小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月8日

 

 


粋「うっお!風つめてっ

嘘だろ何日か前まで暑い暑いてうだってたのに」ひええ


テオドール「此処は高所に御座いますしねえ
雪もすぐそこだったりするのかも
Σあああ集めた落ち葉が即散らされるっ」

 

粋「なあ、山の中で掃き掃除って意味あんのかな?」ぶるっ

テオドール「玄関が埋まらない程度には必要かと。
濡れたら滑り 

ん?」


粋「ん?何か Σはっ!!」

 

 


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テオドール「ーーーと言う事で玄関前に栗やキノコを置かれていたのです!」もふもふもふもふっ

子狐「こんっ」

粋「Σあああテオずりい!
俺にもちょっと うおふっかふかー!」感激っ

 


千様「どこのごんぎつねかしら?」あらー。

家康「誰か夏場にうなぎ逃がされてないー?」

蒼月「もしそうならバッドエンド確定じゃないかよ」引。

 

白「バッドエンド?」

一二三「ごんぎつねは悲しいお話なんだべ。」

 


彬羽「お前等 気持ちは解るが

野生動物、特に狐にはヤバい寄生虫が居る事がだな」


テオドール「エキノコックス程度 落ちこぼれでもヴァンパイアに誤差いますので問題無しに御座います」えへんっ

粋「Σうおお俺はヤバいヤバい早く言って!!」ひええっ


家康「いやその前にさ

可愛いからって野生動物拾ってきちゃダメでしょ
うちじゃこれ以上飼えないよ?」

 


小太郎「今 俺を見たけど
お前等も動物だからな?」わんっ

蒼月「えー。犬と同枠って「エロ蛇と同じ俺のが嫌だよ」わおんっ

白「俺 動物枠だったのか」へー。

 

 


石燕「動物枠とイロモノ枠しかねえんすから 良いじゃねっすか」あははっ

与一「お前、自分の事良く解っとるなあ」引。

 


彬羽(俺はどっち扱いされてるんだコレは。) ん?


蒼月「血反吐苦労人枠?」

彬羽「Σなんだそのイロモノ!!」

 


粋「いや 飼うって言うか
その 向こうから寄ってきたし
外寒いしそのさ」えーと。

家康「ダメだってば
天海が帰ってきたら怒られるよ?

生態系がなんとかかんとかまた正座で何時間か解らないよ?」

テオドール「Σう。それはっ」ううっ

 

千様「あ。めちゃ効いてるわ」

蒼月「ジジイの話長いからねー」

 

粋「た、確かに
飼えないのに半端に可哀想とか思う方が 可哀想って言うしなあ」うーん。

テオドール「そう言う物で御座いますか
確かにオキツネ様は色々アクの強い方が多い様で お世話も大変だとは思いますが
粋「うん。お前が思ってんのは狐の中でもアクの塊だから。
一緒にしてやんな」

 


子狐「あ。やっぱ安倍晴明さん宅はこちらで?」こんっ


一同「Σ喋った!!」

 

 


子狐「ええまあ。もののけに御座いますから。

皆様も妖怪ですよね?
ならば納得頂けるかと

すみません。いきなり全力でモフられて どのタイミングで喋って良いのやらで」

 

テオドール「Σ見た目の幼さに反して 口調めっさ大人に御座います!!」

粋「Σなんか凄いすいませんでしたあっ!」ひええっ

 

 


間。

 

 

 

晴明「ん?なんじゃそこのちんちくりんは

ほう。天狐か」ふむ

子狐「一目でお分かりですか!
さすが狐属の誇る名高き陰陽師様!」おおおっ

 


白「晴明って狐の世界で有名人なのか」へー。

彬羽「いや、人の世界でもかなり有名なんだがな」


晴明「ふむ。有名とな。
確かに狐の血をひいてはおるが、天狐にまで噂にされとるとはな」ふふんっ

粋(Σめっさ嬉しそう!)


天狐「はい!めちゃ有名です!
生ける伝説ですっ正直めっちゃファンです

 


と言う事で

私と子供作りましょうっ!!」こんっ

 

一同「Σはいい!?」


晴明「待てこらちんちくりん
なんちゅー流れで何トチ狂っとんじゃい」

 

 


家康「子供って
え?お宅子狐だよね!?」えええっ

子狐「御安心下さい
これでも天狐ですんで 齢200歳です
何も問題ありません」

晴明「問題大有りじゃい。
てか何故にそうなる」ドン引きっ

 

天狐「・・優秀な子孫を残して 種族反映?」えーと。

彬羽「いらん所は本能に忠実らしいな。」引。

 

テオドール「ん? 自分でも良く解らないので御座いますか?」

 

天狐「はあ。なんか最近人間達の信仰心薄れてますし。
種族の為にそうした方がいんじゃね?と思いまして。

遺伝子の囁き?」こんっ

テオドール「んなフワッとした事で一生を台無しにする事は無いと思いますが
御自分をもっと大事になさいませ。」ねっ?


