魄哉「あの 陰陽師ですし お祓いとかお願い出来ます?」
晴明「現職坊主が何言っとるんじゃ?」は?
魄哉「いえあの 最近どうも僕等女難と言うか いえ元からって言えばそうなんですし何時もの事とも言えますが
強いてか逞しい女性に振り回されてると言うかなんか精神的に擦り減る事が多いと言うか」お茶持つ手がカタカタっ
晴明「Σお主いったい何をした!
何をやらかせばこのメンタル金剛石に此処までダメージ与えられるのだ!?」
千様「Σ問答無用でアタシ!?」えええっ
テオドール「あ、 言われてみれば最近 皆様結構そんな感じで。」おや。
蒼月「あー 特に色っぽくない話でも 発端は女の子って事が多いよね」ぷーくすくすっ
粋「何で俺見たよ」むかっ。
白「トラブルって女が運んで来る物だろ?」いつもの事なので平然っ。
彬羽「すまん、やはり魔除けは要るかも知れん」
晴明「いやそれ 魔王ぞ?」えー。
間。
晴明「あーこれ用意しとらんぞ
面倒じゃな 大嶽丸でも呼んで用意させよ」むう。
小太郎「祭壇?何が始まったんだ?」わおんっ
蒼月「女難避けのお祓い。」
小太郎「え?女からしたら 蒼月が1番害だろ?」わんっ
蒼月「Σうっさいワン公!
誰が害だよ むしろ女の子達に夢と希望を与え
鏡子「あら 手が滑った。」
日光反射ピカッ!
蒼月「Σ目がああああ!!!」ぎゃあああっ
テオドール「ごりごりの被害者様の前で 他の女の方々の事匂わせるからで御座います」あーあ。
千様「てか鏡子ちゃん
悪い事言わないから その子はやめときなさい「何の事でしょう 今のは事故です」
晴明(儀式用の魔鏡に この鏡娘使うのはやはり間違いだったか) うーん。
家康「あの 晴明さん?色々大丈夫?」苦笑。
晴明「良いからとっとと大嶽呼んで来て 此処のリストの文字を1つずつ紙に書かせよ」リストごちゃっ。
家康「ん?紙に文字書いて貰えば良いの?
あ、確かに 霊感無い私に文字書いた紙貼って一時的に見える様に出来たね あの子。」ふむ
与一「紙に書くのなら石燕で良くないか?」
石燕「あっしは絵師っすし
そもそも 大嶽さんのアレ使えねえっす。」
粋「んじゃ鈴鹿山まで行くか
うわ。遠いな」
白「ん? 大嶽丸なら 呼んだら来るぞ
その辺居るし」
粋「へ?」
魄哉「何でも 最近御自宅にはほぼ居ないそうですよ
顔出さない時も あの性格なので誰か 相手してくれないかなーって感じで、 しかし自分から声かけるのも何ですしで この辺でブラブラしてるぽいんで
出来たら遊んでやってくださいと鈴鹿さんが言ってましたね」
一同(Σまた微妙に恥ずかしいのバラしてやるなよあの母親!!)
蒼月「あいつ俺等に関わっても八割酷い目にしか遇ってなくない?」えー。
魄哉「トラブルも楽しいのが若い子って物でしょう?
僕ら年寄りには 最早記憶の彼方ですが」遠い目っ
彬羽「あいつもある意味 生まれながらに女難だな。」魚ぽいっ
大嶽丸「Σにゃーっ!!」ぱしっ
彬羽「よし。釣れた」
粋「御前も一緒に祓って貰おうな。」うんうんっ
大嶽丸「Σえ。何の話!?」我に返りっ
間。
小太郎「あのな。遊んで欲しいなら 素直に玉とか持ってきて言えば良いんだぞ」わんっ
大嶽丸「犬とは違 いや別に遊んで欲しいとかそんなじゃ
小太郎「そーれとってこーい!」玉ぽーい!
蒼月「犬が投げてどうすんだよ」
粋「Σああ大嶽丸ーーっ!!」
テオドール「あ。猫なのに行きまして御座います」
晴明「お主等 遊んどらんで手伝わんか
御前等の為にやっとるのだぞ」ったくもー
大嶽丸「ん?何をやってるんだ?」
小太郎「ここの奴等の女難をどうにかするんだって
よーしよしよし 良く取ってきたな」わんっ
粋(狼フェイスの小太郎より大嶽丸のが人間ぽいのに 中身の割合は逆なのか)困惑っ
大嶽丸「女難?
なんだまた増えたのか?」ええっ
白「知らない奴が聞いたら 誤解する奴だなそれ」
テオドール「ストーカーさんは増えてはおりませんが
最近皆様 女性から面倒な事に発展する事が多いのでその辺に御座いますよ」
大嶽丸「Σえ。 御前等
意外と言えば意外 いやそう言う物なのか」ふむ。
家康「うん。勘違いやめてね?」
晴明「良いからさっさと手伝うが良い
後からなんぞ レア物文献貸してやるでな」
大嶽丸「Σおっ。それなら
あ、女難というなら酒呑童子辺りも呼んでやった方が良いんじゃ?」ふと。
魄哉「Σ確かに!」はっ
白「あいつはあのまんまのが面白いから 放置で良いと思う」真顔っ
大嶽丸「鬼より鬼か この魔王。」
【その頃 大江山】
酒呑童子「ん、呼んだか?」
茨木童子「別に?」はて?
ダミアン「山びこでは?」
人魚「あ、私に言ってます?
