小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月8日

 

 

【夜道】

 


粋「立冬だってよ
そりゃ夜冷えるよなー」てくてくっ

テオドール「何で御座いますか?それ」


粋「えーと

その・・      今日から冬!」びしっ

 

テオドール「Σそうなので御座いますか!

あ、それで夕飯鍋なので御座いますねっ」

粋「そうそう。だから早くポン酢買って帰らねえと
カラスの奴 関西出身だからコレねえと駄目らしいし」

 

テオドール「ポン酢のポンとは「柑橘類。」

 

テオドール「ちゃんとご存じの事に関しては 回答お早いので御座いますね」へー。

粋「そりゃ  ん?

Σえ。ちょっとさっきの適当に行ったのばれてた!?」えええっ

 


テオドール「しっ!何かおられます」しーっ

粋「へ?」


テオドール「私は夜道は粋さんより良く見えます故

あー。ホントに治安の悪い町に御座いますね

辻斬りで御座います!」びしっ


辻斬り「Σうおバレた!!」ぎくっ

 

 

粋「うん。なんで毎度 大声でキメちゃうかな」あーあ。

 


辻斬り「おのれっ何者か知らぬが 顔を見られたからには行かしておけ

『まあまあ そう固い事言わないでー。』

 

辻斬り「Σうお!こっちにも居たか
ん?この声   女?」あれっ

 


粋「Σえ。暗くて見えねえ何処!?
おーい 何処の姉ちゃんか知らねえけど逃げろ! コイツやべえ奴だ

ほらテオ 何処に何居るんだよ おい!

 


テオ?」おーい。

 


辻斬り「うわこら女! 何をする!Σどわああ!!」


粋「Σえ!?マジで何が起きて あ。テオ居   Σ何!?」 火の玉ぼっ

 

 

テオドール「Σなんでこんな所に!?!?」ひえええっ

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

テオドール「と言う事で

いとこのジルケ  サキュバスで御座います。」ううっ

ジルケ「どもー。」にこー。

 

一同「なんて?」

 

 

 

テオドール「ですからイトコの

家康「いやそっちじゃないない」

千様「なんで吸血鬼のイトコがサキュバスさんなの?」えー。

 

ジルケ「正確には バンパイアとサキュバスハーフでーす。

パパが落とされちゃったて言えば解る?」へらっ


シロ「な、成る程っ」ひきつりっ

彬羽「悪い事言わん ガキは向こう言っとけ。」

 

ジルケ「やだお兄さんお堅い。
誘惑して良い?」

彬羽「Σ!」びくっ

 

白「あんま虐めると そいつ血吐くぞ。」

ジルケ「えー?

あ、見た目によらず体弱いの?
じゃやめとくか」ちぇー。


家康(いえ、弱いのは胃です その子。)

 

 

白「サキュバスって何だろと思ってたけど だいたい解った。

んじゃその辻斬りって」

粋「俺に言わせる?」遠い目。

白「・・やめといてやる」ああうん。

 


ジルケ「えー。やっぱ日本て妖怪もシャイ?

ねえ。テオ」ひょいっ

 

テオドール「いえあの、私も大して仲良く御座いませんでしたし

近う御座います」距離取りっ

ジルケ「えー?
あんた 長々人の家にお世話になっててそれ無くない?」

 

一同「Σは?」


ジルケ「産まれてすぐにこの子のママが亡くなってー
で、パパは誰か解らないんだっけ?

で、他の吸血鬼に比べてその辺ガバガバなうちに引き取られたんだよね この子。
ママが うちのパパの姉さんだし」

 

粋「Σへ!? じゃテオが子供の頃居た家って」

ジルケ「そう、うち。
おしめも代えたよ?」

テオドール「Σわー!!」ひええっ

 

 

千様「あ、じゃあジルケちゃんのがお姉さん?」あらあらっ

ジルケ「そそ。

この体見りゃ解るっしょ?

いやー 弟が出来たみたいな物でさ
可愛がろうとしたのに この子逃げるわ引きこもるわでさあ」やれやれっ

 


蒼月「なんで こんなセクシーお姉さんと同居イベント発生しててそうなるんだよ?
意味解んないんだけど!! お前それでもオス!?」はああっ?

