小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月6日

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家康「絶対あれイカサマだって!」真顔。

挿音「へーそりゃ大変だな
お、今年も早めの笠地蔵出たってよ」瓦版ぺらっ

家康「Σめちゃめちゃ気になるけど 真面目にこっちの話聞いてよ!」




彬羽「ちなみに地蔵こと地蔵菩薩閻魔大王のこっちの世界での呼び名だ」

粋「Σマジかよ 普通に手合わせてたっ!」えええっ

白「雪降ってないと笠地蔵無理じゃないのか?」あれ?

テオドール「年末年始はあの世忙しいらしいので 今の内にノルマこなされたのでは?」


千様「え?なんで年末年始はあの世忙しいのー?」

彬羽「閻魔の部下にも情けはあってな
本来その年が寿命だった奴も日頃の行いによっては 年内ギリギリまで生かしておいてやる事も有るんだそうだ

故に その、閻魔庁は31日〆なもんで年末大晦日くらいまでは結構ラッシュがな」

千時「ありがたいんだか迷惑なんだか微妙な話ね」うーん。


一二三「年始はお正月だな?なんで忙しいんだべ?」

白「餅。」

テオドール「日本のお正月は命懸けと申しますからねえ」うわあ






挿音「あれ?マジで何の話してたっけ?」

家康「Σうお危なっ
年末〆の衝撃で忘れかけてた

賭博だよ賭博!」

挿音「イカサマのねえ賭場が有るとでも思ってたのかよ」しれっ

家康「Σどっちかと言えば経営者の意見さすがだよ!!」




粋「あ、この前大負けしてたって奴?」

千様「そもそも博打はご法度よー?」


家康「Σちょ ちょっと暇潰しに寄っただけだからっ
天海には内緒ね」しーっ


挿音「で、イカサマって言い張るからにゃ証拠はあんだろな?
まさか負けたから大騒ぎしてるとかなら俺忍やめるかんな?」

千様「大概愛想尽きて来てるわねえ」あらまあ


家康「そこはちゃーんと

あんまり負けが続くからこりゃおかしいと思ってサイコロすり替えたのに 壺から出たサイコロ他のに変わってたんだよね
あれ 壺ふりが瞬時に入れ換えてるよ」ふっ

挿音「いや アンタがイカサマなそれ「未遂だからセーフです。」キリッ



千様「器用な殿ねえ」

粋「つーか プロに気付かれねえイカサマって凄くねえ?」うわあ。


彬羽「面倒だろ 普通にご法度って事でしょっぴいたらどうだ?」

挿音「だな。
っとに やるならバレねえようにやれっての面倒臭え」はーやれやれっ




家康「私の仇とってやろうとかじゃ無いんだね」ああうん。

千様「どっちかと言うと 賭博仕切ってる方が性に合ってる奴だものー
潰してくれるだけマシね」







間。






挿音「で、なんで着いて来るんだよ」

家康「潰される前に取られた分取り替えそうと思って」ふっ

蒼月「怖い人が居るから向こうも下手な真似出来ないし一攫千金のチャンスって聞いて「お前はやめとけ 請求書また増えんぞ」


千様「で、皆も野次馬?」あら

白「今日芝居小屋 昼からだし」うん。

粋「同じく それまで時間潰し」

テオドール「特にやる事も無いもので」にこにこ。




挿音「え。ちょい待て お前と嬢ちゃんも?」

一二三「賭博ってのいっぺん見たいと駄々こね倒しただ!」えへんっ

彬羽「仕方ねえだろ。あんな所保護無しで放り込めるか」ふんっ

蒼月「いや保護者着いててもガキ駄目でしょ
負けんなよ」


白「安心しろ 何回か賭博潰した事有るし」えへん。

彬羽「お前は物理的にだろ」

千様「なんかもう賭場の皆さん可哀想になってきたわ」




家康「よっしゃー!私がガッツリ取り返してから潰すのよろしくね!!」

白「それいつまで経っても潰せないよな」真顔。

家康「Σやめてツキが逃げる!!」

挿音「ハナからねーだろ ほれさっさと入んぞ」すたすた。






