小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月17日

 

 

 

 

 


【雪山】

 

 

テオドール「Σぎゃっ
居ましたサスカッチに御座います!!」

粋「Σごめん!日本語で頼「雪男で御座います!!」

 

 

シロ「成る程。熊にしては機敏、そして二足歩行 被害者の話とも一致する

察するに 何も知らん人間共に縄張りに入られキレて襲ったと言う所か」ほう。


粋「Σ歳の割にめちゃ冷静!」えええっ

シロ「そりゃ雪山は俺の得意分野でも有るしな」

粋「Σあ。それで兄貴に丸投げされたのか」はっ

シロ「まあ仕方無かろう
奴は奴で舞台に穴空けられんしな」やれやれっ


テオドール「あの、彬羽さんは?」

シロ「あやつも本日割烹の方抜けられん
が、案ずるな 俺1人で問題無いわ」鬼切抜刀っ!

 


粋・テオドール(腕は良いはずなのに イマイチ頼れないのは何故だろう)

粋「・・やっぱタッパの問題?」ぼそっ

テオドール「氷使いであられるのに末端冷え性とか メンタル面ではなんだかんだで年相応に御子様な辺りかと
シロ「まとめて凍りたいか己等。」

 

粋「まままあともかく! お前なら多分出来る頼んだっ
下手に火出すと雪崩になるって言うから俺も何も出来ねえし」物陰っ

テオドール「伝書鳩要員で参りましたが この風では私役に立たないかと思われます」こそこそっ

シロ「うむ。頼むから引っ込んどれコウモリ 飛ばされたら回収出来んぞ」

 

粋「Σぎゃーっ!とか言ってたらこっち気がついた!!!」ひいいっ

シロ「これだけ騒いでおればそりゃ気付くであろう
ふむ。話合いする気は無い様だな

ならば どつき倒して強制的に従わせるのみ!!」くわっ

 

テオドール(何気に妖怪より妖怪ぽい方に御座いますね)

※妖怪の世界は揉めたら強い者に従うのが原則。

 

 

シロ「雪が好きなら好きなだけ食らわせてやるわ!
くたばっても知らぬぞ!!」


みぞれびゅおっ!!


粋「Σあだだだだっ!」びしししっ

テオドール「Σちょコレ こっちも食らいますううう!!」必死の番傘ガードっ

 

雪男「がうっ!」びよよーん。

シロ「Σ飛んだ だと!?」えええっ

 


着地ずどん!

 


シロ「軽々かわしおった。こやついったい」ガーン。


テオドール「あ、忘れておりました

サスカッチは 冬の精霊。
寒さが大好きに御座います故 周りに冷たい物が多い程元気になるので御座いました。」手ぽんっ

粋「Σそれシロに分が悪すぎんだろ!!」えええっ

 


シロ「ほう。


ならば 全て避けてみよ!加減はせぬぞ!!」くわっ


粋「Σ意地になった!!」

テオドール「Σしまっ!この方 沸点が低 Σだあああ足元から氷のトゲトゲ柱ああーーっ!!」

粋「Σテオおおおお!!!」うわああっ

 

 

灰ざらっ。


粋「Σよっしゃ!ビビって灰になって結果オーライっ」おおっ

 


シロ「でええい ちょこまかと!」イライラっ


雪男「がうっ」ひょいひょいっ


氷の柱ぱきーん!
樹木氷漬け 地べたパキパキ カッチコチアイスバーン化っ


粋「Σ恃むから落ち着け どんどん雪男の調子よくなってくからああ!!」うわああっ

 

雪男「がう?」ぴくっ

粋「Σえ」ぎくっ

 

雪男 ローリングアタックっ!

粋「Σぎゃああ転がって来たっ!!」うわあああっ


シロ「馬鹿者! 真っ直ぐ逃げてどうす

Σはっ!!」

 

ズズズズズッ

 

 

シロ「雪崩だ伏せろおおお!!!」

粋「Σお前の怒声のせいじゃ Σどっわあああーーっ!!!」

どしゃあああっ

 

 


間。

 

 

 

蒼月「生きてる?」ぺしぺしっ

粋「へ? Σあれ 蒼月 なんで!?」がばっ

 

蒼月「んーとね。話すとダルいんだけど
ジジイと医者カラスの共同開発で 発熱する繊維っての作ったらしくてさあ

蛇の俺でも冬に活動出来たら画期的じゃね?って事でモニター頼まれたんだよね」

粋「いや なんでそれでいきなり雪山?」えーと。

 

蒼月「此処来たらモニター料上乗せするってジジイが言うから」むすっ

粋「つまり 俺等めちゃめちゃ心配されてんだな」ああうん。

 

 

テオドール「して、暖かいので御座いますか?」雪の中から復活っ

蒼月「微妙。」きっぱり

粋「お前が雪の中動けてるんなら充分だと思うけど

ま、いいか。シロは?」きょろっ

 

シロ「ふんっ!!」氷の塊ばきゃんっ!


一同「Σ!!」

 

シロ「ふっ やるではないか毛玉めが」ふふふふふっ


雪男「がうっ!」ぴょいこら挑発っ

 


蒼月「あれ雪男じゃん
寒けりゃ寒い程強くなる奴だろ?

