小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月14日

 

 

【幕府公営診療所】

 


魄哉「Σちょ いだだだ痛いです痛いですって!!」ひいいっ

飛天「はいはいはい。血流滞り過ぎてるアンタが悪い」足ガシッ

魄哉「Σあああやっぱこの子もカラス天狗っ」びくともっ

 


茨木童子「Σうっわ 何だこりゃ」ひえっ

飛天「お、らっしゃい

ケガ?病気?」ぐりぐりっ

魄哉「あ”ーーーーっ!!」床だんだんっ


酒呑童子「お前が何してんだよ
鶏シメてんのかよ」引。

 

白「どうどう。尾羽出てるぞ」

魄哉「Σ何なら腕も翼になってますが!?」バサササやけくそっ

 

茨木童子「一般の患者来たらどうすんだよ」苦笑。

飛天「ん?だから表に『本日休診』て書いてたろ?」

酒呑童子「Σえ」


白「お前さては字読めないだろ」

酒呑童子「Σひ、平仮名なら読めるわい!!」うがあっ


粋「兄貴と同レベルじゃねえかよ」

テオドール「日本語は難しゅう御座いますからね
家康さん 大丈夫で御座いますか?」一面の羽毛掃き掃除っ

家康「ぶえっくしょーい!!」 ※鳥アレルギー

 


茨木童子「で、 何虐められてんの?」

魄哉「急激な気温の変化でデスクワークが辛いのでちょっと」くうっ

飛天「ガチガチ過ぎて足ツボが激痛なんだよあ

そんな強くやってないのに」苦笑。

ぐりっ


魄哉「だあああ”ああぁーーっ!!!」

羽バっサバサっ


家康「うん。血流も体もガッチガチなんだね
御老体だから念入りにしっかりほぐしたげて。」鼻ちーん。

飛天「はいよ。了解っ」ツボ専用針シャキンッ

魄哉「Σ!!」

 


粋「お前自分が鼻べしょべしょになるのに根性だなあ」

テオドール「表に出ておられてもよろしいかと
万が一逃走されましても我が主がおられますし。」


酒呑童子「え?お前 まさかの逃走防止?」

白「らしいな。」うん

 

粋「つか お前等は何で来たの?」


茨木童子「いやちょっとな
割烹の方の用心棒やってたら 給仕の姉ちゃんが尻触られて投げた盆がコイツにスカーン!って。 
んで噴水みたいになっちゃって」

酒呑童子「あ。血止まってら」頭拭いっ

 

 

庵「・・毎度 ごめん」物陰ずーん。

 

白「用心棒仕留めちゃダメだろ」むう。

テオドール「店内えらい事になってそうに御座いますねえ」おやまあ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

魄哉「あー。足が潰れると思いました」ため息っ

飛天「うん。こっちも腱鞘炎になりそう」はーやれやれっ

 

一同(どんだけ凝ってたんだ。)


テオドール「あの、此方も診てやって下さいませ」

家康「うわー。鼻かみ過ぎてクラクラー」よーろよろっ

白「だから外出てろって言ったのに」あーあ。

 

 

酒呑童子「しかしツボなあ

こんな針刺して 何で治療になるんだよ」怪訝っ

飛天「凝り固まってる所を刺激して血流良くして治すって奴だよ
お。甘いのありがたいっ」おおっ

テオドール「勝手に台所お借りまして御座います。
皆さんの分も御座いますので

庵さん。 闇しょってないで飲んで落ち着いて下さいませ」人数分の紅茶っ

庵「・・今度からお盆は投げません」ずーん。

 


粋「やっぱ店内真っ赤になってるぽいな こりゃ」

白「今日バカラス出勤だから 綺麗に片付いてるとは思うけどな」うん。

 


庵「先生! フレンドリファイアの治るツボは有りませんか!!」挙手っ

飛天「まず物を投げるのをやめましょう。」紅茶ずずーっ

庵「Σ正論!!」

 


魄哉「庵ちゃん。相変わらずですねえ」苦笑。

家康「そう?
初対面の時よりはお転婆マシになったと思うけど?」鼻ぐしっ

茨木・酒呑(Σこれで!?)ひいっ

 

 

