小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月3日

 

 


【某山の中 温泉宿】

 

 


粋「Σうおおお!紅葉すげーっ!!」ひゃほうっ

家康「11月って紅葉の季節なんだねえ」へー。

 

一二三「温泉おんせーん!」わーい。

千様「こう言う所って滅多に来れないからテンション上がるわよねー」にこにこっ

シロ「まあ 近場に妖怪温泉有るしな」うむ。

テオドール「鬼門の中を近場と言えるのか微妙に御座いますが」苦笑。


彬羽「近場だと気分転換にならねえだろ」

白「年末の仕事ラッシュの前に 色々回復させとかないとって挿音が心配してたぞ」

 

魄哉「ご心配おかけして申し訳有りませんが
それで即 予約取って朧車で移動しちゃう君等のアクティブさ何
彬羽「何日もかけたら仕事溜まってるんでやっぱ良いとか言い出すだろ 天海坊。」

 


家康「ま、良かったんじゃ無い?
蒼月も芯から暖まれるって喜んでるし
早速湯船に行ったよ」のほほーん。

粋「うん。来る途中朧車の中で火起こそうとして大変だったけどな」げんなりっ

彬羽「そっちの朧車そんなになってたのか」うわ。

 

千様「大型朧車三台とか よくすぐに呼べたわよねー」

白「職権乱用した」きっぱり。

シロ「いつもなら腐れ魔王と言う所だが 今回はまあ良かろう」ふっ

 

石燕「いやーいいお湯だったっす
あ、 温泉有る有るの よく解らん鬼に玉当てるのとか店沢山有ったっすよー」

シロ「おおおっ!!」

 


テオドール「シロさんそう言うのお好きなので御座いますか?」おや。

家康「子供はそう言うの好きだからさて行こうか」きらーん。

魄哉「オッサンも大好きですよね、そう言うの」ああうん。

 

 

シロ「Σお、俺は遊びたいのではなく
そのっこの手のは 日頃の意外と鍛練の成果を見られたりだなっ」

白「そうか。こう言う所の高いから ほら、頑張って鍛練してこい」財布ぽいっ

シロ「Σお前はもうちょい金銭感覚どうにかしてくれ!」財布ずしりっ

 

粋「そうだよ兄貴。こう言う所で大金持ってたらスられんだぞ
小銭を小分けににしとなかないとよ」

白「そう言う物なのか?」えー。

彬羽「いや、確かにスリは多いかもしれんが そこまで気を遣わんでも」

粋「Σえ。小分けにした小銭を草履に挟んだりとか 腹にサラシで巻いたりとかしなくて良いの!?」

 

与一「スラム育ちの知恵か」うわ。

石燕「外出すると警戒しちゃうんしょね」しみじみっ


千様「あれ?与一さんて幽霊だけど温泉とか浸かれるの?」

与一「別に浸かりたくも無いし その辺でのんびりと漂っとくわ」ふわふわっ

鏡子「ですねー。お湯だけが楽しみじゃ無いですし」手鏡どろんっ

テオドール「あ、鏡子さんもそこから出られないので御座いましたね

で、温泉の他の楽しみとは? 御教授下さいませっ」わくわくっ

 

 

鏡子「・・・風景を  

見る?」えーと。

一同(Σ普段と変わらん!!)

 

 


与一「り、立派な紅葉よなっ
ほれこんなの家では見られんぞ!」ほらほらっ

鏡子「ですねー。裏山も大概紅葉してますけどねー」あはははっ

 

テオドール「悪い事を聞いてしまったので御座いましょうか」ずーん。

白「良いからお前も遊んでこい」財布どしゃっ。

テオドール「Σ確実にスられるーっ!!」灰ざらあっ


彬羽「Σこら! 他所の畳灰まみれにすんじゃねえ!!」

 

 

 

間。

 

 


テオドール「温泉卵とは 温泉の湯の中に入れて作る茹で卵に御座いますよね?」もぐもぐっ

シロ「だな。普通に茹でたのとは違うであろう?」

テオドール「つまり、日本人は卵と混浴を
魄哉「いえ。大概は人の入る所とは違う所で作りますから」

テオドール「はい?」

魄哉「卵が煮えるくらいの温度のお湯に 人間が入ったら偉い事になるでしょう?」

粋「つか、風呂に沈んでる卵食いたくねえよ」苦笑。


テオドール「江戸っ子はぬるいお湯には入らな「限度が有ります。」

 


白「凄い会話だ」うわ

千様「ねー
みんな寛いでるみたいで良かったわー」のほほーん。

 

