小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月29日

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晴明「ほー。その様な事がのう」ほうほう

シロ「うむ、それでだ
俺の鬼切も 与一の弓の様にその内意思を持って取り憑いてくるのでは、と。 こ奴らがな」うーん。



晴明「いや、化け物霊力の媒体がおらねば無理であろ
こげな素材の無駄遣い 平安京でも見なんだわ」怪訝っ

石燕(与一)「本人的には 有り余る霊感のおかげで化け物絵師として名が売れたと喜んどるがな」うむ。

晴明「使い道そっちか」ちっ




シロ「だ、そうだ
残念だったな」ふふんっ

千様「えー つまんないー」

蒼月「何だよ 結局ただの鉄の棒きれかよ」けっ

家康「愉快な仲間が増えるかなーって思ったのにね」あははー




晴明「付喪神になれば 有り得なくは無いぞ?」

シロ「いやいらん。 使いにくいわそんな刀」




白「こんなの聞く為にわざわざ晴明呼び出したのか?」

魄哉「呼んでません 暇なんでしょ
僕はこれから江戸城なんでおもりお願いします」すたすたっ

粋「扱い雑いなあ」うわあ。



晴明「さーて では鬼の居ぬ間に寛ぐかの
ほれ、吸血鬼 茶と茶菓子を持て」ふふんっ

テオドール「日本茶に御座いますね
まだ淹れ方が未熟に御座いますが」すすっ

晴明「Σ何故に茶がずず黒い!?」ひいっ



千様「テオ君 お茶淹れる時呪っちゃう癖直ってないのねー」あらあら

家康「そんな緊張する事でも無いのにね」うーん。


魄哉「稀代の陰陽師として 飲んだらどうなるか気になりませんか?」ひょこっ

晴明「暗殺を試みるな さっさっと行け!」しっしっ



テオドール「やはり毒なので御座いましょうか?」えーと。

白「俺でも飲んじゃダメな気がする」くんくんっ

粋「あー こりゃ常人が飲んだら即死だな」うわ




魄哉「あれ?メガネ何処置きましたっけ?

しかし 鬼切ですか
万一 化けて出るとしたら持ち主であった渡辺の綱さん ですかね?」

晴明「メガネ既にかけとるぞ。ボケたか爺「アンタに言われたくありません」

晴明「そうか 綱か。
知っとるだけに絶対発現して欲しくないな」ふむ。



白「綱?」

シロ「鬼切の持ち主でな
昔話によると 茨木童子の腕を切り落としたのもその男との事 Σん!?」




茨木童子「つ、綱っ」ガタガタガタガタッ

千様「Σ明らかにトラウマになってる!!」ひいいっ

家康「Σてか来てたの!?いつの間にっ!!」



酒呑童子「いや 年末の買い出しのついでによ
この前の都のあれやこれやの一件の礼に何かくれるって言ってたなってよ」あちゃー。

彬羽「タイミング最悪だったか」うーん。



小太郎「Σ鬼って年末の買い出しすんの!?」ぎ

酒呑童子「馬鹿野郎 年末と言えば酒盛りだろ
鬼と言えばどんちゃん騒ぎよ そりゃ気合い入るだろ」

蒼月「それもう年末関係ないよね?」



酒呑童子「て 事でくたばるぞ」全てを諦めた顔っ


どむっ!!


床からズボボボボボッ!