うわ 賢いな。雪崩起こしてパワーアップしたのかよ。」へー

粋「いや8割シロの自爆。」


蒼月「・・俺が行けって言われたの納得だよ」あーはいはいっ

 

 


テオドール「シロさん!相性が悪すぎます!
此処は蒼月さんとチェンジでっ」

シロ「はあ!?此処で引けるかっ」むかっ


蒼月「そうだよ。なんであんな毛むくじゃらつか 雪男って言ったらオスだろ
パワー系の野郎と喧嘩とか嫌だよ俺」

粋「Σじゃあ何しに来たんだよお前は!!」

蒼月「うっさい 手助け欲しいならせめて事前情報寄越せっての」けっ

 

シロ「やる気が無いなら引っ込んでおれ!
これだけ馬鹿にされて大人しく引けるかっ」

 

雪男「がうがーうっ」お尻ぺんぺーんっ

シロ「Σんなっ!」かちーん!

 

テオドール「Σあああ完全にシロさんの性格読まれてるっ!」

蒼月「ガキんちょコラ
挑発に乗るんじゃ


シロ「無礼者めがそこに直れえええええ!!!」ぶちーん!


リザードびゅごおおおおっ


粋「Σだっからそれをやんなつってんだろがああ!!!」どちくしょおおっ

 

 

テオドール「Σはっ!あまり騒ぐとまた地響きがっ」冷や汗っ

蒼月「マジかよ そんなの埋まったらさすがに俺冬眠しちゃうよ」ええー

 

粋「やべ!シロ落ち着け!
あんま暴れると雪崩が危な


雪男「がうっ!」ごんごろごろごろっ

粋「Σだっから何でちょいちょい俺に転がって来んだお前はあああっ!!」

 

蒼月「Σばっ! 何火出してんの!?」

粋「え?
Σあっ!」はっ

炎ぼぼっ

雪男「Σぎゃうんっ!?」 飛び退きっ

 

蒼月「馬鹿! 大騒ぎしてただでさえ雪崩置きやすくなってんのに 地盤緩む様な事するとか 

俺が死ぬだろ!!」うがあっ

粋「Σわーわー!落ち着け 首締まる締まるっ」ひいいっ

 


シロ「でええい! ホントにちょこまかと!」イライラっ

雪男「・・・。」ひょいひょいっ


テオドール「?


なんか此方を見ておりませんか?」嫌な予感っ

 

雪男(氷のガキは単純だから良いとして
火の方が怖いから先に片付けた方が吉。) きらーん。

テオドール「Σ何か閃いちゃった様に御座いますけど!?」ひええっ!


粋「Σわー!わーっ!来んなあああっ!!」炎ぼぼっ!

蒼月「Σだから火漏れてるって言ってんだろ!!」ああもうっ

 

テオドール(えーとえーっと
こんな時 白さんならどうされ  Σあ。)

 


シロ「待ていこの毛玉めが 何度も何度も無視しおって!」

刀ひゅんっ!

雪男「Σがうっ!?」避けっ

 


テオドール「蒼月さん今のうちです!」くわっ

蒼月「へ?」

 

テオドール「危ないんで 今の内に粋さんの魂引っこ抜いておきましょう」真顔っ

粋「Σえ"」

 


蒼月「あ、成る程
起きてたらパニクって火出すもんねこの人」

粋「え?え?ちょ マジで言ってる?
あの 食われはしないって解ってても本能的にっつか ぶっちゃけ凄い怖 Σああああああ"あっ!!!」


魂ずるりんっ。

 


シロ(Σ惨い!)

雪男「がう。」引っ

 

 

 

蒼月「うっわ 獲れたての魚かよってくらいビチビチしてる 活きが良い魂だな

・・ん? あれ?」

テオドール「どうかされましたか?」ふうっ

蒼月「いやあの
前にさ。ちょっと揉めた時にこの人に蛇眼かけた事あったじゃん?

魂抜いたのは初だけど あの時は確か Σひっ!」背筋ぞくうっ

 


シロ「お、おい

何故に粋の奴 魂抜けたのに立っとるのだ?」嫌な予感っ


テオドール「ま、まさか これはっ」後ずさりっ

 

 

髪の毛ざわわ

赤い文様じわっ

 

くわっ!!


一同(Σ勾陣の方だ!!) ひいいっ

 

 

雪男「Σぎゃおんっ!」服従のポーズっ

テオドール「Σああっプライド皆無!」

蒼月「Σだって無理だもん!こんなん絶対無理だもん!!」ひええっ

 

シロ「おおおい! お前うっかり人間の部分だけ引っこ抜いたのではっ」後ずさりっ

蒼月「知らないよ! 半端に抜くとかムズイんだよ ヤワい所だけ取れちゃってても仕方無いだろ!」

 

テオドール「言ってる場合では御座いません!
てか 騒いでロックオンされると Σぎゃっあああああーーーっ!!!」

 

 

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【芝居小屋】

 


つつじ「あの 白はん?
なんやの なんか体に変な模様が」えーと。


白「あの馬鹿 封印解けちゃったか」封印逆流の文様びっしり。

 

皐月「あっきー バイト早退した方がええんちゃう?」

彬羽「あんな物俺でも止められん」出前片付けっ

 

白「ちょっと行って殴って来るけど良いか?」

皐月「そのまんま舞台出られるよりはエエけど 
昼休みの間にきっちり片付けやー」

 

彬羽「やっぱりアイツ等には任せられねえか」ため息っ

つつじ「あれ?結局あんさんも行くん?」
彬羽「猛獣押さえつける要員は居るだろ」


皐月「アンタ等もお疲れさんやなー。 」

 

 

 

 

シロ「Σぬおおお!!次は氷の壁では受けきれんぞ!!」

テオドール「」既に灰っ。

雪男「がうううっ!!」ひいいっ

蒼月「アンタ しれっとこっち側に居んなよ!」しっしっ!

 

 

 

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