8月23日

テオドール「夜になると少しは涼しく・・いえあまり?
うーん。気分の問題に御座いますかねえ
日本の夏はキッツう御座います」ぶつくさすたすた
町人A「おー。外人さん お散歩かい?
昼間じゃ焦げておちおち外に出れねえしなあ」うちわぱったぱたっ
町人B「不要不急の外出は控えろって お上はバカなのかねえ。
こちとらカカアと子供を食わせなきゃなんねえのにそうも言ってらんねえ
夜に土木仕事なんざしてらなんねえし、さて どうすっかなあ」うーん。
町人C「ま、言ってもしゃねえ
お前さん達も飲め飲め!」へべれけわははっ
町人D「今年はみーんな夜に出歩きやがるからまだマシだけどよ
何だかんだで夜道は物騒だぞ
お前さんも気をつけなよ」ひっく。
テオドール「はあ
あの ものっそい蚊に集られておられますが「暑さよりマシ。」きっぱり
テオドール(人間も大概可哀想に御座います。
飲み放題は程々になさいませ)吸血鬼の超音波キイインッ
蚊の群れ「Σ!?」そそくさっ
町人A「ん?なんか耳が」あれ?
町人B「暑さでやられたか?」ありゃ
テオドール「(ここまで アクティブに夜に活動されると
どちらが吸血鬼やらに御座いますねえ。)
おや?」
千様「あらー こんな時間にどうしたの?
1人?」下駄ころんっ
テオドール「ええまあ
我が主が芝居小屋に忘れ物をされまして
昼に取りに参りますよと自分から申したのですが 暑くてついこんな時間に。」苦笑
千様「あらあら
白君 うっかりさんだものねえ。」あらまあ
テオドール「しかし、千様さんも何故にこんな暗くに
女性が独り歩きする時間では
ん?」
千様「1人じゃないわよ
ちゃーんと夜目の利くボディガード付きよ」ねっ?
大嶽丸「Σふぎゃああ!抱きつくな 酒臭いっ!!」じたばたっ
テオドール「ドラ猫。
まさか あーいえ、他人のそう言うのに口を出す程野暮では御座いませんが
このムッツリカマトトど助平座敷猫。」うっわ。
大嶽丸「Σ普通に生きてたら 1つも言われる事のなさそうな罵詈雑言の羅列!!」
テオドール「考えなくてもスラスラ言葉が出まして御座います。
日本語はまっこと表現の幅が広う御座いますね」ふっ
大嶽丸「Σこんなのばかり日本産より口が達者なのは何故だ!!」ふしゃーっ
千様「残念ながらそんなんじゃないのよお
ちょっとねー
酔っ払ってウザ絡みして 怒られちゃってー
飲み足んないから 飲み屋で助平親父でも引っ掛けて 飲み比べ吹っかけて タダ酒飲もうかしらって
けどー。此処等を女が1人で歩いてると絡まれるしー。
で、大嶽君引っ張ってきたのよね」へらっ。
テオドール「なんでホイホイお手伝いしてんで御座いますか。」おい
大嶽丸「Σ俺に止められると思うかこんなの!!」
テオドール「あーそれは。」ああうん。
千様「ついてこなきゃイタズラするわよ。って脅したら素直に来てくれたわ 」ひっく。
テオドール「思った数倍ボロ負けに御座いますね」うっわ
大嶽丸「・・・。」
町人A「なんだ兄ちゃん
酔っ払った姉ちゃんに良い様に遊ばれてんのか」わははっ
町人B「良いなー
俺も遊ばれてえわ」だっはっは
町人C「あんま虐めてやんなよ。
こう言う年頃はそう言うのはよお
ほれ、そっぽ向いちまってんじゃねえか 」
テオドール「ここ等でそんなデリケートでは生きて行けませんよ?」
大嶽丸「・・」そっぽ向きっ
千様「あら?拗ねちゃった
この子こう言う所が可愛いのよねー
じゃ。おじさん達も すってんてんになる覚悟が有るなら一緒に飲みましょ
じゃあねー」手ひらひらっ
町人A「おー。金が出来たら飲みに行くわ」わははっ
テオドール「(完全に何処かのお店のお姉さんと勘違いされているような)
えーと、どうせ飲み屋街なら近くで御座います
私も途中まで同行致しましょう」すたすたっ
間。
玄関がららっ。
テオドール「ただいまに御座います
遅くなって申し訳御座いません」
粋「お前こんな時間に何処に
Σえ。まさか昼間の忘れもんかよ!?」ぎょっ
白「そんな急がないから 無理して行かなくて良かったんだぞ?」
テオドール「いえいえ。私は吸血鬼に御座います故 夜は苦にはなりません。
それに小道具は 明日江戸城に参られる際に必要に御座いま
ん?」
大嶽丸「ん?」風呂上がりウチワぱたぱたっ
テオドール「え?まさかガチで女性を1人 場末の酒場に置いてきたので御座いますか!?」ぎょっ
大嶽丸「Σえ。あ、いや 初めからそう言う話じゃ」びくっ
テオドール「こんのお馬鹿たれ!
