小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月6日







小太郎「最近風強いなー 落ち葉だらけだ」わんっ

テオドール「季節の変わり目に御座いますかね
お掃除頑張りますので ん?」


小太郎「ん? 何だあれ
コウモリ?」わおんっ



コウモリぼんっ!

小太郎「Σぎゃいん!?」びくっ


紙ひらひらっ

小太郎「え?何なに なんだ!?」ぎゃいいんっ



テオドール「ダミアンからですね」手紙拾いっ

小太郎「Σ吸血鬼凄い!!」
テオドール「私はこの手の出来ませんが。」

小太郎「Σなんかごめん!!」ぎゃいいんっ



テオドール「すみません。掃除パスに御座います」ホウキぽいっ

小太郎「Σぎゃいん ごめんごめん!
ちょ 犬の前足で掃除は無理 テオごめんってええええ!!」きゃいんきゃいんっ






間。






粋「大獄丸?」はい?

テオドール「と、手紙には書いて御座いますね」ほらほらっ

粋「いやドイツ語読めねえ読めねえって。」


家康「あー。ダミアンがお世話になってる大江山は都の近く
大獄丸ってのは?」あれ?

彬羽「鈴鹿山。近江だ」

蒼月「成る程 大江山のが都に近いんだ

あそこ都にちょっかい出すのが居たら丸見えだもんねー」

彬羽「だから俺等も酒呑童子等と結託してんだ。
そこそこ名のある化物はまず京を狙うからな」

家康「なんで?」真顔。

彬羽「・・そりゃ 京襲うのがムカつく人間共に一番ダメージ与えると思ってんだろな」


魄哉「江戸ガン無視なのがムカつきますねえ

ま、歴史考えたらしゃーないですが」手紙ふむふむ

家康「で、察するにその大獄丸が都に何かしそうってお知らせ?」



魄哉「茨木君が集めた情報によると 都から御所まで更地にするつもりみたいですよ」おやまあ。

家康「Σおやまあじゃ無いでしょ!
大事大事!! 」ひいいっ

魄哉「慌ててどうにかなる物じゃ無いでしょう
今すぐ徳川も動かしますよ」はーやれやれっ


粋「あの、人間と喧嘩すんなって 現妖怪大ボスの兄貴が言ってなかった?」おそるおそるっ

彬羽「それがムカついてるから 人間の象徴襲う気だろうな
化物ってのは 万年反抗期みたいなのがほとんどだからな」頭痛っ




白「自分の為なのにな」ふかーいため息っ

蒼月「人間は寿命が短い分 兵器その他作るスピード早いもんねー。
喧嘩売っても良い事無いよ 馬っ鹿だなあ」ははんっ



彬羽「で、どうするよ?総大将
白「大獄丸泣かす。」即答っ

粋「あ。こっちもムカついてた」

テオドール「我が主も大概負けず嫌いに御座いますゆえ」あーあ。




家康「あー嫌だな 皆戦闘モードだあ

戦はもう嫌だなあ」ひええ

千様「しゃーないじゃない
ここでどうにかしないと 今度は妖怪と人間でやり合う事になりかねないわよー?」

家康「Σ人間まだまだ太刀打ちできません!」ひいいっ


粋「で、今どんな状況だよ
襲撃いつ頃?」

テオドール「ん?ちょっとお待ち下さい
えーと

あ。 既に御所に何匹か潜り込んでる模様。なる早でって書いております」うわ

蒼月「Σそれ呑気にしてたらヤバいだろ!!」ひいっ

白「茨木も直接来ないのそう言う事か」手ぽんっ

彬羽「Σ言ってる場合か!
だああ俺は先に行くぞ!」羽ばさっ

粋「Σ待て待て待て待て! お前が行ったら兄貴の制御できるの居なくなる!!」ひいっ


白「九尾居るか?」

九尾「はいさ。お呼びかえー?」どすんっ


白「面倒だから皆まとめて京まで運ぶの頼んだ」

九尾「はいはーい。だーりんの頼みとあらばっ」こんこーんっ

粋「Σ大丈夫それ!? 妖怪に襲われてる都にんなでかい狐で乱入して!!」えええっ


彬羽「成る程 それで化物に助けられれば全ての妖怪が敵じゃないと解るって寸法か」ほう。

粋「Σ兄上たまに冴えてんなホント!!」


蒼月「アンタは少し落ち着けよ」冷めた目っ



白「いや別にそのまんまで良い
どうせ自我無くなるし」

粋「へ?」



一同(Σまたやるのか!!)

