小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月12日

 

 

蒼月「ううさっむ 朝風呂入らなきゃ良かった」ぶるっ

千様「あら 湯冷めー?」

蒼月「一気に寒くなんのやめて欲しいよ コタツタツっ」もそもそっ

 

粋「まーたコタツから蒼月生えてら」

テオドール「爬虫類は大変に御座いますね 
熱い御紅茶お淹れしましょ「紅茶は冷えるから嫌だ。」きっぱり。

 

千様「さっき蒼月君がバリボリたべてたお菓子 紅茶の茶葉入りよ」

蒼月「Σえ」

テオドール「ハロウィンに春一の店頭でお出しする物の試作で御座います」

蒼月「Σなんで割烹で洋菓子売るんだよ あのバカー!」うわああっ

テオドール「普通の割烹では生き残りが難しいそうに御座います」

 


白「あの店 普通か?」

シロ「飯が食える以外割烹らしい所はないな」きっぱり。

粋「バイトに言われるか」うわあ

 

蒼月「はー。ヤバ 今日1日コタツから出られないじゃん
冬眠怖いなあ」ため息っ

シロ「今からそんなでは真冬に体持たぬぞ」

蒼月「うっさい 喜び庭かけ回るガキとは違うんだよ

って 何これ」あれっ


千様「あーそれ?
なんかね殿が買ってきたのよ
魔除けですってー」

蒼月「また悪趣味な置物だな。

つか馬鹿殿 軍師のジジイが元陰陽師なんだから魔除けくらい仕立てて貰えばいいのに」

 

白「魄哉結構攻撃型だし」

粋「あー護るより蹴り倒した方が早いです とか言ってたしなあ」うんうんっ

千様「後、魔除けより呪う方が得意なのよねー 」のほほん

テオドール「陰陽師とはいったい」苦笑

 


蒼月「・・市販の買った方が良さそうだね」ああうん。

晴明「だのう。
あの将軍 全く霊感が無いせいで良くえげつない数を背負っとるしのう」にょきっ


千様「あら晴明さん。暇なの?」

晴明「冷えるでの コタツに入れろ」どや。

蒼月「金とるよ」

 

 

粋「つか 市販の魔除けってそんなの其処らに売ってんの?」

シロ「何故俺に聞く」

粋「兄貴やテオが知ってるワケねえし

晴明は今アレ無理だろ」

 


千様「あーもうっ喧嘩するんじゃないの!!」

蒼月「だって!まだ狭いコタツしか出てないんだもん!!」必死っ

晴明「こちとら年寄りなのだぞ!労らんか!」

蒼月「うっさい入りたいなら自分の家で出せよ!」

晴明「面倒臭い!!」きっぱり

 


彬羽「喧しい!
喧嘩するなら撤収だ撤収っ!!」コタツどりゃあっ


蒼月・晴明「Σあーーっ!!!」

 

 


白「バカラス今、幕府の書類手伝い頼まれてるから騒ぐと怖いぞ」

晴明「Σはよ言え!」さむっ

蒼月「Σあああ凍えるううっ」ひいいっ

 

千様「はいはいはいはい。寒い人はどてら有るわよー」押し入れからずーるずるっ

 

白「火鉢出すか」すたすたっ

テオドール「お手伝い致します」

 

 


間。

 

 

千様「数足んないから代わりにかいまき渡したら 晴明さん爆睡しちゃったわー」あらあらっ


テオドール「かいまきとは?」

粋「えーと。 寝る時使える布団に袖ついた奴?」

シロ「実質布団では仕方ない  のか?」うーん。

 

彬羽「手前はなんでかいまき着込んでるんだ?」

白「猫が喜ぶから」ほくほくっ

ねこ「にゃあんっ」膝の上っ

 


千様「みんな寒がりねえ
てか 夏が終わったんならオバケ避け要らなくない?」

彬羽「あの手のものは年中其処らにいるだろが
商用利用されるのが 主に夏だってだけの話だ」

 

粋「魔除けかあ。俺も買おうかな」ボソッ

テオドール「見えずともお隣に居る物に御座いますがね」ボソッ

 


粋「・・・・。」すがる目っ

シロ「言っとくが 悪さもしとらん霊は斬らんからな」 ※愛刀は妖刀鬼切。

 

蒼月「ん?その魔除けさ
さっきと違くない?」 火鉢に当たりっ

千様「へ?そう?」

蒼月「んー何だろ
さっきより何か弱くなってる?」じーっ


彬羽「ん?ちょっとそれ貸してみろ
安売りの値札だが これは」じっ

 

テオドール「あ。 お値段無理やり書き直しておられますねコレ」おや。

千様「Σ安売りの更に安売り!?」えええっ

粋「どんだけ売れ残ってたんだよ 大丈夫かその魔除け!」ひいっ

 

白「魔除け事態は大丈夫ぽい
さっきから全くオバケ見ないし」

一同「Σ逆に凄い!!」えええっ

 

彬羽「ん?全く?」ぴくっ

蒼月「寒さで頭回ってなかったけどさ

それ、ヤバくない?」

シロ「なんぞ問題が有るのか?」

 