粋「Σぎゃあああ竹えええ!?」ひいいっ 

テオドール「茨木童子さん落ち着いて! 植物操作が暴走してま Σぎゃー!」ざらああっ

小太郎「Σテオおおお!」ぎゃいいんっ

白「大丈夫だ。刺さる前に灰になった。」タンスの上避難っ

千様「あー 白君ありがと。助かったわ」襟掴まれぶらーん。



家康「Σなんで!?どこから!?」ひいいっ

蒼月「ジジイの部屋のタケノコじゃないの!?」



千様「アンタがさっさと切らないからああ!!
」きいいっ

魄哉「Σだって畳を押し退けてとか 健気じゃないですか!!」


酒呑童子「いや 今の時期寒くね?それ」

粋「Σあ、そういや お前珍しく着物着てる!!」おおっ

酒呑童子「Σ人を露出狂みたいに言うんじゃねえ!
同心てのに職質くらったから古着屋で買ったんだよ!」むかっ

蒼月「そりゃ職質食らうよ馬鹿」

彬羽「半裸で徘徊は普通に露出狂だ。」きっぱり。



晴明「パニックになってる所すまんが
竹の急成長止めるのには限度が有るので あの鬼はよどうにかしてくれんか」 術式ゴゴゴゴっ


小太郎「Σ静かに頑張ってた!!」

酒呑童子「Σ道理でいつもより即死コースじゃねえと!」おおっ

彬羽「手前等 普段どんな生活してんだ」



粋「えっと その茨木は?」竹かきわけっ

白「最初のどーん!で 自分でタケノコアタック食らって伸びてるな」あーあ。

小太郎「Σアホー!!」ぎゃいんっ



魄哉「しかしおかしいですね
茨木君の植物操作は大江山の草木限定のはずですが
山を出たら持ち出した種とか苗とか無いと使えないはずですよ?」笹の葉っぱに絡まれっ

シロ(凄まじく懐かれとるな)うわあ。



家康「お前が可愛がってるタケノコだから 飼い主に似て協調性とかコミュ力発達してうっかり乗っちゃったんじゃない?」

魄哉「コミュ力あるタケノコて何ですか」ええー



シロ「斬って良いのだろうか」うーん。

晴明「やめとけ。抑えきれん様になった時凶器になる」

小太郎「ひいいい」背筋ぞわっ



晴明「とにかく術者を叩き起こして正気に戻さんと
そもそも私は化け物専門だぞ 管轄外じゃい」

竹ぶるぶる うぞぞぞっ


粋「Σげ。またどーん!て来んの!?」ひいっ

晴明「どーん!と言うか グサグサグサッ!かの」ちっ

粋「Σだああ避難避難っ!ぎゃっ笹竹がああ!!
」足もつれっ



白「あ、そうだ
ちょっと此処乗ってろ」引っ張り上げっ

千様「へ?何?」

白「よいしょ。」すたっ

たたたたっ


魄様「Σちょっ白君そっち危ないです!」

粋「Σあ!兄貴それは」はっ!



白「そーれ テオの地獄汁。」


無理矢理流し込みっ

茨木童子「Σがふっ!もがあああっ!!!」じたばたっ


一同「Σ鬼だ!」ひいいっ




茨木童子「」きゅうっ

白「あれ?またのびたぞ?」おや。



粋「Σ当たり前だろ!」ひいいっ

彬羽「いや しかし竹が元に戻って行くな」

竹うぞうぞうぞっ

蒼月「え? じゃ結果オーライ?
良かったー」ほっ




酒呑童子「Σ良かねえよ!茨木死ぬなあああ!!!」ひいいっ







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一二三「あれれ? どうしたんだ お家入らねえんだか?」

挿音「あ? おう 外で遊んで来たのか

いやな。入ろうとしたら 庭に足型ついた石燕転がってたもんでな」

石燕「」白目っ


コマ『人の身にはキツい緊急事態が起き とっさに蹴り出された。
と言う辺りでしょうか?』筆談っ

挿音「やっぱそう思うか

あーなんだろな やっべ家の中見たくねー」キセルすっぱー。









家康「これ。大工仕事担当の挿音が見たらキレそうだよね?」うわー

魄哉「床板も畳もなんなら天井も穴だらけですからねえ」うーん。





茨木童子「あれっ!?ゲロマズだったのに
なんか体スッキリした」おおっ

酒呑童子「Σなんで!?」えええっ


テオドール「殺人犯にならずによう御座いました」灰ざらああっ

粋「いやこの場合犯人兄貴 って聞こえてねえな」うん。





魄哉「あの 晴明さん

家の修復してくれる系式神とか居ませ
晴明「んな小人の靴屋みたいな式神はおらん。」きっぱり





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