小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月19日

 

 


【徳川宝物庫】

 

白「ここ、前も夏に狙われて無かったか?」なあ。

粋「盗賊も 冬の夜は寒くて動きたくねえんじゃね?」


 
テオドール「はー。さすが徳川忍軍。
よく 見破りまして御座いますねえ。盗賊と一般人ってどう見分けるので御座いますか

と言うか、一味の者が帰って来ないのなら 盗賊も警戒して盗みは取りやめにするのでは?」

 

彬羽「そう思うが
この国で1番ヤバイ所を狙うアホ共だからな
念には念を。という事だ」

 

 


 粋「カラス いつもより眉間の皺が凄くね?」

白「カラスは寝ぐらに帰る時間だし」うん。

 

彬羽「頼まれた物は仕方ない
盗賊共め とっとと来やがれ  
そして終われ」ぶつくさっ

テオドール「こう言うのは徳川の方々にお任せすれば良いのでは無いですかねえ」苦笑。

 

 

白「それが駄目なんだ

ほら、こっちのとかな」布捲りっ

テオドール「あー‥

これはこれは  こりゃ人間が下手に接触するのは何とも」うわあ。

 

 

粋「え。此処そこまでヤベえの?」

彬羽「去年も来たのに忘れたのか」おい。

 

粋「えー。
去年は家康が大騒ぎしてたのしか知らねえし」えーと。

 


テオドール「ああ、それで人間を警備に置くのは如何かと言う事になったと。」納得

白「古い珍しい物とか 何か憑いてない方がおかしいからな」うん。

 

 


彬羽「まあ、外は忍の奴等が見張ってるしな
普通の人間が中まで入ってくるのは不可能に近いだろうが」

テオドール「あくまでも転ばぬ先の杖に御座いますね

彬羽さんは無理せず そこらで仮眠でも

ん?」

 


大嶽丸「お。いたいた

お前等も来てると聞いたんだ。
徳川の奴等から差し入れだ」にゃんっ。

テオドール「すみません。ドラ猫が侵入してるので御座いますが
ここの警備大丈夫に御座いますか。」

 


大嶽丸「Σ誰がドラ猫だ!
俺はちゃんと 徳川忍に頼まれたんだっ!」フシャーッ

 

粋「あ、バイト?確かに猫って忍っぽいし」手ぽんっ

大嶽丸「バイトと言うか
手を貸して欲しいと頼まれて」

テオドール「猫の手も借りたいと。
人手不足に御座いますねえ」

大嶽丸「Σコイツ今日いつもの数倍ムカつくな!」

 

彬羽「吸血鬼だからな。
夜の方が饒舌らしい」

大嶽丸「Σ普段抜けてるのは吸血鬼だから!?」えええっ

 

 

粋「ま、いいや。
差し入れありがとな
お。おにぎりだ」おおっ

大嶽丸「来るか解らんのをひたすら待つと言うのもな
疲れるから お前等も程々に気を抜けよ」すたすた


ちりりっ。

 


テオドール「いえ、警備が鈴ちりんちりん鳴らしてたらコソ泥も逃げるで御座いましょうが

アホなので御座いますか あのドラ猫。」真顔っ

 

白「誰か居るの解ったら 盗みに入らないだろ。

盗賊虐めるのが目的じゃない、お宝を盗まれないようにしろって言われたろ」おにぎりもぐ目的っ
  

 

彬羽「Σそう言う事か!」はっ
白「バカラス お前もう寝ろ」

 

 

粋「え。徳川の奴等、鈴の為に大嶽丸投入したのかよ?」ええー

テオドール「まあ、マトモな男は 鈴チリチリ言わせて歩いておりませんし」

彬羽「少し抜けた雇われ警備が音を出してるのが 一番自然か。」うーん

 


白「無茶苦茶言われてるから一応教えるけどな
大嶽丸のあの鈴な。めちゃめちゃ役に立つんだぞ?」
  
粋「猫に鈴以外でなんかあんの?」へ?

