小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月6日

 

 

 

 

与一「Σうおおおお前後ろいやそこ退けええええ!!!!」

粋「へ? 何?
Σうおおおお!?」

ガシャドクロずもももももっ!!

 

粋「Σえ。ちょっと何 石燕はっ」あたふたっ

与一「良いから逃げろ!潰されるぞ!」


ガシャドクロぐおっ!

粋「Σひいっ!?」

 

テオドール「緊急事態に付き 作品たたっ斬りますが恨まなき様石燕さんにお伝え下さい!!」

ひゅんスパッ!!


ガシャドクロ「Σ!」

骨ばららっ


粋「Σうおおテオすっげえええ!!」おおおおっ

 

テオドール「今年早くも2回目の血液アンプル使用に御座います」コウモリ羽ばさあっ!

粋「Σあ。助かったけど また兄貴が採血されんのか」うわ。

テオドール「予備が無いと私の精神が安定しません故。

参りますっ!!」くわっ!

 

与一「おお。さすがコウモリ
あの姿だと素早いな」ほう

粋「なんか マジで1人だけバトル漫画してるよなあいつ。
何あのでけえ鎌」わおー。


骨がしゃどささっ!

 

テオドール「まあバトル物あるあるで
スピード重視な分 耐久力は無いに等し


ずばん!

灰ざらあっ。


与一「Σああ!喋ってる間にカトンボの様に潰された!」うわああっ!

粋「Σバトル物なら喋ってる間待っててくれるのに!!」ひいっ

 

 

与一「私の弓では 歯がたたん!
逃げろ化け物ホイホイ!!」
弓ひゅんひゅんっ!

カインカインっ! ぽとととっ


粋「Σ見事に刺さんねえ!
あああ何で毎度俺ばっか!」ダッシュ!!

 

 

間。

 

 


シロ「だおりゃあああ!!!」

氷パキパキャ鬼切ひゅおっ!

 

ガシャドクロずずーん!!


与一「Σおおお!さすがだっ」

シロ「ふっ。侍を舐めるでな Σえ。」


細切れの骨がしゃがしゃぴたっ!

 

シロ「Σ元に戻っただと!?」

与一「Σあああ元からそう言う妖怪だった!!」

シロ「Σなら早く言わんか!
戻る前に刻んで凍らせてやるまでよ!!」うおおおっ

 

 


粋「で、どういう事だよ」ぜーぜーっ!

石燕「ガシャドクロに襲われてよくぞ御無事で」びっくり。

粋「Σうっせええ!
なんで毎度毎度俺ばっか襲われんの!
つか何アレ 暴走!?」涙目っ

 

石燕「それがその
一言で言うとっすねえ

ぶっちゃけ毛有毛限の筆 盗まれたっす。」真顔っ

粋「おい。」


石燕「いやー。正月なんで書きかけのまんま酔っ払って爆睡こいてたら 
なんかその辺転がってって そこから行方不明だったんすけど

ガシャドクロが勝手に具現化してる辺り 誰かの手に渡ったみたいっすねえ」あーあ。

粋「Σあーあじゃねえわ!
んな危ない物なら取り扱い気を付けろよ!!」

石燕「まさかあっしの描いたのまで他の人に動かせられるとは。
今後は気を付けるっす

さて、シロさんさすがっすが
どうするっすかねえ
生き物じゃないんで 術師倒さないと無限に復活するっすよ」むう。


粋「Σマジか!」えええっ

石燕「さすが あっしの傑作
大したもんっす」ふっ。

粋「うん。そこはマジで凄えけど

あの、なんで俺襲って来てたの?」

 

石燕「・・・また化け物引き寄せるフェロモンでも出てるんじゃないっすか?」はて。

粋「Σあんなんにモテても嬉しくねええ!!」

 

シロ「Σどうでも良いから早くどうにかしてくれんか!!いい加減キツいぞ!!」ぜーぜーっ

 

石燕「んー。じゃ晴明さんの見よう見まね

簡易結界発動っす!」びびっ!

 

ガシャドクロばちんっ!!

与一「おお!弾いた!」おおおっ

 

石燕「長くは持たないんで 今の内 筆を捜して取り返して来て貰えるっすか?

ガシャドクロが人里に降りたら色々終わるっすし せめて気引いときやすんで」

粋「Σまた淡々と他人事みたいに!!」

石燕「すんません。イマイチ気合いが入んないっす
被害が人間だけなら別に良いかなーっと 
シロ「良いわけ有るか 元凶めが」ぜーぜーっ

 

与一「すまんが石燕はああ言う奴だ。頼めるか」

粋「Σだああ筋金入りの人間嫌い面倒臭えええ!!
捜してやるよどちくしょおおおっ!!」だだだっ

 

 

ーーーーーーーーーー

 


鈴鹿山】

 

大嶽丸「Σは!?筆を捜せ!?」はいっ?