テオドール「Σエロ蛇は黙ってて頂けますか!
サキュバスに隙見せたら どうなるか解ってんで御座いますか!!」

蒼月「本望だろ大バカ野郎!」くわっ!

 


彬羽「Σ手前等は大声で何の話してんだ!!」うがあっ!

 

ジルケ「まあ。逃げなかったらイタズラしてたけどね」ふっ。

白「テオが引きこもり体質だったの お前のせいじゃないのか?」


ジルケ「えー?
あーまあ 虐められっ子だったし。

東の魔王様さすがっ
動じないね 誘惑して良い?「良くない。」

 

 

粋「つか、お前 こんな姉ちゃん宅に居候してたから 余計に虐められてたんじゃ」冷や汗っ

テオドール「で、御座いますね

ダミアンの奴 人をエロガキ呼ばわりしやがりましてっ」くううっ


ジルケ「それに加えて あたし血族優先の吸血鬼の中で多種との雑種だしー

そりゃ虐められるわ。」あっはっは

家康「うん。 色々独特な人だね」わお。

 

テオドール「Σこんなんだからこの人苦手なので御座いますよ!!」頭かかえっ

 

 


千様「あら? 2人ともどうしたのー?」


白・彬羽(テオも 西の魔王と吸血鬼の雑種なんだけどな。

なんだこの差) ずーん。

 


テオドール「こんな感じなので
この国に来たばかりの時 千様さんにはビクッと致しました」ううっ

千様「へ?どういう意味?」


テオドール「しかし 実際話してみると
ただのセクハラお姉さんで安心致しましたよ」ほっ

家康「うん。ハードルめちゃ低くなってるね」あちゃー。

千様「ねえ?どういう意味?」ちょっと

 

 

ジルケ「素質は有ると思うけど? 」じーっ

千様「別になりたくないからやめてくんない?」

 

 

テオドール「で、何故に日本に?」おそるおそるっ

ジルケ「相変わらず人の顔直視しないよねー。

そこはほら イトコならって事で サタン様から届け物頼まれてさ」荷物よっこらしょ

テオドール「はい?」

 

 

ジルケ「なーんか 誕生日おめでとうってさー」へらっ

テオドール「あのー。私 誕生日解らないので御座いますけど」困惑っ


ジルケ「知んない。
何か勘違いしたんでないの?」

 

 

白・彬羽(なんでこんな時ばっか 直で来ないんだあの親父はっ)

 

千様「ねえ。2人共 ホントにどしたの?」

 

 

テオドール「はあ、まあ後で御礼の連絡しておきますが

で、その 
お帰りはいつで?」ちらっ

ジルケ「普通はいつまで滞在出来るか聞かない?

安心しなよ 用事終わったしすぐ帰るから

なーんか、あたしが居たら アンタの居候先ギスりそうだし」


魄哉「すみませんねえ。
この子 気を抜くと何するか解らない物でっ」真言ぶつぶつっ

蒼月「Σだああ何すんだよジジイ!
なんだよ合意なら良いんだろ!金銭も発生しないし問題ないだろ 邪魔すんなよ!!」金縛りしびびびっ

魄哉「Σだから我が家ですんな連れ込むなって言ってんですよ!!
他所でやれ!」


蒼月「オッケー ジルケちゃんちょい出会い茶屋に「Σだからやめんか!!」くわっ!

 

 

シロ「下品の極みか」引きっ


彬羽「だな。
ガキの教育にも悪いし
長旅の後ですまんが 引き取り願えるか」土産渡しっ


ジルケ「ジャパニーズするめのプレゼントとか初めてだわ」わお。

彬羽「日持ちするぞ。」

 

 

蒼月「Σえ!帰っちゃうの!?」えええっ

ジルケ「ごめんねー

積極的な男はあんまり好きじゃないしー」手ふりふりっ

 

家康「うん。良い狩り場になる所だったね」

ジルケ「あ。 お兄さんも結構許容範囲」おっ

家康「Σ私 オッサンですけど!」ひいっ

 

