蒼月「Σうわやばっ
ツケがど偉い事になってる！！」請求書っ
シロ「何の店で有ろうな」生ゴミ見る目。
小太郎「だなー。知りたくないな」わおんっ
蒼月「ジジイー ちょっと立て替えといて「Σ一昨日お小遣い日だったでしょう！？」
石燕「貰ってんすね」ああうん。
蒼月「だってさー こういう店では高いのオーダーした方がモテるんだもん
ついついやっちゃうんだよね」
魄哉「だからモテてんじゃなくてカモられてんですってば！」
白「蒼月 嘘つきが特技の幻使いなのに 女の嘘には騙されるんだな」ふむ。
粋「あー。ああいう店の姉ちゃんらはな。」うんうん
白「なんで知ってるんだ？」はて。
粋「Σえ」
家康「まあ 子供じゃないしね」
シロ「不潔極まりない」ふんっ
挿音「もうこいつ野に放った方が良いんじゃねえの？」キセルすぱーっ
魄哉「いえその 政務とか教えたら手伝い出来ちゃいますし、年末とか重宝なのでその」
小太郎「あー そういう面じゃ飼っといた方が良いのか」ふーん。
一二三「わんこの小太郎さんに言われてるだぞ？」
蒼月「Σ曇り無い幼女の目で言うのやめて！！」
魄哉「Σその前に一二三ちゃんこんな話聞いちゃダメです！脳ミソ爛れますよ！！」ひいいっ
彬羽「うるせえな。」ギロッ
蒼月「Σぎゃー！ごめんごめん教育上悪くてごめんってばー！！」ひいいっ
彬羽「ちっ」どすどす！
一二三「？ ごキゲン斜めだな？」あれ？
家康「いつもなら ここで子供の前で何ほざいてんだとか怒鳴ってくのに
どしたのあいつ。」はて
魄哉「キゲン悪いから 下手にキレちゃうとウナギ捌く感覚でズバッと行っちゃうと思ったのでは。」
蒼月「Σ蛇の蒲焼き！？」ひいいっ
石燕「あーゲテモノっす「Σうっさいモヤシ！！」
石燕「モヤシで良いっす 安くてシャキシャキして旨いじゃ無いっすか」ふんっ
粋「何の戦いだよ。」
千様「でー。彬羽君どうしたの？」
白「実はな
えーと、何処から話そう
俺な一応この国の化け物大将って事になってるだろ？」
シロ「一応も何もそうだな。」ふむ。
白「でな。
海の外の奴等も 最近は人間とやり合うの不利だなって思って来たらしくて 昔から人間と共存してる この国のやり方とか勉強したいみたいで えーと。」
粋「カラスが解説してくれないと大変だな」うーん。
魄哉「つまり、そちらの方が来られるんですか？」
白「そうなんだ。それでキゲン悪いんだ」
一二三「？ お客さんが嫌いなんだか？」はて。
白「来るのは向こうの頭じゃなくてNo.2なんだ。
バカラス 流れで副官だし相手無視出来ないし、相手と合わないみたいだから来る前からピリピリだ」ため息。
家康「へー。アイツがそこまで嫌行ってどんな人だろ。
あ、人じゃないか」
白「キャラかぶりの吸血鬼だ。」
石燕「黒ずくめカプりっすか？」
白「いや 料理人。」
粋「Σ地味に面倒くせえ！！」
魄哉「あー成る程
クラシックな吸血鬼って 自分の家に人を招いてもてなして血を吸うんでしたっけ」ふむ。
白「だから吸血鬼は料理上手くないと生きてけないらしい」うん。
小太郎「狼が狩りが下手だと生きてけないみたいなもんか。 」へー
白「前回は酷かったな
この国はタコなんて食べるのかってドン引きしながらでんでん虫出して来て そっちのが万倍ヤバイとか何とか」むう。
千様「Σうわっ」引きっ
白「ちなみに意外といけた。でんでん虫」
魄哉「あー食文化の壁って 結構分厚いんですよねえ」うんうん。
家康「要するに国境越えたライバルと料理対決控えてピリピリしてるの？」
白「俺的にはワクワクだけどな。」わくわく
挿音「まーた神経太い漁夫の利だな。」
シロ「人の知らぬ所で妖怪共による熱い料理バトルが繰り広げられておるのか」むう