粋「おう。 じゃなきゃマジで人間VS妖怪のマジバトル始まるかもしんねえ」ぜーぜーっ


大嶽丸「話を聞く限り 元凶も人間の様なんだが」困惑っ

粋「石燕は人間だけど 俺より数倍妖怪側なんだよっ」


大嶽丸「あー、解らんでも無いが
え? なぜに俺だ

人手が足りんにしても大江山の鬼達の方が仲良いだろお前」

 

粋「もう捜して貰ってる。」


ダミアン「Σあああこれ以上は茨木殿の体が持たんのだ!!」

茨木童子「山以外で能力使うと対価がなあ

極力負担かからない様に 木の根っこ通して地中繋がりでそれっぽいの捜してんだけど」 木の蔓にょーろにょろっ


大嶽丸「Σうお こらうちの山の木々まで偉い事に Σギャー!絞められるっ」ひいいっ

茨木童子「ちょっと活性化してるけど そこはしゃーな Σあいたっ」腕ビキッ!

ダミアン「Σ茨木殿!ホントにこれ以上は対価で体がああっ!!」うわああっ!

 

人魚「茨木さん死んじゃいますー!
友情に厚い貴方も素敵 けど死なないでー!!」うわーんっ


鈴鹿御前「なんだ 人の家にずかずかと
煩いぞ」むすーっ

酒呑童子「Σあ。大嶽丸の母ちゃん

えーと。なんかすんません」ぺこっ

 


大嶽丸「」木の枝に絞められ失神っ


粋「だああ筆何処だよおおっ!!」うわああっ!

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 


【割烹春一】


彬羽「Σはああ!?そんな大事になってたのか!?」

酒呑童子「らしいぞ。
力尽きたから持ってきたわ」


粋「」ぐったり。

彬羽「Σおいこら!なんでまず俺等に相談しなかった 何があったおい!!」がっくんがっくんっ


茨木童子(植物操作暴走して うっかり締め上げちゃったのは 黙っとこう。)目そらしっ

人魚(不可抗力です。不可抗力) うんうんっ

 


酒呑童子「コイツの事だし 自分が頼まれたから自分でどうにかしようとしたとかじゃね?
お前仕事中だしよ。」

彬羽「あり得るな。馬鹿たれが

ん?と言う事は こいつ兄貴にも相談して無いのか?」はっ

 


ダミアン「ん?そういえば あの性悪ドS魔王は何処に」きょろっ

彬羽「今日は芝居小屋も休みのはずだから

・・ああ、相談するにも何処に居るのか解らねえな。

あれでも魔王だ まずはあの馬鹿に言っとかねえと!」だだっ

 

 


ひな「相談してくれた方が 店の為なんですよねえ」

朱禅「な。
見るからにカタギじゃなさそうなのが伸びてる奴担いで来た時点で客逃げたしな」ため息っ

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 


白「いきなり何なんだ お前は」くわっ


カカト落としドガシャアアッ!!

ガシャドクロばらららっ

 

 

酒呑童子「何も言わねえでもおっ始めてんじゃねえかよ」うわ。

人魚「縄張り荒らされた動物って怖いですねー」あらー。


骨がたがたっ

がしゃしゃっ
シャキーン!!


ダミアン「Σ元に戻った!」えええっ

 

シロ「見てのとおりだ。
これではキリが無 Σう」くらっどしゃあ!

白「なら戻らなくなるまで壊す」炎ぼぼぼっ


与一「Σ火はやめろ火は!私等も居るのだぞ!」ひいっ

 


彬羽「手前は筆捜す方に行け!
此処は任せろ」


白「筆?」へ?

石燕「説明するんで ちょいこっちに」手招きっ

 


酒呑童子「だな。 耐久ならカラスに任せといた方が良いだろ」うん。

ダミアン「しかし まさか人間の生み出した物が 此処までとは。

あ、だからあの性悪魔王 人間を敵に回すなと」成る程っ


粋「違うと思う」ぜひゅー

人魚「あ。気がつきました?」

 

白「えっと。
つまり 毛有毛現の筆取り返したらガシャドクロの暴走は収まるのか?」ふむ。

石燕「そうなんすが。あっしが動くと万一の時に足止め居なくなるんで捜索出来ない状態っすね」

白「いつもの霊視はどうなんだ?」

石燕「少なくともあっしの目の届く範囲には無いっす」むう

 


ダミアン「うむ。だから茨木殿が無茶をして捜索したのだが
体への不可がっ!」くうっ

白「そっか、茨木の植物操作
大江山の外だと体ヤバイんだっけ」ふむ。

茨木童子「反動さえなければなあ。

此処山の中だし 目撃草の1本2本有りそうだし」

粋「草って目 あんの?」

 

 

大嶽丸「ならば 反動が来ない様にすれば良いのだろう」

 

粋「Σあ。大嶽丸 ごめん忘れてた」はっ!

