小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月23日

 

 


家康「へー。今日は満月なんだ」瓦版がささっ


テオドール「へー。そうで御座いますか」

千様「あらあら余裕ねー」

 


テオドール「ハーフバンパイアな事が判明致しましたし

吸血鬼の部分が半分なら
月の影響もそこらの吸血鬼の半分に御座いましょう

故に警戒なさる事は何も御座いません」にっこり。

 


白「そっか。」距離取りっ

テオドール「Σ自分が思ってるより信用御座いませんでした!!」がーん。

 

粋「いや
毎度言うけど 餌扱いは怖えって」

テオドール「私、1度も誰かを襲った事など御座いませんのに!!」くうっ

蒼月「むしろ襲っても 返り討ちにされるタイプだよね」さらりっ

 


家康「ハーフで良かったね

血しか受け付けない体なら 今生きてないよ」うん。

 

テオドール「いえ 西洋でも意外と血液は売買されておりますよ?
医者が小遣い稼ぎに
家康「うん。この話やめようか
西洋の闇は逐一本気で怖いから。」

 

 

ダミアン「お? 居た居た
良い血が手に入ったぞ

月見で1杯どうだ!」ごきげんっ

 


千様「・・そういや ダミアン君。
今、医者の事務のバイトしてたわね?」ジト目っ

ダミアン「ん?

Σは!違う違う!これは合法のだ
正規品だ 間違いはない!!」あたふたっ


粋「正規品の血って何?」

 

 

テオドール「月見で1杯も何も
何故に『他人』とわざわざそげな真似をしなくてはならないので御座いますか」生ゴミ見る目っ

ダミアン「Σうぐっ!
そこらの吸血鬼なら 喜んでホイホイ釣れると言うのに!!」

 

白「お前 そういうの言っちゃうから友達居なくなるんだぞ」

粋「Σオブラート無しのド正論やめたげて!

Σうおお 音も無く灰になってる!ダミアーン!!」ひいいっ

 

 

テオドール「まあ、私普通の吸血鬼ではないので
元から そこまで血液に執着もしておりませんしねえ」


ダミアン「Σは! そうだったな

成る程 ルーツが解って良かったな」高速蘇生わははっ

 

 

白「執着 してないのか?」怪訝っ

彬羽「俺に聞くな」

 


テオドール「まあ、そんなで御座いますので
1杯付き合う理由も御座いません
とっとと 尻尾巻いてお帰りなさい。」真顔っ

ダミアン「Σ自業自得とは言え酷い!

さすがサタン様の息子!」くううっ!

 

テオドール「扱いマシにされたいなら 
人の個人情報をデカデカと叫ぶのやめたらどうで御座いますか。」イラッ

 


千様「この子等 仲悪いってより
根本的に合わない感じよねえ」

家康「ダミアンは基本的に 相手への配慮はしたいけど下手くそって感じだし
テオちゃんは その辺細かいてか煩いからねえ」うーん。

 


白(俺への配慮は無いのかな)

テオドール「? 
どうなさいましたか?

あ、御安心下さいませ
先程のは 我が主の血にしか執着致しませんと言う意味に御座います故。」にこっ

 

千様「テオちゃんの配慮も大概ズレてるわよ」

 

 

 

間。

 

 

小太郎「えー。白が逃げた所でだ」わんっ

 

 

魄哉「梅雨前の月見大会
突発ですがやりますよー!!」よっしゃあっ

挿音「親父よ。
俺 足折れてんだけど「尚更です!
辛気臭く凹んでないで 飲んでパーッと行きましょう!!」

 


ダミアン「月見大会とは。」えーと。

家康「ごめん。天海さ 仕事のストレスたまってるみたいだから付き合ったげて。」

 

千様「そうねー
梅雨が来るのよね
しばらく お月様もマトモに見れなくなっちゃうわー」

小太郎「ノリがおかしいけど 月見は良いな」わんっ

 


蒼月「わーい タダ酒タダ酒っ」ひゃほうっ

石燕「あれ? 皆して何の騒ぎっすか?」ひょこっ

彬羽「お前 本当に夜の方が 顔色良いな」困惑

石燕「太陽は あっしには眩しすぎるんすよ」ふっ

コマ『不健康なだけです
カッコつけんなや』カタタッ

 

彬羽「宴会となると 呼ばんでも出てくるなコイツ等は。」やれやれっ

一二三「んだべな。
なんか手伝ってけろーっとか 片付けろーとか言っても 
いっつもだぁれも来ないのにだなあ」あははっ

 

シロ「失礼な、俺はやっとるだろうが。」

コマ『宴会系だと出てこない人 確保です』筆談べろんっ

シロ「Σおのれ 謀ったな!!」うおおっ

 


魄哉「やはりこう言うのは

『家族皆』でやらねばです!」ひっく

シロ「Σもう酔っとる!!」ひいっ

 


挿音「親父は酒癖尋常じゃなく悪いからよー

早めに出て来とかねえと なんで参加しないんだとか 手荒に引きずり出されるからよ

大人しく従った方が お前の為だぞ?」キセルぷはーっ

 

シロ「月見とは そんな面倒くさい物であったか?」しぶしぶっ

 

 


ダミアン「おい。テオドール
月見らしいぞ?」おーい。


灰っ。


粋「うん、メンタルブレイクしてるから ほっといてやって。

あー つか。
その、俺は お前の事友達と思ってるからよ?」

 

ダミアン「は?」きょとんっ

粋「うん。人の気遣いにも無頓着かこの野郎」

 

 


白(あれ?なんかどんちゃんやってる

何か祭でも始まったのかな?)こそっ

 

魄哉「よっしゃあ!

騒ぎに釣られて顔出した魔王様ゲットです!
はい、お帰りなさーい」ひっく。

白「いたいいたいたい。
三つ編み掴むな 
騙された」いたたっ

 

 

挿音(やっぱ酔った親父最強だわ)引。


魄哉「と言う事で 皆揃った所でかんぱーい!」ひゃほうっ

千様「アンタは 既に飲んでるでしょ」あーはいはい

 

 

鏡子「私は毎度お馴染みお供え物状態ですねえ」

与一「未成年なのに 良いのだろうか」どきどきっ

コマ『そもそも 幽霊は酔うのでしょうか?』カタタッ

 


ダミアン「そうか! お前が私の友か!
ならば良し! 共に1杯やろうではないか!!」血のボトルちゃぷんっ

粋「Σだああストップストップ!俺は血とか飲めないから 「安心致せ!人間も疲れるとスッポンの血とか飲むであろう!
精が着くぞ!!」ほれほれっ

粋「Σいやあの 人間のはちょっと Σやめて注がないで うおお鮮血っ!!」ひええっ

 


白「血の契約。」ぼそっ

彬羽「お人好しがゴリ押されて
アレを飲み干したりしよう物なら 1生友呼びされて付きまとわれそうだな。」うーん。

 


蒼月「あ、口押さえて厠に走った。」

千様「その場でオエーってしちゃわない辺り
粋君よねえ」うん。

 

家康「えーと。
吸血鬼意外には 鉄さびの臭い辛いかもしれないよ?」フォロー。

ダミアン「Σそうなのか!?」えええっ

 

魄哉「仲良き事は美しきです。」ぷっはー

蒼月「酔いすぎて もう何も見えてないねこのジジイ」ああうん。

 

シロ「おい。誰か 少しは月を見てやらんか」

 

 

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