小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月26日

 

 

 


【幕府公営診療所】

 


彬羽「のどの荒れに効く薬は有るか?」首さすりっ

 

飛天「ん?怒鳴りすぎ?」

彬羽「毎度毎度朝っぱらから 「うん、ごめん朝っぱらから愚痴聞きたくない

つかその辺のアメでも舐めてば

彬羽「甘いの無理だ。」

 

飛天「はいはいハッカ1択だなー。
つか 変な病気とかじゃないだろな?」怪訝っ

彬羽「? 
俺等は風邪ひかないだろうが」

 

 

飛天「いや 里滅ぼしかけた因縁の鳥インフルとか」真顔っ

彬羽「今のところ ノド以外に変な所は無い」冷や汗っ

 

飛天「そっかそっか なら良いけど。
もし症状出たら教えてな

後世の為に
被験体になってくれ。」

彬羽「いや 真顔で言う事「冗談でこんな事言うか
故郷の為に献体しろ」

 


彬羽(Σダメだこいつ!
医学と里絡むと人格が変わる!!)背筋ぞわっ

 

飛天「そういう事で 病気にゃ気をつけろよ」へらっ

彬羽「Σいやどこまで本気だお前!!」

 

飛天「お前真面目過ぎなんだもんよ そんなじゃホントに病気になるって。
もっと仮病でもしてサボれサボれー」わははっ

彬羽「お前は不真面目過ぎだろ

全く 本気かと思っ「あ、さっきのはもちろん本気」

 

彬羽「Σ!?」ぞわっ

 

 


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彬羽(しかし、実際 周りにやたら風邪やら腹壊すわって奴が居る事だしな
案外そう言うのは近くに有る物かもしれん

風邪も鳥インフルも似たような物。風邪はノドからだったな
しばし大人しくしておくか) ふむ。

 

襖がらっ。

 

 

テオドール「Σうっお お帰りなさいませっ」五寸釘ささっと隠しっ

粋「Σだから室内でカンカンやるなって 柱の穴どうすん Σうお畳じゃりじゃりっ」ひいっ

白「あ、さっき金平糖うっかり撒いたから」

テオドール「Σうおおアリがああっ!!」

 

彬羽(仮病で休むか。)脱力っ

 

 

 

間。

 

 


千様「Σはああ!?彬羽君具合悪いの!?」

蒼月「Σまた胃に穴でも空いた!?」えええっ

 

粋「いや今回は胃じゃないぽいんで 心配すんなって言ってたけど。」えーと

 

家康「そっちのがまずくない?
あんだけガンガン鍛えてる てか鍛えられちゃってるのが寝込むって相当じゃない?」

粋「Σ確かに!!」

 

テオドール「我が主も詳しく聞いてはおられない様に御座いますし

ひょっとして 何か大事なのを隠してらっしゃるのでは?」

 


一同「・・・・。」ごくりっ

 

 

 

家康「よし。落ち着いて良く考えよう

あいつの性格上、伝染る物ならまず帰ってこない
確実に飛天に相談した上で帰ってこないはず」冷や汗っ

粋「だよな。 そんな大事になっちゃったら
誰か道ずれにするくらいなら1人で腹切るタイプだしな
いつも1人で煮詰まるし」うんうんっ


蒼月「て、事は
カラス特有 てか鳥類の病気の可能性?
あ、ジジイも鳥だし 伝染るの嫌ならそれも無いか」ふむ。

千様「伝染らない鳥の病気とかじゃない? 」

 

テオドール「Σそう言えば

お昼食べておられませんでしたね!」はっ


家康「Σ食欲不振 ひょっとしてそのう炎!?」はっ

粋「Σ何それ!?」


家康「鳥には食べた物を溜めておく そのう ってのが胃袋より上にあって。
ここで食べたのを細かくしてから胃袋に落とすんだって

此処が炎症起こすと物が食べられなくなる。前に伝書鳩がなってたんだよ

ちなみに砂肝はここの部位なんだってさ」

 

蒼月「マジかよ 俺等直で丸のみだよ」うわ。

 

 

千様「カラス天狗って そのう有るの?」

家康「・・どうだろ?」うーん。

 

 

 

 


彬羽(何か 地味に大事になって来た気がする) 仮病ふて寝中。

 


千様『とーにーかくー! 一二三ちゃんには内緒よ!
保護者がそんなんて知ったら泣いちゃうわよ』

彬羽(Σいや内緒なら声抑えろ!
さっきから丸聞こえだお前ら 声デカい!!)