小太郎「もうジャンルが行方不明だな」わおんっ
魄哉「はー 大変ですねえ
君はお役目他にも有ると言うのに」
白「化け物でも俺らみたいなの少ないからな
掛け持ちなっちゃうの結構有るみたいだぞ」
粋「だよな。それで爺もダルくなって兄貴に押し付けたんだし」うんうん。
白「どれか1つお前に押し付けてやろうか」じーっ
粋「Σ無理無理無理無理！！つとまんねーって！！」ひいいっ
家康「その子はメンタル潰されちゃうからやめたげてー」苦笑。
石燕「てか 色々掛け持ちしてる数なら魄哉さんのがえげつないじゃないっすか」
魄哉「僕のは自分でやり出したのが多いですからねえ
自業自得と言いますか」苦笑。
千様「そう言えば妖怪温泉の方から御使い来てたわよー
何でも乱闘騒ぎが有ってー お客さんがハリネズミみたいなったとかー」
魄哉「Σ早く言ってくださいそれ！
え！？ちょハリネズミってまさかっ」
石燕「Σえええ！あの人お客さんだったんすか！？」がーん。
粋「Σお前かよ！店内に居るならお客だろそりゃ！！」ひいいっ
家康「あれ？石燕ちゃん 人間なのに何で妖怪温泉行ってるの？」
石燕「いやー。 あそこ珍しい妖怪の人等多いんで ちょっとモデルを探しに」
蒼月「俺が遊びに行くって行ったらなんか着いて来るんだよねー
小銭くれるから良いけどさ」しれっ
魄哉「あの、入場料そこそこするはずなんですけど？」嫌な予感。
蒼月「何処かのボンクラがたまに警備のバイトしてんじゃん？
従業員用のフリーパスパクった。」どやっ。
粋「Σぎゃー！戦犯俺だっ！」ひいいっ
挿音「オーナーの前で不正使用暴露するとかアホかお前。」
蒼月「Σあ、やばっ！」
千様「良いからちゃっちゃと片付けて来たら？
クレーム来るわよー？」
魄哉「Σえ！いやしかし 書類の途中で」オロオロッ
小太郎「掛け持ち辛いな」あーあ。
白「俺書類とか無くて良かった。」うんうん。
シロ「お前ら仲良いのか悪いのかどっちなのだ？」
石燕「悪い事する時は気が合うんすよねー」うーん。
蒼月「だねー。利害の一致だね
ほらジジイ 書類ならやっといてやるから行けば？不審なとこ無いかチェックすりゃ良いんだろ？」
魄哉「Σあ、では お願いします！」どたばたっ
家康「お前ねー 自分も原因なのにまた偉そうに」うーん。
蒼月「お客に矢向けたの俺じゃないもーん。
人間があんな所行ったらそりゃ襲われるよ 俺知らない知らない
でもって これでまた小遣いせびれるしやったね」あははっ
千様「お客さんに同情するわー」うわあ。
小太郎「あれ？人間襲っちゃダメなんじゃないのか？総大将」わおんっ
白「人間の領域に入って悪さするのはダメだ
けど、この場合石燕が妖怪の領域に行ってるし
勝った方が正義だな」うん。
蒼月「あ、チェックしたらジジイの名前書いとかなきゃか。
あはは 良かったー 文書偽造は得意なんだよねー」筆跡コピーさらさらっ
挿音「こりゃ野に放っちゃいけねーなあ。」キセルぷはー
シロ「だな。 」うむ
白「さて、俺もそろそろお客来るし支度するか」伸びっ
粋「あー 吸血鬼かあ
友好的で良かったなホント」しみじみ。
白「友好的だけど蒼月並に性格悪いからな
バカラスがキレたらその場で灰になるし
チリトリとホウキ用意しとかないと めんどくさい。」しぶしぶ
家康「Σ灰って何！？」
白「強い吸血鬼って日の光に当たったり 瀕死になると、灰になって復活するらしいぞ」
一同(Σなんで慣れてんだ！！)
シロ「まさか前科有りか？」おそるおそるっ
白「どうせ復活するから良いけどな」しれっ
粋「うん。うちの大将マジで兄貴でなきゃ勤まんねえわ」ドン引き。
白「誉めてるのに距離取ってるの何でだ お前。」