ですねですね呼んだかもしれませんねー
魂の叫び?的な やだもー聞こえちゃうって心が通じあってるって奴ですね
良し!ジューンブライドしましょう!!」ぐっ。
酒呑童子「Σ今4月! てかおい お前ら逃げんな見捨てんな!!」ひいいっ
ーーーーーーー
晴明「あ。盃にヒビが。
今更呼んでも手遅れか」ふむ。
彬羽「手遅れの女難てどう言う事だ」引。
一二三「女ってのは 拗らせると手遅れなんだべ」ふっ
晴明「その幼女 人生何周目なんじゃ」
コマ『パピー、女難にはからくりの私も入ってるのでしょうか?』カタカタっ
魄哉「そんなワケ有りませんよ
コマが難を持ってきた事なんて無いでしょう?」にこにこ即答っ
粋(俺結構 コマのバズーカの巻き添え食らってんだけど。)
小太郎(まあ わざとじゃないしな)わおんっ
千様「小太郎君 後頭部にハゲが「ちょっと爆風で」わんっ
家康「皆思ったより苦労してるなあ。
正直此処までやらないでもと思ってたんだけど」苦笑
魄哉「お祓いしたってだけで気分が違うんですよ
なんせ」床下に手突っ込みっ
ずるるるっ。
魄哉「ただでさえ魔の物呼びやすいメンツだってのに、
ストーカーホイホイまで居ますし」
九尾「伝説の幼狐を首根っこ掴んで引きずり出すでないわ」こんっ
晴明「やはりおったか玉藻。」
九尾「だーりんのおる所わち有りよ」ほほほっ
晴明「うむ。全て盗み聞きしておった上そのセリフとは天晴れよ
生け贄に丁度良い。そこの火にくべよ」
九尾「Σぎゃー!! 冗談じゃ冗談!!
だーりん助けてえええ!」ひいいっ
白「生け贄って 何か祓うのに生け贄要るのか?」はて?
彬羽「単に燃やしたいだけだろ」
九尾「Σうおおガン無視!
そうやって女を粗末に扱うから 逞しくしたたかにならざるを得んのじゃぞえ!?」きいっ
テオドール「だからと言って 既成事実を作った物勝ちと言うのもどうかと「子供が出来たら言い逃れ出来んじゃろ」こんっ
小太郎「こらテオ!
松明持って動物追っ掛けない!!怖いんだぞそれっ」わんわんっ
テオドール「我が主の敵と判断致しました!」
九尾「Σきやー!!」どたばたっ
石燕「邪魔になるんで裏庭でどうぞっすよー」
九尾「Σ重ね重ね酷い!!」こんっ!
晴明「思うに 祓うより片っ端から駆除した方が良いのではないかのう?」
魄哉「僕らの場合 原因を駆逐すると
悪気は皆無の死骸が山積みになるんですよ」ふっ
晴明「・・どんだけ地雷女にまみれとんじゃい
まあ良いわ
ようやく準備も整ったで これより清めの儀を
大嶽丸「ん?ちょっと待て
晴明、何かこれ 祭壇が小刻みに震えてないか?」
晴明「お?
Σあ、こりゃまずい」
家康「へ?まずいって何?」
千様「あのー アタシ術式とかよく解んないんだけど
ひょっとしてこれってー」嫌な予感っ
晴明「総員 伏せよ。」地面にびたっ!
粋「Σお祓いで何で!? Σっぎゃあああ!!!!」
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
シロ「人がバイト行っとる間に また何をやらかしたのだ御前等。」
晴明「こやつ等の背負った女難があまりに強大すぎて 祓おうとしたら爆竹が爆ぜるが如く反発された」ぼろっ。
シロ「ワケ解らんが どんだけだ御前等。」引。
魄哉「え?あの、ちょっと待ってください
つまりこれ 晴明さんの術が効かないと?」えーと。
晴明「じゃの。
今までの人生で初ぞこんなの
諦めろ 御前等。」しれっ
一同「Σえ。」
晴明「え じゃないわい!
私とて大概悔しいのだぞ!
この分野で生まれてはじめての敗北ぞ しかもこんなしょーもない物でっ!!」机だんっ!
小太郎「Σ思ったよりめちゃめちゃダメージ受けてる!」ぎゃいいんっ
彬羽「まあ俺は比較的被害は受けんから良いが」ふむ。
テオドール「ヤバいのホイホイの我が主が心配に御座いますねえ」ため息っ
粋「あのテオ?
お前 九尾はどうしたの?」冷や汗っ
白「晴明でもどうにかならないなら仕方無いだろ
もうそう言う物だと諦めた方がいいぞ」しれっ
魄哉「一番エグい目に遇ってる君に言われたらもう何も言えないんですけどね
もう、それしか有りませんか
共存共生の道 頑張ります」ううっ
家康「天海 思い詰めすぎ」どうどうっ
大嶽丸「世の中にはどうにもならん事も有るのだなあ
諦める事も時には必要か」ふっ。
粋「お前が言うと重いな」
白「考えても仕方無いし
壊れた祭壇片付けないと 一二三が踏んだら危ないぞ」よっこいしょ
小太郎「だなだな。
俺も手伝う」わんっ
庵「ちわーす!
シロこら アンタ貰ったばっかのシフト表忘れてったよ
これ無いと困るんじゃ
足場ばきっがらどゃあああ!! がらんがらんっ!
粋「Σぎゃああ!兄貴の真下だけ瓦礫が一気に倒壊したああ!!」ひいいっ
庵「Σあ。ごめん」はっ
家康「あ。いおりんの貧乏神体質のか」わおー。
魄哉「本っ当に大丈夫なんですか?」
白「だって 駆除できないだろ Σあ。」
更に倒壊どしゃああっ!
粋「Σ兄貴いいいい!!!」ひええっ
蒼月「てか あの人の、世間一般の女難と違わない?」
晴明「だから 女難祓いでは効かんのかもなあ」うーん。
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