小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月12日

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石燕「家康さん また変なの連れてるっすねー」うわあ

家康「Σえ、うっそ!
ちょ天海 祓って祓って!!」ひいいっ

魄哉「はいはいはいはい 悪霊退散
散った散った」しっしっ



シロ「適当だな」

千様「あれで追っ払えるなら良いんじゃない?」


粋「あのー 俺は大丈夫?」おそるおそるっ

石燕「粋さんは化け物でもかなり高ランクなんすから よっぽど根性有るのじゃないと憑かないと思うっすよ?」

千様「背中に魔除けの御札でも貼ってもらえば?」


魄哉「それが一瞬で焼き切れるんですよねえ」ふっ

一同「Σやったのか!」


粋「Σえ。覚えねえけど!?」うええっ

魄哉「でしょうね。
気付かれ無いようめちゃそーっと張っつけましたから」

千様「なんでそーっと?」

魄哉「ノリです」きっぱり

挿音「親父は仕事のストレス発散にちょいちょいしょーもねえイタズラすっからなあ。」




白「怖がり太郎 とか書いたの貼られて無くてよかったな」

粋「うん、それしたらいじめっ子だよな
つか名前のセンス何それ」



魄哉「ちなみに白君だと近くに持ってっただけでほーら」

御札じゅわっ!

小太郎「Σ一瞬で塵に!!」ぎゃいいんっ


魄哉「粋君は普段はベースが人間なんでここまでは有りませんがね
勾陣バージョンなら 同じく一瞬でしょうねえ」

粋「マジか。」へー。



家康「あ、それでか
家の中じゃいちいち御札懐から出して仕舞いこんでるよね
量多いから大変なのにマメだなーって思ってたよ」あっはっは

魄哉「あの量を懐に入れたまんま うっかりすれ違いでもしたら火傷しますよ」ふっ

シロ「そもそもだ、そんな量を持ち歩く必要が有るのか?」




一同「・・・・。」どうしようの顔っ

シロ「すまん。見えんので解らんが 必要だから持ち歩いておるのだな」うむ。


粋「Σえ?え?そんな居んの?」びくううっ

家康「うわ、私もう外出しないっ」ひいいっ

石燕「残念 室内にも普通に居るんすよねー」

家康「Σ逃げ場無し!!」


石燕「とか言ってたら ああっ!」指差しっ

粋・家康「Σひいいっ」びくっ




鏡子「ばあっ」どろんっ

粋・家康「Σうっぎゃーーーっ!!!」ひいいっ



白「鏡子 何してるんだ?」

鏡子「面白そうなんでのってみたんですが
あれ? ちょっとお二人共? 私ですよー?」


家康・粋「」きゅうっ


千様「あ。コレ聞こえてないわね」


石燕「ね?だから室内にも居るって言ったっしょ?」

シロ「確かにおるが
なんだ鏡子の事か。」ちょっとホッ

石燕「・・・。」

シロ「Σおるな!おるのだな!?他にもおるのだな!?」


白「お前普通にお化けくらい斬れるだろ」

シロ「Σ斬れても見えんのがそこらにおるのは気色悪いわ!!」

石燕「全部見えるのも考え物っすよ
あっしなんて見えまくった挙げ句悪霊に取り憑かれて Σぶっ!!」


千様「右手だけ与一さんねコレ。」

挿音「石燕が怪我したら自分も痛えのによくやんなあ」

白「多分殴ってから気がついてるな」うん。



石燕(与一)「アホで悪かったな」頭くらくらっ

一同(ホントに後から気がついたんかい。)



間。





挿音「しっかし意外だよな
てっきり新しい盆栽かと思ったんだけどよ」キセルふー。

魄哉「Σうお!バレました!?
いやー市で一目惚れしたんですがね
これ!ここの枝見て下さい このサイズとは思えない素晴らしい枝っぷり「いやマジの盆栽じゃねーから。つかまた増えたのかよ」


魄哉「語りたいんですが」むう。

挿音「小太郎にでも語れば良くね?

