小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月6日

 

 

 

大江山

 


テオドール「いやー助かりまして御座います
ちょこまかと素早い奴に御座いまして」はーやれやれっ

酒呑童子「速さが売りの吸血鬼が素早さで手間取るって何だよ」

 

 

テオドール「それでムカつきました故
血液アンプル使用で変化までして追ってきたので御座います」どやっ

人魚「そこまでして追ってくるって
あの妖怪の罪状は?」ひええっ

 

テオドール「通り魔に御座います。
人の擦れ違う時にこっそり袖の辺りを切り裂くと言う」

 


ダミアン「んなしょーもない悪戯で ここまでやられるとは
割に合わんと言うか アホと言うか」うーん

妖怪「」ぐちゃっ。

 

 

 

テオドール「我が主のお仕事場の前でとか 確実に喧嘩売っております故 許せませんでした
尚、ご本人は只今本番中に御座いますよ」はーやれやれっ

 

酒呑童子「成る程。役人の前でであえて万引きする的なのかよ」

人魚「役人と魔王じゃ危険度の差が。
そりゃぐちゃぐちゃにもされますねえ」ひええっ

 

 


テオドール「てかそれ のされたの茨木さんに御座いますがね。」


茨木童子「縄張り重視。」ふっ

酒呑童子「Σ道理で過剰にボッコボコだと思った!!」

 

 


ダミアン「茨木殿は 物腰穏やかに見えていきなり最小の動きで相手叩きのめすタイプであるからな」うわ。

人魚「元々隻腕だったから 派手に動くと隙が出来るとかなんとかでー」えーと。

 

 

茨木童子「うん。はしゃぎすぎて義手大破したんだけど
またお宅の家主に制作お願い出来るかな?」

左腕の義手でろんっ


テオドール「Σうおお指が反対側に!?」ひえっ

 


ダミアン「Σ何をしたらここまで!?」

茨木童子「俗に言う アイアンクロー?」


酒呑童子「それ お前的には派手じゃねえのかよ。」引。

 

 


茨木童子「やっぱ木製だと強度に限界がなあ
このまんまでも行けるかと思ったけど 全く動かないし」義手ぎぎっ

テオドール「そりゃ、そこまで変な折れ方しておりましたら
と言うか 指以外も変形しておりますよね?」うっわ


茨木童子「ん?曲がってる?
自分じゃ解らないつか あれ?
アンタの左腕ちょい見せて」

テオドール「筋肉量が違うので参考になるかですが」袖まくりっ

 

 

人魚「あ。木漏れ日」


灰ざらあっ!!


茨木童子「Σだああごめん!!」ひいっ

ダミアン「落ち着け茨木殿。
日傘さしとらん時点でアウトだ」あーあ。

 

 


テオドール「とにかく そのままでは不便で御座いましょう
魄哉さんに頼めば即同じの作ってくれますよ」ざらざら復活っ


酒呑童子「凄え。動じてねえ」うわ。

 

 

テオドール「幼少期、どこぞの大馬鹿野郎とその取り巻きに散々日向に突き出されて灰になり倒しました故 
恐怖感にも慣れて御座います」くわっ!

 

人魚「そんなまでしてたらそりゃ嫌われますね」ああうん。

 

ダミアン「・・切腹の作法とは」
酒呑童子「そんなされても楽になんのはお前だけだっての
悪いと思うなら恨まれて生きろ」ずばりっ

ダミアン「Σ容赦ないド正論!!」
ぐはっ

 

 

 

テオドール「あ、せっかくだからバージョンアップもお願い致します?」

茨木童子「義手のバージョンアップ?」


テオドール「あの方存在がオーバーテクノロジーみたいな物に御座いますから
強度増しで頼んでみるのも良いかと。」

 


茨木童子「・・へー。

あいつ殴っても壊れないくらいとか頼んでみるか」ほう。

酒呑童子「Σ俺を強度のバロメーターにすんなよ!!」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

魄哉「お待たせ致しました。


オリジナルオートプロオスシィ  フルメタルバージョンです。」

金属の義手ごとんっ。


茨木童子「確かにオーバーテクノロジー」ああうん。

 

 


酒呑童子「つか 朝頼んで昼?」ええっ


家康「天海 仕事の休憩時間に物作るの好きなんだよねえ」

天海「今回のはなかなか難易度高くてやり甲斐が

挿音「休めや。」きっぱり。

 

 


茨木童子「あのー コレ金属製?

俺は植物系妖怪だから 木製の義手をそのまんま着けて、生の手足みたいに使えてたんだけど

これはどうやって装着を?」困惑っ

 

魄哉「あ、説明忘れてました。
ちょっと接合が特別でして

こちらの義手に埋め込んだ呪符と神経を術式で直で繋ぎます」

茨木童子「Σ神経に直って何!?」嫌な予感っ

 


魄哉「大丈夫です。
痛いのは1瞬ですよー」ていっ

茨木童子「Σうおお金縛りかけられた!!」しびびっ

 


挿音「悪い。
うちの親父 知的好奇心旺盛過ぎてちょいちょいどうにもなんねえんだわ」キセルすぱーっ

酒呑童子「おう、後で茨木に言ってやってくれや

今無理そうだし。」

 

 


粋「たっだいまー。
テオ あの通り魔見つかっ Σうおおお茨木何事!?
え?え? 拷問!?」ひええっ

白「Σ!?」ぎょっ


テオドール「茨木さんの絶叫
始めて聞きまして御座います」うっわー。

 

