小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月18日

 

 

 

 

千様「あら?誰か来たみたいよー?」ごーろごろっ

家康「はいはーい
ちょっとお待ちを」たたっ


シロ「将軍をアゴで使うな」

千様「だって 行ってくれるんだもの」しれっ

 

小太郎「あれ?戻ってこないな」わんっ

 


家康「あのー、白にお客さんなんだけど 今芝居小屋だよね?」えーと。

雪女「お邪魔します」もじもじっ

 

一同(Σ初っぱなから嫌な予感しかしない!!!)

 


蒼月「うっわ 誰この子
可愛いねー。お名前は?」シュバッ!

雪女「あ、私に触ると危な

ごとんっ


小太郎「Σぎゃああ蒼月がカッチコチー!」ぎゃいいんっ

シロ「解凍だ解凍! 湯船に放り込 Σ冷たい!!」

家康「Σお前氷使いでしょ!
てか直に触っちゃダメ 即席担架作るよっ!」てきぱきっ

小太郎「Σさすが戦国猛将!」おおっ

 

千様「で、白君に何の用事かしら?」物凄く嫌な予感っ

 

雪女「えーと。 実は昨日 
うちの弟がお世話になった様でそのー」もじもじっ


シロ「Σん!?まさか昨日の雪男の姉か!?」はっ

雪女「はい。あの子最近グレちゃって
総大将様が人に危害加えちゃ駄目って言ってるのに わざわざ人にちょっかい出したりで

そりゃ怒られますよね と。」

千様「つまり、反抗期の弟さんの代わりにお詫びに来たと?」

雪女「それも有るんですけど」もじっ

 

白「あれ?客か?」襖がらっ。


雪女「Σああっお仕事お疲れ様です!
昨日はどうもすみませ 弟の代わりに愚かな私を罵倒して下さい!! さあどうぞっ!」きゃああっ


シロ「Σ何だこの女!」ひいっ

 


白「・・誰だ?」え?

テオドール「昨日の雪男のお姉さんに御座いますよ
弟さんに代わって平謝りされておられましたでしょう?」ひそひそっ

白「そうだっけ? 忘れた」

 

粋(俺も記憶ねえんだけど、昨日何が有ったんだろ?)はて。


雪女「忘れた。 あれだけ必死に謝り倒したのに 忘れ去られてるなんてっ」ぞくぞくっ


千様「なんかこの子喜んでない?」困惑っ

シロ「変態 か。」うわ

 

 


雪女「違います!私達雪と氷の妖怪は寒ければ寒い程 冷たければ冷たい程心地好く感じる生物です!

ですから この冷ややかな目で冷ややかな態度を取られるとか堪らな

テオドール「つまりは種族単位でドMに御座いますか?」さらりっ

 


雪女「・・・多少、個人差は有るかも?」おほほっ

シロ「確実にその手の趣味はこやつだけだ」きっぱり。

粋「断言かよ」

シロ「過去にその
氷属性だしと 他の雪女に娘の婿養子にと言われた事が有るしな」気まずっ

千様「あーあれはしつこかったわ」うんうんっ

白「あ、お前が酷い冷え性だって言ったら やっと諦めた奴か。」手ぽんっ

 


雪女「スルーですか
ああ堪らない」ぞくぞくっ

粋「Σこの姉ちゃん怖えよ!!」背筋ぞわあっ

 

 

間。

 

 


雪女「と言う事で 総大将様のお祖父様がお孫さんの奥方を募集されて居ると聞きまして
身分とかそう言うのは問わないって話ですし その

これはもう。と」いやんっ

 

粋(Σ結構前の見合いラッシュの話か!!)

家康「片っ端からすっぽかしまくったって アレの事?」

白「だな。
悪いけど じじいが勝手に言ってた事だし 俺はそう言うの要らない
帰れ。」

雪女「Σえ」

 


彬羽(確かにこの手のはハッキリ断らねえと後々ややこしくなる物だが) うーん。

家康「バイト終わるなりお疲れ様 副官殿」苦笑。

 

雪女「ここまで容赦なくハッキリ拒絶されるなんてっ!!」ぞくぞくっ

 

白「バカラス。」困惑っ

彬羽「助けを求められてもな。
どうすりゃ良いんだ こんな変態」

雪女「あ。追撃たまらないっ」ぞくぞくっ

彬羽「Σ!!」背筋ぞわあっ!

 


一同(どうしよう。)困惑っ

 

 

千様「あ、あのね
ほらあの 白君は冷たいんじゃなくて 表情筋が仕事してないだけでその
雪女「それは私的には素晴らしい結果オーライです」


千様「・・彬羽君 パス。」

彬羽「Σ無茶言うな!」

 


白(逃げるか。)窓からこそっ

雪女「この流れで放置
ああ容赦の無さが冬の朝の如き冷え込みっ」うっとりっ。

白「・・・・。」


粋「うん。さすがに誰か助けろってなるわな」

テオドール「申し訳御座いません。
きょろきょろされても 私共にはどうにも出来ません」くうっ

 


雪女「あの、別に正妻とかそう言うんじゃなくて良いんです
むしろそうじゃない方が良いと言うか
白「お前頼むから もうちょい自分を大事にしろ」引。

 

雪女「・・・。」えーと

 


家康「ん?ひょっとしてこれは

冷たくされたい子なら 優しい事言うと嫌われるって事じゃ?」

粋「Σ成る程!兄貴全力でデレろ!それしか道はねえ!!」よっしゃあ!

