小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月22日

 

 

 

【割烹春一】

 

 強盗「動くんじゃねえ!
動いたら この女がどうなっても知らねえぞ!!」おらおらっ

 


粋「Σホンット治安悪いなこの町!!」ひええっ


庵「Σちいっ!
人質なら替わってやる!
こっちの女にしろこん畜生っ!!」ほれほれっ

強盗「お前は こう、なんかダメだ!

背後に立つと仕止められそうな気がした!!」

 

一同(こそ泥の癖に鋭い!)ちいっ

 

 

ひな「しくじりました。
粋さんにバイトの心得を語るのに夢中で。」うーん。

強盗「Σお前はお前で 刃物付き付けられてる自覚あんのか!?」

ひな「この町じゃ日常茶飯事ですよ?」

強盗「あ、確かに。」

 


粋「余裕凄えな」うわ。

庵「伊達に蛇の嫁してないわありゃ。

で、どうしよ? 
強盗1人簡単だろけど 店壊したら怒られるよね?」ひそっ


彬羽「いや、今現在 店長が1番店壊しそうだしな。」冷や汗

 


ひな「巨大蛇はやめてね? 修理費高くつくから。」しれっ

朱禅「Σくっ!!」ぎりりっ

 

 

粋「店長、 血の涙出てんだけど」困惑っ

庵「うん。やっぱ店壊したら怒られるわ」確信っ

彬羽「だな、しかし下手に手を出そう物なら」

 

ひな(誰か何かアクション起こしてくれませんかねー。

一瞬でも気を取られてくれたら 隙をついて足を思いっきり
いえ、みぞおち? あ、ここは首を狙って呼吸困難のが良いんでしたっけ?)えーと。

 


庵「何の心得も無いのに 明らかな何かやらかそうとしてるよね あの子。」冷や汗っ

粋「一般人が あの状況で冷静にシュミレーション出来るって 
どんなメンタルしてんだよ」

 

彬羽(言う程一般人だろうか?) 今までのあれこれフラッシュバック。

 


入り口がららっ

テオドール「お先に失礼しまーす。

我が主が冷やかしに来られる前に
オーダーお願い致しま Σうおお!?」びくっ

粋「Σまたややこしいタイミングでややこしいのが!!」ああもうっ!

 


テオドール「え?え? 強盗に御座いますか!?

うわ ひなさん捕まって
早くお助けしないとっ」あわあわっ

 

強盗「ふっ。ようやくマトモなリアクションだ」どやっ。

ひな「あの人 有る意味1番ヤバいですよ?」

 


粋「ん?ちょい待て

お前 今、兄貴が来る前にて言った?」冷や汗っ

テオドール「で御座いますよ!
毎度お馴染み 粋さんのバイトの妨が 冷やかしに
そそそれより ひなさんをですねっ」あわわっ

粋「うん。言い直さなくても常に妨害だから

つか マジかよ」冷や汗っ

 

彬羽「あの破壊神が来たら100%店が壊れる」

庵「店もろとも 強盗も吹っ飛ばしてくれるだろうから 即解決だけど」うーん。


強盗(Σ何!?何が来るの!?)ひえっ

ひな「あのそれ 私も巻き添え食らいますよね?」あのー

 

 

朱禅「え?とりあえず あの魔王から仕止めれば良い?」

彬羽「ようやく喋ったと思えばそれか。
頼むから落ち着け」

粋「Σ焼き蛇になる!蒲焼きにされるから!!」どうどうっ

 


朱禅「蒲焼きとは、身の長い魚を開いて中骨を取り除き、素焼きしてから濃口醤油、みりん、砂糖、酒などを混ぜ合わせたれをつけて焼く魚料理です。

あの魔王は んな面倒な料理はしません。」大真面目っ

粋「Σなんで敬語!?」


彬羽「また嫌な錯乱の仕方だな。」うーん。

庵「だああ店長面倒臭い!!」ああもうっ

 

 

テオドール「ああもう お店スタッフさん方がやらないのなら!!

てやっ!!」

番傘で突きズガッ!!

 

強盗「Σごふっ!?」


ひな「Σオデコ狙い!? 
さすがですっ!!」すたたっ

朱禅「Σあああ!ひな良かった!!」血の涙ぶわっ

ひな「Σうっわ」引っ

 

 

 

強盗「あだだ 弱そうなんで油断した
このガキっ!」頭くらくらっ


テオドール「お黙んなさい三下!!

次は目玉!首! 背骨!どれを叩き折っても良う御座いますよ!!」くわっ

強盗「Σへ」びくっ

 


粋「え。あの、テオ?」あのー。

 

テオドール「貴方もお黙んなさい!
この状況で 手も足も出さずオロオロとか 恥ずかしくは無いので御座いますか!!」

粋「Σド正論!!」ぐさあっ

 

庵「いやあの、

え? 普段と雰囲気違くない?」あれっ

彬羽「だな。 何が

ん?」

 


強盗「え?何?
入る店間違えた?

くっそ! オラ退け手前等!! ケガしたくなきゃ脇に退けや! 」ドスぶんぶんっ


庵「あ。逃げる気だ
そうは行くか!」袖まくりっ

 


テオドール「喧しゅう御座います!大人しくお縄に着きなさい 
炭火で根性焼き入れられたいので御座いますか!!」中指びっ!


庵「Σホントにこの子どうしたの!?」ひええっ

 


強盗「炭  火?」はっ!

 

粋「Σあ!それはっ」

 


強盗「そうは行くか!
根性焼きかまされんのは お前らの方

Σあっづあああ!!!」じゅうっ

 

ひな「根性焼き出来る様な炭なら そりゃ焼けてますからね。」あーあ。

粋「Σなんで素手で行っちゃったんだよ!!水みずーっ!」どたばたっ

 

彬羽「あの状況で 武器になりそうな物のキーワードを出されたら そりゃ短絡的にもなるか

手前はコソコソ何を教えてんだ。」

白「バレてたか」ひょこっ


朱禅「Σ居たの!?」

 

白「うん。でかい声で 店壊すなとか何とか聞こえて来たから、

あー コレ俺駄目な奴だと思って 店の外で待機してた」頷きっ

ひな「壊さない様に立ち回るって選択肢は無いんですか?」えー

 

 


テオドール「で、強盗越しに  窓から指差して『額狙え』

次は『炭』の指示。

で、察して立ち回らせて頂きまして御座います」どやっ

庵「うん。躾が行き届いてんね」うわあ

 

 

白「ん? 俺ちゃんと見てたぞ。

お前等だって 
庵は袖の中に竹串隠してたし、朱禅は普通に1番でかい包丁握ってたし、
バカラス 漬け石思投げようとしてたし、

ひなも 逃げてすぐ熱した油の鍋の横に行ってたよな?

 

 


強盗「Σやっぱ入る店 間違えた!!」

粋「あーうん。

牢屋から出たら 此処等には近寄らないで 真面目に生きような?

 

つか俺 ここでバイトしてて大丈夫かコレ」水ちゃぷんっ

 

 

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