小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月7日

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魄哉「いやー台所も久し振りですねえ」ごきげんっ


小太郎「最近彬羽がやってくれたもんなー

あれ?その彬羽は?」わおんっ

魄哉「暑さ対策の為 これからの季節は極力台所から離れて貰うことにしました。」

小太郎「あーうん、 あいつはその方がいいな」うんうん。


蒼月「てかさ。暑苦しいから袈裟の上に割烹着やめなってば。」

魄哉「大丈夫です。

既にどちらも夏服です!!」どやあっ


蒼月「夏用割烹着も袈裟も端から見たら違い解んないっての」



小太郎(パッと見同じだけど涼しいのかな。)うーん。


シロ「視覚的に暑苦しいのはさほど変わらんのだがな。
本人が良いなら良いか」ふむ




粋「お。久々赤味噌のにおいっ」おおっ

千様「あら粋君 解るのね」へえー


粋「カラスは白味噌派だもんなー。
赤味噌地域で育ったから やっぱこっちが馴染みあるんだよなあ」ほくほく


小太郎「あれ? 育ったのって何処だ?」わおんっ

粋「・・放浪してたから

どこだろなあ。」ふっ

小太郎「えーと。 なんかごめんな?」

粋「いや、多分こう 上の方かな。うろついてたの」うーん。



千様「この子も何気に苦労してるのよねえ」ほろり。


白「そもそも味噌汁なんて存在も忘れてたぞ」えへん。

蒼月 「この人レベルになると もはや逞しいしか無いから凄いよね」うん。

家康「調味料ゼロの野生動物してたもんね。」納得



魄哉「・・具、多めにしましょうかね。」ぼそっ

一同(Σお母さん!!)




家康「ま、久々で張り切るのも解るけど
あんま凝ったのばっかしないようにねー

ただでさえ仕事でへとへとなんだしさ」

魄哉「いえ。この時期は台所くらいしてた方がいいんですよ」

千様「へ?なんで?」




魄哉「梅雨は神経痛の悪化と 肩こりその他血行が悪くなって座り仕事だけしてると年寄りには堪えるんです」ふかーいため息。

蒼月「血行促進の為の家事かよ」


魄哉「ほんとは腕の上げ下げが多い洗濯物とかもキッチリやりたいんですが、なんせ朝から江戸城なんで 最近シロ君に任せっきりなんですよねえ

いやー。すみません 量多いのに」

シロ「仕方無かろう。朝早いので構わんしな」



粋(物干し低くなってたの それか。)納得。



千様「アンタねー。アタシとタメでしょ

なんでそんな中身だけ年相応なのよ」

魄哉「そもそも僕らみたいなホムンクルスの年相応ってなんなんですかねえ」うーん。


白「前々から思ってたけど 千様が元気過ぎ

千様「アタシらみたいなのが精神的に老け込んだら終わりだと思うのよ」ふっ



魄哉「僕だってまだまだ若い人には負けるつもりはありませんが やはりあちこちにガタが来てますねー」

千様「Σその言い回しがじじむさいのよっ!
こっちまで老けるでしょ 立つ時の『どっこいしょ』やめてよ!」きいいっ


魄哉「癖なのでどうにもなりませんって」むう


白「じじいと言うより ほとんどおばちゃんだな。」きっぱり

魄哉「Σおばっ!?」ガーン



粋「あー。言われてみたら確かに」

シロ「世話好きで口うるさいオバンに見えなくも 無いか?」うーん。



家康「お前ひょっとして 制作時にうっかり性別間違えられちゃったんじゃ無いの?」あっはっは

魄哉「それだと うっかり性別間違えられたおばちゃんが相棒って事になるんですが
殿的にはそれでいいんですかねえ?」イラッ


家康「・・・・・・かなり嫌だね。」うん

魄哉「僕のが万倍嫌です!!!」



蒼月「解ったから大根振り回しながら喋んなよ 主婦。」

千様「やる事がいちいちオカンよねほんと」





白「ん?」ぴく

粋「お?どした兄貴」




コマ『侵入者有り。
戦闘モード 移行します』筆談

がしゃこんっ


シロ「Σちょっと待て!!室内でガトリングはやめい!!」ひいいっ



魄哉「複数ですかね?」

小太郎「んー。多分一人?」くんくんっ

魄哉「なるほど。

ではお任せを」


一同(Σ!?)びくっ








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石燕「あっしが仕事してる間に そんな事があったんすか」墨だらけっ

白「うん。
お前 絵を書くのに墨かぶるのか?」

石燕「ちょい筆が乗りすぎちゃって

んで。 その曲者さんはどんなエグい目に?」


白「んー。エグいって言うかな」うーん。



粋「首の薄皮」ぼそっ

石燕「へ?」


蒼月「首の薄皮だけ。

血も出ないよなほんの表面だけ 包丁橫薙ぎ一閃で切られて その場で腰抜かして捕縛されたよ」げんなり


石燕「Σこっわあああ!!!」思わず首おさえっ




白「思うんだけどな

魄哉がじじむさいの
病は気からって奴だと思う。」うん

粋「あ、だよなー。

ホントにもうろくしてたらあんなん出来ねーって」うんうん。

石燕「なんやかんや身体能力はゴリッゴリの男っすよねえ

つーか 元々挿音さんの忍の御師匠さんっしょ?」




蒼月「つーかさ。前から思ってたんだけど
年齢的にはジジイでも、肩こりその他ってそのジジイっつーかさあ」

白「やっぱオバンだな。」きっぱり

蒼月「本人に言ったら 引きこもりそうで絶対言えないけどね」ふっ




粋「兄貴から見ても やっぱそうなのか。」うわあ

石燕「めっさ納得したっす。」うんうん。







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