彬羽「それはそれでキツくないか?」冷や汗っ

 


雪女「ギャップ萌え?」おおっ

テオドール「あ、この方普通に落ちてらっしゃいますね」ああうん。


一同(Σまたややこしいのにばっかモテて!!)ひいっ

 


粋「兄貴さ なんで毎度こんな感じの女ばっか呼び寄せちゃうの?」げんなりっ

白「俺に言うな」ため息っ

雪女「あああ ウザがられてるっ」ぞくぞくっ


白「・・・。」頭かかえっ

テオドール「この方をここまで困惑させるとは」うわあ。

 

 

 

九尾「ほー。わち等を差し置いて だーりんに猛アピールとはの」ほうほうほうほう

地獄太夫「さいざんすなあ。
Mっ子雪女ごときが主さんにちょっかいかけようとは 百年早うござんす」ずいっ

 

シロ「Σ更に何か来た!!」ひいっ


テオドール「あ、私がお呼びしました。」

粋「Σなんでまた!?」えええっ

テオドール「皆さんでは女性に強く出られないと思いまして
ならば女性に助けを求めようかと」
シロ「Σ発想は悪くないが人選最悪過ぎんか!?」

 


雪女「あ、あのー 何か誤解が有るみたい というか
私は別に その3号さんでも」おそるおそるっ

九尾「そう言う問題では無いわ
食うぞ 雪だるまめがっ」こんっ

地獄太夫「ほんに。事の重要性が解っておりんせんな

主さんはホワホワして親しみやすうありんすが、 この国の化け物を束ねる御方にござんすよ?」ふっ

 


彬羽「ん?意外とまともか?」おっ

白「ホワホワ・・」えー。

 

 

地獄太夫「と!言う事で 只で罵って貰おうなんぞ図々しいにも程がありんす!

遊郭なら指名量+別料金間違いなしにござんすよ!!」くわっ

粋「Σそっちの問題!?」

地獄太夫「だってレア度で言えば花魁クラスにござんしょが!!」


テオドール「うちの主様はそう言うお仕事では御座いません」きっぱり。

 


白「別料金?」ん?

彬羽「こっち見るな 解説しねえからな。」

 


雪女「えーと。つまりお金払えばオッケーと?」

九尾「いや あの蜘蛛女はそうかもしれんがわちが許さん
だーりんにちょっかい出す女は全員泣かす 
てか目障りじゃ 去んのなら食うぞえ」


 

千様「ホントモッテモテねえ」

家康「だねえ。びっくりする程羨ましくない」うわあ。

 


雪女「・・そうですか。仕方ありません」ふう


シロ「ん?」ぴくっ

 

雪女「ならば雪女のしきたりに従い 氷漬けにして持ち返せて頂きます!!」

リザードびゅごおおおおっ


粋「Σうおお錯乱した!!」ひいっ

家康「Σ私達まで凍る凍る凍るーっ!!」うわああっ

 


白「バカだろ お前。」


炎ぼぼっ

雪女「Σきゃー溶けちゃうっ!」ひいいっ

 


彬羽「単純な火と氷の勝負で 魔王に勝てるわきゃねえだろ」

雪女「うう。熱さで溶けるのは違うの」しくしくっ

 

九尾「だーりん。溶かせば解決するのではないかえ?」

地獄太夫「なんならわちきがやりんすよ?」薪どっこらせっ


粋「女って怖え。」引っ

 

 

 

雪女「解りました。 今度からは純粋にサービスを受けにお金持って来ますので
御客としてお願いしますっ!」キリッ

白「何が解ったんだお前。」

 

 


魄哉「はいはい。どこのお嬢さんか知りませんが 我が家はそう言うお店じゃ有りません」

お札ぺたりっ。

雪女「Σえ。 きゃー!家から弾き出されるっ!!」ひいいっ

 

玄関ぴしゃん!

 

 

家康「お帰り お仕事お疲れ様」

魄哉「ただいまです
ったく。最近の若い子はっ」ぶつくさっ

 


九尾「だーりん。ああ言うのには怒って良いんじゃぞ?」

地獄太夫「主さんは女に甘うござんす」ほんとにもー。

 

白「こんなだから嫌なんだ」ため息っ

粋(兄貴、モテんのに一生所帯持てなさそう) うわあ。

テオドール「塩撒いておきますか?」

彬羽「庭に氷が張りやすくなるからやめとけ。」

 

 

 

 


雪女「容赦ない追い出しっぷり
あの御坊さんも素敵」ぞくぞくっ


挿音(また変なのが玄関前に居らあ。) 困惑っ

 

 

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