千様「今日から12月ねー」日めくりべりっ
彬羽「と言う事で 各自早目早目の大掃除を分担してやる様に。」真顔っ
蒼月「おい。1２月入った所だってば「黙れ。今年は俺がやってる暇がねえんだ キリキリ働け居候」
蒼月「はああ何その言い方！
お前だって居候じゃん
何だよちょっと人より政務とか手伝えるからって偉そうにさっ！」ムカつくっ
家康「うん。めちゃめちゃ貴重な人材だからね それ」
小太郎「大掃除より大事だよな」わおんっ
彬羽「いや蒼月も何だかんだで政務の方は出来るだろ
手は幾ら有っても足りねえくらいだし 大掃除が嫌ならそちらを手伝
蒼月も「Σぎゃー 墓穴掘った！」ひいっ
粋「まあな。この家デケえし、居候組は手分けして大人しく掃除すっか」はーやれやれっ
テオドール「かしこまりました！
ではお掃除の基本 邪魔な物を退ける所からに御座いますねっ」袖まくりっ
彬羽「いや お前は大人しくしてて貰えるか」冷や汗っ
テオドール「Σ何故に御座いますか！？」えええっ
家康「今年一年色んな物壊してたもんねえ」苦笑。
シロ「記憶に新しい所だと 晴明の家と、ここの風呂桶か。」
小太郎「壊す方が難しいよな」わおんっ
一二三「テオさんはホントに気を付けた方が良いべ
去年の大掃除でも壷持ち上げらんなくて指挟んでー」えーと。
千様「あーそれで魄哉の奴に爪に血豆とか言われて
それから手袋外せなくなっちゃったのよねー
良いじゃない 赤黒い爪オシャレよー？」のほほーん。
粋「うん。姉ちゃん悪気はねえから」どうどうっ
テオドール「吸血鬼が血色良かったら問題で御座いましょうが！」くわっ
小太郎(見た目気にするなら
尖った耳とかやたらデカい八重歯とか 髪の毛1ヵ所だけ有り得ない色とか
他に色々有りそうなのになあ) きゅーん。
白「見た目とか気にするな
俺なんて総白髪だ」どやっ
テオドール「Σそうで御座いますね！
むしろ変わった見た目は誇るべき事に御座いますっ」ころっ
粋「あ。１年越しでアッサリ解決した」
白「そして俺は今年は手伝わない。
芝居小屋の方の演目がややこしいから体力温存だ」どやっ
シロ「お前が体力温存って あの芝居小屋どうなっとんのだ。」
千様「えー白君も手伝わないのー？やだ今年2人欠け？」あらまあ
一二三(白さんも大概物壊すから そっちのがいいべ) うん。
白「良いんだ俺は生活費入れてるし」ふっ。
蒼月「Σう。それ言われると」ぎくっ
家康「あー 食費だけで凄いもんねえ
そりゃ沢山入れてくれてそうだ」あははっ
千様「ねー。アタシら1銭も入れてないけどー」おほほっ
彬羽(まあ 少なくとも後2人分は入れてるよな あの野郎) ちらっ
テオドール「？」きょとんっ
粋「ん？ ・・Σはっ！」察し
彬羽「いや３匹か」ふむ。
シロ「何だ？」
コマ『色々拾って来るからホント大変』カタタッ
石燕「ちゃんと養育費払ってる辺りはさすがっけどねー」うんうんっ
白「その言い方やだな。」
彬羽「その何だ
そう言う事で 色々手が足りんだろうから 早めに少しずつ
くれぐれも年末にケガをするなよ」
家康「はいはーい心配性だねえ」へらっ
彬羽「手前は絶対高い所に登るなよ
落ちたら偉い事になるぞ
いい歳なんだからな」真顔っ
家康「・・うん。ありがとう」
テオドール(マジでおいくつなので御座いましょう。)ふむ
蒼月「えーと。俺も寒いの嫌だし
暖かい部屋でって事なら ジジイの手伝いのが良いなあ」
小太郎「ん？蒼月も大掃除パスか？」
シロ「そうか 3匹抜けか。心得た」あっさり
蒼月「いや 少しはえーとか言えよ」
鏡子「蒼月さんは 毎年居ても何もしてないからでしょ」きっぱり。
蒼月「Σぐっ！」
千様「そうねえ。鏡子ちゃんは暗い所とか狭いとことか反射で照らしてくれるから大助かりだけどー」
蒼月「・・江戸城行くから朧車貸して」ずーん。
白「だな。汚名挽回してこい「汚名は返上する物だよ」
小太郎「気にするな
むしろ ややこしいの減って掃除しやすいから」わんっ
彬羽「うーん。」何となく不安っ
ーーーーーーーーーーー
飛天「あーそう言う頑固な汚れには茶殻だ茶殻っ」ごっしごしっ
一同(Σケガ人も居ないのに既に医者呼んでる！！)えええっ
粋「あの 助かるんだけど
掃除手伝って貰って良いの？」えーと。
飛天「松竹梅の 松のおせちで手を打った」ふっ。
小太郎「さすが彬羽。
料理で釣ったのか」わんっ
テオドール「あの、助かりますが 診療所の方はよろしいのですか？
今留守なのでは」えーと。
一二三「Σ患者さん来たら困るんでねえだか！？」はっ
飛天「あー 大丈夫大丈夫
ちょっとここの玄関見てみ？」にやりっ
一同「へ？」
コマ『幕府公営診療所 年末出張所
と書いてます』カタタッ
シロ「Σ病人をこんな山の上まで登らせる気か！？」ひええっ
飛天「大丈夫大丈夫
本気でヤバい患者なら 誰かが知らせに来るだろし
それ以外は 良い運動になって余計元気になるってもんよ」鼻唄っ
与一「それ以外 とは？」
石燕「Σげ。」びくっ
千様「どしたの石燕さん」
石燕「すんげー数のジジババが ボヤきながら石段ぞろぞろ上がって来るっす」ひええっ
与一「Σうお恐っ！！」ひいっ
家康「お年寄りって 病院とかでたむろするの好きだからねえ」うわあ。
粋「Σえ、うちで！？うちでたむろすんの あの数！？」ひええっ
白「確かに足腰鍛えられて良いかもな
ほら。頑張って腹へりだろ
おにぎり居るか？」
登ってきた爺ちゃん「飯より茶くれんかのー 今食うたら窒息するわ」ふう。
登ってきた婆ちゃん「ありゃ兄ちゃんが握ってくれたのかい
いやー ありがとねえ」おにぎりぐちゃっ
テオドール「あ、これお台所偉い事になっておりますね」察し。
シロ「Σ頼むからお前は何もするな！
掃除が終わらん！！」ひいいっ
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