晴明「偉い言われようじゃな。」

 


子狐「外野の言う事は気になさらず!
人の中でも有名な晴明さんを引っ張り込めば 天狐の知名度もアップアップで信仰復活!御布施もバリバリです!!」どやっ

 

 

白「で、天狐って何なんだ?」

彬羽「Σばっ! このタイミングでっ」

 

天狐「ほらほらほらほら!
このまんまじゃ知名度低い!」ずいずいっ

晴明「無理やりファミリーに加えようとするな
どう考えても無理があるわ 失せよ幼児体型」しっしっ

 


白「え?でも晴明って
ムッツリロリコンだろ?」真顔っ

晴明「Σおのれはさっきからちょろちょろチマチマと 私に恨みでも有るのか!!」

 

白「え?でも座敷わらしと仲良いだろ」きょとん

晴明「Σロリなの見た目だけだぞアレは!中身完全に還暦越えたオババぞ!!
誰があげな若作りの大年増と仲良いか!」くわっ

 

家康「いや 座敷わらしちゃん
いったいいくつなの。」ええー。


千様「妖怪は見た目でトシ解んないからねー」あらあらっ

粋「確かに」チラッ
千様「なんでアタシ見たの?ねえ
なんで目反らすの?ちょっと粋君?」

 

 


子狐「Σなんと!
見た目は子供中身はオババが好みとは!!」がーん。

石燕「あ。更にややこしくなったっす」あちゃー

 

晴明「Σ人をド変態みたいに言うな!!」うがあっ

子狐「くっ!私では中身の熟成度が足りないかっ」くううっ

晴明「Σ人の話を聞け!頼むから!!」

 

 

白「もうそう言う事で片づけたらどうだ。
そいつと子供作る気無いんだろ?」 ソバずずーっ

晴明「飽きるな。おやつにソバ食うな。
お前もうちょいオブラートに包んで言えんのか」

 


彬羽「いやそいつは食わせて置いた方が なんぼか大人しくて済むぞ。」はーやれやれっ

家康「Σ相変わらずの早技!」おおおっ

千様「彬羽くーん。お蕎麦アタシもー」はいっはーい

 


晴明「Σだから飽きるなお前等!
助け船出さんかい!!」

 

 


白「仕方ないな。

あのな狐。 傷つくとダメだと思って言わなかったけどな」ため息ふーっ

子狐「はい?」

 


白「晴明は 子供作っても育てないぞ。
アレで子持ちだし、育ててない前科有るからな。

お前1匹で子供育てられる程 世の中甘くないだろ 
諦めろ」な?

 

テオドール「嘘は1個も申されておられませんね」わお。

粋「うん。色々事情あっての事だけど

言うか 普通。」うわー

 

 


家康「どうどうどうどうっ」ひええっ

 

彬羽「あのチビが幻滅して帰れば結果オーライだろ 落ち着けっ」

晴明「稀代の陰陽師として あんのクソ魔王と1戦交えるも1興
彬羽「Σすまん。あれでフォローしてるつもりなんだあのアホは!!」

 


子狐「いえ。狐って通常でもメス1匹で子育てするんで
なんも問題無いです」前足ふりふりっ

白「Σ!!」

 

 

蒼月「あ。困ってる困ってる。」

彬羽「Σこっち見るな!
だから普段から見切り発車すんなって言ってんだろが!!」だあもうっ

 

 

九尾「ったく 見てられんのう」すたっ


粋「Σあ!九尾」

九尾「むかーし おしめ替えてやった仲じゃ 助けてやろう

ほりゃそこのちんまいの。
こやつは狐の血を引いておるがの、どちらかと言えば父親、つまり人に近い生き物ぞ。

つまり狐相手にそげな ん?なんじゃい」

 

子狐「こんな年増までっ!
やはりそう言う感じでないと無理と言う事でっ」がーん。

九尾「Σ頭から食うぞこのクソガキャああ!!!」きええええっ

 


子狐「Σ つまり年増に化ければ満足なんですか!?」

晴明「Σそれ以前に狐が無理なんじゃい!!」

子狐「Σえ!?狐なのにっ
変態!?」えええっ

 


白「やめろそれ 俺達にも刺さる」

粋「親父と母ちゃんって 端から見たら

・・まあ 特殊だったんだろうな」うん。

 

 


蒼月「普通に異種の女の子のが良いけど?」しれっ

石燕「アンタ 有る意味最強っすね」

 

 


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ーーーーーーー

 

 

魄哉「何事かと思いましたが
天狐さんは  御家族皆さんでどうぞ。と稲荷寿司渡したらゴキゲンで帰られました。

 