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ちんぴら「あのー 未成年はちょっと」困惑っ

一二三 「大丈夫だ!保護者ついてるし見学だべ!」びしっ

ちんぴら「えええ。ちょっと親方ーーっ」



テオドール「いきなり入口で止められておりますね」おや。

粋「そりゃそうだろ」あーあ。

蒼月「あ、でもOK出たぽいよ
バカラスのガン付けに負けてる」

千様「てか 何かスカウトされてない?
子連れ可アルバイトとかって聞こえたけど」


一同(用心棒か。)納得



家康「面倒な事になりそうだしちゃっちゃと行きまーす!
では丁!!」 有り金全部っ

粋「Σそう言う賭け方するからボロ負けすんだろバカ!!」ひいいっ





間。






家康「・・すってんてん。」しくしく。

挿音「当たり前だ 馬鹿たれ。」キセルすぱーっ


テオドール「ギャンブルは恐ろしいですね」うわあ。



粋「つーかよ。イカサマイカサマ言ってたけど
兄貴は向こうで普通に勝ってんぞ」

家康「Σええ なんで!?」


挿音「当たり前だろ
こう言うのは 最初はどんどん勝たせてこりゃ勝てるもんだと刷り込んでから ちょこっと外した程度とかって思わせてどんどんムキにさせんだよ」

一二三「へー。」

彬羽「一二三、覚えなくて良いぞ」


千様「アンタ絶対常連よね?公務員」疑いの目っ

蒼月「今更じゃん

ほらバカ殿見てみなよ」

家康「ん?」





壺ふり「ニ、六の Σえ?丁!?」えええっ

蒼月「ほーらね? ボロ儲け」どやっ


彬羽「お前 蛇眼使ったろ」

蒼月「Σ な、何の事かなー?」目そらしっ

テオドール「イカサマに御座いますか?」

白「イカサマだな」うん。

粋「どんな幻見せたらチンチロリン勝てるんだよ」



蒼月「いやさっきバカ殿がサイコロすり替えとか言ってたからさ

あっちがすり替えた後に蛇眼見せてその隙に更にすり替えたんだけど」

粋「Σ器用さ半端ねえ!!」

彬羽「イカサマ見破れるのかお前」ほう

蒼月「そりゃ文書偽造は得意分野だもん
作れるなら見分けるくらいワケ無いでしょ」しれっ

千様「うわ。恐ろしい子っ」



白「あれ?じゃ 蒼月置いといたらイカサマされそうなら解るし その場でイカサマ捕まえられるな?」

挿音「まさかの滅茶便利じゃねえか」ちょっとびっくり。





粋「よし家康 蒼月に見てて貰いながらやってみろよ」

家康「よっしゃ!これなら安心
手持ち無いから誰か借して」

白「俺見ながら言うな
嫌な予感しかしないけどな」うーん。

家康「大丈夫大丈夫
倍にして返すから!」

テオドール「あの、特大のフラグが立った気がするのですが」






間。



家康「誠に申し訳ない」土下座。

蒼月「駄目だコイツ 壊滅的に運無いよ」


一同(イカサマ関係無く よっわ!!)



白「変な夢見ないで コツコツ真面目に稼げ。」生暖かい眼。

家康「Σ破壊神に憐れまれた!!」がーん。

挿音(イカサマ関係有るのか無いのか解んなくなってきた)頭抱えっ





晴明「おや。ボロボロじゃの ピー助の主君よ」ぷーくすくすっ

粋「Σ何か生えた!!」



蒼月「あれ?アンタも賭場とか来るの?意外だな」へー

晴明「いや。今日が初めてだが?
ほうほう成る程 これで偶数奇数を当てると」ふむふむ。

ちんぴら達(Σ何この平安貴族みたいな人!!)びくっ



彬羽「絶対俺等の後つけて来たな。」

白「暇だったんだな」うん。





晴明「どれ ひとつやって見るか

参加者は此処で良いのか?座るぞ」扇子ちょんちょんっ

家康「Σえ。ちょ晴明さん やめた方が」

晴明「なあに心配要らん
私は負けぬのでな」


蒼月「凄い自信だけど ビギナーズラックは続かないよ?」

晴明「まあまあ見ておれ
負けた分は取り返してやろう」ふふんっ



白「策有り なのかな?」あれ?

