

挿音「親父はアレ 見た目より精神の老化が先に来てるだけだけどな。」キセルすぱーっ

 

粋「枯れたジジイ こっえええ。」ひええっ

 

 

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【妖怪横丁】

 


ふぇにっくすのママ「ちょっとアンタ!いい飲みっぷりじゃないの!!
やだ 細っこくて好みじゃないけど逞ましっ」うおおっ

蒼月「へへんっ飲まずにいられますかってんだよ
ウワバミなめんなよ!!」中指びっ!


ふぇにっくすのオネエさんA「やだ下品ー!」だははは膝ばっしばしっ!

オネエさんB「ちょっとーこっちにお酒追加お願ーい!」

 

 


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彬羽「念の為伝書ガラスに見てこさせたら

思いの外、馴染んでる様なんだが」困惑っ

伝書カラス「かーー!」


粋「Σマジか!」

 

 

白「だから陽気でいい奴等なんだって。」

テオドール「我が主が音を上げられるくらいの陽キャに御座いますからねえ」うんうんっ


白「ん?元気で疲れるんじゃなくて
あいつ等全力で遊ぶから 朝方には体力使い果たして疲れて色々剥き出しになるのが大変だなって」

テオドール「申し訳御座いません。
 一晩中フルで大騒ぎとか体力的に無理なので全く解りません」困惑っ

 


白「酔うと本性出るって言うだろ?
それで疲れるとな

なんか泣き出す。」

粋「・・まあ。色々辛い事もあるだろけどさ」

 

白「だな。オカマは強くなきゃ生きてけないから弱味なんて見せられない
けど、辛いもんは辛いんだとか

で、毎度お悩み相談みたいになるんだ。」はーやれやれっ

彬羽「お前 仮にも客の立場で何やってんだ。」

 

 


家康「弱音吐きやすいんだろねえ。
この子 基本相手を否定しないから」苦笑。

白「聞いても良いけど 湿っぽくなるから
その辺含めて無茶したい時にしか遊びに行かないな」うん。

粋「つかちょいちょい遊びに行ってたのかよ」

 

 

千様「顔に出ないだけで意外と苦労人だから この子。」あらー。

テオドール「てかオールであのノリに囲まれて 最終的にお悩み相談とは 
体力無尽蔵すぎや致しませんか」ええー。

 


白「ちなみにだ。

ふぇにっくすの店長 は うちの爺の若い頃のマブダチだ
だから俺にもサービス良いぞ」

彬羽「典型的な『戦友』と書いて 『とも』と呼ぶ奴らしいな」うむ。

 

家康「Σお宅のお爺ちゃんが1番交遊関係凄いよ!」ひえっ


テオドール「成る程 それであのママさん。
その気になればラグナロク起こせるわよーとか申されておられましたので」あーはいはい

粋「Σ強くなきゃどころか充分強えよ!!」ひええっ

 

 

 


魄哉「ほう。

そう言う事なら 蒼月君を放り込んで貰って良かったかもしれませんね」ひょこっ。

家康「Σどの辺が!?」


魄哉「適材適所です。

あ、今からちょっと様子見て来ますか」すたすたっ

 

千様「何が適材適所?」えー?

粋「さあ?」冷や汗っ

 

 

 

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【妖怪横丁】

 


オネエさん「アタシだってねえ!
好きでイロモノ扱いされてんじゃないわよ!
でも仕方無いじゃないっ!!」ううっ

蒼月「でー? 愚痴ったらメソメソしてたらどうにかなんの?
気にしても現実変わんないよー?」ひっく。

オネエさん「解ってるわよ!でもっ 愚痴らなきゃやってらんない時もあるのよおおおっ!!」

 


ママさん「ごめんなさいねー
この子 最近悪い男に騙されて」あーあもう。

蒼月「良いんじゃない?
失恋すんのも 相手好きになんなきゃ出来ないし
誰も好きになれない奴より良いじゃん

愚痴って楽になるんなら勝手に愚痴ればー?」べろんべろんっ


オネエさん「Σアンタっ オカマに興味ない癖にっ」ううっ

蒼月「興味ないから 好き勝手言えんじゃん?」ふふんっ

 

 


魄哉「蒼月君 なんやかんやで聡明な子ですからね。

泥酔させてツンケンしたガワさえ剥がせば お悩み吐くには向いてんですよ。」ほら。


白「意外な特技だな」へー。

 

 

彬羽「意外な奴に意外な使い道が有る物だな」ほう。

 

オネエさんC「あーら 魔王様の副官さん
今日もお堅そうねえ 腹筋触って良い?」
彬羽「すまん。用事を思い出した」くるりすたすたっ

 

 

 

 

ママさん「あの子しばらく うちの娘達のメンタルケアに来てくれないかしら?

バイト代弾むし」

魄哉「あ、良いですよー。

こちらの契約書にサインして貰えれば とりあえず1週間貸し出し致します」にっこり。

 

 

粋「Σいや何勝手に契約してんだよ生臭坊主!」ひえっ


魄哉「いえねえ。

ちょっとね 蒼月君夏前ではしゃいだのか、またお店と言うか女性トラブル起こしまして。示談金肩代わりしまして

その返済って事なら別に問題ないでしょ
あの子自分から払う事まず無いですし」ふっ。

 

粋「Σそれで女の居ない店に!?」はっ!

白「だな。鏡子もキレて引きこもるし大変だ」うんうんっ

テオドール「Σ言われてみれば 蒼月さん絡みなのに今回出てこられておりません!!」うわっ

 

 


魄哉「ま、シラフの出勤前はゴネるでしょうが

肩代わりする時に契約書の此処にサインさせましたし
逃れられませんよ。」ふっ

粋「あの その契約書っていったい 「お約束は守らないといけませんよねー」

 

 

テオドール「悪魔もドン引きの契約の手際に御座います」

彬羽「悪魔に言われるか」こそっ。

 

 

 

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