いやー。天狐と言っても まだ新米さんらしく
勢いで動く子だと ウカノカミさんに謝られましたよ」苦笑。

 


晴明「そうか。」どっと疲れっ

 

魄哉「モテて良かったじゃ無いですか」

晴明「黙れ 変なのにばかりモテるのはお前も人の事言えんじゃろ」けっ。


魄哉「Σ!? 居ます!?
まさか近くに居るんですか!?」ひええっ

 

テオドール「滝夜叉姫さん マジでビビられておられるので御座いますねえ」おや。

彬羽「あの女は屈折しまくってるからな。仕方ない」うん。

 


九尾「だーりん わち傷ついたー。」もふっ

白「あ。背中暖かい」ふかっ。

 

石燕「冷静に考えたら 熱狂的なストーカー相手にあの態度のあの人 マジでおかしいっすよね」

与一「良く考えんでも異常だろ。」

 

 


粋「けど新米でも何百歳かなんだよな?

妖怪ってマジでトシ解んねえなあ」うーん。


家康「天海なんて見た目だけは若いけど 足腰ギックリやらでヤバいもんねえ」苦笑。

魄哉「自分で年寄りと認めたら年寄りって事で良いんじゃないですか?」

 

粋「フワッとしてんなあ」

 


九尾「まあな。わちとて あの幼児体型かは見りゃセクシーなだけじゃしな

トシ云々言うなら お前の親のが万倍ヤバいわ」

晴明「は?
妖狐と人間の時点で大概ヤバいわ
今更であろ」

 

九尾「いや葛の葉はお前産んだ時 マジ3歳。」

晴明「Σごふっ!」げほっ!


白「あ。茶吹いた」

 


九尾「葛の葉はのー
普通の狐が幼狐化した物で 生まれつきのわち等とは色々違ってのう。

 

本来妖狐が身に付けとる 常識とか教養とかはもちろん足らず
ぶっちゃけあんぽんたんじゃったが
お前の父親 えーと名前 なんじゃ?やすな?
アレは堅物じゃったんで 天然っ子萌えーみたいなノリで 

いやあの時ゃ笑たわー。」つらつらけけけっ


千様「晴明さんのご両親って 両親揃って天然さんだったのねー」あらあらっ

 

 

 

晴明「・・3歳。」ずーん。

 
小太郎「え、えっと

犬は1歳で子供産んだりするから な?」

晴明「慰めるな。余計にキツい」ずーん。

 

 

粋「あの一応確認するけど
うちの母ちゃんって 」えっと。

白「俺もあんま覚えてないけど
人間だし 10代とか20とかそこらだと思う

・・めちゃめちゃ若作りしてなければだけどな。」真顔

粋「女って化けるからなあ」ああうん。

 


石燕「あーまた 要らん所に流れ弾が。」

 

彬羽(そもそもコイツ等の母親で 本当に普通の人間だったのか?)怪訝っ

 

 

 


シロ「ふん。親か
細かい事を。
俺なぞ どれを親と呼べば良いか解らんぞ くだらんっ」ふんっ。

御家騒動で 本家に養子に出された後、本家に普通に長男が生まれてお払い箱。


一同「Σあ"」はっ

 

 


千様「お姉さんをママと呼んで良いのよおおおおお!!」がしいっ

シロ「Σもがーっ!!」じたばたっ


魄哉「思春期の子にやめたげなさい
色んな意味で辛いですからそれ」あーもう。

家康「窒息するよー」あーあ。

 

 

 

座敷わらし「おい。晴明は居るか?

また書き置きも無しで居なくなっとるのだが」ひょこっ


千様「あら座敷ちゃん。居るわよー」

シロ「」ぐったり。

 

 

 

白「あのな さっき面白かったんだぞ
晴明がちっさい狐に 子供作ろうって言われて

Σあいた。」がいんっ


晴明「おっとすまん。 手が滑ったわ」

魄哉「うちの茶箪笥投げないで下さい」

 

 

座敷わらし「子供?
なんじゃ 何処でこしらえてきた
養育費は払えよ 後、それ以上近寄るな」すたすたっ

晴明「Σ動じとらん上 汚物扱いか!こら待て年増!!」どたばたっ

 

 

 

蒼月「結局動じて欲しかったのかよ」へー。

粋「あの辺も マジで関係性解んねえなあ」困惑っ

彬羽「確かにな。」ふむ。

 

魄哉「ノリ的には長年連れ添った古女房 ですかね?

良い意味で。」


家康「・・あー。」納得。

千様「まあ、良いコンビって事で
深く考えるのやめましょ」うん。

 

 

九尾(ん? 結局趣味は父親譲りなのか 
反動なのかどっちぞコレ?)こんっ

 

 

 

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