じゃなくて 石燕だよ石燕」

千様「あーはいはい そういう事ねー

アレでしょ こいつ育成マニアだから」


挿音「あの野郎 なーんの修行も鍛練も無しの素でアレだろ?
陰陽師やらなんやらに育てるにゃー最適じゃねえの?」

千様「既に与一さん飼い慣らしてるものねー」うんうん。


白「与一のポジション小太郎と同じなのか。」ふむ

挿音「ある意味お前も同じだっての。」


白「Σ!」


魄哉「無表情なのに ショック受けてるのめちゃ解りやすいですね」うわあ

シロ「居候の時点で皆同じだ」うむ。



魄哉「まあ確かに石燕さんの素質は素晴らしいと思いますよ
混ざりっけ無しの妖怪である蒼月君の蛇眼も効きませんし、僕らが余程注意しないと見えない物まで普通に見えてます

鍛えればとんでもないものに大化けするとは思うんですが」

千様「ですが?」



魄哉「はい挿音 君の忍の修行の数々思い出してみましょう」

挿音「やべえ。石燕三秒持たねえわ」

シロ「Σ秒感覚!?」

挿音「いやマジで 誇張無しで無理無理無理無理。」



家康「ちなみに私も こいつの教え子だよー
おかげで射撃の腕は偉い事になったね」ひょこっ

千様「あら殿起きたの?」

家康「回復の速さも こいつのお陰かもしれない。」ちらっ

魄哉「頑丈で無ければ生きていけませんから」きっぱり


シロ「射撃で頑丈さが鍛えられるとはどういう」うーん。




魄哉「簡単な事です
当てなきゃ命が無いって状況を常に常に作っておけば勝手に腕も耐久力も上がりますよ」

白「絶対石燕無理だなそれ。」うん。



家康「おかげでどんなポンコツ銃でも 弾さえ出れば感覚でズレ補正して真ん中にぶち当てれる腕になりました」遠い目。

千様「そこに辿り着くまでにどんだけ召されかけたのかしらねー」うわあ。




家康「そこまで頑張ったのに 遠距離は与一ちゃんって弓の伝説が居るから最近使う事ないし!
私の苦労は何だったのっ」くううっ

魄哉「いえ普通に自衛に使って下さい 殿なんですから」

家康「殿だって活躍したいの!!」



挿音「活躍してんじゃねーか。 サンドバック」しれっ

家康「Σ頑丈さで活躍してた!!」ひいいっ



魄哉「まあそういう事で 石燕さんの育成は無理ですね
ものすっっごく 惜しいですが」

千様「体力が生まれたての子馬だものねー」うんうん。

魄哉「いえむしろ 子馬はなんやかんや立てるんでもうちょいひ弱な何か
シロ「悪気が無いのは解っとるが いい加減哀れなんでその辺にしといてやれ。」







玄関がららっ


小太郎「ん? 彬羽かな」あくびっ

一二三「おおっ おかえなさいだー」てててっ

千様「Σ 一二三ちゃんお昼寝してたのにはやっ!!」



彬羽「ん? 蒼月 お前何やってんだ」


蒼月「いやなんか どこぞのモヤシにいきなり貼られたんだけど
ナニコレ。」 おでこに御札っ


魄哉「Σうわっ僕の御札完璧模写してますこれ! クオリティ高っ!」ひいいっ

家康「ねえ、石燕ちゃん聞いてたんじゃないの?これ」

千様「あー。ねえ?」目そらしっ

白「紙とか色々違う奴で良かったな」

蒼月「いや何御札って?
俺何されてんの?」

彬羽「よく解らねえが 最悪やっちまっても良いので試したとかそんなじゃないのか?」

蒼月「Σ俺の扱いひどっ!!」





魄哉(あれ?コレはあの人 実戦に出ずともこういう裏方とか魔道具作りなら物凄い事になるのではっ!)


白「なんか目的見つけちゃった感じだな」

挿音「あーあ。俺知らね」

家康「ああなったら止まらないんだよねえ」うーん。


千様「教えるにしても頭と体力破裂させないようにねー」





蒼月「あの、ひょっとして その度俺で試したりしないよね?」

シロ「恨み買えようなマネしなければやらんだろ」

蒼月「いやそっちが無理「大人しく祓われろ。」




彬羽「おいこらこんな所で寝るな 腹壊すぞ」足蹴ごろんっ


粋「」※失神継続中。



一同(Σ忘れてた!!)





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