小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月6日

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魄哉「・・ふむ。」


家康「どったの?
物置で探し物?」


魄哉「いえ。そういうわけでは

気のせいですかね」うーん。


家康「あはは。何?ついにボケちゃった?」へらっ



魄哉「ああ。殿についてる方々の怨念が増し気味だからそれですかね

さてと。江戸城行ってきます」すたすた

家康「Σえ。ちょっ肩ガン見でなんて事を!!
えええちょっとやだ私見えないんだから本当怖「見えたら見えたで怖いと思いますよ

じゃ。頑張ってくださいねー」

家康「Σ何を頑張ればいいの!?」ひいいっ




石燕「家康さん。残念ながらその人ら確かに荒ぶってらっしゃるっすよ。」じー。

家康「Σげ。脅しじゃなくほんとに!?
うわあああ怖っ!何!?どんななの!?」




石燕「生首な落武者が 鬼の形相で血の涙流して
家康「Σストップストップ!!ごめん!やっぱいいいい!!」ひいいっ




シロ「仕方無かろうが
恨みを買うのも覚悟で天下狙ったのだろう?」

家康「恨みは買っても呪われる覚悟は無かったよ!」がくぶるっ


千様「殿、昔は戦じゃバーサーカーだったらしいのにね」

粋「未知のもんだから怖えんだよ
俺もグロいのはいけてもそっちダメだしよ」



シロ「未知なのか?」

白「怖い割に 昔は妖怪全部くたばれって感じで即座に刃物向け

粋「襲われる前にやらねえと怖えもん!!」くわっ

小太郎「そんだけ怖いのにケンカ売るなよお前」



白「あれ?んじゃ俺も怖がれてたのか?」きょとん


粋「あ、いやそれはその

・・私怨でその」ごにょごにょ


千様「はいはいストップ
粋君のメンタルがやられちゃうわよー」





小太郎「あれはな。うん。」

シロ(言わば兄の存在が呪われた人生の象徴であったからなあ)うむ。

石燕(本気で命取られかけて 本気でゆっるい勘違い出来る辺りさすがっすねえ。)うーん。




家康「はー。
魄哉が違和感感じる辺り かなりご立腹なんだね 私の肩の上の人。

そういや最近肩重いし 自業自得とは言え呪いで人生終わったら嫌だなあ」ため息




粋「え。普通に四十肩とか五十肩とかじゃねえの?」真顔。

家康「仕舞いにゃ撃つよ 」銃じゃこんっ



石燕(与一)「ならば 荒ぶらんように躾れば良かろう」

弓びすっ!

家康「Σうおおおかすったああ!!」ひいいっ




石燕(与一)「よし。眉間に命中だ」ふっ

家康「Σ何の!?いや誰の!?」

シロ「Σさてはお前 家康に憑いてる怨霊の眉間に!?」


石燕(与一)「魑魅魍魎の類いは体育会系。
つまり、悪さをすると痛いと教え込めば良いのだったな 総大将?」

白「うん。合ってる合ってる」うんうん。


シロ「Σヤバイ奴にいらん事を教えるな バカ大将!!」




家康「あのー お気遣いありがたいんだけど
元々私がやらかしたあれやこれや戦が原因だし なんか罪悪感が」


石燕(与一)「いや。渡しに言われてもな
私も石燕にやっちゃって欲しいっすと頼まれたんでな。」

家康「Σ石燕ちゃんちょいちょいなんでそんな過激なの!?」ひいいっ


石燕「家康さんがその人らに呪われ潰されたら 更に悲惨な事になるの見え見えっすからねえ」

千様「戻るの早いわね。

まあ、確かに悪霊になってなお地獄の業火で炙られるような目には合うわよねー」


家康「否定しきれないけど、うちの軍師こイメージ凄まじいね」

粋「魄哉実際凄まじいだろ」きっぱり




白「ん?
なあ 魄哉が肩のそいつらがたぎってるて言ってたのか?」

家康「へ?

言ってたけど 元々は倉庫見てたよ
なんで?」



白「倉庫か」すたすた。


粋「あれ?兄貴?」








白「魄哉が変なのの気配間違えるはずないし」

倉庫ひっくり返しっ





ずるるるるっ

一同「Σなんか長いの出てきた!!」ひいいっ



白「あ。やっぱり居た。
出勤時間だから後でいいやってなったんだな。」納得

シロ「Σコレをか!?これをそんな理由で放置か!?」

白「魄哉だし。」

千様「あー。あいつにしたら遅刻する方が大事よねえ」なっとく




粋「なんでもいいからコレどうにかぎゃああ!!」

小太郎「Σあああ!粋が捕まった!!
絞められてる絞められてるぐえええ」

シロ「Σなぜに毎度その手のに好かれるんだお前は!!」ひいいっ






白「燃やせ。」

粋「らじゃ!!」くわっ

ぼっ!!



長いの「Σ!!」

じたばたっ




小太郎「あ!池に飛び込んだ!」

シロ「可燃物 か?」びっくり



白「布だ

ふるーい帯だと思う」

粋「Σあ。道理で 変に柔らかくて絞めつけ凄かった」けほっ

石燕「あの、粋さん 索条痕みたいなのついてるっすよ」





彬羽「蛇帯
古い帯が化けたもんだな。

本来 女の恨みが持ち物の帯に宿って生まれる妖怪のはずだが、なんでこの家にあるんだ」

千様「あら。おかえりなさい

えー、そんなのがホントなんであるの?」





石燕「魄哉さんが昔若気の至りでタラシこんだ女の人の怨念とか?」


千様「残念。あいつは昔から頭かったいわよ」きっぱり

家康「てか そんなしてたら今頃腹斬ってるよ あいつは。」うんうん



蒼月「あれー?皆集まって 何かあったの?」ひょこっ


一同「Σ!!!」

蒼月「へ?何?」






千様「蒼月君 アレに見覚えは?」

蒼月「へ?あの焦げた帯がどしたの?」



シロ「せめて覚えておいてやらんか!!この鬼畜が!!」くわっ!

蒼月「Σだからマジで何なの!?知らないってば!」




白「んー。こいつ喋れないぽいし

お前ひょっとして家間違えてないか?」


帯蛇「」ふるふるっ

小太郎「やっぱ。うちで合ってるのか」うーん。








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江戸城



魄哉「そう言えば
つつじ君に頼まれてた舞台衣装 良いのがこの前骨董市であったんですよね

けど、古すぎて妖怪化してるみたいんで帰ってから大人しくしてくれるようお話してから渡さないといけませんねえ」

挿音「だっから古いもん買うのやめろっつってんだろ
毎度変な呪いやなんやついてんじゃねえか」



魄哉「古いものは味があっていいんですよ

今じゃそうそう無いデザインのも多いですし。
古美術収集はやめられませんねー」にこにこ

挿音「呪われても知らねえかんな」キセルすぱー









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