テオドール「まあ女性はなんやかんやで変わる物で御座いますが」お茶お代わりコポコポっ

粋「うん。この中で最年少がそういうの言うなよ怖えよ」

テオドール「蒼月さんの受け売りに御座います」

家康「あ。良かった
一瞬ビックリした」ホッ。

 


白「俺等何年たっても代わってない気がするけどな
女って器用だな」ふーん。


一同(この場合 アンタのせいで変わってるんです。)

 

酒呑童子「・・ま、頭割れたくらいじゃどうって事ねえから気にすんなよ」うん。

庵「うわー。気を遣われた」棒読みっ

 

 

 

白「なあなあ 悪い所を直接ぐりぐりするのは解るんだけどな
なんで足の裏を押すと体が良くなるんだ?」

飛天「ん?
あー 簡単に言うと 足の裏は内臓やらあっちゃこっちゃに繋がってるんだよ」

白「へー。
魄哉は何処がそんなに悪かったんだ?」

 

飛天「・・主にストレス?」えーと。

白「何処に繋がってるんだ それ?」

 


テオドール「癒しのハーブお淹れしましょうか?」真顔。

魄哉「お願いします」真顔っ

家康「天海 激務でごめんね」鼻ちんっ

 

 

飛天「さて、お宅のお付きのおかげで俺も癒されたし 午後診頑張るかな。

西洋のお茶会ってのホントにリフレッシュ効果有んだなー。」伸びっ


粋「え?茶会てこんなの?」ええっ

テオドール「飛天さん ただお茶飲まれただけに御座いますよ?」

飛天「日本の茶道なんてむしろ肩凝るし」


茨木童子「あー。解る解る」うんうんっ

酒呑童子「Σえ。お前そんなのやった事が!?」

茨木童子「お前ももうちょい教養をなあ」うわ。

庵「いや。鬼だよね?」えええ。

 

 

粋「ん?どしたの?」

魄哉「あ、いえいえ
めちゃめちゃ痛かった分 確かに体が軽くなったなあと。

これなら色々楽そうだなあって。」銃じゃこっ!


家康「Σあ。私の銃っ」懐あたふたっ

魄哉「殿その鼻ズビズバじゃ狙い定まんないでしょが
体ほぐしついでにお借りします。」

家康「Σいやスるのやめよう ビビるからっ!!」

 


テオドール「お客様で御座居ますか?」おや。

白「だな。
家康表に出してなくて良かったかも」

粋「あー。考えたら 徳川家康と天海坊 揃って城下の町外れか」あちゃー。

 

茨木童子「しゃーない
用心棒ついでだ 一暴れするか。」

酒呑童子「俺またなんぞ食らうんじゃねえだろな」怪訝っ

 

 

庵「いよっしゃあああ!!幕府の反乱分子良いなら加減いらないっ 
やんぞコラアッ!!」あーっはっはっはっ!

酒呑童子「Σおい!ホントにやめろよ!?本気でやんなよ!」びくっ

 

魄哉「お転婆マシになってますかね?」うーん。

家康「・・やっぱ変わってないかも」うわあ。

 

 

飛天「ま、何でも良いけど

ほらほら 午後診前に片付けちゃうぞー」ツボ用針しゅぱっ!

 

 ぷすぷすぷすっ。

 

刺客A「Σあああ!何故だ腕が動かぬ!」うおおっ

刺客B「あ、足がああっ」うーんうーん。

 

一同(Σ医者怖っ!!) ひいっ

 

 

 

魄哉「お。肩が軽い
さすがですねえ」


刀ぱきゃんっ!


刺客C「Σうおお 刃が撃ち壊される!!」ひいいっ


粋「Σ相変わらず凄え!」うわ

魄哉「老眼なんで遠くはよく見えるんですよ」

 

 

白「今回俺 何もしなくて良さそうだな」ふんぞり返ってお茶ずずーっ

テオドール「で御座いますねえ

至近距離のは鬼コンビがおられますし
あ、お茶菓子御座いましたよ」

 

 

がいんっ!!

刺客D「Σごふあっ!?」

白「Σぶっ」紅茶ごふっ!

 

 

庵「Σあ。ごめん」やり過ぎ上手投げっ


白「げほごほっ」けほっ

テオドール「Σだだだ大丈夫で御座いますか!?」ひええっ

 

 

粋「人の家で午後の紅茶してるから。」あーあ。

飛天「後で茶菓子代請求するからなー?」

 

 

 

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