大嶽丸「本当にな。
人の家に乱入して来るなり大騒ぎして去っていきよって」眉間に青筋っ

 

酒呑童子「で、反動が来ない様にってのはよ?
安倍晴明でも呼んで来いってか?」

大嶽丸「んな暇あるのか? 後ろでカラスとガシャドクロが力比べしとるだろ

俺を誰だと思っている!
効果範囲こそ狭いが 妖怪術師トップクラスの実力を誇る大嶽丸様だぞ!!」どやあっ

 

ダミアン「確か 器用だが基本効果は半径30センチ「平均50センチだ 間違えるな」むっ

酒呑童子「どっちにしても どうよそれ」

 

粋「Σあ!でも 直径100センチ有れば!」はっ

人魚「男性にしては細い茨木さんなら 余裕ですねー」

茨木童子「成る程。」ほう

 


大嶽丸「と言う事で 気兼ね無く其処らの植物を使うが良 Σあ。間違っても俺は絞めるなよ!」

茨木童子「いや 妖怪術師トップクラスなら自力でどうにか「植物操作は範囲外なんだ!!」

 

ダミアン(こいつ大丈夫か。)一抹の不安っ

 


茨木童子「まあいいや
最悪 爪でも剥がれたらやめればうん。

じゃ、お前等離れろ離れろ」すうっ

 


木の根っこミシシシッ ボコボコっ!


人魚「Σおお!荒ぶってます荒ぶってますっ」きゃーっ

 


茨木童子「見つけた!」くわっ!

大嶽丸「Σえ。早っ」

 

 


白「茨木って 制約無かったら色々反則だよな」おおー。

酒呑童子「お前が言うか?それ」

 

 


ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー

 

 


粋「Σえ。ネズミ!?」えええっ


木の根っこでぐるぐる薪のネズミごろんっ!

ネズミ「キーッ!」じたばたっ

 


茨木童子「だなあ。

ほら 筆持ってた」ほれっ


石燕「Σおお!あっしの筆!」おおおっ

 


彬羽「ん? 毛有毛現の筆は そこそこの霊力が無きゃ使えないんじゃ無かったか?」肩ごきっ

酒呑童子「あんなのと力比べてして良く無事だなお前」うわ。


茨木童子「どうも お前等の家の屋根裏とかに住んでたせいで 影響受けまくって霊感ビンビンネズミになったぽいな

強い化け物が近くに居ると 物も付喪神になりやすいし」

シロ「成る程。ならん方が不思議なメンツだしな」ふむ。

 

テオドール「では私達は この小さいネズミに振り回されたと

うっわ 幽霊の正体見たり枯れ尾花に御座いますねえ」あははっ

粋「お前こそなんで無事なの?」

テオドール「灰になってる時はノーダメに御座いますから」しれっ


大嶽丸「全方向で反則な奴しかおらんのか」ええー。

 

 

白「ん?でもなんで ネズミが筆盗むんだ?
石燕 甘いものでも食べながら絵描いてたのか?」あれっ

茨木童子「ああ それは」

 

 

筆ぽきっ。


石燕「」

 

茨木童子「良い齧り心地の筆だったらしくてなあ。」

大嶽丸「あー。霊感ネズミともなると 齧り木も魔道具を好んだりと言うのも有るかもな。」ふむ。

 

粋「Σ超激レア魔道具折れたああーーっ!!!」うわああっ


石燕「Σへ? ええええっ!?」おろおろっ!

 


シロ「ずさんな管理をしとるからだ 馬鹿者」やれやれっ

彬羽「晴明か魄哉辺りなら直せる か?」うーん。

白「ダメなら毛有毛現に直接頼もう」うん。

 

 

千様「て言うかー。

能力無効化させたいなら アタシ呼べば早かったのにー」

粋「Σあ」


白「あれ 今まで何処に居たんだ?」

千様「お昼寝してたわ」どやっ

シロ「Σあの騒ぎの中でか!?」えええっ

 

 


ダミアン「で、このネズミはどうするのだ?」


酒呑童子「あー。食う?」

ネズミ「Σぢゅっ!?」びくっ

茨木童子「あ、俺ベジタリアンだから パス」

 

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る