蒼月「ねえねえ お前さ
前に手品出来るみたいな事言ってたよね?」
テオドール「はい?」
家康「あの、テオちゃんのは手品じゃなくて力技だから てか蒼月見てたよね?」えーと。
テオドール「では人体切断マジックをお1つ
小太郎さん 客席から見えない様に横にこう 気合いで避けて下さいませ。」小型ギロチンよっこらしょっ
小太郎「Σぎゃいいいん! 動物虐待反対!!」じたばたっ
粋「Σ拘束すんの速え!
こらテオ!普通は避けらんねえから!!
ケガするからやめなさいっての!」
テオドール「人狼は頑丈と聞きました故「Σ限度が有んの!
てかこの拘束具 何処から持って来たんだよ!!」
テオドール「倉庫に有りましたので 魄哉さんの私物かと」
家康「Σ天海 何処で使ったの!?」ひええっ
千様「まあ 戦国では役に立ったかもしんないわねー。」あらあらっ
小太郎「Σさらっと怖い事を!」拘束具ばきゃっ
テオドール「Σあ 逃げられまして御座います」
シロ(ん?ひょっとしてコレ
実際に使われた拷問用具か!?)後退りずざざっ
テオドール「?」
シロ「お、おい お前吸血鬼だろ
その 変な臭いとかはせんのか?」
テオドール「いえ特には」
シロ「Σセーフ!未使用か!!」おおおっ
テオドール「急にどうされたので御座いますか?
それよりもっと大人しめの手品がよろしいので御座いますよね?
ケガをしない様な うーん。有りましたでしょうか?」悩っ
蒼月「いやもうお前のは無理が有るから良いよ。
つか前のも 樽に刀ぶっ刺すから自力で避けろとかそんなだったしさ」ため息っ
粋「なんでそれでテオに頼もうと思ったの?」えー。
蒼月「忘れてた」きっぱり。
千様「蒼月君 結構嫌な事はサクッと忘れるタイプだからー」のほほーん。
小太郎「学習能力無いんよな」わんっ
蒼月「煩いよワンころ。」むっ
白「手品か」ふむ。
粋「ん? 何 兄貴まさか出来るの?」
白「当たり前だろ
手品の一つ二つ出来なくて役者が勤まるか」どやっ
粋「Σマジで!? すっげええええ!!」おおおっ
彬羽「役者に手品は特に要らんだろ」きっぱりすたすたっ
一二三「手先の器用さ とかの話なんだべかなあ?」うーん。
間。
粋「ほいよ兄貴 太めの縄に針金入れたけど
これ何に使うの?」
白「んっとな。これをこうして輪っかにして」よいせっと。
千様「あら大がかり」あらあらっ
白「そして火を着ける」ぼぼっ
テオドール「Σうわっ いきなりに御座いますか!」おおっ
白「よし くぐれ」ほれ。
粋「Σほれじゃねえ!それは手品じゃねえええ!!!」
千様「何かしら? ノリは近いんだけどー?」あらー。
小太郎「近いか?これ」えー。
家康「テオちゃんのマジックがちゃんとマジックしてたら 近いかもしんないけどね」ああうん。
シロ「馬鹿者 室内で火を焚くな」氷ぱきーん!
白「Σあ」
粋「『あ』じゃねえよ
兄貴まさか本気で言ってたのかよ
冗談やめてくれよホント」あーもう。
白「俺はいつでも本気だぞ」真顔
粋「尚更悪いわ」
蒼月「んー。確かに手品じゃないけど 良いかもしんない?」
粋「Σえ」
白「な?」ほら。
粋「Σな?じゃねえよ!
何!! 俺やらされるフラグ!?」ひえええっ
白「お前ならうっかり事故っても 火耐性有るから大事にならないし「Σ事故る前提!!」
千様「え?良いかもって
蒼月君 いったい何をしたいの?宴会芸?」
蒼月「いやそれがさー
色々考えたんだけど これが一番良いかなって」
シロ「だから何の話だ」
蒼月「鏡子ちゃんの誕生日。」
一同「Σ成る程!」
家康「そっか 鏡子ちゃん、鏡から出られない系の幽霊だから」あーはいはい。
蒼月「何かあげたくても鏡の中に物渡すのってめちゃ高度で複雑な儀式要るじゃん?
生臭くなるし」
テオドール「何故に生臭く?」
粋「前に1度やったんだけど、その儀式の条件に合う水鏡がこの家の庭のくらいしかねえんだよ」
白「あの池めちゃめちゃ亀も居るしな」うん。
テオドール「あ、それはキッツう御座います」成る程っ
蒼月「その時点で衣類はアウト。
亀臭い着物貰ってもだよねー」
粋(うちの兄貴は 亀まみれで強行したけどな。)うん。
千様(女の子が着たきりが可哀想ってのは解るんだけどねえ)ちらっ
白「やっぱキツかったか?」あれ?
