小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月29日

 

 

 

 


酒呑童子「あー にわか雨ムかつくっ」手拭い肩がけっ

粋「急いで帰るにもお前ん家、京の横だもんなあ」苦笑。


千様「毎度よく通ってるわよねえ」

酒呑童子「バイト料が良いからな」けっ


シロ「こやつのバイトは確か」えーと。

テオドール「芝居小屋の宣伝の
キグルミ来て看板立って持ってるアレに御座います。」

酒呑童子「あの熊のキグルミ着こなせるガタイの奴はそうそう居ねえからな」どやあっ

粋「うん。キグルミってか兄貴が仕留めた熊の毛皮だしな」はいはいっ

 

一同(確かに目立つだろけど)うわー。


家康「熊の毛皮って臭くないの?」直球っ

酒呑童子「あ? 山育ちにそれ言うか?

つか どしたよその顔面」あれっ

 

白「昨日しこたま酒飲んでへべれけになって
今朝そこで真っ裸で爆睡してるの見付かってしこたま怒られた跡だぞ」

家康「うちの軍師の右ストレートは強烈だから」ふっ

酒呑童子「いやアンタ殿様
魄哉「この家の家主は僕ですんで。」

 

千様「音もなく後ろに立つのやめたげなさいよー」

魄哉「すみません 一応徳川忍の始祖なもので。」


白「大丈夫か?」

酒呑童子(口から心臓出るかと思った!) 心臓ばくばくばくばくばくばくっ!

 


魄哉「んなビビらなくても
駄目な事しなきゃ怒りませんよ?」

酒呑童子「Σへ。ああまあそれはなあっ」ぎくうっ

 

テオドール「あれ?この方って確か」

シロ「前にこんな雨の日にずぶ濡れになっとったから風呂貸したら その後全裸でその辺徘徊して茨木にどつかれておったな」うむ。

粋「普段から半裸だと抵抗ねえんだろけどさ」うーん。

 

魄哉「と言う事で 今後は無しで」にっこり。

酒呑童子「Σ解ったから拳握りしめんな!!」びくっ

 

白「酒呑童子でも魄哉は怖いのか」へー。

テオドール「穏やかに微笑んでた次の瞬間 容赦なく命取りに来る方に御座いますからねえ」しみじみっ

 

酒呑童子「この家が野郎共ばっかなのに 異常に整ってるのこう言う事か」げんなりっ

粋「だなあ。
つか 姉ちゃんの存在忘れてね?」

酒呑童子「・・・・あー。」

 

千様「なんで皆 毎度アタシを女としてカウントしないの?」憮然っ

白「中身知ってるからだと思う」うん。

千様「えー何よそれ」むすーっ

 


魄哉「はいはいはいはい。ケンカしない
今日は彬羽君がお仕事なんで 久々に僕がお昼作りましたよー
ほら酒呑童子君も」手招きっ

酒呑童子「割烹着「いつもの事です。」


家康「こう言う所は完全にオカンなんだけどねえ」

シロ「オカンはキレても顔面に右ストレートぶちこまんだろ」

 

 

酒呑童子「いや俺は雨止んだら帰るしよ」何となく逃げ腰っ

魄哉「そうそう珍しいお酒貰ったんですよねえ
濡れて冷えたでしょう 一杯いかが「そこまで言われたらしゃーねえな。」着席っ

 

白「俺並にエサにつられるよなお前。」

 

 


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彬羽「お前ら 真っ昼間から飲んでたのか?」呆っ

白「凄いどんちゃん騒ぎだった」素面っ

彬羽「うん。手前は飲んでも解らんな」


シロ「あちらの石燕を見れば解ろう。
仕事部屋から引きずり出され飲まされ秒でつぶれておったわ。」

石燕「」

彬羽「大丈夫なのか あいつは」一抹の不安っ

 

粋「いやー凄かった

魄哉はまた悪酔いして説教始めるし、
姉ちゃんと酒呑童子が飲みくらべ始めてさあ。」わははっ

テオドール「物凄い接戦に御座いました!」興奮っ

彬羽「阿鼻叫喚じゃねえか」引。

 

シロ「で、魄哉と酒呑童子はそこで酔い潰れておるし
全く 大概だらしがないぞ」ため息っ

彬羽「千様は?」

白「さすがに男共と一緒に爆睡はどうなんだって 部屋帰って寝るって」

彬羽(その辺の常識は有ったのか。)ほう


粋「ん? あれ?
そういや家康は?」きょろっ

テオドール「また厠で寝ておられるのでは?」

シロ「ん?またと言えば   まさかっ!」嫌な予感っ

 

 

『ぎゃああああああああっ!!!』


粋「Σ姉ちゃん!?」はっ

テオドール「Σまさかっ!」はっ

白「へ?」きょとん。

シロ「なんでこう言う時は察しが悪いんだお前は!!」

 

 

 

 

 


千様「ぎやーっ!ぎゃー変態いいいいっ!!」手鏡でがいんっ!

家康「Σ痛ちょ違う違う!! ちょっと酔っぱらってその Σあうっ!」ごすんっ!

 

 

一同(だから脱ぎ癖やめろって言われてるのに) あーあ。


家康「Σあちょっと皆  違うから!私何も変な事してないからっ」ひいいっ

魄哉「良いから何か着ろ!!」

家康「Σボディブローッ!!」がはっ!

 

千様「ななな何なのようっ!」うわーん。


白「別に何もされてないと思うぞ
家康 自分の親くらいのトシじゃないと無理らしいし」

千様「Σあ。それもそうね」はっ


酒呑童子「それで疑い晴れんのかよ」えええっ

 

 

魄哉「ったく。いい歳こいてワケ解らなく成る程飲むんじゃありませんよ 恥ずかしい!!」頭べしっ!

家康「お前も大概記憶飛ばすいえ何でも有りません」正座。
魄哉「良いから服着ろ」イラッ

 


粋「まあ たまにはこう言うハプニングもあるよな」苦笑。

シロ「大事にならん辺りはさすがと思うがな

ん?」

 


挿音「・・家康 真っ裸で何やってんだよ」

家康「Σ!!!!!」

 

 

魄哉「Σあ、 その 
お仕事お疲れ様です」びくっ

 


酒呑童子「ん? 
あ、この姉ちゃんとあの忍ってそう言う?」

粋「いや解んね。
多分だけど どっちかつと家族的な?」うーん。

 

 

 

挿音「バカ殿には躾直しが必要だよな?
親父よ ちょい家康借りるぞ」すたすたずるずるっ

家康「Σぎゃー嫌だああ!忍の拷問いやーっ!!」ひいいっ

 

魄哉「し、死なない程度にして下さいね」ひええっ

彬羽「Σいや止めんで良いのか?」

魄哉「Σすみません 僕でも怖いです!!」

 


千様「あいつ意外と真面目なのねー」あらまあっ

シロ「Σいや違 立ち直り早いな!!」

千様「何もされてないならそれで良いわー
けど、見苦しい物見せられたしー。
後で何か慰謝料代わりに買って貰いましょ」おほほっ

テオドール「Σ逞しい!」ひええっ

 

 

 


酒呑童子「なんか、毎日毎晩夜這いかけてくる人魚のが まーだマシに思えて来た」ぼそっ

粋「Σかけられてんの!?」ひいっ

 

シロ・テオドール「Σ!!」


白「未成年居るからそう言う話やめろ」むう。

酒呑童子「お前も 魔王の癖に大概真面目か」

白「その辺はコイツ等よりきっちり躾られてるぞ」どやっ

 

 

 

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