小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月25日

 

 

 


粋「腹いってええええ・・・」ずーん。

 

テオドール「そうで御座いますか。
早く朝御飯食べないと 彬羽さんに怒られまして御座いますよ」タクアンぽりぽりっ

粋「Σ人の話聞いてるお前!?」

 

 

家康「何?悪い物でも食べた?
雨しとしと降ってるし 物が傷みやすい時期だよねえ」うーん。

 

彬羽「誰が傷んだ物なんぞ出すか」出刃包丁ちゃきっ。

家康「Σうおおおお違う違う違う!!
外で!何か買い食いでもしたのかなあって!!」ひえええっ

 


白「ちょうど良いや バカラスおかわり」茶碗空っぽ。

彬羽「お前はお前で朝からそんだけ食って なんで腹壊さないんだ」

 

粋「飯中にごめん 厠。」よろろっ

千様「あらー ホントに具合悪そうねえ」あらあらっ

 

 


大嶽丸「兄貴は頑丈なのに 弟の方は偉く風邪やらなにやら体調崩すな」煮干しもしゃもしゃ

千様「あら大嶽君 いらっしゃい。」

 

彬羽「調度 味噌汁のダシを取った煮干しのガラが
白「餌付けしてるのか。」

 

 

 


間。

 

 


大嶽丸「雨は嫌いだ」あくびくわっ

小太郎「解る 散歩出来ないしなー」わおんっ

 


家康(けど、その雨の中うちの近くうろつきには来るんだよねえ。)

テオドール「他にお友達は居ないので
千様「しーっ。」

テオドール「大丈夫に御座います。私もおりません」きっぱり

 


粋「お前な  毎度ダミアンの存在まるっと消してやんなよ。」いででっ

家康「お。おかえり 大丈夫?」

 


大嶽丸「落ちてる団子でも食べたのか?」

粋「んな兄貴じゃ有るまいし」えー。


白「失礼だな
それくらいで腹壊すわけないだろ」むっ

彬羽「頼むから拾うな。」

 

 

千様「って言うとやっぱアレかしらー?

ほら 粋君寝相悪いからー」のほほーん。

粋「だから何で毎度知ってんの?」冷や汗っ


千様「嫌なら彬羽君みたいに襖につっかえ棒してなきゃダメよー」おほほほっ


一同(Σ何が有った!?)ひえっ

 

 

粋「えー 寝相悪いのは自覚有るし
ちゃんと腹巻きして寝てるし
確かに昨日は湿気で寝苦しくてゴロンゴロンしてたけどさあ」うーん。

 

彬羽「いや 夜中あまりにイビキが喧しいんで文句つけに行ったら 腹巻きも何もズレてたぞお前」

粋「Σえ。嘘ごめん」うげっ

 

 

テオドール「おや? 本人気付かずと言う事は」

彬羽「意味ねえだろと思って起こさん様に定位置に戻しといた。」

白「ちょいちょいお母さん化するなバカラス」ああうん。

 

 

粋「うっそ。全然気が付かなかった」ひええっ

 


大嶽丸「成る程。
こうやって隙だらけだから しょーもない風邪やら腹下しやらに好かれるわけか」

粋「Σいやどんな理屈!?」


大嶽丸「考えてもみろ

お前が風邪や腹下しなら、お前の兄貴に よしコイツに危害加えてやろう。とか思うか?」

粋「Σいや無理!!」

 


千様「大嶽君 風邪やお腹ピーはそう言う物じゃないわ」

大嶽君「Σえ」

 

家康「まあ あの母上様なら
そんなの気合いだ気合い!