彬羽「例えるならだ

人混みを想像してみろ」

シロ「む?」

蒼月「人がめちゃ多い所なら何でも良いよ。

で、そこに1部だけ立ち入り禁止ゾーンが出来てたとするじゃん? 」

テオドール「ん?それはもしや」おや。


白「立ち入り禁止が無くなった途端に そこに人混みの奴等がぶわーって雪崩れ込むな」うん。

蒼月「当たり
でもってコレ 夏の売れ残りだからか効果切れかけてるね」

粋「Σつまりこの辺にオバケの大群が雪崩れ込んで来ると!?」ひいいっ


千様「あらあらー
元々 ここって強めの妖怪の子多いから引き寄せやすいってのにねえ」嫌だわー

粋「Σあああ!晴明起きろ!
結界とか張れるのお前くらいだから!!」がっくんがっくんっ

 

晴明「んー 冬布団は干しといてくれ めんどくさすやっ」

粋「Σさてはお前自分ちの布団干すのダルくてうちに来たろ!
つか起きろおおおおお!!」

 


蒼月「俺だって一応結界張れるけどね」ふんっ

彬羽「規模は?」

蒼月「・・三畳くらいまでなら?」

千様「ちょーっとキッツイわねえ」あらあ。

 


白「とか言ってる間に効果切れたぽいな」置物じっと見

一同「Σわーっ!!」ひいいっ

 


粋「でででもっ!雪崩れ込んで来ても特に悪さするわけじゃねえよな!?」あわあわっ

彬羽「甘いな
大群になった霊は霊団と言って

物凄く簡単に言うとだ 集団なんで気がでかくなり過ぎて自我の吹っ飛んでる奴も少なくは無い。
まれに触れただけで魂持ってかれるぞ」

粋「Σゴリッゴリの悪霊じゃねえかあ!!」ひいいっ

 


テオドール「ほとんど西洋のレイスと同じに御座いますね」あたふた十字架と聖書スタンバイっ

千様「あ。テオ君 吸血鬼なのにそれ使えるのよね」

テオドール「ほぼ鈍器に御座いますけど!」がっちゃがちゃ

 

 

彬羽(しかし 全員無事で耐えれるだろうか
竜巻みたいな物だぞ) うーん。

 

襖がらっ


石燕「何騒いでんすか?」あくびっ

一同「Σおおおおおお!!!」希望の光っ

 

石燕「へ?なんすか」きょとんっ

シロ「助かった! 霊団と言うのが間もなく此処に雪崩れ込んで来る模様でなっ」

石燕「Σはいい!?」

彬羽「詳しい事は後で家康に聞け

すまんがまずは護りを頼む」


石燕「なんか知らないっすが

久々具現化!塗り壁軍団いきやす!!」筆びびっ

 

 

しーん。

 

 

石燕「・・Σあれっ」

 


白「それ 毛有毛現の筆じゃなくないか?」

石燕「Σうおお徹夜で仕事してたんで間違えたっ!」ただの筆っ

シロ「大丈夫かお前」

石燕「与一さん!あっしの部屋から筆をっ」

与一「心得た!」ひゅんっ

 

テオドール「Σあの散らかった部屋から!?
私もお手伝い致します」たたっ

石燕「Σテオさん駄目っす!
オバケの与一さんはすり抜け可能だからともかく 今あっしの部屋は

 

テオドール『だあああああ”ーーっ!!』

どしゃあああっ!!

 

一同(Σ雪崩れた!!)ひいっ


石燕「くっそ散らかってるから危ないんすよ」あちゃー。

彬羽「お前どうやって部屋に入ってた」うわ。

 

 


与一「ふっ。 筆は見つけたぞ」よれっ

粋「Σ与一までダメージ受けてんだけど!?」えええっ

与一「うっかりすり抜けるのを忘れ
シロ「お前は本当に霊体か。」

 

石燕「じゃ改めて参りやす!

めんどいんで攻防一体 玄武具現化!!」くわっ


彬羽「Σばっ 徹夜明けでそんな大物っ!」

 


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晴明「知らんかったのか
あの手の能力ではな、己の力を超える物は基本出せぬぞ」あーあ。

石燕「」きゅうっ。

 

 

家康「あの 何か有ったの?」えーと。

シロ「お前の留守中に色々とな」うむ。

彬羽「魔除けが欲しいなら 今の内に晴明に程良いのを注文しとけ」

家康「へ?」きょとん。

 

 

与一「私が消滅しとらんと言う事は 命に別状は無いと思うが」うーん。

晴明「玄武出し損ねて 霊団の突進食らったからのー

魂の胃痙攣みたいなものよ」

粋「大概辛え」ひええっ

 


テオドール「何だかんだで晴明さんが居てくれて良う御座いましたね」ほっ

千様「そうねえ。」おほほほほっ

テオドール「?」

シロ「とっとと起きろと容赦なく踏みつけておったからな。」うむ

 

 

 

 


白「あれ? 相手が霊体なら蒼月が丸呑みすれば良かったんじゃ無いのか?」はて。

蒼月「ごめん 冷えてると食欲沸かないんだよね」あーさむっ

 

 

 

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