 

家康『そうだね。Σあ、飛天呼ぶ!?』

テオドール『いえ 彬羽さんなら既に自ずと診察受けられているかと
その上で この状態と言うことは

そのっ 自ら話してくれる時を待つべきで御座いましょう』ぐすっ


彬羽(Σ最後の方なんで涙声だ!
なんで勝手に重病確定されてるんだ!!)

 


粋『えーとえーと。

うわちょ こんな時何処行ったんだよ兄貴いいいいい!!!』うわああっ

彬羽(Σパニック起こすな!
こんなの相談されても あいつもどうにもならんだろ!

なんでよってたかって 悪い方に考えるのしか居ないんだ!?)

 

襖すぱんっ!!

 

彬羽「Σ!?」びくっ

 


蒼月「一応聞いてやるけど
お前 宗派とか有る?」真顔っ

 

彬羽「・・・Σは?」


蒼月「無いなら良いよ 邪魔したね」襖そっと閉じっ

 

 

彬羽(ん? 今のひょっとして)はっ

 

 

 

 千様『ちょっと蒼月君!やめてよ 縁起でもない!!』

蒼月『いやこう言うのは現実見ないと。
くたばった後、葬式どんだけ盛大にやってもさ 
その宗派違う!てなったら成仏出来ないでしょ あいつ細かいんだから』


彬羽(Σ全力で現実見間違えてんじゃねえか!!
こちとら少し疲れてるだけだぞ!?) えええっ

 

 

家康『・・・天海は あんなでも坊主だから』ボソッ。

テオドール『粋さん そんな落ち込まれませんでも
まだ生きておられますから』ううっ

粋『んな事言ってもよおっ!』鼻かみぶびーっ!

 

 

彬羽(・・・・ なんだこれ

今更 ダルいんで仮病で寝てたとか言い出せなくないか?)  冷や汗どばっ

 

 

 

 

魄哉「ただいまー いや参りましたよ

地方で鳥インフルエンザが流行ってるみたいで 僕も危ないんで視察急遽キャンセル  ん?あれ?どうしました?」


家康「Σそれかああ!!!」うわああっ!!

千様「鳥インフルって確かカラス天狗の里を滅ぼしかけたっていやあああ!!」きゃあああっ


蒼月「Σやべっジジイ隔離!!」

魄哉「Σえ!?ちょ蒼月君!?」

 

テオドール「Σそれで帰ってきたと言う事は 
彬羽さん さては正確な判断すら出来なくなって!」はっ

粋「Σマジかああっ!!」うわああっ

 

 

 

 


石燕「何の騒ぎ Σうおお何事っすか!?」

 

魄哉「彬羽君! 良い子だから此処開けなさい!!
僕でしたら大丈夫 鳥インフルごときに負けるクソジジイじゃありません 伊達に千年生きてませんからっ!!」だおりゃああっ!

彬羽「Σだから違うと言ってんだろが!!
まずは離せ そして落ち着け!そしたら全部話すと「良いから開けろと言ってんでしょが! 家主命令っ聞けないんなら叩き出しますよっ!!」ぐぐぐぐっ

 

 


与一「何がどうなってんのか解らんが あの襖凄いな」うわ。

石燕「彬羽さんが馬鹿力でしょっちゅう折るんで 挿音さんが特殊金属埋め込んだらしいっす

なんかさすがにひしゃげて来てるっすけど。」


コマ『あの2人の力で即潰れないだけで もはやオーパーツ』 筆談っ

 

 

 

粋「つかカラス 思ったより元気そう?」ほっ

テオドール「で御座いますねえ
しかし早く治療を受けさせませんと。」


家康「あの天海 コレさ。
病人刺激しまくるのはどうかと

魄哉「僕の性格知ってるでしょう! ウザさ最高級のお節介ですよ!
具合悪いの解ってて放置とか出来ません!!」くわっ!

 

千様「アンタが皆の分もパニクってくれるから逆に冷静になれるわ」ああうん。

 

彬羽(頼むから大事にするな!
どんどん言い出し辛くなる!!)