 

 


間。

 

 

 

茨木童子「あー・・ 
源の綱 思い出した」腕さすりっ

人魚「よしよし。良く頑張りましたねー」頭撫で撫でっ

 


白「つな?」

酒呑童子「茨木の腕を切り落とした 平安時代の人間な。
どんだけ激痛だったんだよ」

 

魄哉「よし!
うまく繋がったみたいですね

ではでは色々試してみましょう」わくわくっ

 

 

茨木童子「あの僧侶は鬼?」

粋「悪気はねえんだよ悪気は。」うん


魄哉「基本いつもの義手と同じ様に 本物の腕と同じく動くはずですが。

今回それに加え 新機能を搭載してみました」にこにこっ

茨木童子「うわ。笑顔で凄い事言ってる」

 

 


白「ん?でも 木じゃないなら前のみたいに茨木の思いどおりに変形したりしないんだよな?」あれっ

茨木童子「Σあ」はっ


魄哉「さすが勘が良い。

そこを補う為の機能です」

 

 


粋「って事は 戦闘に役立つ系?」

テオドール「で、御座いましょうねえ
少なくとも 高いところに手が届く高枝切りハサミとかでは


茨木童子「違うよな?」真顔。

魄哉「つけた方が良いですか?今ならなんとこの価格で「Σ結構です!!」

 

家康「天海はしゃいでるねえ」

挿音「だな。
新作の御披露目嬉しいんだろうよ

つか、逃げといた方が良いぞ殿」

家康「へ?」

 

 

魄哉「必要になったらオプション着けますので言ってくださいね

では 白君
ちょっと庭に出て貰えます?」


白「ん?この辺か?」たたっ


魄哉「んー もうちょい離れて あ、その辺で

よし茨木君。

いっちょ白君を撃ってみましょう!」どうぞっ

茨木童子「Σ撃つって何を!?」

魄哉「君なら出来ます もうそれは君の体の1部なんですから
やろうと強く思えば 自ずと解るはずです」真顔っ

 


粋「Σあのごめん! うちの兄貴を的にしちゃえとか強く思わないで欲しいんだけど!!」ひええっ


魄哉「大丈夫ですよ。
白君なら避けるなり何なり出来るから言ってるんです

ので、その五寸釘しまってくださいね」どうどうっ

テオドール「万一我が主にケガなど有りましたら 貴方にも打ち込ませて頂きます」ジト目っ

 

 

  


ダミアン「いや、いくら何でも知人を的に んな新能力開花的なの出来んだろ」

酒呑童子「いやー いけるだろ。
茨木は俺等と根本的に違うし」

 

人魚「根本的に  とは?」はて?

 

 

 


茨木童子(まあ贅沢言ってられないか。
今でこそ仲良くやってるけど 人間共のトップでも代われば 次の人間共も妖怪に友好的な保証は無し。

そうなれば結果としてこの魔王共ともやり合う事になる可能性もゼロじゃない。


なら、世話になって騙すみたいで悪いが
少しでも戦力、装備は整えておきたい 
俺にとっちゃ 身内が第一だしな。) すうっ

 

 

ダミアン「Σおお。素晴らしい集中力!」おおっ

 

茨木童子「Σ良し見えた!!
今は避けろよ!」くわっ

 


がしゃしゃん がこんっ!

 

粋「Σえ。あれってまさか」

 

 

テオドール「Σコマさんと同じ 内蔵ランチャー!?」

 

魄哉「ベースが金属な分 強度と殺傷能力は段違いです。」さらりっ

粋「Σそれ避けてもケガすんだろ!!」うわああっ

 

 


茨木童子「だおりゃあああーーっ!!!」

すどむっ!!

 

 

テオドール「Σうわああ撃ったああ!!!」ひえっ

 

 

 

 


白「うん。見慣れてる」よし


一同「Σえ」

 

 

 

ドコシャッ!!

 


ダミアン「Σ蹴り飛ばした!!」おおっ

粋「Σ爆発しねえの!?怖っ!」ひえっ


人魚「Σは! ダメです そっちは!!」

 

 

 

一二三「わーい。新しいお人形さんだべ」やっほうっ

彬羽「これでしばらくは買わないからな。」やれやれっ

 

 

酒呑童子「Σやべえ! 仲良し親娘が巻き込まれる!!」


テオドール「Σ彬羽さん!気付いて下さいませええーーっ!!」うわああっ

 

 

 


彬羽「ふんっ!!」

べしっ!

 

一同(Σ張り飛ばしたあっ!!!)

 

 

 

ひゅるるっ

ずずん どむっ!

 


ダミアン「・・見事に誰もおらん所で爆発した」おおっ

 

 

彬羽「手前等は何を昼間から危ない遊びしてんだ!!」くわっ

粋「Σ微塵も遊んでねえわ!!」涙目っ

 

 

茨木童子(あ。何があっても仲良くしとこう )  背筋ひんやりっ

 

 

 

 

酒呑童子「悪い。やっぱいつもの木製で。」

魄哉「お気に召しませんでした?」おや。

 

茨木童子「つ、使いこなせる気がしないし」

ダミアン「Σ茨木殿 顔真っ青で有るぞ!」ひえっ


人魚「やっぱ茨木さんは 植物系でナチュラルのが良いですー。」うんうんっ

 



 

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