そこは帰ったフリして 様子を伺い酔い潰れた時点ではい撤収!がセオリーに御座いましょう!!
ここらの治安なめてんので御座いますか!」くわっ
大嶽丸「Σすまん!ボンボン育ちなんでスラムの常識は解ら「私とてスラム育ちでは御座いませんよ!!」うがあっ
粋「あのー 所謂スラム育ちだけど
ガチのやべえ所は そもそも女が出歩けねえよ?」おそるおそる挙手っ
白「そう言う話じゃないと思うぞ
で、女? 夜に女が酒って
あ。」
テオドール「そうで御座います!千様さんに御座いますよ!!
だああ早く迎えに行かねばっ」わたわたっ
白「飲み比べで勝って カモに酒奢らせに行ってるんだろ?
いつもの事だから問題ないぞ」しれっ
テオドール「Σこちらも思った数倍アウトロー!!」えええっ
粋「お前 吸血鬼の癖にいつも早く寝ちまうもんなあ
そりゃ知らねえよ」苦笑。
テオドール「え?しかし
言っても女性に御座いますよ
摂取できるアルコール量には限度がっ」
大嶽丸「あのガラの悪い徳川の忍もボロ負けしてたし
大丈夫と思ったんだが。」びくびくっ
挿音「あー 気持ち悪っ
あんのアマ おぼえてろ」よろろっ
テオドール「Σ思ってた数倍酒豪に御座いました!」ひいいっ
白「この家 皆結構大酒飲みだから1人1人の目立たないけどな
普通の肝臓5つぶんとかって飛天が言ってたぞ
どう言う意味だ?」首かしげっ
テオドール「・・それは強い」ああうん。
大嶽丸「そう言う事なんで問題ないと思うんだが
それに あの店は」チラッ
挿音「あ?
なんだあの女 またうちのシマで暴れてんのかよ。
毎度苦情凄えんだぞ 勘弁しろよ」水ぐびーっ
白「こっちの親分の縄張りだから安心ぽいぞ」
粋「野暮な真似したら店の奴等にフクロ叩きにされる奴な」ああうん。
テオドール「私がまだまだ世間知らずなパターンに御座いますか?これ
ええー。 そう言う事なら初めから説明なさいま
Σだああ そうやってそっぽを向くから話づらいので御座います!!」イラッ
家康「テオちゃんも活発になったねえ
日本に来たばかりの時は 主様以外とはマトモにお話出来ない子だったのに。」あくびっ
粋「あ。うっさかった?
起こしてごめんごめん」
家康「んー。大丈夫
オッサンの寝るのが早すぎるだけだから」よれれっ
白「あのなテオ
大嶽丸のそれ。気まずいとかで目を反らしてるんじゃないらしいぞ
あんまギャーギャー言ってやるな」
テオドール「はい?」
家康「動物博士 。どうぞ」ほいっ
彬羽「猫ってのは、いや 猫に限らず動物ってのは睨み合い = 喧嘩を売っている。という事になる
故に、喧嘩をする意思のない個体は あえて好戦的な相手からは目をそらす物だ。
つまりは 争いたくないそうだ」
挿音「あー。人間でも何メンチ切ってんだオラ ってなるよな」
彬羽(チンピラってのはどっちかと言うと 動物じゃないだろうか。)
テオドール「Σだああ解りにくい!!」イラッ
大嶽丸「Σほら そうやってすぐ威嚇するだろお前! 」ふにゃああっ
千様「あらなぁにー?
喧嘩ー?」ひっく玄関がららっ
白「んー。
どっちかと言うと仲良くしてるな おかえり」
彬羽「と言う事で 誤解が解けたなら撤収だ
ほれ、どいつもコイツもとっとと寝ろ。」しっしっ
家康「そだね。締め切り前の石燕ちゃんがまたブチ切れちゃうもんね
はい。皆静かにねー」しー。
テオドール「ん?
ひょっとして 飲みすぎて怒られたと言うのは」
千様「ちょっとテンション上がって騒いじゃってー
どうしようかしら コレ」
壁に がしゃどくろの巨大拳跡。
千様「家主の留守だからってハメ外したけど
明日絶対怒られるわよねコレ。
やーね。これ見たら酔い冷めたわ」ふっ
粋「穴から蚊が入ってしゃーねえんだけど
お前の超音波で散らせねえ?」
テオドール「なんか ドッと疲れたんで寝て良う御座いますか。 」げんなりっ
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