テオドール「人襲わないで下さいませね」

粋「Σどういう事!?」えええっ




テオドール「あのー。人前で妖怪バレして良いので御座いますか?」

魄哉「地元じゃありませんし、他人の空似でゴリ押せるでしょう」しれっ






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【京の都】



勾陣「グルルああっ!!」威嚇っ



千様「あらあら粋君猛々しいわー」のほほーん。

シロ「おい。お前の弟が一番都にダメージ与えそうでないか?」うわ。

白「目の届く範囲なら 晴明の式神みたいに使えるから問題ない」うん。

家康「躾が行き届いてるね
んじゃ 私は民間人の避難 おっと危ない」銃ズドンっ!



晴明「物騒な殿じゃの」うわ。

九尾「思ったより下っ端妖怪共めちゃめちゃ入り込んどるのう
なんじゃ平安京を思い出すのう」ほほほほっ

晴明「お前が言うと物騒でしゃーないな玉藻。」

九尾「うっさい お前も陰陽師ならキリキリ働かんか
Σあいたこら 何するこの小妖怪がっ」
がぶっ。


晴明「お前 よくそんなもの食えるな。」うわ


勾陣「Σきしゃあああっ!」威嚇っ

九尾「怖がるでない お前は食らわんわ
だーりんに怒られるで あれ?だーりんどこ行った?」おや?

晴明「ん? つい今までそこに

Σはっ まずい! あやつがおらんと勾陣の制御が!!」

九尾「Σいかんだーりんの事じゃ 秒で忘れとる!

気張れ小狐!!」ひいいっ

晴明「Σ誰が小狐か!
昔のよしみで忠告してやるが お前男の趣味が悪過ぎ




勾陣「グルアアアッ!!!」炎ぼぼぼぼぼっ!!

九尾・晴明「Σぎゃああああ!!!!」



千様「Σ生きる伝説コンビどんくさっ!!」えええっ


家康「よっしゃ千ちゃん全力で逃げろ! 私はそうやって生きて来た!」しゅぱっ

千様「Σえ。ちょ 置いてかないでよ早ああいっ!!」








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【寺院敷地内】


テオドール「はいはーい。徳川より応援でーす
民間人の皆様お寺の御堂に避難くださーい」旗ぱたぱたっ


婆ちゃん「逃げる言うても お寺に攻め込まれたらお仕舞いじゃないかねえ?」ぷるぷるっ

テオドール「大丈夫に御座いますよ
ほら、あちらの橋の上見えますでしょうか?」指差しっ

婆ちゃん「へ?」



テオドール「お寺に入るにはあの橋を渡らねばなりません
しかし、 橋の所には」




彬羽「通れる物なら通ってみろ」 ゴゴゴゴゴゴゴ

婆ちゃん「弁慶って 存命じゃったの?」あらまあ

テオドール「御安心下さい あの方は弓矢も槍もほぼ刺さりません」にっこり。

婆ちゃん「それ戦車って奴じゃないかのう?」



飛天「久しぶりに里帰りしたらこれかよ。

上は任せろー。」ばっさばっさ




婆ちゃん「ん? 空から声が」おや。

テオドール「Σあ。極力見ないで下さいま



妖怪どどどしゃあっ!!