彬羽「これで策? どうやってだ?」





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壺ふり「Σなんでええええ!?」ひいいいっ

晴明「ふははははっ!甘い甘いっ」ボロ勝ちっ


蒼月「Σなんで!?なんで イカサマされても勝てるの!?」えええっ



一二三「途中 運悪くイカサマのサイコロ割れて中の仕掛け丸見えだっただなあ」

彬羽「だな。どれだけ剛運
ん?運?」はっ




晴明「気付いたか」ふふんっ

座敷童子「まだかー? 私はそろそろ帰るぞ」ひょこっ

粋「Σああああ!この前の!!」

ちんぴら「あのー だから子供はちょっと」

座敷童子「私は問題ない 合法だ 」キリッ

ちんぴら「Σは?」


挿音「賭場事態が違法だっての」げんなり。



千様「あらー?この子ってひょっとして前に言ってた?」

テオドール「あの時の座敷童子さんに御座いますね
新しい棲み家は見付かったので御座いますか?」

晴明「いや、もう面倒だとうちに住み着いとるわ」

彬羽「Σは? 式神にしたのか!?」




座敷童子「いや単に 良い感じに寂れた静かな家なので勝手に住み着いた。」さらり。

晴明「結界維持の為の無口な式神しかおらんからな」ふっ

白「話し相手出来て良かったな」ああうん。



晴明「と、いう事でだ
今の私は異常な幸運なのだ
ほれ 負けた分取り返してやったぞ」どやっ

家康「Σおおお!さすが天下の安倍の晴明様っ!」おおおおっ

晴明「いや 天下人がそれ言うか?」



粋「マジか
うわ座敷童子隣に置いて 兄貴春一に向かわせてみてえ」どきどき。

千様「あーいおりんの貧乏神体質とどっちが勝つか 気になるわよねえ」うんうん


白「下手したら俺 偉い目に逢うよなそれ」むう。





晴明「しかし ちゃんと隠れておれと言ったろうに」

座敷童子「賭場の表に1人立っとる子供とか どう考えても哀れでしかないだろ
視線が痛かったんじゃ」ふんっ

千様「あら。晴明さん意外とルールは守るタイプ?」



晴明「いや 幼女連れとか
そこのカラスとキャラかぶりな気がしてな」

彬羽「微塵もかぶってねえ安心しろ」なんかムカッ

晴明「だな。私はロリコンでは無「Σ俺も違う!!」くわっ



座敷童子「私は年齢的には立派な御老人だしな」ふっ

粋「コメントし辛れえ」うわあ。




ちんぴらの親分「あのー すんませんがうち託児所じゃないんで」

挿音「おう。 迷惑かけたな
しゃーねえから今回は無しって事で。
詫びとして 来週ガサ入れすっから早めにとんずらしとけよ」

ちんぴらの親分「Σええっ!?」ひいっ




千様「まあね。どっちがイカサマ状態だし商売になんなかったしねー」うんうん



晴明「ん?なんじゃお開きか?

つまらん もっと絞り取ってやろうと思ったのにのう」ちえー

座敷童子「欲をかくとろくな事にならんぞ
程程にな。」


蒼月「何? なんだかんだで良いコンビなの?」





テオドール「合法ロリと同居 で御座いますか」ボソッ

蒼月「Σあ。 そっち!?」はっ

晴明「はっじゃないわ。その言い方やめい」



座敷童子「ロリと言うか 正確にはババアだ。」どやっ

白「そうか。飴要るか?」

座敷童子「話聞かんかい小僧」むかっ




家康「私らの周り元気なお年寄り多いねえ」うわあ。

彬羽「だな。 全く」



挿音「・・・・。」目そらしっ

千様「何かしら?」※こっちも約1000歳。


一同(Σ忘れてた!!)




座敷童子「解っとらんな。
良い年増は噛めば噛む程味が出るものよ」ふっ

一二三「おおっ ベテランぽいべ!
ししょーと呼んで良いだか!?」おおおっ

彬羽「Σ!!」

蒼月「保護者どんまい 」あーあ。



座敷童子「好きにせい幼女
師事なぞせんでも時間が経てば熟成される物だがな」ふっ






白「一二三、ちゃんと大和撫子に育つかな」一抹の不安。

粋「いやー もう無理じゃね?」あーあ。






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