気合いが有れば逃げてく とかって 育ててそうだもんね」ああうん。

小太郎「鈴鹿御前か。成る程」わんっ

 


彬羽「風邪は体内に菌やウイルスと呼ばれる物が侵入するのが原因だが 妖怪は基本ならん。


でもって腹下しは 冷え、食べ過ぎによる消化不良。
悪い物を食べたり菌やウイルスが侵入した際 迅速に排出する為に起きる現象だ」


大嶽丸「・・へー。」目からウロコッ

 

小太郎「大嶽丸、
陰陽術より こういうの先に覚えた方が良くないかな?」わおんっ

家康「ある意味この辺ウロウロしてて正解だね
世話焼きが居るから」苦笑。

 


白「また色々教えなきゃいけない世間知らずが増えたな 頑張れ」しれっ。

彬羽「だな。1番常識ないのは手前だがな」イラッ

 

 

 

粋「となると冷えかあ

でもなあ 寝相はどうにも」うーん。


テオドール「私みたいに棺桶で寝てはいかがで御座いますか?
寝返り打ち様が無いので 腹巻きもずれないかと」

粋「朝体バッキバキになってねえ?それ」

テオドール「慣れに御座います。」

 

丸小太郎「これからの時期は蒸し焼きになるぞ」わんっ

テオドール「Σあ」

粋「Σうおあぶね!
やってみようかとちょっと思っちゃった!!」ひえっ

 


家康「てか そんな狭い所で寝るの難しくない?
私なら圧迫感が怖くて寝られないなあ」うーん。

 

大嶽丸「そうか?」へ?

千様「大嶽君はにゃんこだからー
狭い方が良いのかもねー」

 


テオドール「我が主も狭い所は大好きに御座いますよ?

この前 何ぞやらかして逃走されておりましたが
良い感じの長持ち置いて置いたら入られておられたので蓋されて捕獲されておりました。」


粋「兄上 さすがに泣いて良い?」

白「箱があったら入るだろ」真顔。

大嶽丸「確かに入るが。
魔王としてどうだ それ」うーん。

 

 

千様「お疲れ様」肩ぽん。

彬羽「Σなぜ俺だと解っ「んな罠仕掛ける人他に居ないからよ」

 

 

白「俺が隙間好きなのは置いといて

しょっちゅう下痢ピーしてるバカどうにかする話だろ」ほら。


家康「寝相が自分でどうにかなんないなら寝る前にスマキにするとか?」うーん。

粋「Σまだ棺桶のがマシなレベル!!」


千様「ならー 腹巻きに更にサラシ巻くとか?」

粋「Σいや窮屈過ぎだって!!」

 


小太郎「アレもダメこれもダメって
どうしたいんだ?」わおんっ

粋「Σこれ俺がワガママなの!?」えええっ

 

 

白「あのな。

腹壊してる内はまだマシなんだぞ」ため息っ

粋「へ?」

 


白「お前は知らないかも知れないけどな

大人の言う事聞かないで  腹下したり風邪ひいたり
同じ間違い繰り返してる奴には怖いのが来るんだぞ」大真面目っ

粋「いや俺 カラスとほぼタメなんだけど。」あのー。

 


白「真面目に聞け」くわっ!

粋「Σこの内容でどうやって!?」ひえっ

 


千様「お兄ちゃんも大変ねえ」あらあらっ

テオドール「ああ見えて苦労性なので御座います」

 


白「それでだ。

同じ間違いを繰り返す奴の所には お仕置きとしてこの時期夜中に河童が来るんだ

ほら、雨降ってるから皿乾かないし」な?

 

粋( な? て言われても 話がガバガバ過ぎます兄上。

なまはげとヘソ取りに来る雷様混ざってるし) 困惑っ

 

 

大嶽丸「ん? 河童ってそんなだったか?俺が知ってるのとは違うような」はて?

小太郎「うん。 今は真面目に考えるな。
ちょっと黙ってようか」わんっ

 

 

白「えーと。

バカラス パス」

彬羽「Σガバガバの上 毎度都合悪くなると人に投げるのやめろお前!!」

 

粋「いやあの 無理しなくても 
ほら、いくら俺でも河童怖がれは無理有るって

だいたい河童の何が怖いんだよ 
尻子玉でも抜かれんの? つか尻子玉って何だよ」苦笑。

 

彬羽「だな。
尻子玉は世間一般には 存在しない臓器と言われる   が。

抜かれると腑抜けになる、体に力が入らなくなる等の特徴から
実在する部位で有る事は容易く想像出来る」大真面目っ


粋「Σちょっとやめて!お前が言うと一気にホントに聞こえて来る!!」ひいっ!