 

 

 

蒼月「だあもう俺知らないからな!
鳥インフルだったらジジイも終わりじゃん ちゃんと離れてろつったかんな
聞かないならマジでどうなってもしらないからなっ!!」けっ

家康「Σあ。拗ねた」

 

 


市松人形ことんっ。


粋「ん?」

 


一二三「・・・彬羽さん

鳥インフル なんだべか?」よろろっ

 

彬羽(Σ違うーーーっ!!!)

 

 


蒼月「Σしまっ!」はっ

粋「Σ馬鹿 声がでかいんだよ!」ああもうっ

 

テオドール「ひ、一二三さんっ
これはあのそのっ」えっと。

 

一二三「え?え?確か鳥インフルで 彬羽さんの親戚のヒト 大人も皆バタバタって」あわわわっ

 

彬羽「(Σだああもう細かい事言ってられん!!)

一二三それは違

 

 

白「大丈夫だ。特効薬がある」ぽいっ

彬羽「Σ!?」

白「良く噛んで飲め 不味いぞ」

 

粋「Σ兄貴 んな物どこから!?」えええっ

 

 

彬羽「Σぶっ! 手前これはっ」げほっ

白「だから言ったろ
効く薬は不味いんだぞ」な?

 

千様「Σひょっとして飛天君の!?」はっ

白「だな。
バカラス 朝診療所に行ってたみたいだから様子聞いて来た」ちらっ


彬羽「Σ!!!」冷や汗っ

 

 

 

白「どうだ。大っ嫌いな金平糖の味は 仮病カラス」にやりっ

彬羽「こんのクソ魔王」イラッ。

 

 

 

一二三「え?え?

んじゃ彬羽さん 大丈夫なんだべか!?」ぱああっ

 

魄哉「え?しかし
鳥インフルって いくら飛天君でもそんな1発で治せる物とは」怪訝っ

白「ん?あーそれな」えーと。

 

テオドール「Σあ。ひょっとして鳥インフル云々は 私達の勘違いとか!?」

 

白「あ、それだそれ。

ほんとは確か 脳ミソに虫が湧く的な」えーっと

粋「Σ大丈夫なのかよ!?」ぎゃああっ

白「虫下し飲ませたから大丈夫だ。」

テオドール「Σ成る程に御座います!!」おおおっ

 

 

魄哉「そんな症例が。

世の中広いですねえ」驚愕っ


彬羽(Σ信じられた!!)何となくショック!!

 


白「以上だ

敬ってへつらえ」にやりっ。

彬羽「助かったが 殴って良いか。」

 

テオドール「Σおお!もうこんなにお元気に!!」おおおおっ


魄哉「では ホッとした所で
今日は僕が晩御飯作りましょう

彬羽君 食べられます?」にこにこっ

彬羽「Σあ、ああそこは特に問題はっ」良心ちくっ

 

千様「ねー良かったわねー。」にこにこっ

一二三「んだべ。寿命が縮むかと思っただよ」ほっ

家康「その若さでそりゃ大変だね」あっはっは。

 


彬羽(・・罪悪感ハンパないな) ずーん。

 

 

 


石燕「次からは 
カッコ悪くても 早め早めに言い出した方が良いっすよ」肩ぽんっ

彬羽「Σ!!!」びくうっ


石燕「絵師の観察眼なめて貰っちゃ困るっす」にやりっ

 


与一「え? 結局何がどうなってるんだ?」困惑っ

コマ『聞いてやりなさんな』カタタッ

 

 

 

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彬羽「Σん? 疲れダルさが抜けたような」はっ!

白「金平糖のせいじゃないのか?」

彬羽「Σ甘いのダメでも糖分は効くのか俺は!?」えええっ

 

テオドール「ダメと言ってもアレルギーとかでは無いので御座いましょう?

それなら効いても問題は無いかと。」

粋「つか 金平糖なんていつ食ったのお前」へ?

 


彬羽「Σあ」はっ

白「口は災いの元だぞ」にやっ

彬羽「Σくっ」

 

 

千様「何この 白君に微妙に頭上がらない感じ」あらー?

蒼月「気持ち悪いよね」うん。

 

 

 

 

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