婆ちゃん「Σっぎゃー!!」

テオドール「Σちょ飛天さん危なっ!
早く御堂にいいっ」ひいいっ







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【御所内】



挿音「なんか。 町の方爆発してね?」うわ。

魄哉「まあ多少はしゃーないです 攻め込まれてるんですから。
蒼月君、行けます?」


蒼月「ぷぴーひょろろろっ」ギロッ

挿音「笛吹いてる時に話しかけてやんなよ」

魄哉「すみません。ついうっかり

そのまんま笛の音で下っ端妖怪の侵入阻止お願いします」ひええっ


挿音「つか親父何してんの?」

魄哉「魔除けの符 各種盛り合わせ貼ってます
御所が被害受けると収集つかなくなりますんで」お札ぺたぺたっ


挿音「こんなんで魔除けになるのかよ」えー。

魄哉「いえ。正確には魔除けと言うか
8割炎除けですね」冷や汗っ

挿音「察したわ」ああうん。


魄哉「しかしそっち重視すると どうしてもそこそこ強いのは入って来ちゃうんですよね
て、事でよろしくお願いします」

挿音「おう。雑魚妖怪に負ける程平和ボケしてねえわ」 指バキボキッ



蒼月(忍だよね?この人) 笛ぴーひょろろっ







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石燕「すっごい事になってるっすねえ」うええ。

与一「カラス天狗で空は黒いわ 地上は阿鼻叫喚だわ。地獄か
源平の戦を思い出すな」はーやれやれっ

石燕「今回のは戦じゃないっすがね
ほらもっと相手ビビらすっすよ がしゃどくろ」

具現化がしゃどくろずもももももっ



与一「うむ。地獄ぽいのはお前のせいだな

まあ良いわ。兵士で無い奴を襲うのは私も好かん
さっさと終わらせたいが どうする気だ?」弓きりきりっ



石燕「そんならもうすぐっしょ

ほれ、うちの大将が出て来たっす

白「ここにも大獄丸は居ないのか」くわっ


与一(Σ鬼がおる!)びくっ





石燕「あ。準備オッケーすね
魄哉さんの術式決まったみたいっす
ある程度なら怒っても都吹っ飛ばないはずっすよ」霊視モード。

与一「Σそんな物で大丈夫かあれ!!」ひええっ


石燕「そんな物って 魄哉さんはキメラとは言え1000年物の鳳凰っすよ?
晴明さんも来てるんすから 防御のブーストえげつない事になってるっす」

与一「Σそう言えば陰陽師かあやつ!」はっ

石燕「むしろ何だと思ってたんすか」




石燕「ほんじゃ 時間稼ぎはこんくらいで

後よろしくっすー!ほら離れるっすよ」ダッシュ

与一「Σうおお待て待て待て待て!!」ひいっ










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シロ「防御に回って正解であったわ」絆創膏まみれっ

魄哉「いやー。シロ君の氷が無きゃ 結界ぶち破られてましたねえ Σあいたっ」

千様「はいはい。ちゃんと消毒しないと治んないわよー」

晴明「少しは加減せんか 受け止める方の身にもなれと言うに」ボロッ


白「ごめんって。」むう


粋「一番兄貴に近い避難所にお前が居て良かったよなー
俺記憶ねえけど」へらっ

彬羽(防衛本能で兄貴襲って ブチギレ中断させた記憶も無いのか) ふむ。





一二三「んで。そのおおたけまるってのも 白さんが吹っ飛ばしたんだか?」きょとん

白「んー。 今回来てたの大獄丸の下の奴らだけだったみたいだからな
そこそこ近所だって事で 今酒呑童子達が俺等の代わりに話してる」

一同「Σえ」

彬羽「いきなりボスが行ったら 向こうも迎撃体制になるだろ
喧嘩売った手前ピリピリしてるだろうしな」

テオドール「あ。それで近場なのに大江山の鬼軍は参戦されなかったので御座いますか」手ぽん。

彬羽「暴れたいとは言われたがな
後々近所付き合いも有るだろし 待機しろって最初に伝達しといた。」

家康「お前よくあのドタバタでそこまで手回ったよね」わお。






シロ「で、その
酒呑童子達が代理で話し合いとは 色々大丈夫なのか?」

白「大丈夫だろ。
俺の言ってたのそのまんま伝えるだけだし」

挿音「それが一番怖えわ。何伝言したんだよ」



彬羽「ヒント。
誰か居なくないか?」

一同「Σえ」


鏡子「あ。コマさんの姿が見えません」はいっはーい

蒼月「Σえ。まさかっ」





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鈴鹿山】





茨木童子「という事で。
総大将からの伝言。
今回は知らなかったんならしゃーない。
けど、お前も山の大将なら人間の怖さ知っとけとさ」

大獄丸「Σ何を!?」



コマ『でな遠慮なく ふぁいや。』カチッ

ランチャーどむむむむむっ!!!

大獄丸「Σっぎゃあああああーーーっ!!!」





酒呑童子(ん?こいつ 人間の兵器ってより 呪いの人形だったような) あれ?


茨木童子「な?人間は常にこんな技術バカスカ進歩させてんだわ
平安の都の頃ならともかく 兵器と呪術両方使うような生き物と喧嘩するのは割に合わないだろ?」

大獄丸「Σだからってあんな手先だけの生き物に従えるか!!」焦げ焦げっ

茨木童子「いやお前に人間に従えとは言ってねえよ

俺等の大ボスの意見だからコレ。大ボスに従えって言ってんだよ
で、文句あるなら何時でもケンカ買うから自分の所に来いって言ってるから 下っ端じゃなくお前が直で行ってこい」

大獄丸「Σえ」

酒呑童子「ま、ケンカの基本はタイマンだよな」うんうんっ




茨木童子「ちなみにその大ボスの怖さは お前の部下に聞けば早いぞー。
いや怖いどころじゃねえわ」

酒呑童子「ダブル陰陽師+オマケの防御あっても都に穴出来たもんな
うちの山から見えるわ」


大獄丸「す。すまん
1度その 色々話し合いたいので席を設けては貰えないかっ」冷や汗どぱあっ







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