シロ「このメンツが引いとる時点でな」うむ。
蒼月「まあ 天然タラシの大将とカブりたくないってのも有るし
俺に出来るので 鏡から出られない鏡子ちゃんでも楽しめる物 って考えたら何か演し物かなーって
ほら俺手先器用だしさ。」
家康「毎度の事ながら 女の子絡むと凄い行動力だねえ」うわおー。
蒼月「オスなんてそんな物だろ」きっぱり。
小太郎「犬丸出しの俺でもそこまで出来ないけどな」わんっ
蒼月「けど、このメンツじゃまともな手品とか知らなさそうだし これもボツかあ
なんか他考えないとなあ
金も無いし」ボソッ。
粋「最後の一言 切実だな」
家康「あの、何だったら政務の手伝いバイトやる?
天海に言えば 常に人手足りてないし何か仕事くれるよ?」
蒼月「んー。クッソダルいけどやるかなあ。
けど、 何買ってもまた鏡の前に供え物みたいになるし」うーん。
彬羽「成る程そういう事か。
ほれ 書庫に有ったぞ。本格的なマジックのネタ本
きっちり練習して良い物見せてやれ」ほれ。
蒼月「Σうっお!マジで!?
たまにはウザくない気の使い方するじゃんバカラス「夕飯の食材にされてえか蛇野郎。」
一二三「彬羽さんの推理大当たりだべ。
良いご本捜すの大変だったべよ」ホコリぱたぱたはたきっ
白「居ないと思ったら 資料室行ってたのか」
彬羽「だな。そんな気はしたが、ホントに何でも有りやがるな この家は」
千様「あー あいつそう言うの好きそうよねー
絶対昔ハマってたわよね?」
シロ「ん?と言う事は
ひょっとしてコレは。」
さっきの拘束具一式っ
家康「・・ハマり過ぎて本格的にやってたんだね。天海」ああうん。
粋「趣味で脱出マジックしてたのかよ」引。
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ーーーーーーーー
蒼月「はいっ。今はこれが精一杯 なんちゃってね」
花ぽんっ!
一同(本当に器用な奴。)しみじみ
鏡子「Σうっわああ!凄いですっ」ぱちぱちぱちっ!
蒼月「いつか渡してあげられたら良いんだけどね
今は見るだけで我慢してね」にこっ
一二三「ああ、こうやって女を落とすんだべな」へー。
白「バカラス 一二三がまた要らない事勉強してるぞ。」
彬羽「子供に変な事を教えんで貰えるか 歩く猥褻物。」ギロッ
蒼月「今回はまだ何も卑猥な事言ってないだろ」むかっ
粋「今回はの時点でよ。」
千様「けど、良かったわねー鏡子ちゃん
蒼月君 なんだかんだ優しいからー」
鏡子「見るだけで楽しいとか最高です!
ちょっと見直しました」にこにこっ
小太郎(それでもちょっとなんだ。)
蒼月「モヤシの所の幽霊も時間と共に自由に動ける様になったしさ
鏡子ちゃんももう少し経てば自由に出られるかもね
いや楽しみだねー」あははっ
粋「出たら即セクハラじゃねーの?」
シロ「ずっと鏡の中の方が案外平和で良いかも知れんぞ な?」
蒼月「アンタ等 余計な事言うなよ」
鏡子「まあ、多少なら良いかと」ぼそっ。
千様(Σ好感度爆上がりしてる!!)ぎょっ
白「・・・。」
一二三「白さん。なんでひたすら紙吹雪の紙ぶちぶち千切ってるだ?」
彬羽「おい、何が聞こえた 地獄耳。
お前が取り乱すって何事だ」
蒼月「よっしゃウケたウケた
テンション上げなきゃと思って 事前に飲み過ぎちゃったな。ちょっと仮眠ー」ごろんっ
粋「床散らかってんだろ 此処で寝んの?」えー。
蒼月「細かい事気にしない
あ、冬眠しそうなら布団かけてね おやすみー」
シロ「仮眠とは?」
家康「まあ良いんじゃない?
蒼月練習も頑張ってたしねえ
微笑ましい微笑ましい」うんうんっ
小太郎「んーまあ。今回ばかりは微笑ましかったかも?」わおんっ
千様「今のところはね。」複雑っ
粋「姉ちゃん 何かあったの?」
一二三「微笑ましくてもこんな所で寝ちゃダメだべ 風邪ひくだよ
ほら蒼月さん。お部屋帰ってお布団で寝るだ」ゆさゆさっ
テオドール「一二三さんは真面目な良い子に御座いますねえ」にこにこっ
蒼月「うーん。
えーと誰?
あ? お花ちゃん?」※酔っぱらい
一同「Σ!!!」
一二三「お花ちゃんじゃねえだよ」うわ。
蒼月「えー?
んじゃお蜜ちゃん? あ、その声はお夏ちゃんかな
いや あ。おみさちゃん?サエちゃんほなみちゃん椿ちゃ(以下略)
粋「え、えっと」おそるおそるっ
鏡子「まあ。鏡のお化けが鏡から出たら 個性無くなりますしねえ?」ふふふふふふふっ
粋「Σ敬語で怒るの1番ヤバい奴!!」ひいっ
白「悪霊になるなよ?」よしよしっ
鏡子「はあ? ダメ男が原因で悪霊?
なりませんよ人生が勿体ない!!
んな物なってたまりますかってんです!!」ふんっ
小太郎「泣くなよ「泣いてません!!!」
家康「なんで毎度こうなるかなあ?」うーん。
彬羽「蒼月だからだろうな
全く教育に悪い」けっ
家康「論点そっち?」
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