家康「あのーなんか女湯の方で 謎のからくりが湯船に浮かんでるとか騒ぎになってるんだけど 
ひょっとして」

魄哉「Σあ!そう言えばコマ!?」きょろっ

粋「Σうわ 言われてみれば居ねえ!」ひいっ


家康「ごめん!千ちゃん見てきて!」

千様「コマちゃん木製なんだからお風呂入れないでしょーっ!」ああもうっ

だだだっ

 


白「満喫したかったんだな」あーあ。

彬羽「だな。
で、お前は温泉饅頭何箱目だ?」

白「えーと。

気にするな 此処でしか食べられない物だし」ごくんっ

彬羽「その辺で売ってる饅頭とどう違うんだ」

 

テオドール「皆様満喫しておられますねえ」にこにこっ

シロ「いや 温泉は食うのがメインでは無いのだが
・・ アレを基準にしておるならそりゃそうもなるか」ああうん。

 

 


女中「失礼しますー。 お茶のお代わりをお持ちしました

あ、夜はそこの川の新鮮な川魚と ちょうど新鮮な熊のお肉が有りますので楽しみにしていて下さいね」にこっ

白「ん?」きょとん。


一同(Σ一般的には熊は珍味か!)はっ

 


石燕「白さんが良く正当防衛で仕留めて来るっすからねえ」

白「仕留めたからには食うのが礼儀だろ」しれっ

粋「つか兄貴 なんでそんな熊に喧嘩売られんの?」

 


テオドール「やはり食べるのがメインでは?」

シロ「すまん。もうそれで良いわ」

 

 

女中「で、あのー」困惑っ

家康「あ、お気になさらずっ」


千様「カビ生えちゃうから 芯までしっかり乾かさなきゃねー」

窓側にコマ干しどっこらせっ

 

女中(室内にカカシ?)えええっ

 

 

コマ『ごめんなさいパピー
温泉で気持ちいいってのを体験してみたかった』カタタッ

女中(Σ動いた!!)びくっ


魄哉「仕方ありませんよ
今度は浮いちゃわない様に 重り付けて入りましょう」にこっ

女中「Σ何の話!?」

 

家康「うん。お気にならさず」

 

 

粋「コマ からくりなのにチャレンジャーだよな」うわあ

鏡子(窓辺の風景が一気にシュール。)困惑っ

 


魄哉「さて、空気が乾燥してますし このまま置いとけばコマは乾くと思いますが

蒼月君てどこなんです?
お風呂行ってから姿を見ていないような」きょろっ

家康「ん?温泉の方に居たよ?」

魄哉「へ? ずっとですか?まさか脱皮でもしてます あの子」

 


一同「・・・・Σ!」はっ

 

 

白「覗きとナンパとどっちだろう?」


魄哉「Σどちらにしても営業妨害!
殿っ あの子女湯の前で待機とかしてなかったでしょうね!!」くわっ

家康「Σさすがにそれやってたら引きずって来てるって!」

 

千様「あらあらー。じゃあ まだ体解凍中なのかしらー?」


テオドール「ある程度あったまったら絶対何かやらかしますよね?あの方」温泉卵もぐもぐっ

彬羽「よく食うな。
まあやらかすだろうな あの色ボケ蛇が」はーやれやれっ

 


粋「俺回収行ってくる!」

家康「ん?あーそれなら大丈夫」

粋「へ?」

家康「暖まっても出てこれないだろし
てか、私も 蒼月が居なきゃ出てこれなかったね 危ない危ない」へらっ

千様「? どういう事?」

 


一二三「あれー? 挿音さん居ねえだな?

ひょっとしてお留守番なんだべか?」襖がらっ。

千様「まさか」

家康「そのまさかでーす」わははっ

 

 

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【宿自慢の露天風呂】

 

挿音「あー あっちいから回る回る
ほれお前も飲め飲めっ」熱燗とぽとぽっ

蒼月「Σいやあのっ俺は 今から用事が「るっせえなあ。蛇はウワバミっつんだろが 良いから飲め飲め」ひっく。

蒼月「Σだあああ絡み酒っ!

すぐそこに天国があるのにーっ!!」ひいいっ

 

 

 

 


魄哉「それ 僕らもお湯に行けませんよね?」

家康「内風呂も有るらしいけど?」

魄哉「Σここまで来て!?」えええっ

 

 

シロ「よし。飯に全振りするとしよう」うむ

 

白「お前はめちゃめちゃ遊んで来たろ」

温泉街の景品の山っ。

 

 

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