小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月22日

 

 

 


九尾(人型)「だーりんだーりん 暇なのかえ?」尻尾ぱたぱたっ

白「んー。」だらだらごろーん

 


千様「一気に気候が良くなったものねえ」

家康「だねえ。過ごしやすくて眠い眠い」あくびっ

 

白「なんか。やる気起きないな」だるーん。

テオドール「眠気覚ましのお茶いかがで御座いますか?」

 

粋「ん? 眠覚ましって兄貴スースー系ダメだけど?」

テオドール「もちろん存じております
ので、先日物産展で購入致しました珈琲を

ごふっ!!


家康「この子には無理じゃない?」あーあ。

テオドール「お砂糖沢山お入れしましたが?」

千様「めちゃめちゃムセてるわよ?」

テオドール「Σあれっ!?だ大丈夫で御座いますか!?」ひいっ

 

九尾「よーしよしよし 
バカたれ。だーりんみたいな動物にコレはキッツイわ」背中さすさすっ

テオドール「Σジャパニーズには不向きに御座いましたか!?」がーん。

九尾「いや、この手のは慣れんとキッツイ こう、モワッとしとるでの」きっぱり。


粋「つか、狐に動物って言われるうちの兄貴よ。」うーん。

 


彬羽「何騒いでんだお前等」ひょこっ


白「涼しくなった途端元気だな バカラス」けほっ

彬羽「そりゃあな。
なんでお前は涼しくなった途端ぐったりするのか解らん」しゃきっ

白「涼しいと眠いだろ」

 

彬羽「動かないでゴロゴロしてるから余計眠くなるんだろ
ほれ、少し動いて来い」背負いカゴぽいっ

白「?」


彬羽「裏山に赤松の林が有るだろ?」

九尾「Σ松茸かっ!」はっ

彬羽「そう言う事だ 手前なら捜せるだろ
晩飯食いたきゃ取ってこい」すたすたっ

 

千様「え?え?松茸っ!?」きゃーっ

家康「何!?お前そう言うの捜せるの!? うわ凄い 楽しみだな」わーい。

 


白「あのな。俺昔山に住んでたから普通に食べてたし そんな好きでも無

粋「Σええええ!勿体ねえええっ」がーん!

テオドール「松茸って超高級品に御座いますよね!?」おおおっ

 

 

白「・・・・。」カゴ背負いっ


九尾「だーりん 意外と下の者のこう言うのに弱いよなあ」しみじみっ

 

 


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【裏山】

 


白「この辺か」くんくんっ


粋・テオドール(Σ まさかの四つん這いで匂い追ってる!!) えええっ

 

小太郎「こっちにも有るっぽいぞ! 此処掘れわんわんっ!!」前足で地面ぺしぺしっ

九尾「松茸は地上に顔出しとるのより埋まってる奴のが旨いでなあ

お。 此処にも有りそうぞ」くんくんっ


粋「すっげえ動物大活躍」ひええっ

テオドール「そう言えば 西洋のトリュフも似たような物なので 採る時は豚を使うので御座いました」


白・小太郎・九尾「誰が豚だ。」

 

粋「つーか兄貴 採ったの背中のカゴに入れてるから 四つん這いになる度コロコロ落ちてんだけど」

白「Σあ。」

九尾「ほほほ。しゃーないだーりんよのう」もぐもぐっ

小太郎「拾うフリして摘まむなよ」わんっ

 


白「ん? お前それ 松茸じゃないと思うぞ」

九尾「Σえ」

白「匂いしなかったし 他の何かのキノコだと思う」

小太郎「Σヤバイ!ペッしろペッ!」ぎゃいいんっ

九尾「今さら無理じゃああ!!」ひいいっ

 

 

テオドール「キノコって そんなヤバイので御座いますか?」

粋「そもそも火を通さねえと
キノコ類って基本全部毒有るってカラスが言ってたような?」えーと。

テオドール「Σマジで御座いますか!?」ひええっ


九尾「Σうぐっ!」けほっ

小太郎「Σぎゃいんっ大丈夫か!?」あわあわっ

 

 

九尾「おおなんじゃ 旨そうなワンコロじゃのうっ」けけけけっ

小太郎「Σきゃいんっ!?」びくっ


テオドール「Σ錯乱しておられる!?」

白「普段とあんま変わらない気がするけどな」あーあ。

粋「Σんな悠長に!
小太郎が食われる食われるっ」ひいいっ

 


白「仕方ないな。

えっと。キノコは火を通せば毒消えるんだよな?」確認っ

粋「へ? そう聞いたけど

Σえ、まさかっ」はっ

 


白「よし。堪えろ九尾 お前なら出来る」

炎ぼぼぼぼっ!!

テオドール「Σさすがに無理が御座いませんかね!?」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 


彬羽(なんで既に松茸焼けてんだ) 困惑っ

 

白「手間が省けただろ」どやっ

彬羽「・・裏山は「安心しろ ちょっと焦げただけだ。」

 

 

九尾「あー。焼き肉になる所じゃった」けほっ

テオドール「なんで生きてるので御座いますか」うわあ

粋「大妖怪すっげえええ」ひええっ

 

 

 

 

【夜】

 

白「寝られない」困惑っ

小太郎「あー 珈琲かあ」うわあ。

 

テオドール「私、夜ならいくらでも起きて居られますが ババ抜きでも致しますか?」棺ぱかっ

小太郎「2人でやっても即終わると思うけどな」わおんっ

テオドール「2人?」じっ

小太郎「Σえ?」ぎくっ

 

 

 

 

挿音「お前等なあ
犬にババ抜きとか無茶言うなよ あの前足でどうやってやるんだよ。
あ、クソ ババ来たっ」ちっ

白「やーい」棒読みっ

テオドール「ポーカーフェイスだとこう言う時有利に御座いますよね

Σああああ"っ!!」

白「解りやすいな」

 

 

シロ「喧しいと思ったら
秋の夜長に何やっとるのだ こやつ等は」あくびっ

魄哉「凄い速さでババが移動して行ってますねえ」うわあ。

 


挿音「Σだああまた来た!!
お前等どんだけババ引いてんだよ!」

白「お前もな。」

テオドール「Σあああ終わらないいいっ!」ひいいっ

 


魄哉「まあ、楽しそうで何よりです」うん。

 


九尾「なんじゃ 起きておったんけ
松茸まだ有るぞえ?」ほれっ

挿音「Σお。マジか」おおっ

白「お前 よくそれ人に勧められるな  あ、ババ引いた」

 

 

 

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