小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月23日

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魄哉「全く躾のなっていないっ」ぷんすかっ


千様「どしたの?」

挿音「帰りに年末あるあるの引ったくりの現場に遭遇してよー」キセルすぱー


石燕「あの前々から気になってたんすけど、江戸城帰り徒歩とかなんすか?」

挿音「籠とか経費かかんだろ?
誰もその辺に天海坊フラフラしてると思わねえし思ったより襲撃されねーわ。」

千様「あ、襲撃はされてんのね。」うん。



挿音「で、その引ったくりがよ
ヨボヨボの婆さん突き飛ばして荷物盗りやがったんで
横通りすぎ様にエルボーからのみぞおちクラッシュと

一同「Σ袈裟でか!!」

魄哉「教育的指導です」きっぱり



白「年末に坊主が死人だすのはどうかと思うぞ。」

魄哉「いえ年末じゃなくてもダメですから
ちゃんと加減はしましたよ」

千様「で、そのお婆ちゃんは?」

魄哉「そこは とっさに挿音が支えてくれたんで地べたに激突は避けられましたがね
この子が忍じゃなきゃ大怪我ですよ」ため息。


一同(破壊以外も出来たのか。)

挿音「なんか文句有んのかお前ら。」




襖がらっ


家康「聞いたよー 大通りで暴れたらしいね
派手な金髪坊主ってお前しか居ないよね?」

魄哉「僕は何も悪く有りません
お年寄りがケガするって事がどれだけ大事かっ」むかむかっ

千様「あーはいはい。確かにね
ちょっとした骨折で寝たきりになっちゃったりするらしいわねー
アンタも気を付けなさいよ」

魄哉「ですよ!

だから 最近の若い子はそのチャラチャラした頭飾りですか!とか思わず声を荒げてしまい

白「お前を知らない奴からしたら何だこいつだぞ それ。」

挿音「おう。マジで何だコイツ言われたわ」

家康「えーと。お前自分の見た目解ってる?」

蒼月「手鏡有るよ。」コタツからもそっ

魄哉「蒼月君 また鏡子さんにちょっかいかけて無視されてます?」

蒼月「うっさい。話しかけても返事無いんだよ
許してくれるまでしぶとく粘ってんだよ」

千様「成る程、鏡子ちゃん毎度根負けしてるのね」ああうん。



白「しつこいと嫌われるぞ」きっぱり

蒼月「Σ月並みだけど真理!!」

挿音「蛇だかんなあ。しつこいのがデフォなんだろなあ」キセルぷこー




千様「いつものゴタゴタは置いといて

アンタ見た目だけは若いんだから
そのセリフ言ってもただの馬鹿よ?」

魄哉「だけって それは千様も Σあ。」







間。









石燕「なんで千様さんにはポロポロ本音出ちゃうんすか」

挿音「言わば姉弟だからじゃね? 数ヵ月の差らしいけどよ」


家康「見事なテッカンコークワァーだったね。」うんうん。

蒼月「あの、ジジイ? 生きてる?」

魄哉「ガ、ガード不可って 」かはっ




白「てっかん?」

家康「ムエタイの技だよ。
ちなみに 男女で筋力の差が有るからこの程度だけど
力量同じならガードしててもアバラ逝ってるね」

蒼月「Σムエタイて立ち技最強じゃん!」ひいいっ


挿音「おい、あの女普段非戦闘員とか抜かして無かったか?」

白「お前も気を付けないと てっかん食らうな」うん。



石燕「てか何で千さゆそんなの使えるんすか?
その辺にムエタイ道場とか無いっすよね?」

家康「あーそりゃ 誰かさんが得意だから」

蒼月「Σえ。」

魄哉「昔、ちょっと諸国放浪してた時に嗜んだ程度ですが」 けほっ

挿音「武者修行でもしてたのかよ。」


魄哉「いえその、どちらかと言うと自分探しの旅と言うか」

家康「うん。無理矢理今時に言わなくていいからね?」




魄哉「ちなみに今やると 一発で腰が召されます」真顔。

挿音「おう。絶対やんな
袈裟でそれやられたらさすがに警護する気無くなるわ」

蒼月「そもそも今も警護要るのかって感じだけどね。」



白「けど、千様凄いな
要するに真似事だろアレ」

蒼月「あー だね。
で、実際習ったジジイに勝っちゃったんだし」

魄哉「不意打ちでなければ負けてません」むっ

家康「はいはい負けん気出さないの
年寄りの冷や水になるよー」



蒼月「実年齢は置いといて
ジジイのが老化早いんだねー」ぷーくすくす。

魄哉「ここぞとばかりに鏡子さんにフラれたストレスぶつけて来ますねこの子は」むかっ

蒼月「はあ?んなワケ無いだろ
日に何回拒否られてると思ってんだよ いちいちダメージ受けてらんないよ」ははんっ




魄哉「それはそれでアウトです。」

白「セクハラは犯罪だからな?」


蒼月「Σうわしまった!ダブルで粛清の危機!!」ひいいっ

※人妖双方の実質最高責任者。




挿音「俺らが仕事してる間に鏡子偉い事になってんだな。
蒼月もいっぺんヤキ入れ

お?どしたよ殿 顔色悪いぞ」

家康「えーとその。 向こう騒いでる間に懺悔良い?」

挿音「へ?」




家康「天海の腰が壊れたのさ。
徳川で怒涛のデスクワークし始めたのとほぼ同時期なんだよね。

ほら、座り仕事って 腰への負担がね」冷や水どぱっ

挿音「あー・・ そういやそんな気が。

いやまあ 大人しくなっていんじゃね?もうこの際よ」




魄哉「あーもう 歳は取りたく無いですねえ」肩ごきっ

家康「見た目20代そこそこが言うセリフじゃないよねえホント」どんより。

魄哉「なんで殿が凹んでんですか?」





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