 


家康「Σそんなの有るの?」ええっ

彬羽「だな。『抜かれる』から臓器と連想するから実在しねえと思うんだ
機能を考えろ機能を。」

千様「て、言うとー?」あら。

 

 

彬羽「察するに括約筋。

腑抜けってのは 腑が抜けるくらいシモから全部出るって事だ。
以上の事から 尻子玉を抜かれればその後の人生厠で過ごす事になるだろうな」

 

雷カカッ!

粋「Σ!!」背筋ぞわっ

 


一同(Σ天が味方した!!)おおっ

 

 


彬羽「軽く腹下してるくらいで良かったな」

粋「・・え、えーと
腹弱い場合って 何をどうすれば「まずは腹が痛かろうが何だろうが飯を食え。そこは腸内環境を整える様に作ってある 

そして 厚着しろ厚着。
手前はすぐ何やかんやなる癖に薄着過ぎるんだ」


粋「あの後半は暑がりのお前に言われたくは」そのー。

 

 


大嶽丸「ん? 何だこの音」ぴくっ

小太郎「へ?

あ。外で何か引きずるみたいな」わんっ


粋「Σへ!?」ぎょっ

 


雨しとしとっ

 

 

ずるっ ずるるるっ

ずるぴちゃっ


ずるっ ぴちゃぴちゃっ

 

 

 

白「ごねるから河童が来たか」あーあ。

粋「Σすんません!腹巻きとステテコとどてら来て着ます!!」ダッシュ

彬羽「ほどほどで良い ほどほどで。」

 

 

テオドール「ご自分の事だとデモデモダッテなタイプなので厄介に御座いますねえ
お見事に御座いました。

さて、此方はいったいどなたで」障子がらっ

家康「Σぎゃー!テオちゃん待って待って!」あわあわっ

 


白「落ち着け家康 さっきのデタラメだぞ」

家康「Σえ、でも

いやお前のは嘘って思ってたけど!」えええっ

白「全部嘘だって。」

 

彬羽「即興とは言え何言ってんだ俺は」ずーん。

千様「さすが芝居小屋の台本書いてるだけあるわー。」

 


大嶽丸「Σあ。鬼共の所の人魚!」


人魚「雨で濡れたせいで足が尾びれになっちゃって

デート中だったのに 酒呑童子さんに逃げられました」えーん。

小太郎「逃げられる時点でデートじゃないんじゃないかなあ?」うーん。

 

 

 

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粋「よし! 夜はこれで手足縛って寝れば良し!!
自分で手縛るのムズイからやってくんねえ?」ごっちゃり着込みもこもこっ


蒼月「いやアンタ 熱中症なって水がぶ飲みで腹下すだろ絶対」

粋「Σあ。」

 

蒼月「つか縛るんなら女の子のが良いしー」ふっ

 

 

 

魄哉「おや。脱出マジックですか?

昔よくやりましたねえ。」ひょこっ

 

粋「いやあの
相悪くて腹壊すから 尻子玉抜かれそうで」えっと

魄哉「?

えーと。 お腹冷やしたく無いなら西洋式のの寝巻き用意します?

テオ君も使ってますし あれならはだけませんよ?」

粋「Σお願いします!!」おおっ

 

 


鏡子「はじめから マトモな人に相談すれば良かったのに」あらあら。

コマ『そこバタバタしちゃうのがこの人や』筆談っ

 

蒼月「Σ鏡子ちゃん居たの!?」ひえっ

鏡子「居ましたよー
思う存分 マニアなお店で縛られて来てくださいね」けっ。

蒼月「Σ色々と違ーう!!」

 

コマ『精神的には束縛されとるがな。』カタタッ

 

 

 

魄哉「しかし酷い雨ですねえ

梅雨は嫌で

雷がらどしゃーん!!

 

 


魄哉「Σ一緒になんか落ちて来た!!」ひえっ

 

 

粋「Σえ゛

 

・・あー。なんだ雷様かよ

びっくりした」ほっ

 

雷神「Σえ。あの

なんかすいません」ぺこっ

 

魄哉「Σいや充分ビビるものですよね!?」えええっ

 

 

 

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