 

 

白「鈴の音でだいたいの場所が解るから
実家に帰っても うっかり母親に踏まれないって言ってた」大真面目っ
 
テオドール「ああ。鈴鹿さんは 下半身が鹿に御座いますし」ああうん。


粋「Σそもそもうっかり踏めるもん!?」えええっ

 


白「あの鈴鹿だぞ」な?

彬羽「成程。
馬や牛に足を踏まれたら 引き抜けば足が砕ける 相手が退くのを待てと言うしな。
あの手の蹄物に踏まれるのは命に関わるな 」ぞっ。

 

 粋「カラスどんだけ眠いんだよ
踏むの前提みたいに言うなよ」

 

 

白「そう言う事だから
危ない目には まず合わない様に気をつけるのが大事なんだぞ」

テオドール「はあ。まとめが若干強引な気も致しますが」苦笑。

 

 

白「細かい事気にするな。

けど、コイツ等も 少しは自分で危ないのが寄らない様に頑張れば良いのにな」ちらっ

粋「へ?
それ ゴテゴテしてるけど刀だよな?」

 

テオドール「お忘れに御座いますか?
古い物には魂が宿るので御座います
つい最近も 刀の付喪神に遭遇した所に御座いましょうが」


粋「へ?

Σいや 付喪神でもなりたてのは無理させると折れちゃうんだろ!?」

 

 


彬羽「だな。
しかし、飾り立てた いかにもボンボンと言うか
仮にも刀なら もう少し気合を入れて欲しいもんだが」じーっ

テオドール「彬羽さん
そんなんでボンボン育ちの貴方が言われると説得力皆無に御座います
 

確かにこの方、喧嘩出来る気が致しませんが」じーっ

 

 

粋「Σんな近眼の奴が焦点合わせるみたいにして見えるもん!?」


白「うん。
俺でも 頑張らないと見えない」眉間に皺っ

 

粋「いやそれ 仮に見た目が逞しくなっても
盗賊とかにゃ見えねえから意味無えんじゃ」

 

 


白「よし。ボンボンモヤシ

ちょっと刀の使い方教えてやる。
あそこの奴等でな」


天井の盗賊軍団「Σ!!!」ぎくっ

 

 


テオドール「おや。駄弁ってる間に」おやまあ

 

 

粋「Σちょ 兄貴
教えてやるってそれ! 」

白「鞘から抜かなきゃ斬れないだろ」ぶんっ

粋「Σいやそれ
多分国宝ーーっ!! 」ひいいっ

 

 


テオドール「まあ、刀を護れとは言われまして御座いますが
折るなとは言われておりませんしね」頷きっ

彬羽「さすがに折らんとは思うが

まあ、折れる程は盗賊の身体がもたんだろ」うむ
 

 

 

 

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魄哉「・・・えっと?」

 


家康「どしたの天海。
何も盗られてないんでしょ?」

魄哉「ええまあ

しかし、何と言いますか
皆さん何か 貴族系だったのが一夜にして益荒男と言いますか」困惑っ

家康「へ?」

 

 


白「ボンボンって影響受けやすいんだな」
 
テオドール「要は精神体に御座いますからねえ
加えて 箱入りの世間知らずに御座いますし、

物騒な物を見れば 物騒に染まると申しましょうか」うわー

 

 


粋「え?どんなのが見えてんの?」おそるおそるっ  

彬羽「おじゃるおじゃるしてた平安貴族が
仁王像になった。と言えば解るか」

粋「Σどんなイメチェンだよ!!」

 


 

魄哉(人が古き良き物に惹かれるのは 知らずその本質を感じ取ってるからと言いますし

この先 この宝物庫が狙われる事はなさそうです。)
  

家康「ん?何処も欠けてないよね?
そんな凹む事?」ねえ
 
魄哉「いえその

 

雅じゃないなあっ て」ふっ。

 

 

 


テオドール「宝物庫内がむせ返る様なマッチョでひしめいて御座います」うわー。

粋「Σ!?」ぎょっ

彬羽「古い物しか無かったからな。」引

 

 

 

 

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