小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月23日

 

 

 

 

九尾「おや?だーりんはおらんのかえ?」こんっ

 

千様「あら九尾ちゃん
白君なら今日は芝居小屋よー?

そういや最近は床下や天井裏から監視してないのねえ」あらあら

九尾「梅雨じゃからの。
床はどべどべになるし
天井、ほれそこも雨漏りしとるぞ
早よ直せ わちが潜めぬ」こんっ

 

家康「うん。その大きさで 天井裏にみっちり詰まってるから板も傷むんじゃ無いかなあ」苦笑

 

 


粋「たっだいまー」


千様「あら 終ったみたいね」

九尾「おお!だーりんお疲れ様じゃえ
ほれほれ今日は 雅な宮中美女風に化けてみ

 

 

白「ん?
お前 見る度顔変わるな」

髪の毛ばっさりさっぱり。

九尾「Σぎゃああ誰じゃああーー!!」こーんんんっ


粋「お前が言う?それ」苦笑。

テオドール「散髪くらいで誰か解らぬとは
愛の無い畜生に御座います」

九尾「Σうお さらっと酷い事言われた!

だーりん!おぐしはどうしたのかえっ!?」あわわわっ

 

白「気の枝に絡まって雨上がりだからクモの巣も多くて
うっとうしかったから ブチってやった」えへん。

九尾「Σ勿体なあっ!」ひいっ

 


家康「その髪の毛って回収した?」嫌な予感っ

粋「兄貴がちょろちょろして引っ掛かる用な所だぞ。
無理だって」

千様「高い木の枝にに 真っ白い髪の毛がごっそり絡まって放置
ホラーねえ」うーん。


テオドール「やたら狭い所や高い所に潜り込みたがる癖は 
これからの時期 いかがな物かと思われます」

白「癖だしな。

あ、でも スッキリして軽いぞ」ごきげんっ


千様「そりゃあれだけの長さ有ればねえ」

 

九尾「ううっだーりんが夏毛になってしもた」しくしくっ

 

 

 

蒼月「そんな凹まなくてもさあ
その人 その気になりゃ3秒で元に戻るでしょ」うちわぱったぱたっ

 

 


間。

 


千様「九尾ちゃん そんなに白君の髪の毛が好きなのー?」

九尾「そらのう
獣にとって毛皮は重要ぞ

でもって その個体の健康状態、その他は毛づやに現れる。
野の者にとって健康体である事は 異性を選ぶ際に最も重要なのじゃよ」こんっ

 

家康「凄い早口熱弁」おおっ

 

千様「成る程ねえ
だから いつも白君の事、毛並みがどうとかって誉めてたのねえ。
あれって 狐にとって最大の褒め言葉だったのね」ふーん。


九尾「まあ、わちがふわふわフェチなのもあるがの。
だーりんの毛並みは理想的ぞ

特にこう 長い毛束を掴んでの、 着物を着こんで手を放し そこに長い白髪がぶわっと広がる様など

テオドール「変態覗き狐が 犯行を暴露しておりますが。」

九尾「Σやや しまった」こんっ

 


千様「九尾ちゃん
他のフェチも色々と併発してそうねえ」あらー

 


蒼月「あの 大将?

今回やたらと 髪の毛元に戻らないのはひょっとして」

白「気合いで抑えてる」うん。


九尾「Σこーんんんっ!!?」がーん

 

粋「お前 逐一変態ぽいんだもんよ」あーあ。

 


九尾「いやああだーりん!
覗きは控えるで 元のふわもこに戻っておくれっ」こんっ

白「ふわもこ。」


家康「九尾ちゃんフィルターを通すとそうなるんだね。

ほら、白もそんな意地悪しないで

 

白「暑くてベタベタするから嫌だ」

家康「うん。普通に暑いね ごめんね。
おじさんが悪かった」ああうん

 


粋「湿気はなあ」うん。

テオドール「日本の湿気はエッグう御座います

しかし、今日は気温が若干低いような?」おや。

 

蒼月「梅雨寒だね。
まあ、それでも例年よりは暑いけど」


白「ん?言われたら 急に風通し良くなったからかな

へくしっ!」


ぼむっ!!

 

九尾「Σおおお!ふわもこだーりんの帰還じゃ!!」こーんんっ!

 

 

白「せっかくサッパリしてたのに。」むすーっ


千様「こっちのが見慣れてるから落ち着くけどー。

これだけ有ると 確かに邪魔そうねえ」あらあらっ

 

 

粋「任せろ兄貴。
梅雨でも涼しくカッコ良く!
ビシッとまとめてやるから安心しろいっ」袖まくりっ


白「面倒だから 1つに三つ編みで良いや」編み編みっ

粋「Σいろんな意味で勿体ねえ!!」

 

 

蒼月「つかさ、
芝居小屋の衣装担当とは言え
この人の見せ方を1番良く知ってるのが 実の弟ってのがさあ。」うーん。

家康「まあ。お兄ちゃん大好きっ子だからねえ」苦笑。

テオドール「信者仲間に御座います」どや。

 

 


九尾「わちのだーりんは モテモテじゃのう」ほほほっ

 

彬羽「梅雨は床下天井からストーカーが排除されて安心かと思えば
今度は 上がり込み倒すのか」うーん。

家康「正面から来る辺り まだマシでしょ 九尾ちゃんは」苦笑。

彬羽「ん?それはどういう」

 

 

 

 

 

地獄太夫「ほうほう。
主さんの髪の毛が 木の枝にと。

どこの木にありんしょ」コソコソッ

テオドール「あ、それなら既に 庵さんがよじ登って回収されておられました。」

地獄太夫「Σく!先を越された!!」ちっ

 

粋「あー。こりゃ確かに 正面からのがマシだ」うん。

白「髪って

俺 呪われるのか?」えー。

 

 

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