テオドール「昔っから ストライクゾーンの異様に広い人で 申し訳御座いませんっ」ううっ

千様「ちっさい頃のテオ君から 殿までってなかなか凄いわね」うわ。

 

テオドール「性別オスなら 病院のベットから動けないタイプからゴリラ系まで 幅広くストライクだそうに御座います」


蒼月「俺いったい何なんだよ」おい。

 

 


ジルケ「まあ、アポ無しは良くないよね。
今度はちゃんと事前連絡して ゆっくり来よーっと


ん?」

 

 

千様「今度は何?」

 

白「ややこしい時にややこしいのが来たな」うわ。

 

魄哉「Σ!」はっ

どたたたっ

襖すぱんっ!!

 

家康「Σあ。滝夜叉姫か!」

シロ「ほとんど 平家の亡霊に怯える耳なし芳一だな。」

彬羽「あいつ自身が坊主なんだが」

 

 

がしゃどくろずずんっ!!


滝夜叉姫「ほほほほっ!
今宵も参ったぞ! さあ今日も嫌がり蔑み妾を存分に厄介扱いしてえええ!!」ぞくぞくっ

 

粋「相変わらず性癖捻れてんなあ」うわ。

テオドール「ジルケがマトモに見えるから不思議に御座いますよね

ん?」

 

 

ジルケ「やだ おっきくて色白の イケメンっ!」きゃー!

がしゃどくろ「Σ!?」

 


一同「Σストライクゾーン広すぎる!!」えええっ!

 

 

ジルケ「でもー。サタン様に異国でそう言う事しちゃ嫌いになるって言われてるし

ごめんね。でも私の事は嫌いにならないでね」にこっ


滝夜叉姫「おい、何だこの変態」困惑っ

白「お前が言うな」

 

 

彬羽(いや それよりテオの親父とどんな関係なんだっ)冷や汗っ

粋「カラス? 顔色凄えぞ
変態頂決戦キツいの解るけど「いやそっちじゃねえ」

 

 

 

ジルケ「と言う事で テオもまたね。」手ふりふりっ

コウモリ羽バササッ!

 


がしゃどくろ「!」ずしーん!


滝夜叉姫「Σえ。ちょがしゃどくろ!?

何故勝手に うわちょこらああ!妾の言う事が聞けんのかああ!!」ひええっ

 

 


千様「滝夜叉姫のがしゃどくろ。
ジルケちゃん追いかけて行っちゃった」あらあ。

テオドール「またねって
また来る気に御座いますか!?」ひええっ

 


家康「なんか 思ったより気の効く子じゃない?

あれがしゃどくろ魅了して連れてってくれたよね?」おや。

蒼月「だから此処まで残念がってんじゃん。

えー。俺 あの子にとっちゃ骨以下なの?」むすっ

 

 

白「嫌いでも世話になったんなら挨拶くらいしような?」

テオドール「Σう!

じ、次回はきちんと致しますっ」うううっ

 

 

 


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大江山

 

 

ジルケ「わっすれてたー
うちの可愛いテオを虐めてたダミアン、此処に居るんだってー?

お!やだ 良い男になっちゃて」

ダミアン「Σうおおお出たああ!!」ひええっ

 

 

人魚「あの このセクシーなお姉さんは?」おそるおそるっ

ダミアン「テオドールの保護者だ!
子供の頃何度シメられたかっ!」ひええっ

 

ジルケ「そんな怖がらなくてもさあ。
ほら そこはお互いもう大人なんだし? 今は仲良くしてくれてるかなー?」んー?

ダミアン「Σ何を近づけておるか!こらやめろ痴女!!」うわああっ

 

 


酒呑童子「良く解んねえけど外でやれー」しっしっ

茨木童子「山だから 外っちゃ外だけどな。」

人魚「良いんですか?」えー。

 

 

ジルケ「よし。お仲間の許可出たし
お姉さんと結婚するか?
あの頃ホントは羨ましかったんだろー?」ふふふっ

ダミアン「Σ違あうっ!!
ちょ 誰かあああ!」うわああっ!!

 

 

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